星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

東京鑑定は10月20日(金)までです。名古屋鑑定は10月24日(火)~30日(月)です。 大阪鑑定は11月1日(水)~6日(月)です。大阪ホロスコープ講座11月3日(金・祝)、5日(日)に開催します。 詳しくは本サイトをご覧くださいませ。http://tsubobo.com/contact.html 「星占い師」で検索してもらっても、本サイトがトップに表示されるようになりました。ありがとうございます。

本サイトは http://tsubobo.com アスペクトから学べば、ホロスコープ星占いを楽しく実践的に習得できますよ、と言いたい。自分や他人の性格、運気の流れを読めるようになると、人生が楽になります。

西洋占星術

キロンと火星

星占いの本やネットに載っている説の中には、当たっているものもあれば、そうでないものも多くある。書いている人は、星のイメージから、連想しているんでしょうけど、実際にはほとんどそんな現象は起こっていない、もしくは今の時代ではほとんど起こらない現象だったりする。

で、星占いを勉強するに当たっては、何が必要かというと、実際に書かれていることが当たっているかどうかを確かめる必要があるということ。自分なりにね。
たいていは、その説をまず自分に当てはめてみる。そもそも自分に当てはまっていないものは、信用できないし、それを他人の鑑定に使用することはまずできないですわな。

まず自分に当てはめてみて、それで当たっていたら、今度は家族や友人などに当てはまっているか、実際にフィールドワークして、“どのくらいの確立でその説、理論が使い物になるか”を見極めていくと。よく当たるものもあれば、ほとんど当てはまらない、全く当たらないものもある。

となると、そりゃ、まずはよく当たるものを知りたくなる。
で、私が実際に鑑定していてね、結構、よく当たると思われるものの1つが、火星とキロン(Chiron)の0度アスペクトなんですよ。重なっているということ。このキロンは小惑星で、といっても、彗星という面も持っている星で、発見されたのが1977年。だから、昭和の古い星占いの本にはまだ登場しなかったりする。そもそも歴史が浅いから、星占い上のデータが少ないのですよ。ホロスコープ上のマークとしては、kとoと縦に重ねたようなもの。言い方は変だけど、○の上にアンテナが乗っているような形。
最初の頃は“傷ついた”星とも言われ、今は“補完する”星とも言われている。補完するとは、補うという意味。たぶん、最初に欧米の西洋占星術師がその意味を語ったのだけれど、それがちゃんと翻訳されず、何となく“傷ついた”という言葉になって、日本に入ってきたのではないかな。そのうちにちょっと違うなぁという感じで、“補完”“補いたがる”のような日本語訳に置き換えられていったのではないかと予想がつくんですけどね。
しかし、本やネットの解釈を読んでいると、その“傷ついた”というイメージがどんどん一人歩きしているようにも見える。実際、私も最初の頃は、鑑定の時、“傷ついた”のイメージに引っ張られて、相手の言っていることとちぐはぐになり、上手く鑑定に使えなかったですね。
傷ついた=コンプレックス のように書かれていることが多いけれど、鑑定してみると、どちらかと言えば、“補いたがる”というニュアンスの方がピタッとくるような気がするのですよ。だから、最近は“補完”という言葉になってきたのかなという気もする。

で、生まれた時のホロスコープで、火星♂にキロンが重なっていると、どんな現象として現れるかと言うと、ジムに通っている人の確立がかなり高い。ジムというのは、身体を鍛えるジムのことですよ。私の鑑定の経験では、80%ぐらいかな。あくまで私見だけど、星占いの説の中ではかなり高い方だと思う。
“火星×キロン=ジムに通っている” で覚えてみましょう。 
鑑定してみて、もし、その人の火星にキロンが重なっていれば、
「ジムに通っていませんか? もしくは、サプリメントをよく飲まれているとか。」
というふうに尋ねてみる。
ジムに通っている、通っていた可能性が80%で、サプリメントを飲んでいる可能性もかなり高く、両方合わせると90%ぐらいになるんじゃないかな。
先日鑑定した女性は、その夫のホロスコープの火星にキロンが重なっていた。だから、私の経験則通りに“旦那さんはジムに通っていませんか?”と訊いたら、やっぱり通っていた。で、娘さんのホロスコープを見たら、また火星にキロンが重なっていた。さすがに2度は早々当たらないだろうと思っていたが、その娘さんは腹筋オタクだった。あのテレビのCMでやっていた腹筋の鍛える器具を使っているそうで。

ジムに通っている人を想像してもらえれば分かるのだが、実際、私なんかよりも鍛えられたいい身体をしている。少し前の星占いのキロンの説明では、キロンは傷ついているので、火星(肉体、健康も意味する)にキロンが重なると、持病持ち、身体が不自由な人と説明されていたりしたが、実際には、ほとんどそんな人に会わない。むしろ、マッチョだったりする。
ちなみに、ジムとは限らない。地方の人の場合、ジムの環境が無かったりするので、“職場まで5kmを自転車で通っています。”という女性もいた。その人の場合は、車も持っているが、雨の日にしか、車で通勤することはないと言っていた。
健康に気にしているのは、これは肉体にコンプレックスを持っているからだとも想像できるが・・・、鑑定して、相手の話を聞いてみると、“コンプレックス”というマイナスな印象を持つ言葉をわざわざ使う必要はないように思えてくる。むしろ体を鍛えることをただ欲しているようなのだ。十分に健康だ。だけど、もっと鍛えたい、補いたいという欲求を持ってしまうのが、火星×キロンなのだろう。

キロンはどうも、“十分に持っていたとしても、尚も欲しくなる性質”と言えるんじゃないかな。
星と重なると、その星の性質に対して、もっと欲しくなる、飢えるというものになると。

例えば

水星☿×キロン は、かなりの読書家だったり、バックパッカー経験を持っていたりする。好奇心が強く、情報や知性がもっと欲しいとなるのだろう。

金星♀×キロン は、服やアクセサリーを多く持っていたり、部屋中に靴箱が溢れていたりする。美や快楽を求める欲求が強いのだ。実際、アクセサリー作家になっていたりする人も多い。

木星♃×キロン は、たとえ裕福であっても、お金への欲求が強かったりする。もっと欲しくなるという意味。木星♃×キロンの有名人としては、トランプ大統領ですね。

土星♄×キロン は、自分から責任、役割を背負い込む人です。“それは私に任せて下さい。それも、私がやります。”といった具合です。

太陽☉×キロン は、何に対しても、不足感を感じる人となりますね。だから、一見すると努力家だったりすることがあります。

月×キロン は、淋しがり屋ですね。心に飢えているという意味で。スピリチャル系の言い方をすれば、“ソウルメイトを求める人”となるでしょう。

まぁ、上の6つも結構当たるものですね。火星×キロンほどではないけれど、“その通りです”と言われることが確立が高いから、こちらも安心して言いやすいものです。

他にも、天王星×キロン(個性を求める人)、海王星×キロン(夢や感性を求める人)、冥王星×キロン(権力、破壊を求める人)というものありますが、ここまで来ると、そこそこしか当たらなくなりますね。
そもそも、天王星×キロンの人に、“あなたは個性を求めていたり、個性に飢えている人ですよね?”という質問を投げかけても、相手にとっては“???”だったりする。そんな気もするけど、どうなんでしょ、みたいな。リアクションが良くないのですよ。

上に書いたものは、キロンと0度で重なっている場合を書いたけど、説明してある本やネットによっては、180度でも同じような効果があると書いてあったりするが、実際には、当てはまる確率は半分以下になっていると思う。

MCにキロンが重なると、働きたがらないという説もある。これは働きたがらない人の都合の良いいい訳になっているかもしれせんが、当たっていないでしょうね。だって、私はMCキロンの人でも、創業社長としてバリバリ活躍している人を何人も見てきていますから。とある大手有料占いサイト制作会社の社長さんもMCキロンでしたよ。

星占いの説の中には、よく当たるものと、ほどほど当たるものと、まったく当てにできないものがあるということですけどね。で、星占いを披露する場合、やっぱり最初から当てていきたい訳ですよ。漫才、落語と同じで、頭の“つかみ”が大事なんですよ。始めから、外してばかりいると、お客さんにしろ、友人にしろ、“この星占い師、当たるのかしら?”なんて思われてしまい、話すことを信じてもらえなくなる。
だから、私なんぞは、経験的に当たりやすいものの順に話していくのですよね。

例えば、ハウスで言うなら、

木星が8室にあったら、遺産をもらいやすい人。
木星が12室にあったら、サイドビジネス、副業などで稼ぎやすい人。
土星が8室にあったら、会社、お墓や苗字を受け継いだり、親の老後の世話をする可能性の高い人。
金星が10室にあったら、人から趣味のような仕事だね、って言われるような職に就いている人。
太陽が12室にあったら、秘密主義者。もう一つの顔を持っていたりする人。
土星か海王星が11室にあったら、引っ込み思案、人見知りする人。

他にもあるけれど、この辺りが当たりやすいものですね。
で、これらで、ハウスはよく当たるじゃんと思って、他のハウスのも診ると、ほとんど当たらなかったりするものが結構ある。当たっているかどうかは、相手のリアクションを見ていれば、まぁ、分かりますよ。

さらに、中には当たっているか、当たっていないのか分からないものもある。星占いの説明の中には、

土星が5室にあったら、子育てで苦労する人。

というのもある。
だってさ、子育てで苦労しなかった人って、いないんじゃない? みんな苦労するでしょう。どの程度かということになるだろうけど・・・かなり苦労する人と言われても・・・その境目は?みたいな。
逆に言えば、これを言えば、当たるということでしょう。子育てしている人みんなに当てはまるんですから。

西洋占星術を学ぼうと、本などを買うと、その内容が均一にすべて正しいことが書いてあるように思えてくる。それは、他の一般書籍の内容がおおよそ全体的に正しいことが書かれているからであって・・・。資格取得のための学習書とか、パソコンの扱い方の本とか、新しい車のカタログ誌、旅行ガイドブックとかね。
本に書かれていることは正しいという、その先入観で、西洋占星術の学習の本を読むと、間違えるわけです。よく当たるものも、そこそこ当たるものも、ほとんど当たらないものも並列で書かれていて、同じように正しいと思って、覚えてしまう。しかし、実際に鑑定してみると、当たるレベルが玉石混合であることに気づくわけですよ。
本当は、説ごとにどの程度当たっているのか、☆の数で示してあったりするといいんだけどね。
でもそうじゃないから、西洋占星術の星占い師には実際に鑑定する経験値が重要となってくる。つまり、自分で見極めるしかないということですよ。

星占い師の仕事は、鑑定を依頼してきた人の悩みを聞いて、その人の問題解決の手助けをすること。
言ってみれば、カウンセリングのようなものだけど、そもそも占いそのものが当たっていないと信頼されず、悩みを打ち明けてはもらえない。現実には、悩みを誰かに聞いてもらうだけですっきりするお客さんも中にはいるが、それは、心理学の知識をもったカウンセラーに任せるとして・・・星占い師は、本人の性質、過去、未来を見通せないと、悩みの解決の手助けができない。
となると、星占い師は、よく当たる説を揃えておく必要があるわけで・・・だから、私は、自分がよく当たると思われるものしか、実際の鑑定では使用しない。

例えば、新型の機関銃が開発されたとして、テストもされていない機関銃を持って、IS掃討作戦に行けと言われても、困るのだ。砂漠の熱と砂で暴発するかもしれない機関銃で、実戦で戦うことは怖くてできない。
同様に、鑑定される方も、当たるのか当たらないのか分からない占いで、転職の時期や結婚相手との相性という人生の大事な場面のアドバイスをされてもね、困るわけですよ。当たるかどうか分からない占いなんかで占われてもね。
占う方がね、実戦に使えるかどうか、ある程度、自分で確認してからでなきゃ、使っちゃ、ダメということですよ。西洋占星術の本やネットをまるっと信じちゃ、ダメですよ。あくまで参考程度にすると。

でも、まぁ、とりあえず、自分の星占いが当たることを“まずは”相手に認めてもらわなきゃならない。最初に確実なパンチを打っていきたいわけですよ。
相手のホロスコープを見て、もし火星とキロンが重なっていたら(この確率は36人に1人)、
「ジム通いか、サプリメント飲みをしていませんか?」
と尋ねてみて下さい。

よく当たるので、“え、そんなことまで分かるんですか”といいスタートを切ることが、たぶんできるんじゃないかな。

星占い新作動画をアップしました。「会社の運気の読み方」

お待たせしました。ついに新作動画をアップしました。
今回は「会社の運気の読み方」です。
会社の業績予測や、自分との相性の診方を紹介しています。今、注目の東芝をはじめ、大手3社を事例に紹介させてもらいました。
前から転職相談はよく受けて、この手法を使ってきましたが、最近は経営者からの会社についての相談も増えてきて・・・思うに、星占いをマスターしたい人は見に付けておいた方がよい鑑定法でしょう。
今までサンプルが少なく、疑わしかったので、広く伝えるのは止めておいたのですが、いろいろ診てきて、何となく、当たっているような気がしてきましたので、VTRを作成しました。


    

https://youtu.be/XKov7sdEH6U
星占いをどの程度、参考にするかは自己責任でお願い致しますね。
特に、投資、株式運用に利用しようという方には、責任を負いかねます。そりゃ、無理ですよ。自己責任で。

なお、基本編をご覧になっていない方は、こちらをまず見て下さい。




アスペクト表は私の本サイト
http://tsubobo.com/index.html

にあります。






2018年、赤ちゃんを産むなら この日だ!

最初に事務報告ですが、4月29、30日の大阪ホロスコープ講座はすでに申込みがともに8人以上あり、予定の半分を越えました。思えば、前回の昨年11月はつい前日まで3人だったことを考えれば、えらい成長で、と言いますか、前回評判が良かったので・・・大阪の(おばちゃん?の)口コミ力は大したもんやで、と関心しつつ、感謝であります。
“つぼぼさんの星占いの講座は、そりゃ、おもろいし、分かりやすいし、ええで。だまされたと思うて、あんたもいっぺん行ってみぃ” って感じかしら。

先日、鑑定させてもらったのが、妊婦さんなんですよ。リピーターさんです。
1年以上前に鑑定させてもらって、予定通り結婚し、上手いこと授かったと。今年の夏に出産予定。で、彼女は、無痛分娩という、麻酔で痛みを和らげて出産する方法を選ぼうか悩んでいた。無痛分娩というのは、麻酔で痛みを10分の1ほどに抑えながら、陣痛促進剤を使って計画的に出産させる方法。出産の日が設定できる。出産の日を設定すると言っても、お腹の中の赤ちゃんが十分に育っていないといけないので、だいたい出産予定日近くになる。
で、彼女の場合は出産の日を病院側が提示してきた。
彼女は、その日がいいのか、もしくは自然分娩にして、出産予定日どおりにした方が良いのか、と悩んでいたのだ。
病院の提示した日は、出産予定日、いわゆる40週よりかなり早かった。そうなると、結構、生まれた時のホロスコープが違ってくるのね。
7月中旬が出産予定日なのだが、病院が提示してきた無痛分娩の計画出産日は、実はあまり良くない運気の日で・・・星占い上、やんちゃな子になってしまうのだな。元気に生まれてきてくれれば、それで良いのだろうが、この星並びの子は、ちょっと育てるのに苦労する。元気すぎるのだ。しかも、父親、つまり彼女の夫との相性が良くない。やんちゃな上に、プライドの高い夫とケンカしやすい相性になっている。火星♂×冥王星♇×太陽☉で凶角Tスクエアができてしまう。凶角腕力をぶつけうケンカになってしまうかも。
一方、自然分娩の予定日頃ならば、金星♀×木星♃が吉角120度で人気のある子になる。さらに水星☿×土星♄×天王星♅でグランドトラインも形成される。その水星にはドラゴンヘッドもくっ付いている。頭の良い子になるだろう。母、父とも相性は悪くない。特に母親とはエロ星(金星♀×火星♂の吉角)ができるので、乳離れが遅くなったり、大きくなっても一緒にお風呂に入っていたり、スキンシップを取りたがることだろう。
ただ自然分娩の場合、出産予定日が1週間ぐらいズレることはよくあるから、先に星占いをしておいても思い通りにはいかないかもしれないけどね。

なぜ、ここで具体的に7月の、その日付を出さないかというと、実際に、やがてその日に出産する人がいるだろうし、その人が私の “やんちゃんになる” と書いたことを気に障られるのが心配だから。自分の子供のことになると、みんな必死ですよ。姓名判断の画数なんか、“参考”どころか、“絶対”ですからね。この日に生まれたら、大変!なんて書いた日に生まれたと分かったら、相当気分害するだろうな、ということで日付の記載は控えさせてもらいます。

で、彼女は、無痛分娩を止めようと考えてくれたわけだが、・・・考えてみれば、病院の方がね、4ヶ月も先の話だから、日程調整をしてくれれば良いのだが、・・・実は私も小さい子供がいて、出産はそれほど遠くない過去だから実状を知っているのですよ。
今は、少子化のせいか、出産できる病院がぐっと減ってしまった。しかもどの地域でも人気のある病院に集中している。そんな具合だから、半年くらい前には申し込んでおかないと、入院する部屋の空きは無いのだ。またその人気の集中する病院というのは、当然のように個室で、ホテルのように清潔で広々としていて、食事がそこそこ美味しかったりする。そういった情報はSNSなどですぐに拡散してしまうから、余計に妊婦が集中する。人生で最も重要なイベントの1つですから、皆、頑張っちゃうのですよ。
そんな状況で、「無痛分娩の7月○日の予定を変えてもらえませんか。」なんて、とても言えない。それなりに理由がいるだろう。
“星占いで診たら、悪い日なので・・・” と言っても、病院側が承知してくれるかどうかわからない。
渋る看護師さんの顔が目に浮かぶ。ただのわがままと受け止められかねない。
もう一点、家族にどう話すかということだ。彼女は九州へ里帰り出産するのだが、母親などにも予定日を変えたい理由として “星占いで診たら、やんちゃな子が生まれそうなので” なんて言うのも・・・どうだろう? まぁ、母親の方がそういうことに熱心だったりすることもよくあるけど。まぁ、私の星占いがどこまで信じてもらえるかということもあるけどね。

かといって、自然分娩となると、無痛分娩に比べてはるかに激痛を伴うことになる。
いくら星占いで運気の問題とは言え、彼女にわざわざ激痛を伴わせるのは心苦しい。
結局のところ、最後に選ぶのは彼女なんだけどね。

こういった妊婦さんからの鑑定依頼は何度も受けてきた。
できれば、時間も指定して、上手いこと、木星♃、金星♀、太陽☉の星をMC(天頂)か、ASC(東の地平線)に持っていきたい。2度目の帝王切開の場合は、病院側と話し合いで時間を決めたりする。と言っても、極論を言えば、夜中の2時とかはできない。普通、病院は午前中に外来診察、午後に出産の手術という具合にスケジュールを組んでいるからね。だからせいぜい、午後から夕方にかけての時間でしか産むことができない。順番というものがあるので、予約した後で、都合良く時間変更するのは難しいものだが・・・でも、以前の鑑定したお客さんは、

「夫に立ち会ってもらうには、仕事の関係上、午後2時頃でないとできないのです!」

と病院側に訴えて、時間変更希望を押し通した。もちろん、夫の仕事の話は嘘である。
まぁ、それでも出産の時間が10分、20分ずれることは考えられるけどね。

そもそもすでに妊娠していたら、出産の日を選べるといっても、せいぜい前後1週間の幅だろう。
本当に良い日を狙いたいのだったら、最初から出産の日を狙って、“種付け”をすれば良いのだ。狙った日の8ヶ月前に“種付け”をするということ、でしょ?

そんなことあるのか、って?

実は4年半ほど前、まだ私はMIXIのコミュで、“2013年7月を狙って、みんな頑張れ~”って書き込んでいたことがある。
その時は、コミュの参加者たちと“分かりました! 頑張りまーす! (^O^)/” といった冗談のようなやりとりをしていた。

というのも、2013年7月の間はおよそ1ヶ月間に渡って、木星♃、土星♄、海王星♆のグランドトラインができるからだ。グランドトラインのことを私は、“幸運の大三角形”と呼んでいる。120度吉角が3つ組み合わさってできる正三角形の形だ。
グランドトラインは珍しくない。しかし、その構成しているものが、太陽☉、水星☿、金星♀あたりだと、1週間ぐらいしか持たない。でも、出産では1週間ぐらい前後にずれてしまうことがある。狙う“的”が狭いと外れる可能性が高くなるのだ。
しかし、木星のようにゆっくりの星ならば、1ヶ月間ぐらいは、グランドトラインが続く。“的が広い”のだ。しかも、木星♃(財運、拡大)、土星♄(堅実)、海王星♆(感情)といったなかなか幸運の実感度が高いグランドトラインである。
さらに、その前の6月にも、たとえ木星が到達していなくても、水星☿、金星♀、太陽☉がその地点を順番に通過し、グランドトラインのできる可能性の高かったのだ。図形の話は文章では、必要以上に難しく聞こえるので、まぁ、実際にホロスコープチャートを作ってみてくださいな。
例えば、以下のサイトのシングルチャートでね。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

当時は、こんなことを冗談半分で笑い話にしていたのであるが・・・

イギリス皇室のキャサリン妃は、2013年7月22日16:24(英国夏時間 UTC+1:00)にジョージ・アレクサンダー・ルイスを出産する。ロンドンの病院である。
イギリス皇室は西洋占星術をかなり用いているという話はよく聞くので、私たちが冗談で話していたことを本気で実行していたのかもしれない。だって、前年の2012年のロンドンオリンピックもね、あの年って、Tスクエア(凶角の詰め合わせ)が連続して多くできていたのに、オリンピック期間中は見事にそれを避けて日程を組んでいるものね。本人たちはその気でなくてもね、周囲がねぇ・・・妙に献立にすっぽん料理が多くなったとかね・・・。
ちなみにキャサリン妃は、麻酔や痛み止めは一切使わなかったという。キャサリン妃は、完全な自然分娩にこだわったそうだ。ということは、無痛分娩や帝王切開ではないので、時間までは操作しなかったということかな。ハウスに関しては諦めていたのかな。まぁ、10分単位で狙うのは難しいし。
実際にホロスコープチャートを作ってみれば分かるが、木星♃、土星♄、海王星♆どころか、その木星♃にぴったり火星♂まで乗っかって・・・つまり4つの星でグランドトラインができている。まぁ、水の星座でできているから、感性豊かな優しい王子になることだろう。

で、妊婦の相談者を鑑定していて思ったのは、先にそんな日程を知ることができればいいのになぁということで・・・そろそろ子作りを考えている人のために、特に良い2018年の出産日和を教えていきましょう。 “種付け”をしてから8ヶ月後を考えると、まぁ、このブログの日付からすると、現実には2018年になってしまうものね。
実は割に来年は陽気な子が生まれやすいのよ。木星♃×海王星♆の吉角120度が長くできているのね。合計すると半年間ぐらい。この木星♃×海王星♆吉角を私は、“バブル星”と呼んでいてね、海王星♆は感情、木星♃は拡大ということで、感情が大きくなりやすい=陽気になるということを意味している。で、実際、凹まない性格になりやすい。また実力以上に評価されやすい人になる。でも、気が大きい分、図々しかったり、大雑把だったりするけど。
ゆっくりとした進行の木星♃や海王星♆で120度吉角が出ているということは、あと1つ、120度位置に星があれば、グランドトライン“幸運の大三角形” になるということなのよ。
それがね・・・

・5月29日~6月5日: 金星♀×木星♃×海王星♆ = バブル人気星グランドトライン
 実力以上に人気のある子になるでしょう。

・6月18日~22日: 水星☿×木星♃×海王星♆ = バブルメディア運グランドトライン
 情報発信する力が群を抜いているでしょう。今だとテレビなどのメディアに縁のある人だろうけど、この子が大きくなる頃には、次世代のメディアだろうね。

・7月3日~11日: 太陽☉×木星♃×海王星♆ = バブル星グランドトライン
 かなり陽気なポジティブ思考で、よく実力以上に評価される子になるだろうね。
しかも、この時同時に 金星♀×土星♄×天王星♅ でもグランドトラインができている。癒し系で個性派の性質を持つだろうね。つまりW(ダブル)グランドトラインの子になるということだ。

正直、上の3つの時期とも1週間前後なので、決して2013年7月の時ほど的は広くない。
でも、オーブ(ズレ幅の許容範囲)を5度くらいと狭く見ているので、もう前後1,2日くらいはグランドトラインと見るだろうし、オーブを10度として見る星占い師なら、前後5日くらい広がるかもしれない。そうすると、5月終わりから7月半ばまで日にちが結構つながってしまうのよ。的は広いかな?

あまり専門的な話をすると、頭が痛くなるだろうから、スルーしてもらってもいいのだが、実は冥王星♇(権力、頂点)がカイトの位置にある。つまり、権力や地位のある人に引かれて、グランドトラインの力を発揮するということだ。
細かい話をすれば、グランドトラインはできるけど、エロ星や口ケンカ星(水星☿×火星♂の凶角)といった悪い星もできるけど、まぁ、それらを差し引いても、幸福感の高い子になるだろうね。

あと、気になる点は、親との相性だが・・・こればっかりは、個々にダブルチャートのホロスコープを作って2人を照らし合わせて鑑定していくしかない。本人が幸せでも、相性が悪いと、親は辛いかもね。

私の知り合いの中には、不妊治療に10年苦闘したり、欲しくても、どうしても子供ができなかった夫婦もいるから、本当は授かれるだけでも十分に幸せなことなんですけどね・・・。
そういう意味では、生まれる日まで計画的に考えていこうというのは、贅沢な悩みなのだろうね。        


西洋占星術はAI(人工知能)化していくと思うのよ  

前回、西洋占星術は、西洋人の思想をベースにしているから、“誰にでもできる”“ ”分業化“ ”マニュアル化“ がしやすく、そのため、協業することで技量の進歩をさせやすいはず・・・なんてことを書かせてもらった。
チームやユニットを作って、相談者相手に3人くらいが鑑定をしている姿なんてのも面白い。すでにネット上では、ホロスコープチャートを作るサイト、サインの意味を解説しているサイト、サビアンの説明をしているサイトなど、分業化している。こんなことができるのは西洋占星術の特質でしょう。

でも、分業化、マニュアル化することで、次に出てくる可能性というのが、AI人工知能による自動鑑定化ではないかと、今回、私は妄想半分に言いたい。

西洋占星術はホロスコープチャートを使って鑑定する。そのチャートを読み取る主なポイントは、太陽〜冥王星といった10個の星が、①どの星座(サイン)に入っているか、②どのハウスに入っているか、③星同士がどんなアスペクトを作っているのかという3点。その3点が描かれているデータなのです。ただやみくもに幾何学的な図が描かれているわけではありません。実はシンプル。そして、その①〜③に関しては、もう既にたっぷりデータはできている。市販されている本や国内外のサイト上を見ればいくらでも出てくる。

ただね、①だけでも10の星が12星座のどこに入っているかを書き上げると10の文章が出てくる。②でも10の文章が出てくる。そうなると、20の文章が出てきて・・・となると、互いの矛盾するような意味が生じてくるのですよ。一方では、穏やかな性格と書かれ、もう一方では活気あるとかね。一方は、節約家と書かれ、もう一方は見栄っ張りとか。
星座はその人の性格面と表し、ハウスは実際のどんな生活面で出てくるかを表す。・・・さらにアスペクトときて、こうなってくると情報が多過ぎて・・・現実にはいったいどんな姿の人間なのか、わけが分からなくなる。

で、星占い師という人間は何をしているかというと、“経験的”にそれらのデータ情報を整理して、相手に伝えているのですよ。
“経験的”というのは、現象が出やすいものとか、出てくる順位というものが、何となく頭の中に整理されているということ。例えば、MC(天頂)に火星があれば、たとえ、蟹座に金星があっても、攻撃的、男性的な性格として表面に出やすい。これは私の経験による考えですがね。
MC火星は、男性的でマッチョな性質を社会で出しやすくなる。蟹座に金星があれば、家庭愛情で、どちらかと言えば女性的になる。この2つが出ると、男性的なのか、女性的なのかよく分からない。矛盾するように思われる。実は本を読んでも、出やすい順位が書かれていない。
でも、星占い師として経験を積めば、お客さんから経験談を聞かせてもらったり、鑑定の反応を多数見ていて、MC火星の方が強く出る、周囲の人にそういった印象を与えていることが分かってくる。
だから私は、星占いをするには、本を読んで知識を覚えるだけではなく、実践が必要で、数多くこなすことを講座等で伝えている。もちろん、ただ鑑定数を増やせばいいわけではなく、1つ1つを経験値として、データを整理できる能力を高める財産ことが大切だ。逆を言えば、自分の鑑定結果を一方的に伝えて、ただ数だけを増やしていても、その星占い師の腕は向上しないのですよ。

つまり、星占い師がやっていることは人間的な作業ではあるが、どう星占い上の星座、ハウス、アスペクトなどのデータを繋ぎ合わせるのかということ。相手が男性か、女性か、既婚者、未婚者か、年代は、などなど相手に合わせ、自分の過去の鑑定経験と照らし合わせて、どう星を読めば、当たり感が出てくるか。平たく言えば、“それ、当たっています!”と驚かせられるか。そのために、脳みそをフル回転させ、データを引き出し、繋ぎ合わせていると。そして分かりやすく整理して、お客さんに提供している。

こうシンプルに書いてしまえば、誰でもできそうな気がすることだろう。ただ覚える知識量、データ量が結構多く、さらに整理するための経験値もそれなりに必要と。

で、このデータを当たりやすい形につないでいくパターンというのは、おそらく、自己学習機能を持ったAI 人工知能がやがてできるようになるのではないかと思う。今、AIって言葉流行りつつあって・・・かつてのITという言葉のように、当たり前になっていくのでしょうけどね。
で、西洋占星術は、分業化、マニュアル化、つまり知識の共有化をしやすい面を持っているので、これらをベースにすれば、あとはAIがそれを整理するパターンを自分で発見し、習得、修正してくれれば、自動鑑定できるのだろうなと。

夢物語と思われるかもしれない。
でも、私は、かつて同じような社会の進化を耳にしたことがある。私の知り合いに気象庁に勤めていた人がいた。その人の話であるが、1990年頃、気象庁は気象予測にスーパーコンピューターを導入した。それまでもコンピューターによる気象予測の試みをしていたが、計算速度が追い付かず、まったく役に立たなかった。1990年頃になって、やっと実用化を目指せるほどの性能を持ったスーパーコンピューターが出てきたということだ。まぁ、現在のパソコンに比べれば、“スーパー”とはとても呼べないものだろうけど。計算方法は、日本及びその周辺の大気の状況を平面、高度とも一定の間隔おきに網の目のように、温度や気圧、湿度、風向きなどを調べ、それらを入力する。大気が膨張などから、どのように雲が発生し、どの地域にどんな天気をもたらすかを予測するのだ。
そして実際の天気と照らし合わせ、当たっている部分、ハズれている部分を見て、それらのデータの使い方、予測の計算式を修正していく。
今のAIのような自己での学習機能が無かっただろうから、その修正においては気象庁の職員が手入力でしていたことだろう。
で、そのスーパーコンピューターは気象予測をし始めるのだが、当初はハズれてばかりで、予報士たちに馬鹿にされていた。今でもそうだが、人間の予報士が各地の気圧や風向き、温度の書かれた表を見ながら、天気予報をしていたのだ。
全国各地の気象観測データは気象庁が発表するものなので、同一のものである。それを各予報士がどう解釈していくかということによって、天気予報が異なってくる。予報がいろいろあっても、もちろん、正解は1つである。各予報士が毎日毎日、当たったりハズれたりして学習していき、経験を重ねて的中率を高めていくという、実は、勘と経験がものをいう職人の世界なのだ。
ところが気象衛星など観測技術が発達し、温度、湿度、気圧、風向きなどの集められるデータ量が膨大に増えた。予報士たちは、あまりのデータの量の多さにとても頭の中では整理ができなくなった。また自分の天気予報がハズれたとしても、事細かくデータを照らし合わせ、反省することすら難しくなった。だって、すぐに翌日の予報をしなければならないし。早い話、時間が足りない。人間の記憶量にも限界があって・・・翌年の同じ季節の頃には、もう忘れていたりして。
一方、スーパーコンピューターは着実に膨大なデータを簡単に読み取り、修正し、経験値を圧倒的に高めていく。日々成長し、過去のデータも的確に引き出し、活用できる。
その結果、1995年ごろには、的中率において人間の予報士を越えてしまったそうだ。わずか5年ほどである。そして、気象庁は、人命に関わる大事な台風の進路予報においては、コンピューターの予測を用いると決定したそうだ。
今では、市町村単位、1時間単位でのピンポイントの天気予報が高い的中率で行えるようになった。25年前では考えられない進歩だ。

膨大なデータ、サンプルが集められれば、的中率においてコンピューターは人間を越えてしまうという例だ。

では、話は星占いに戻って・・・人間に合わせて修正をするためのサンプルデータをどう集めたらよいか。90年代のスーパーコンピューターより進んだ現在のAIでも、膨大なデータは必要なままのだ。コンピューターに活躍してもらうにはデータを集めるしくみを作らねばならない。
という話になるのだが・・・これも似たような例がある。

今、音声認識という技術がある。テレビCMで宣伝している、スマホについている機能ですよ。スマホに向かって、喋るだけで、検索などをしてくれたり、メールを打ってくれたり。日本語ではまだ完成度は低いけど、出始めの頃に比べて、かなり精度が向上したと思う。
この音声認識はどう開発されたか。
人間の言葉は発する人によって、音が高いだの、低いだの、いろいろある。その人間というものを相手にしている分、音質に幅がかなりある。世の中には妙な声の人もいれば、話すスピード、アクセントが多様だ。
どこまでズレが生じるものなのか、類似性をどう見い出せばよいのか、そのためには、膨大な数の人の喋り方をサンプルデータとして集める必要があった。

グーグルはそのデータを集めるために、無料電話番号案内のサービスを始めた。
日本でも、電話番号案内のサービスはある。104だ。昔は無料だったが、今は60~150円かかるし、もうネットで簡単にお店や会社の電話番号が調べられる時代なので、104を使う人はぐっと減ったことだろう。
もともとアメリカでも番号案内は有料のサービスだった。それをグーグルは無料で始めたというわけ。2007年から2010年まで続けられた。GOOG-411という。有料だったサービスを無料で使えればね、そりゃみんな使うわけですよ。私はいったいどれほどの人が利用したかは知らないが、アメリカは日本の人口のおよそ2倍だし・・・2年半あれば・・・数十万件? 数百万件だろうか?
とにかくグーグルは膨大な音声データを集めることに成功し、AIで類似性を見つけさせて、今の音声認識のシステムを作ることに成功したというわけ。そして今なお、スマホで音声サンプルデータを集め続け、もっと完成度を高めていってると。そんな膨大なデータのことを、流行の言葉でビックデータをいうけどね。

同じように、西洋占星術でも、サンプルデータを集めることで、AIに学習、修正させて、①どの星がどの星座に入っているとどうなるのか ②どの星がどのハウスに入っているとどうなるのか ③星同士のアスペクトはどんな現象をもたらすのか の的中率を高めさせることができると思う。

そのサンプルはどう集めるかだが、これも最初にグーグルと同じく、無料鑑定サイトを作ってみてはどうだろうか。ただデータを集めるためには、当たっているかどうかをお客さんに答えてもらう必要はある。性格面だけでも複数の項目に分ける必要があるだろう。
未来予測に関しては・・・ “未来のことは当たっているかどうか分からない” というかもしれないが、過去が当てられれば、西洋占星術ではデータとして十分に価値がある。というのも、例えば、1960年生まれの人の2010年の運気を当てられたのなら・・・、2010年というのは、現在の2017年から見れば過去であるが、もし2005年に同じように、“2010年の運気は?”と尋ねられて答えたら、それは“未来”だったはずである。
私たちたちは単純に数字を入れて、ホロスコープチャートを作って鑑定しているだけなので、今、20XX年という現在の年月は関係ない。つまり過去を当てられたら、未来予測のための十分なサンプルデータになる。
だから、予測したお客さんの過去もAIに、当たっているどうかを告げてもらい、間違っていれば、予測の計算式を修正していく。

現在、有料自動占いサイトは多く存在し、客引きのために、“一部無料”鑑定なんてことをしている。実際にはその一部無料鑑定では、その一部すら読むところが何も無かったりして、がっかりさせられることがほとんどだ。そのくせ、利用者の称賛の声ばかりが強調されていて・・・。これでは、客引きとしても成功していないと思う。
“無料”の使い方としてはもったいない話だ。
もしAI自動鑑定を最初のバージョンの作ることができたら、無料でサービスを提供し、お客さんに答えてもらうことで、サンプルデータを集めていくことができる。
それはまるで、グーグルが最初にアメリカで無料の電話番号案内サービスを始めた時、他社が“それで儲かるの?”と半ば侮られたが、実際には音声認識という巨額の利益を生むシステムを作るための投資だったことに似ている。

星占いの無料鑑定サイトを公開すれば、一日で万単位の利用者は見込めるだろう。占い好きの人間は多いからね。電話番号案内より利用者が多いかもしれない。
つまり1日で万単位の鑑定の経験値を持てるということだ。1ヶ月もあれば、どんなベテラン占い師の経験値もはるかに凌駕する。データが集まればいいというものではない。AI 人工知能がビックデータを整理して、西洋占星術の占い方を修正、再構築していってもらわなければならない。そうすることで、さらに日々的中率も高くしていくことだろう。

ソフトバンクにあるペッパーのような人型ロボットが、相手の音声だけでなく、表情まで画像認識で読み取れるようになれば、対面鑑定もAI化できるだろう。相手のリアクションの大きさも、実は私たち占い師にとっては大切なデータだ。人型ロボットが会話で対面鑑定する方が自然体で相手の答えを得ることができるだろう。もしすべてのペッパーが音声認識機能を付けて、対面鑑定できるようになれば・・・全国にいったいいくつのペッパーがあるだろうか。それらが1つのサーバーでつながっていて、鑑定データがそのサーバーに集められるとしたら・・・仮に1000台だとしても、人間占い師の1000倍のスピードで経験値を高められることになる。
そもそも人間の脳みその能力では、そんな膨大なデータを整理して、学習することは無理。今の1000倍のお客さんが診ていたら、学習どころではない。

しかも、データの保存期間が、人間の “寿命” で尽きることがない。AI占い師は、人間よりもはるかに速いスピードで経験値を高め、そのスピードのまま半永久的にノンストップで成長していく。天文学的な数での思考錯誤を重ね、占い鑑定の精度は、無限大に向上していくということだ。
そもそもそれほどの天文学的な量の人間のデータがあれば、星占いとは別に、生年月日との性格、運勢などの統計学的な法則性が見つけられるかもしれない。
それはもう“占い”とは呼ばれないだろう。

星占いは、星の動きから人間の性格や運命を読み取ろうとする “試み” だ。
星の動きが、人間の性格や運命とリンクしているのか・・・そんなことは、生命の不思議さと同じくらい未知の領域だ。
西洋占星術は、2500年以上の歴史がある。ハズれてばかりならば、とっくに消えていることだろう。とは言っても、星の動きと人間の性格、運命とのリンクが、原因と結果というように見えないだけに絶対的な信頼を置くことができない。

ただ、運勢や人生を知りたい、制覇したいという人間の欲求が尽きない限り、占いは無くないだろうし、より高度化に進化していくだろう。未知の領域への好奇心と挑戦は止まらないし。

で、西洋占星術は、そういった進化への拡張性がかなり含んでいると思うのですよ。

西洋占星術は“誰でもできる”という思想の上にあると思うのよ

先日、東京では6回目となるホロスコープ講座を開催し、また大勢の人が星占いを学びに来てくれましてね。十数席、4回ともほぼ満席でした。深く御礼申し上げます。

で、西洋占星術を知るには、そのベースとなる西洋人の思想というものがありまして、ですから、西洋占星術を学ぼうという人は、頭の片隅にそもそもの西洋人の思想というものを理解しておく必要があるわけですね。
私が思うに、その西洋人の思想というのは、・・・このグルーバル化時代にそんな説明は野暮かもしれないけれど、基本的には“効率化”“合理的”ということを優先しているところがあるわけで。
で、その“合理的”というものを達成するために “だれでもできる” ということを広く目指しているわけです。
この “だれでもできる” というのは、平たく言えば、達人でなくても、熟練者でなくとも、修行した者でなくても、皆が簡単にやれてしまうようにした方がいいじゃんという考え方なわけです。
だって、だれでもすぐにできるようになった方が人間社会にとっては得なことが多いから。

古くはアダム・スミスの「国富論」。社会科の教科書に載っていたやつですよ。安全ピンを皆で手分けして作る話。職人一人で、鉄を延ばして、切って、先を尖らせて、曲げて丸めて・・・なんてやっていると、1日にせいぜい20本しか作れない。しかも、全行程をマスターして一人前に作れる職人になるには、とても年月が掛かるわけですよ。ところが、安全ピンを作る行程を18に分けて、鉄を延ばす人、一定の長さに切る人、尖らす人、曲げる人・・・と分業化すると、10人の工場でも、1日に48,000本も作れてしまっているという話。1日20本作れる職人が10人いても、200本だから、40倍の効率上がるというわけ。しかも、一人で安全ピンを作れなくても、1、2つの行程をマスターするだけでいいから、全行程を覚えるほど年月が掛からない。だれでも工場で安全ピン作りに参加できてしまう。時間が大いに節約できて、多く生産できる。その方が社会にとっても良いでしょ、というお話。

この考え方が定着化して、その後の欧米の工業化を支えていく。
さらに発展させたのが、フォードというアメリカの自動車会社。ベルトコンベアーを大々的に工場で稼働させて大量生産し、T型フォードという自動車を大量生産してしまう。
で、上のアダム・スミスの発想の延長線上にあるから、その工場で働いているほとんど工員は自動車を一人で作れるわけないし、作れなくてもいいやという割り切ったモノ作りをしている。工員一人一人にそれほどの技量は必要とされない。普通の人でも自動車作りに参加できる。それでいい。効率良く、安く大量に自動車を作って、世に出した方が、社会全体が幸せになるから、と考えた。

その工場の流れ作業を飲食業会に取り入れたのが、マクドナルド。
マクドナルドは兄弟でロサンゼルス郊外のレストランを経営していた。熟達したコックの作るハンバーガーを肉の大きさや熱のかけ具合などを徹底的に分析して、マニュアル化して、それこそアルバイトの人間でも作れるシステムを作った。そして、マクドナルド兄弟はハンバーガーを商品のメインの店にしつつ、給料の高い熟達したコックを解雇したと。で、時給の安いスタッフでも、熟練コックの味を出せるようにして、利益率、スピードを上げた。分業化とマニュアル化で、“だれでもできる” ようにして、成功を生んだわけよ。
そんなマクドナルドのシステムは、多くのレストランに取り入れられていく。今は、マクドナルドの限らず、その工場生産に似たシステムで、従業員の教育養成時間を限りなく0に近い状態を目指している。そんなだれでも料理ができるようにしている飲食店のチェーンは星の数ほどあるからね。全国展開しているお店では当たり前のシステムになっている。

上の例を挙げると、これは西洋人の思想というより、資本主義の思想でしょ、と言う人もいるかもしれない。
でもね、もともとの日本人の思想とは違いがやっぱりあってね。例えば、戦国時代。
1543年、種子島に火縄銃が伝わって、コピーして、あっと言う間に日本は銃大国になるわけ。1600年の関ヶ原の戦いでは、東西両軍で何万丁もの銃が使われたと言われてる。日本国内で所持しされていた銃は何十万丁とも。ここは諸説があるので、数字については、追求するのを止めて・・・でも、この1600年当時に世界中で見ても、これほどの銃を所持していた国はほぼないわけよ。日本は世界トップクラスの銃大国だったわけ。
で、江戸時代に安泰な世の中になれば、当然、武器は必要と無くなるのだけれど、日本人は銃ではなく、刀を選ぶのよ。
少し想像してみれば分かるのだが、刀で人を殺傷するのは結構技術が必要なんですよ。人を刀で刺すと、肉で締まってしまい、なかなか抜けない。その間に他の敵にやられてしまう。だからできたら、刺すより、流れるように切った方が良い。でも、それには技術が要る。その技術を身につけるには時間が掛かる。刀で戦うには、何より、刃が届く範囲まで近づかなければならない。それに比べれば、銃で人を殺傷する方がよっぽど簡単ですよ。

当時の火縄銃は完成度が低いから、扱いにくい点もあったから手放していったこともあるだろうけど・・・でも、そこは職人たちが改良していこうとかね、考えても良さそうでしょ。銃って、やっぱり殺傷能力が高いから、国の中にいっぱいあると物騒だからって、でも、元寇のモンゴルのようにいつ外国が攻めて来るかもしれないから、今の人の発想なら、国としては銃をメインの武器にするでしょ、普通。

でもね、日本人は刀に、武士道とか剣道とか、特有の美徳を見出してしまうのだな。剣術をマスターするには、かなり時間の掛かるトレーニング、修行が必要とするものなのに。またその師匠の下での長く、苦しいトレーニング、修行することに価値を置いている。しかもどこか宗教的、哲学的だったりする。それはまぁ、それでいいところもあるのだが。
しかし、時代が下って、薩長同盟が倒幕する時代。長州より、幕府軍の方が侍というプロの兵士の数では圧倒的に多い。だが長州は、農民でも漁師でも兵隊になれるような組織を作って戦った。そしてプロ集団の幕府軍に戦で勝っていく。それを実現させたのが、やっぱり銃なわけですよ。銃を使えば、人を殺すためのトレーニングの量が圧倒的に少ない。だから農民や僧侶すら、だれでもすぐに実戦的な兵隊に仕立てることができたわけですよ。
1600年頃、最大の銃保有国だったと思われる日本は刀に戻ったけど、西洋人はせっせと銃を進化させていた。だって、銃の方が武器として簡単に扱え、効率的に戦えるから。その銃を薩長同盟は上手に利用したと。
“だれでもできる” という状態にすることが、トータルで見ると力を大いに発揮する、メリットが大きい、成果を出せるという思想なんですよ。

結局、何が言いたいかというと、西洋占星術って西洋人の思想がベースだから、やっぱり “だれでもできる” というものが目指されているのではないかと。
もしくは “だれでもできる” という具合に、大勢の人が使えるようになることで、社会全体の幸福度が増すように考えられているのではないかな、と。その方が成果が出せると。まぁ、西洋人全員がそう考えているわけではないので、100%とは言わないけど、その方向性に向かっている、その方向に流れていってると思うわけですよ。

一方、日本人はと言うと・・・剣術や職人の世界の如く、師匠の下で修練し、耐えて耐えて、技量を高めていくことに美徳を見いだしている。どこかMですわな。
私は絵を描いていたのだけれど、日本の絵画の世界もそれに近いものがあって・・・よく「○○会」なんてあるけど、狭い組織を作って、その中である絵の先生を頂点にピラミッド構造ができている。実はその頂点の画家さんの作品を買って、生活を支えているみたいところがあったりするわけでね。華や茶道の組織に似ている。がっちりとした師匠と弟子という上下、従属関係ができていることが多い。
だから、そういう会に属している若手の絵描きさんは、海外に進出するチャンスがあっても、師匠の許しが無いと出展できなかったりする。

日本人の中に、“学ぶ”ということはそういうものだという思想が入り込んでいるのかな、と思う。学校や塾ではフラットに教師と生徒の関係ができているのに、“習い事”となると、師匠と弟子のような上下関係ができている状態で習得する形をついつい作ってしまうというか。師匠を崇め、従属したがる。一方、師匠の名や威光を借りたがる。
で、占いの世界も、師匠と弟子という関係が習得するに当たって、自然とできてしまっているような感じがあるのだな。
私は、西洋占星術の人間なので、東洋占術についてはとやかく言える立場でないので、東洋方面の方々はどうぞそのまま続けて下さい。

職人の世界では、西洋でも東洋でも、師匠と弟子という形ができているだろうけど、西洋人は、その関係をフラットにして、できることなら “だれでもできる” という形に持って行った方が効率的だと考える傾向があるのではないかな。
例えて言うなら、パティシエはケーキを作るために、師匠、弟子という関係を作るのだが・・・でもより多くの人に普段からケーキを食べてもらって幸せの数を多くするには、シャトレーゼのように工場で作ってもらった方がいいな、みたいな。パティシエのレシピを、まったくケーキを作ったことないパートやアルバイトの人でもマニュアル化と分業化することで、味を再現していくような。
一方、回転寿司やチェーン店のラーメン屋さんでもここ20年でずいぶん改良された。分業化、マニュアル化は、技術を進歩させて、成果を出しやすいだよね。

だから、西洋占星術も、“だれでもできる”という方向、習得しやすい方向に進化していくのが当然の傾向、と思う。日本人は師匠とか、弟子とかにいうようなものにこだわるかもしれないけど・・・。西洋のモノを取り入れても、学び方を日本風にアレンジしてしまって・・・そんなものにこだわっていると、幕末の頃の武士のように時代に取り残されていくのだろうね。
だって、ハリーポッターを見れば分かるけど、西洋では魔法使いですら、学校で学んでいると考えるんですからね。まぁ、これは冗談ですが。

教える方も、華道や茶道のように、ピラミッド構造の組織を作ろうなんて考えない方がいいと思うのよ。近代以降の西洋人の考え方にそぐわない。それより “だれでも習得できる” というように教え方を改良していくことに尽力すると。秘伝とか、門外不出、修行といった言葉は、西洋占星術には似合わないような気がする。それより多くの人にどんどん習得してもらって、活用してもらう方が社会全体の幸福度が増すと思うんだよね。

“だれでもできる”ということが意識されていれば、マニュアル化、分業化しやすいし、進みやすい。

実際、西洋占星術は、ネット上では分業化が進んでいるような気がするのよ。
ホロスコープチャートの作成サイトを作っている人、ハウスやサインの説明をしている人、私のようにアスペクト表を作っている人、小惑星の説明をしている人、海外のサイトをどんどん翻訳している人・・・。各々が得意な分野、部分でサイトを作っていたりするよね。

四柱推命とか、九星気学といった東洋占術には、こういった傾向がネット上では見られない。どちらかというと1つのサイトで完結するように作られている。

西洋占星術はこの形でいいと思う。
この方が、西洋占星術が発展・普及するのに役立っている。皆が情報や知性を交換できるネットとは相性が良いのだろう。この先、分業化も進むかもしれない。
対面鑑定の占いの現場でも、本当は分業化して的中率やアドバイスの能力を高めることができるのかもしれない。ハウスを読む人、サインを読む人、アスペクトを読む人、MCとASCを読む人、小惑星を読む人、ドラゴンヘッドを読む人、サビアンを読む人・・・なんてね。実は共同作業しやすいものだったりして。やったことないけど。
別に対面鑑定でも、1対1である必要がないものね。星占いユニットやチームを作っても良いはずでね。ただ実際は気が合う人間でないと、難しいだろうけど。分業化できれば、各個人は、星占いの中の、自分の得意な分野だけ極めて行けば良いのだから、トータルでの技量の上達も速いよね。

よくある有料の占いサイトは、あの鑑定結果の文章をかつては1人の占い師が2、3年かけて書いていたのよ。でも、今は、占い専門のライターさんが手分けして書いて、数ヶ月で完成させているものね。西洋占星術は特に作りやすいんじゃないかな。分業化しやすいだろうから。太陰暦(月の暦)をベースにしている占いだと、暦そのものの制作が大先生に支配されているので、かなり難しいと思う。東洋系の占いは、その“秘技”なところに価値を置いていたりするんだけどね。
あと霊視とか、タロットとか、ベースが超能力に頼るものは、機械化が難しいだろうね。というか、機械化すること自体がおかしい。西洋占星術や四柱推命といったデータ型の占いに比べてさ。

で、次回はこの延長線上の、私の近い未来の西洋占星術についての想像、妄想を書きたい。

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