星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

名古屋鑑定は6月12日(火)から。 秋はホロスコープ講座も開催。札幌講座は、9月29日(土)、30日(日)。東京講座は、11月3日(土・祝)、4日(日)。大阪講座は、11月23日(金・祝)、24日(土)であります。 詳しくは、http://tsubobo.com/contact.html

本サイトは http://tsubobo.com ホロスコープを読もう、学ぼうというサイトです。

木星

12ハウスの男

名古屋ホロスコープ講座に来て頂いている人は、なんとなく、受付の年配のおじさんのことが気になっているかもしれない。
いや、そんなことない。まったく意識したことがない???
まぁ、そんな感じで、軽んじてくれていいのですが、あの定年過ぎて、やることがなくて、家に閉じこもっていて、俺なんて“サンデー毎日”だよ、なんてぼやいているから、心優しい私がバイトの仕事を与えて、外に引き連れてあげた人でして。サンデー毎日というのは、毎日が日曜日という意味であります。熊のように身体が大きくて、妙に眼光が鋭くて、でもって、いつもうつむいている・・・まぁ、受付しているから、うつむいてますわな。
受講者の皆さんからは、“あの人、つぼぼさんの、・・・お知り合いか、なんかですか?”と不安そうに怪訝な表情で質問されたりしますが、そうなんですよ。
Sさんというんですけどね、残念ながら、実は私の25年くらい付き合いのある人なんですよ。

Sさんはもともと地方公務員だったんですけど、退職したのは5年ほど前でして。それからは、世の多くのご主人さん同様に、信楽焼きのたぬきの置物のように、家に鎮座、居座ってしまっていると。息子さんたちは独立していて、家族は、奥さんと拾ってきた猫。Sさん、年を取ってしまったから、朝早く目が覚めてしまう。まだ空が白みかける5、6時くらいには、パッと目が開いてしまうそうで。そこで、一人台所に行き、ゆで卵を作る。半熟卵を作ろうとするが、上手くいく日もあれば、そうでない日もある。でもって、そのゆで卵をほおばって、朝食を終えると、またベットに戻る。奥さんとは寝室は別々。奥さんは、毎朝、台所でゴソゴソ音がするから、大きなネズミか、大きなゴキブリでもいるのかしらと思っていたんだそうで。Sさんは自分の寝室に戻り、ベットに横になって、天井の木目の模様を眺め、またウトウトとひと眠りするという具合。
奥さんが仕事に出かけた後で、Sさんは再び目を覚まし、テレビのスイッチを入れる。
「今は便利なものだなぁ。テレビも、エアコンも、電灯もすべてリモコンでできるもんなぁ。」
つまり、一日中、ジャージのようなパジャマのままで、湿気のこもる生温かい布団の中で、ゴロゴロしていられるということですわ。隣の家の似たような年頃の男性とは仲が悪く、近所付き合いも無い。
楽しみは、BSで釣りと居酒屋の番組を見ること。家の中にいても、実際に行った気分になれるんですって。釣り好きのSさんは、ベットの中で、日本中の海や川での釣りを堪能できているそうだ。
そんな定年後の生活は退屈過ぎるだろうと、Sさん、最初は予想していたんだが、実際にやってみて、板についてくると、「これがなぁ、結構、心地いいんだよ。」 馴染んでしまった。

でも、さすがにこのままでは体力が落ちて、将来、寝たきりになっちゃいけないと思い、スポーツジムに通った。65歳と言えば、今の時代、これといった病気もなく寝たきりになるには恥ずかしい。
Sさん、筋力トレーニングをするのだが、性根が怠けものだから、準備運動が面倒くさい。時間がもったいないとそのままトレーニングマシンを始めてしまったら、右足の神経を痛めてしまい、麻痺して動かなくなった。結局、昨年はほぼ寝たきり状態になったと。
“ああ、こんなことなら、始めから、普通に寝たきりになっておけばよかった、医者代がもったいねぇや。”とぼやきながら、1年経って、少しは動けるようになった。けど、用事も友達もいないSさんには、外に出かけることがない。
でもって、哀れみを感じて、心優しい私が声を掛けたというわけ。

で、やっと本題の星占いの話にするんですけどね。
このSさんは星が大変偏っていましてね、12ハウスに太陽☉、水星☿、火星♂、木星♃と4つも星が入っている。これはちょっと珍しい。まさに、ザ・12ハウス。
で、ついでに言うと、太陽☉と木星♃がおうし座♉、水星☿はおひつじ座♈、火星♂はふたご座♊。

12ハウスは、“秘密、人に言えないエリア”という意味と覚えておいてください。
12ハウス太陽☉の人の特徴は、分かりやすいところを言えば、秘密主義者。
太陽のあるハウスはその人が軸足を置くところなんですが、それが秘密の部屋にあるというのはどういうことかというと、他人にはあまり公表しない人。そして、もう一つの顔を持ちたがるということ。だから、会社員の人でも、ネットゲームの世界では、リーダーをやっていたりする。OLさんでも、夜、ホステスさんをやっていたりしてね。

どうしてそうなるのかというと、例えば、スーパーマンやスパイダーマンを思い起こしてもらいたい。スーパーマンの普段の姿は、クラーク・ケントという新聞記者ですよ。もしあなたがクラーク・ケントだとして、仕事でミスをして、上司にバカ、アホ、能無し、役立たずと罵倒されたとする。普通ならそんな全否定に、しゅんとしてしまうところなんだけれど、クラーク・ケントのあなたの心中は、・・・“そうは言っても、俺、スーパーマンだしぃ。” そんなんだから、上司の罵倒なんて何にも響かない。
つまりもう一つの顔を持つということは、その人にとって、心の逃げ場を作ることなんですね。12ハウス太陽の人はその傾向が強くなるというわけ。

で、Sさんはどうかというと、熊のような見かけによらず、実は、小説を書いている。プロじゃないから、小説家とまでは言わなくても、まぁ、“小説書き”ぐらいとまでは言えるでしょうな。

これは12ハウス水星☿ということも関係しているかもしれない。水星は、知性、情報、文章という意味でして。
人に見られないようなこっそりとした世界で、黙々と文章を書いているイメージですわな。

12ハウス木星♃は、人に言えないところ、秘密のエリアに財運、仕事運があるということ。風俗など、暗部のね、闇のね、大っぴらに人に言えないような仕事に携わっている人もいらっしゃる。
で、もう1つのパターンとして、副業、サイドビジネスで儲けていたりする人だったりする。ネットの転売なんかでもちゃんと利益を出していたりしてね。

Sさんは、小説を書いているのだが、文学賞の公募ものにいろいろ出してきて、これまでに得た賞金の総額は、な、なんと、1000万円を越えている。さすがに本業の方が収入は多いでしょうが、しっかり銭を稼いでしまう、玄人はだしの、副業的なアマチュアといったところなんですよ。

それでもって、Sさんのおうし座♉ 太陽☉というのは、所得、富、贅沢、快楽を求める傾向が出てくる。
またSさんのふたご座♊ 火星♂というのは、欲望、主張を、コミュニケーション、情報、文章でかなえようとするスタイルを持つ傾向が出てくる。
なるほど、小説で賞金稼ぎね。

私がSさんと知り合ったのは、私が大学を卒業したての社会人1年目の頃でして。
大学時代の中国人留学生の友人と、ある日中文化友好の新聞を名古屋で作ろうみたいなサークルに、ふと参加した時に紹介されたんですよ。
Sさんは気象庁に勤めていたのだが、ある小説の文学賞で大賞を獲って、賞金も200万円も手にし、いろんなところから“書かないか”というオファーがあって・・・だけど、書き貯めた作品が無く・・・先走って、気象庁を退職していましてね。そうはいっても、書くこと一本で生きていこうということも貫けず、結局、市役所の福祉課の非正規職員として、雑務の仕事に就いていた。雑務って、まぁ、具体的に言うと、老人施設で朝から晩まで皿洗いをしていたということですよ。

そんなSさんに、 “お前、面白いやつだな” ということで、私はSさんの家に月に一度くらいのペースで遊びに行くことになる。
私は、哲学科を大学で専攻していたような人間なので、実は小説にはまったく興味が無かった。けれども、Sさんの家には、本棚に“どうだ、俺は知識人だろう”と強くアピールするように、多くの本が並んでいましてね。Sさんは、そこから、私が好みそうな作品をいつもピックアップして数冊貸してくれたんですよ。
私が小説を面白がるようになってくると、今度はSさんに“小説を書いてみろ”と言われるようになり、短編なんかを書き出す。で、Sさんに読んでもらい・・・添削をしてもらう。ここの文体はどうとか、表現がどうとか、場面の描写がどうとか、人物像の描き方がどうとか、リズムがどうとか・・・。
で、私も地方の文学賞にも応募するようになり、3次選考ぐらいまでなら通るくらいの力を身に付けることができるようになったんですよ。ありがたいことに。でもね、私の場合は、同時に絵の方が入選、入賞して賞金を得るようになりましてね。海外にアートショーなどに出品する機会が出てきてたりして・・・絵の方が結構忙しくなってきたので、小説を書かなくなるんですけどね。
まぁ、こんな風に、ブログは書いてますが。

で、話が逸れましたが、話をSさんに戻すと、12ハウスに火星♂も入っている。
火星のあるハウスは、その人にとって、リングとなる場所を意味してまして。リングというのは、ボクシングとかレスリングとかのする試合の舞台ですよ。真剣勝負をする場所であるし、場合によってはケガをする場所という意味。
12ハウスに火星♂があると、陽の当たらない、闇の中など、人目につかない場所で闘うということになったりします。もしくは、12ハウス火星は戦い方、敵の攻撃がステルス、見えないやり方になったりするんですよ。根回しとか、密告とか、嫉妬とかに気を付けたい星並びですな。

で、Sさんは、とある市の公務員試験に受かり、市役所の福祉課で働くこととなる。まぁ、役所の中で、福祉課というのは、どちらかというと皆やりたがらない部署だそうで。生活保護とか、生活困窮者対策など、神経をすり減らすような仕事も多いですからね。
でも、12ハウス火星のSさんには、うってつけだったのかもしれないんですよね。世の中的に見て、暗部の仕事だからね。
1,2年、普通に福祉課で働いていると、そのうちに市役所の上の人に、Sさんが小説を書いている人間だということが伝わり、“そんな人間ならば、苦しんでいる人の気持ちがよく分かるだろう”ってんで、より専門性の高い児童相談所に勤務することとなる。

児童相談所というのは、家庭環境に問題があったりする場合にその子供を保護したりするところですよ。
近所の人から通報があって、虐待が行われている家庭に、児童相談所の職員が訪問しても何もすることできず、手をこまねいているうちに、子供が死亡するなんていうパターンのニュースがテレビでよく報じられたりしてるでしょ・・・その児童相談所ですよ。Sさんの仕事はそんなんだったんですよ。

ただSさんの場合は、そういった暗部の、闇の仕事の方が燃えるし、合っているのかもしれない。
12ハウスに火星♂と、仕事の木星♃まであって、“人に言えない仕事”っていうわけですからね。

Sさんからは濃い武勇伝を聞かされてますよ。
何度も同じマンションに訪れ、育児放棄した若い母親を説得し続けて、子供を保護したとか。
夫の暴力から逃れるため、ワンボックスカーで人目に触れない時間に訪れ、猛スピードで荷物を積み込み、母と子を載せて、深夜の高速をぶっ飛ばして、金沢の母子寮まで行ってしまうとか。家に居られないヤンチャな中学生十数人と施設で一緒に寝るとか。
“俺の子供をどこにやった” と怒鳴ってくる血の気の多いヤクザみたいな男相手に、立ち向かわなかんとか。
そんな風にこわもての男を相手にするにも・・・Sさんは、身体が大きいし、目つき悪いし、動揺しないし、ということで普通の職員、まぁ、運悪く人事異動でやってきただけの職員さんには、到底相手にできないような人ともぶつかれてしまう。
そんな大声でまくしたてる男を相手に、話が6,7時間に及ぶことはざらにあって・・・そうなると双方がともに疲れてきますわな。大声出し続けていますから。頭がぼーっとしてくる。
そんな時に、Sさん、決め技を放つ。

「あんたの心の中には、“淋しさ”という蛇がいるんだ。
その蛇がな、毎日の精一杯の生活に疲れて、どうしようもなく暴れたくなる時がある。それが自分の心に向かって牙をむくんだ。あんたはその痛みに耐えかねて、ついこう(手振り)拳を握って、暴力をしてしまうんだ。
・・・(じっと目を見て)俺には分かるんだよ。」

こんな、小説書きが適当に繕った言葉にも、 “分かってくれるのは、あんただけや”と、こわもての男はつい涙してしまうと。

こんなんだから、児童相談所という仕事においては、逸材のせいか、ピンチヒッターで全国の児童相談所に呼ばれたんだそうで。時に、“なじみ客”があって、横浜のやっぱり怖いタイプの男性は、Sさんを“ご指名”してきたそうだ。
「Sさんを出せ。Sさんが来たら、話してやる。」という具合。
で、全国各地へ出張したりしていて、本来ならば、エース的な存在になりそうなんですがね、・・・Sさんは、“ 大人嫌い系 ”だからね・・・職場での人間関係が悪く、汚れ仕事ばかり回ってきて・・・毎朝、児童相談所に出勤することを考えると半ばうつになっていたんですって。

12ハウスの説明を繰り返しますが、12ハウス火星♂というのは、密告とか、嫉妬とか、裏切りという意味もある。 “汝、背中から刺されないように注意しろ”との言われる星並びだ。

児童相談所という時に暴力的、破壊的な家庭環境の人たちを保護する仕事をしていましたが、Sさん自身が実はそういった家庭で育っている。
世に言う、複雑な家庭環境ってやつですよ。
Sさんは、小学校の頃、学級委員に選ばれたことがあるんですよ。これは、めでたい、自慢ですよ。
家でも、近所でも、“おお、Sくんが学級委員ね”って、珍しく褒められたりしてね。
ところがですよ。ある日学級会でね、同級生から家庭の内情を指摘されて、
“そういう家の子が、このクラスの学級委員をやるというのは、ふさわしくないと思います。”
という形で告発されてしまう。まだそういう時代だったんでしょうね。ついには議題に発展し、どんな家族か、家庭かが明らかにされてしまい・・・子供の世界というのは、生々しく残酷なもので・・・そんな弾劾裁判が行われ、多数決で学級委員を降ろされてしまう、という体験をしている。
あまりに惨めで、屈辱的で、今もトラウマになっているそうで。

このパターンもそうですが、12ハウス火星♂の戦いは、ステルスで、敵が見えない。正面から堂々とやってこない。密告、告発といった形だったりするわけですよ。

これは攻撃のされ方だけでなく・・・残念なことに、本人の戦い方も、同じように正面切っての方法でなかったりするんですよ。

Sさんは、児童相談所で働いていたんだけれど、ほんと大人しく働いていればいいものをね・・・子供たちや家族の保護の仕方に問題があると、外へ内部告発をしてしまったんですな。内部告発するような内容だから、細かくはここでは言えないんですけどね。

Sさんの火星♂はふたご座♊にある。欲望、主張を情報や文章で訴えようとするんですな。実は水星☿はおひつじ座♈にある。文章を書くことで情熱的になるという意味でして。
ふたご座♊の守護星は水星☿。おひつじ座♈の守護星は火星♂。お互いの守護星が、ふたご座♊火星♂、おひつじ座♈水星☿のように入れ替わって、相手の星座に位置することを、星占い用語でミューチュアル・レセプションという。早い話、よりその傾向が強くなってしまうということですよ。そもそもふたご座♊火星♂も、おひつじ座♈水星☿も性質は似てしまうから、・・・2倍になる感じ。
まぁ、Sさんはね、変なところで正義心が強く出て、損してしまうタイプなんでしょうけどね。

Sさんの児童相談所内の問題を内部告発した文章は、パソコンのワープロソフトで書かれていたんですけどね、
しかし、送った封筒がね・・・手書きだったのよ。
で、Sさんは、児童相談所の上司に呼ばれ、
“この封筒の字は、君のだよね?”
と他の手書きの文章と並べられ、上司、同僚たちに囲まれ、にじっと睨まれ、責められ、・・・ついには、大岡越前に出てくるおしらすの下人のように、観念したと。
普通は、役所の場合、定年退職しても、再雇用先の仕事を紹介してもらえるのだそうで。だけど、Sさんは、そんなことがあったもんだから、“オファーは無いね”と言われて、役所を蹴り出され、家でぼーっとBSの釣りと居酒屋の番組を見て過ごす、信楽焼きのたぬきのような生活になってしまったと。

ということで、Sさんは、“サンデー毎日”で、家の中でごろごろしているのだが、諦めもせず、小説の方は今も書き続けている。
つい先月は、ある地方文学賞で佳作を獲ったので、その授賞式に静岡県に行ってきた。普通から言えば、佳作獲るだけでもすごいっ!となるところだが、同じ地方文学賞で、昨年も佳作を獲っている。つまり2回連続ということ。
本人は嬉しくとも何ともない。むしろ口惜しい。ただ賞金の5万円をもらうために、交通費も出るので静岡県まで行っただけのことだと言って、むすっとしている。
小説の分野で、賞も獲っているが、佳作も結構、獲っている。9回も獲っている。最近は特に多い。
だから、周囲から“ 佳作の人 ”なんて呼ばれている。

でもね、神様はちゃんと見てますよ。
そんなSさんに注目する出版社も現れてね、数年前に、初めて本を出版したですよ。自費出版ではないはなく、ちゃんと出版社の方から、お願いしますと頼まれているところなんかは、さすがSさんですよ。
これまでの公募に出した作品を集めたものでね。ハードカバーの本なんですよ。ずっしりと重いですよ。ほんとに。そしてちゃんと本屋さんの目立つところにも平積みで並べられたんだそうで。
でね、売れた冊数がなんと!!!・・・8冊。

その本の題名が、
『ちょっと寂しい』。
出版社や本屋さんは、 “ とっても寂しい  ”。

でも、滅入っていても仕方ない。Sさんの人生にはたっぷり時間があるので、小説を書き続けていて、今年も賞金目当てに地方文学賞を狙っている、らしい。
木っ端役人だったから、年金が普通に公務員をやっていた人よりかなり少ないって、よくぼやいてますからね。

名古屋ホロスコープ講座に出席されている方は、前を通られる時に、ちょっと気に掛かりましたら、まんじゅうでも供えて、手を合わせてやってくださいませ。

おやおや、いけない。
調子に乗って、ついついべらべらと話し過ぎちゃいましたね。
きっと、これも “ 密告 ” ですな。

愛の鉄板法則⑩  愛情星

もう今回で、この「愛の鉄板法則」は10回目を迎えるわよ。
自分がどんな恋をしたいのか、考えるようになったんじゃない?
おしゃべりの盛り上がる恋なのか、エロティックな恋なのか、華やかな恋のか・・・。

でもね、星占いを少し勉強すれば、すぐに知ってしまうのだけれど、本当に愛情運の良い星並びは金星♀と木星♃のアスペクトと言われるのよね。恋愛を占う上では、定番よ。もっとも愛情運に関してはベーシックなのよ。
金星♀は“ 愛 ”、木星♃は“ 拡大 ”。つまりこの星並びは、“ 愛がだんだん膨らむ ”という意味。
“ 愛情星 ”と呼ばせてもらうことにするわ。

えっ、どうして、これをもっと早く言ってくれなかったかって?

あらあら、そんな悔しそうな目をしないでよ。ゆっくり説明するけど、この星回りは、ラブな星回りなんだけど、意外にインパクトが少ないのよ。そもそも“愛ってな~に?”みたいなね。だから、あんたのような俗なゲス女では気付かないものだったりするのよね。

まずは、その人が生まれつき、この愛情星(金星♀×木星♃の吉角、60度、120度、0度)を持っていたら、どうなるか?
その人は人気運があるわね。
例えば、下のサイトなどでホロスコープチャートを作ってみてよ。シングルチャートね。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php
「ハウス無し」でいいわよ。生まれ時間が分からない時は、適当に12:00としておいて。

そうね、私が鑑定していても、60%ぐらいの人は外見がいいわね。残りの30%はおしゃべりが上手とかね。さらに残り10%は、おじさんとか、犬とかに人気とかね。犬に人気って、変かしら?
まあ、とにかく惹きつける力があるわけよ。魅力があるってこと。
だから、私は、この金星♀×木星♃の吉角を個人のシングルチャートを診る時は、“ 人気星 ”とも呼んでいるわ。
え、外見が良いって、誰が決めたって? 
あら、私の好みじゃないわよ。
私が鑑定した時に、“彼氏、人気星をもっているけど、どう?” って訊くと、“ かっこいいので、モテます ”なんて言葉がよく戻ってくるのよね。まぁ、その言葉を信じてのことよ。
ただし、注意してもらいたいのは、この星並びを持っていても、太陽☉×土星♄など、ブレーキを掛けてしまうような星があると、抑えられてしまってね、引っ込み思案になって、それほど人気があるとは言えなくなることがあるわねぇ。あと、口げんか星とかでね、人気運が無くなる人もいるわねぇ・・・。
とは言っても、狙っている彼が、この星を持っていたら、ライバルは多いかもね・・・。
このシングルチャートの話で、“ 愛情星 ”のイメージが少しできたかしらね?

次にこの“ 愛情星 ”(金星♀×木星♃の吉角)が、時期の運気を診るダブルチャートでできるとどうなるか?
これがね、モテ期になるわけよ。
では、また同じく下のサイトなどで、ダブルチャートのホロスコープを作ってみてよ。
http://www.m-ac.com/pages/doubleset_j.php
外円は「現在時間」をクリックしてね。
そこでできた二重円で、自分の金星♀と現在の木星♃か、自分の木星♃と現在の金星♀が吉角(60度、120度、0度)で“ 愛情星 ”形成していれば、恋愛にはいい時期となるわけ。影響があるのは、60度、120度、0度でジャスト、ぴったり重なる時。誤差の許容範囲として、その前後5度くらいまでは力が働くと考えてくれていいわ。
どう? あるかしら?
特に0度ならば、強く出るのよね。
ただ、現行の金星は動きが速いので、自分の木星♃と現行の金星♀が0度で重なっていても、早いと1週間ぐらいしか期間がなかったりする。(逆行してくれれば、1か月ぐらいになる時もあるけど。)
だから、望ましいのは、自分の金星♀と現行の木星♃が0度で重なる時ね。
木星♃は太陽系を1周12年かけて回る星だから金星よりずっと期間が長くなるわ。しかもホロスコープ上では逆行もする。だから短ければ2か月ぐらいしか期間がないけど、長ければ、8か月ぐらい続くときもあるのよ。
この“ 愛情星 ”で恋愛運が高まるのだけれど、男女の交流が増える時と考えてもらえるといいわ。
出会いの機会が増えるのよ。合コンの誘いが増えたり、お見合いをやることになったり・・・。
言ってみれば、普段イワナしかいないような川に、その時期になるとサケが群れを成して、どっと川を上ってくるのよ。
質問に多いのは、“ その時期に出会った男性とは幸せになるのでしょうか? ”というものだけれど、そう美味い話にはいかないわよ。出会いの数は増えても玉石混合なのよ。だから、一番のいい方法としては、これは!と思う男性と出会ったら、次々に相性を鑑定していくことね。まぁ、その必要もなく、一人に絞れるのなら、その方が良いだけれどね。
鑑定していて、面白かった事例としては、50代の独身の女性なんだけど、自分の金星♀と現行の木星♃が重なり、7年ぶりにお見合いすることになったんだけど、その月は3回もお見合いしたんだって。
ある40代の女性美容師さんは、もう結婚もしていて、中学生の息子さんがいて、ラブラブで円満な家庭なんだけど、ある時期、恋に悩むお客さんが男女問わずやたらと多かったそうよ。それで、星を診たら、自分の金星♀と現行の木星♃が重なっていてね・・・“ 愛情星 ”ができて、どうもその美容師さん自身に“ 出会い ”を増やしているようだけど・・・。それで、あまり恋愛の悩みに話し込んでばかりで仕事にならないから、いつ終わるのかしら?という話があってね。その重なりが終わる頃、“ ゴールデンウィークを過ぎれば、そういった現象は無くなりますよ。 ”って伝えたら、本当にそういうお客さんがぱったり来なくなったんだって。まぁ、彼女自身のある意味“ モテ期 ”が終わったというわけね。
さらにアドバイスするなら、この愛情星がより強い形で形成される時ね。その一つが“ W(ダブル)愛情星 ”ね。金星♀×木星♃の吉角が2組できることよ。昔、まだ私がサラリーマンをしていた頃、後輩に“ 彼氏いない歴20数年 ”という女性がいたけど、さすがに、このW愛情星の時には、彼氏ができたもんね。あと、“ 愛情星グランドトライン ”ね。金星♀×木星♃と太陽☉、天王星♅などで、正三角形を作る形ね。特に、金星♀×木星♃×冥王星♇では、“ミリオネア愛情星グランドトライン”となるわね。なんだか、豪勢に聞こえるけど、実際にゴージャスなモテ方をするんでしょうね。金星♀×木星♃×海王星♆で、“ バブル愛情星グランドトライン ”とかね。これは実力以上にモテるということよ。鑑定していて、過去にこの“ バブル愛情星グランドトライン ”ができた人が数人いたけど、やっぱり“ あの頃は本当にモテました! ”って目をキラキラさせるものね。一生の記憶に残るほどにモテる時なのよ。

そんな風に、人気、恋愛をもたらす“ 愛情星 ”なんだけど、これがパートナーとできると、はてさてどうなるか?
そりゃ、ラブラブになるわけよ。
ということで、相性鑑定ね。
ダブルチャートで内円に自分の生年月日、外円に相手の生年月日を入れてみてよ。
生まれた時間が分からなければ、出生時間は12:00としておいて。それで、0度、120度、60度の吉角ができれば、この“ 愛情星 ”ができているというわけよ。力の強いものの順に、0度、120度、60度ね。
上にあるように、“W愛情星”とか、他の星を交えての、グランドトライン(正三角形)なら尚いいわよ。

でもねぇ・・・。
ラブラブで愛情運がいいというけれど、エロ星(金星♀と火星♂)や一目惚れ星(金星♀と天王星)なんかでも、いわゆる“ 恋愛 ”には良い訳よ。
どこか違うかというと、この金星♀×木星♃吉角の“ 愛情星 ”を持つと、リラックスした自然体のカップルになるのよ。だんだん愛が膨らむと書いたけど、ゆっくりと愛を育む感じになるわけよね・・・。
だけどねぇ・・・。
この金星♀×木星♃の吉角の“愛情星”は、第一印象が弱いのよ。愛情がだんだん大きくなるってことは、最初は小さかったりするわけよね。
それに、この愛情星は、一見 “ 普通 ”の愛なのよ。だから惹きつけ力は、むしろ“ エロ星 ”(金星♀×火星♂)の方がよっぽど強い。恋に火をつけるスイッチを点けるなら、エロ星の方が抜群にいいわ。
いわゆる“ ときめき ”っていうのはエロ星なのよ。稲妻が落ちるというかね、目がハートになるというか、瞳の中に炎ができてしまうというか・・・。若い人はこちらの方が、結婚につながってしまうことがよくあるわね。
“愛情星”は惹きつけ力がそれほど強くないのよ。なんとなく気が合うのだけれど、見逃してしまうことも多々あるくらいなのよ。ゆっくり愛が育まれていくから、本当は末永く付き合うにはとても良い星並びなんだけど・・・。
一方、エロ星は実は、熱しやすく、冷めやすい恋愛でもあるのよね。ときめきは長くは続かないということよ。
だから、エロ星と愛情星の両方があると、スタートも良く、しかも長続きする星なのよ。
残念ながら、恋愛において重要な星なんだけど、存在感というか、実感があまりないのよね。
愛情星の相性を持つと、家族のような温かい愛情に恵まれ、家族っぽくいられるのだけど・・・そうね、家族の愛情って、空気みたいなものだからね。
一番大事なものに限って、目立たないってさ・・・よくある話よね。

鑑定していてね、2人の男性のうち、どちらを選べばいいのか、分からないというの相談がよくあるのよね。
この間のお客さんはね、一方は 全体的に診て 堅実になる星並び、一方は 全体的に診て 現実感のない夢見心地になるような星並び。
その女性は、堅実になる星並びの男性と恋愛をしていて、お互いの家族とも挨拶して、家を建てるところまで話を進めていったんだけど・・・でも結局は、夢心地にさせてくれる男性が現れて、そちらに行ってしまったのよね。
相性鑑定では、互いに化学反応のようにまったく別物に変化させてしまうから、周囲からはその恋愛の形が見えにくいものだったりする。でも本人は直観で、なんとなく財運の安定する相手とか、ときめく相手とかが分かったりする。悩み抜くが、答えが出ない。で、私が相性鑑定すると、その通りだったりして、でも、私もどちらにしなさいとは答えられない時が多い・・・だって、どんな男性との相性を選ぶかは、その女性の置かれている境遇や、経験値、価値観、求めているものによって違ってくるのよね。
一般的な幸せではない方を求めてしまうことも多々あるしね。
だから、堅実な生活を送れる相手を選ぶとは限らない。
そういう、金、セックス、ときめき、コミュニケーションといった項目的な次元で男性を物色している人たちには、この金星♀×木星♃の吉角、“ 愛情星 ”の効力というものは眼中にないのかもしれない。財運が良くなるわけでなく、興奮するわけではなく、セクシー、官能的になるわけでなく、セレブになるわけでなく、話が盛り上がるわけでなく・・・、つまりね、その“ 一緒にいると家族のような温かい気持ちになる ”というのは、訴える力が弱いものなのよ。もしかしたら、そんな愛情は、自然とおまけのように付いてくるものだと思われているのかもしれない。
そうよね、結婚相談所で、趣味とか、年収とか、職業とか、性格のようなものは分析するけど、二人で一緒にいると家族っぽくいられるというのは、項目に無いだろうからね。
求めて得られるものではない、と思われているのかもしれないね。

“ 二人で一緒にいると家族っぽくいられる ”ということは、“ 仲良くいられる ”ということでしょ。

もちろん、この星回りが無くても、“ 仲良くしているわよ ”って言うカップルもいるわよね。
趣味が合えば、いわゆる“ 仲良く ”いられるものね。
この“ 仲良く ”っていう言葉も、幅広いし、あいまいさもあって、つかみどころがないからね。
そう愛情というものはつかみどころが無いものなのだろうね。

ああ、やっぱりこの金星♀×木星♃の吉角の“ 愛情星 ”は、現象が説明しにくいわ。西洋占星術の中では、最も恋愛のベーシックな星並びとされているのにね。

え? でも、なんとなく分かってくれた?
そう“ なんとなく ”ね。
恋愛にとって、最もベーシックな星並びといわれるこの“ 愛情星 ”を他の星並びより後に説明したかったのは、他の星並びと比較してでしか、その現象の出方を説明できないのよ。愛情に関して、消去法に近い説明の仕方かな。
相性鑑定においては、この“ 愛情星 ”は有った方がいい。
でも、有ったからどうだ、という説明に説得力がない。
家族のような温かい愛情というのものは、それを持っている者には、その 有り難み が見えなくなるし、持っていない者にはまったく見当のつかないものだからね。
あなたは、覚えているかしらねぇ? 温かみというもの。

恋愛にとって、最も重要でベーシックと呼ばれる“ 愛情星 ”はそんなものなのよ。

愛の鉄板法則⑦  お金貯まらない星

朝からテレビにくぎ付けよ。いつもオリンピックって、ほら、深夜だったりするじゃない。今回も地球のちょうど裏側だから、また寝不足になるのかしらと思っていたら、意外に見やすい時間のが多いじゃんね。で、結構、いろんな競技が勝ち進んでいるから、同時に裏のチャンネルでも別の競技がやっていたりしてさ、もうなんかお祭りの屋台を目移りしている感じよね。接戦が多くって、手に汗握るし、何と言っても、メダルの数が多いから、まぁ、その分、感動も多くて、私は一人できゃーきゃー騒いでいるって感じなのよねぇ。で、昼間は高校野球ってね。お盆休みは、テレビはスポーツばっかりよ。ほんと一人で声を出して、一人じーんときて・・・。

え、あんたも一人で興奮していたって。
あら、マンションで、感動していた。一人で・・・。
ああ、一人でオリンピック見てたのね・・・。
いや、悪いなんて言ってないわよ。
淋しいわね、なんて言ってないわよ。
哀しいわね、なんて言ってないって言ってるじゃん。

あらあら、むっとしないでよ。“あ・な・た・の金メダル”を探すために星占いを教えてあげてるんじゃない。
じゃ、今回も始めるわよ。

でね、今回は、ちょっと気を付けたい相手のパターンよ。レッスン7。
“ お金貯まらない星 ”。
これは木星♃と土星♄の凶角のことよ。90度、180度ね。
土星♄というのは、堅実、計画性という意味なんだけど、凶角90度、180度になると、タロットカードの逆位置のように反対の意味になる場合があるのよね。つまり“ 堅実でない ” “ 計画が無くなる ”ということ。レッスン2で教えた“快楽ざる星”と同じよね。
木星♃は財運を意味するから、お金に関して計画性が無くなることを示しているわ。

例えばね、個人のシングルチャートでこの“ お金貯まらない星 ”があったりすると、まぁ、貯金は無い人の可能性が高いわね。お金に計画性が無くて、ざるになっていたりするのよね。ちょっとした贅沢なんだけど、ラーメン屋さんなんかでは、ついついチャーシューやら、餃子やら、杏仁豆腐やら、頼んでしまったりね。ずるずると小まめに使ってしまってね、給料はいっしょなのに、同僚と比べて自分だけ貯金が少なかったりするのよね。運命的に思わぬ出費が特に多いということはないのよ。
だから、お金を使うことをコントロールしようと意志を持てば、貯まるようになったりもするのよね。
でもね、この“ お金の貯まらない星 ”を持つ人は、ある程度貯めてしまうと、慢心して一気に使ってしまうという点にも注意が必要なのよね。旅行とかね。それが結構、思いつきに近い使い方だったりする。
まぁ、貯めようと決意すれば、貯まる人なのよ。
自分の狙っている男性がこの星を持っていたら、貯金に関しては期待が薄いわね。仲良くなって、いよいよ結婚近くなって、お互いの貯金額を見せ合うようになったら・・・。
この星並びのことでよくある話は、相手が年齢の割に貯金が少なかったとか、ほとんど無かったとか。大きな買い物をするような人ではないのに、なぜかお金が無いといった感じ。

この“ お金の貯まらない星 ” 木星♃×土星♄の凶角が、相性鑑定のダブルチャートでできるとどうなるかというと、不思議と二人で生活、仕事をすると、お金がだらだらと出て行ってお金が貯まらないという具合になるのよ。個人それぞれは、まったくそういう性質は無くても、無駄使いや慢心による支出が多くなったりしてね。
で、夫婦の場合だと、どうなるかというと、お金が貯まらないことに不満を抱くようになる。
で、誰のせいにするかというと、もう一人の方のせいにしてしまうのよね。
で、2人はお金に関してのケンカの可能性も出てくると。
このお金の貯まらない星の効果は、恋愛中にはあまり出てこないわね。同棲してある程度一緒に暮らしていたりすると、出てくるけどね。デートを楽しんでいるような関係の間では、貯金ができないなんて見えないしね。結婚資金を貯めるという目標があったりすると、それはそれで貯まるでしょうけどね。

このお金の貯まらない星は結構よく当たるから、個人のシングルチャートでも、相性鑑定のダブルチャートでも試してみるといいわ。にやっと笑えてしまうわよ。

じゃ、この“ お金の貯まらない星 ”が相性鑑定に関して、致命的な打撃を与えて、別れにつながるかというとそうでもなく、気が付かないというのが本当のところね。頑張っていても、お金が貯まらないなぁって感じだったりするのよね。星占いの相性鑑定を知らないから、まさか、2人になって、そういう運気を作ってしまったなんて、誰も想像すらしないのよ。

前のレッスンで紹介したツービート、北野武さん(1947・1・18)とビートきよしさん(1949・12・31)にもこの“ お金が貯まらない星 ”の180度凶角ができているわね。これがかなりタイト、つまりぴったり180度なのよね。強く出ていたでしょうね。
テンポのいい漫才で成功して、収入もそれなりになったでしょうけど、だらだらと出ていくお金、使ってしまうお金も大きかったでしょうね。

たいがいの場合、そう友人でも、同僚でも、カップルでも、夫婦でもなかなかそんな運気ができてしまったなんて気づかないものよ。なんとなく、お金が無いなぁ、みたいなね。
お金って、よっぽどひどくギャンブルで借金をしてしまうとかでないと、別れ話にならないわよね。貯金ができないというぐらいは、平気で我慢できたりする。
そもそも日本の全世帯で見ても、貯金の無い世帯もどんどん比率が高くなっているからね。
珍しいことでもないかもね。

気を付けなければならない相手だけど・・・どのくらい気にするかな?

もうそろそろ理解できてきたと思うのよね。
2人でできる相性のホロスコープは、いろんな星のアスペクトができるということ。
エロ星もできて、おしゃべり星もできるけど、このお金の貯まらない星もできてしまうなんてことはあるのよ。ミリオネア星とこのお金が貯まらない星ができると、入るのも大きいけど、出るのも大きいといった感じになるわね。
複合的ということよ。複雑にいろんな糸が絡んでくるということよ。
個人の性質や運気を見ても、金運や人気運などによって複雑に構成されるけど、2人の性質、運気を診る相性診断も良くも悪くもいろんな面が出てくるということよ。

あなたにとって、この“ お金貯まらない星 ”はどの程度、意識しなければならない星かしらね。
優先順位はどのくらい?
案外低いじゃないかしらね。
それは決めつけられないわね。人によって、大切なものも、求めるものも違うからね。その人のこれまでの経験によって、それらの価値観も人生の中で変化していくし。だから、友人も好みのタイプも変わっていく。

あなたは何が欲しくて・・・どうしても嫌なもの、どうしても許せないものって何なのかしらね。
あらあら、あなたの好きなタイプの男性って・・・っていうか、どんな人生を送りたいかよね。

まぁ、いいわ。徐々に分かってくるわよ。
では、次はなかなかしんどい思いをする“ イライラ星 ”を伝授することにするわ。
カップルに限らず、上司部下、同僚、取引先なんかにこの星があるとね、互いに苦手になりやすいのよね。
避けたいけど、避けられない相手というのはいるからねぇ。

愛の鉄板法則④ 伝説のミリオネア星

財運が良くなると言われる木星♃(仕事、財運、拡大)と冥王星♇(頂点、カリスマ性)の吉角。
西洋占星術の世界では、その名も“ ミリオネア星 ”と呼ばれてたりもするわ。

そもそも“ ミリオネア ”って、日本語に訳すと“ 百万長者 ”だから。
え、たった100万?
って思うかもしれないけど、100万円でなく、100万ドルだからね。1億円ってことよ。
まぁ、億万長者ということよ。

早く、億万長者になれるパートナーを見つけたいって?
焦るんじゃないわよ。
焦る女は、もらい手がないって言うじゃない。

まず、この星の性質を分かりやすく紹介するため、シングルチャート、つまり個人の性質として現れる場合、どんなものがあるかを話しましょうかね。

いつもどおりホロスコープを作ってみるだけれど、自分に木星♃と冥王星♇の60度、120度、0度の吉角があれば、ミリオネア星があると言えるわね。(ちなみに冥王星の♇のマークは、冥王星の英語、Pluto(プルート)の最初のアルファベット2文字、PとLをくっ付けたものなのよ。)
でもね、私が鑑定していても、若い人では、まぁ、“ミリオネア”というほどのお金持ちは見たことがない。年配者の中には確かに億万長者かどうかまでは訊いていないけど・・・大きな家に住んで、大きな車に乗っている人はいたわね。
そりゃ、そうよ。2つの星の吉角アスペクト、60度、120度、0度というのは、言ってみれば、360度上には、0度、60度、120度、240度(=120度)、300度(=60度)と5つある訳で、許容範囲をプラスマイナス5度、つまり10度と考えたら、確率は36分の5になるわ。おおよそ6人に1人はこのミリオネア星を持つことなる。そんなに億万長者はいるはずがない。

私は、この星を“ 人徳星 ”とも呼んでいて、人に与えれば与えるほど、倍になって戻ってくる星並びを説明することもあるわ。でも、その倍になって戻ってくるのがいったいいつの話やら分からないのよ。
ただ年配の方で、確かに成功している人でこのミリオネア星を持っている人は、人に与えることを大切にしている人が多かったわね。
数年前にあるお弁当屋さんを経営している60代の女性がいたのだけれど、その人が経営に行き詰っている時、いつも助けてくれるおじいさんがいて、その人も経営者らしいんだけど、生年月日でホロスコープを見たら、ミリオネア星を持っていたのよね。
で、その女性によると、そのおじいさんがお金を出してくれる時、必ず“お金は有る時払いでええよ。お金は世に回して、何ぼだよ。最も大事なのは、徳じゃよ”と言うのだそうだ。
他にも、そんな度量の大きい経営者を見てきたけど、皆、60代だったわね。
ちなみに、かの斎藤一人さんも120度のミリオネア星を持っているわ。
斎藤一人さんの場合は、確かに人に与えたら、倍になって戻ってきた人のようにも思える。
でも、鑑定の場で、若い人にこのミリオネア星を持っている人がいても、具体的にどう“人に与えて”いったらいいのか、アドバイスできないのよね。寄付をすればよいのか、募金をすればよいのか、人におごればいいのか・・・。お金を出せばいいってもんじゃないしね。何せ、結果が出るのが、人生の後半だとしたら、私が鑑定した若者が結果を出すまで、私は見ていないのよね。そういう意味ではデータサンプルが少ないのよ。
まぁ、将来お金持ちになるかどうかは別として、その性格として、豪勢な人が多いわね。
“よっしゃ、俺がおごってやるわぁ” とか “ここにあるもの、まとめて俺が買ってやるわぁ” とかね。
さすがに女性の場合、“おごってやる“というような豪勢さはなくて、お祝いごとには、人より高価なものをプレゼントしようとしたりする性格の人が多いわね。この豪勢な性格という面では、ミリオネア星の的中率は高いわね。

では、本題の相性診断での“ ミリオネア星 ”を教えてあげるわよ。
どんな相手といっしょになれば、ミリオネアな流れを呼び込めるのか。
レッスンももう4回目だから、だいたいやり方は想像つくわね。ダブルチャートで、内円に自分の生年月日、外円にターゲットの男性の生年月日を入れるのよ。時間が分からない場合は、適当に12:00ね。ハウス無し。
で、木星♃と冥王星♇の吉角アスペクトを探すのよ。60度、120度、0度。0度が特に強いわね。120度でもなかなか効力があるわよ。

この間、静岡でエステをやっているという30代終わりの女性が名古屋にいらしてね。その人は自営でサロンも開いているのだけれど、お手伝いで他の少し大きなお店の仕事もしているんですって。そのお店の共同経営者が60代の男性と、50代の女性なんだけど、この2人の相性を診たらね。120度のミリオネア星があったのよ。男性の木星♃に対し、女性の冥王星♇が120度のところにあったのよね。財運を招く相手なのよ。なるほど。だから、ビジネスにおいては組んだ方が良い結果が出やすい相手だということよ。それだから、そのお店の方も上手く続いているのだろうけど。ただこの2人には強いエロ星もあったけどねぇ・・・。

ある50代のITの経営者が、3人の社員と自分との相性を診て欲しいというので、鑑定したら、3人中、2人にこのミリオネア星があったわね。誰を右腕にしたら良いかという話だったけど。気になる3人だったのでしょうね。でも、おしゃべり星や快楽ざる星の方が目立っていたような気がする。まぁ、一緒にいて、楽しいってことも大事だわね。

お客さんの夫婦なんかの相性を診ても、このミリオネア星があったりすると、私は「結婚してから、財運が良くなりましたか?」とか訊くと、たいがい、クールにこんな返事が返ってくる。

「お金には困ったことが無いわね。」

上にも書いたけど、6人に1人はもともと持っているような確率の高い星並びである。まぁ、そんなもんかな。億万長者というほど、珍しくはない。

でも、考えてみれば・・・。
成城石井やプレッセプレミアムで買い物をしている奥様方に、“ 財運は良いですよね? ”なんて質問をしても、お返事はやっぱり“お金には困ったことが無いわね”とか“ 食べるのに苦労したことはないわ ”ということになるのであろう。
お金持ちの世界には上には上がいるからね。
胸張って、“ ええ、私、お金持ちですわよ。お~ほっほっほっほっほぉ~~~ ” なんて答える図太い人なんて早々いないわよ。

つまり、この西洋占星術で、“ ミリオネア ”と呼ばれたりするけど、なんだか、都市伝説のような感じもしないでもない。
だから、今回の題名に “ 伝説の ” という言葉付けてみたのよ。本当かしら?という意味。

え、がっかりしたって?
財運が良くなるなんて、そんな上手い話ある訳ないと。

そうじゃないわよ。ただ、“お金に困っていない”というのが、どの程度お金を持っている人たちのことなのかを調査しきれないということなのよ。ミリオネア星の効力がね。本当かもしれないけど、相手の資産の内容まで分からないから、確認できないし。本当かもしれないけど、それほどでもないかもしれない。まぁ、現代の日本においては“ お金には困らない ”という程度かもしれない。 “ お金に困っていない ”だけでも結構いいけどねぇ、金欠になるよりマシじゃない、ということで、“お金持ち”となる的中率は不明なのよね。“ 伝説 ”ということで。

鑑定していると、確かに、木星と冥王星が1つずつのミリオネア星ではそれほど強くないような気がする。上にも書いたけど、ビジネスパートナーには良く見られるけどね。
でもね、太陽、ドラゴンヘッドを含めた形でミリオネア星ができるとか、ダブルミリオネア星とか、幸運の大三角形=グランドトラインぐらいに強くなるとかなり財運が良い事が実感できるみたいね。それほど目に見える形で出ているってことよ。

そうよね。どうせなら、“ お金には困ったことが無いわね ”程度ではなく、もっとがっつり成功を握りたいものね。

おや、目がイキイキし始めたわね。

え?
グランドトライン?
3つの星が正三角形を作る形に並ぶことよ。120度吉角が3つということ、つまり吉角の詰め合わせセットということよ。
え、お中元みたい?

う~ん、じゃ、次回は、2人の相性でグランドトラインのできた有名な一例をお話ししましょうかね。


テレビに出られる時? (水星と木星のアスペクト)

大阪では、道を歩いていても、知らない人が気軽に声を掛けられるというが・・・それはないな。

でも、お昼に昭和の匂いが残る定食屋さんに入ると、おばちゃんたちは親しげに声を掛けて来てくれるのは本当だ。お釣りを返してくれる時にはにこやかに手を握ってくる。

あるお好み屋さんに入り、カウンターに座って、壁に貼ってある短冊の「とんぺい焼き」という文字が目に入ったので、
「とんぺい焼きって何?」と訊いた。
コの字型のカウンターの中で、白い半袖シャツで鉄板に向かっている、60代ぐらいの男性。おそらく店の大将だろう。日焼けした彫の深い顔の大将は怪訝そうに、

「あんた、大阪もんじゃないな。」

で、大将は“とんぺい焼き”というものをさらりと簡単に口で説明し、また顔を鉄板の方に戻すと、手元のヘラで鉄板をカンカンと叩いて、
「お薦めはお好み焼きだよ。今、焼いてるのは、ねぎ焼というものだけどね。」と文章では表現できないベタな大阪弁で答えた。神戸や京都とは違う、吉本新喜劇に出てくるような大阪弁だ。

大阪人はサービス精神が豊富だ。一人でいる者を見ると、声を掛けずにいられない性格の人が多いのだろう。
その大将に、どこから来たのかと尋ねられたので、“名古屋から来た”と答えると・・・・
にこやかな顔をして、「名古屋かぁ、行った、行った・・・」
と威勢よく言葉が返ってきて、

「・・・28年前に。」

“28年前”と中途半場な昔話の会話に戸惑いながらも、まぁ、名古屋は陰が薄いから仕方ないかなと納得していると、大将は、

「中日クラウンズというゴルフの大会があってなぁ、それに行ったんだよ。」

とゴルフの大会の話に転がっていった。
でも、私はゴルフはやらない。大将は話に乗ってこられない私を見ると、今度は、そのゴルフの大会の賞品のクラウンというトヨタの高級車の話になり、でも、クラウンでは双方とも話すことが無く、袋小路になっていると、

「あのプリウスっていう車は、最初は変な形しているなぁと思うんだけど、時間が経ってくるとだんだんカッコよく見えてくるんだよな」

と話がプリウスに展開していった。
一人でいる人を見ると、声を掛けるというのが、大阪人の良さならば、人の良さが空回りしてしまっているような・・・なんだか、こう人がいいと、ほんと話に乗れない私の方が申し訳なくなってくるような。

大阪梅田のJRA馬券売り場の周囲の飲食店は、土日にはほとんどすべてのお店が競馬の中継をやっていて、喫茶店、食堂、お好み焼き屋、韓国料理屋・・・店の窓に「競馬放映中」という紙が掲げてあったりする。競馬新聞を片手にむすっとした顔のおっちゃんたちが、ぽかんと口を開けてレースを眺めている。食べかけの定食と、泡が消えてしまったビールがテーブルの上にある。中山とか京都とか、各地のレースが次々に画面に映されていく。顔が赤くなっているおっちゃんたちは、力の抜けた目でじっと睨んでいて、レースが終わっても、感情が上がることも下がることもない。そんな顔は、・・・おそらく外したのだろう。
土日だけの常連のようなお客がいて、“久しぶりやなぁ、○○ちゃん、どうやったぁ”とか、お店のおばちゃんが声を掛けたりしている。でも、“おおっ”としか答えなかったりする。

そんな競馬好きのおっちゃん達のアイドルとして登場したのが、藤田菜七子さんだ。
今年、競馬学校を卒業したばかりであるが、久々に現れたJRAの女性騎手として注目を集めた。彼女のルックスも手伝い、デビュー以来、人気はうなぎ登り。当たらない競馬通のマツさんの話では、彼女がレースに出ると、その競馬場の観客が数千単位で増えるという。だから地方競馬場からの呼び声は熱い。マツさんも毎週、彼女の乗る馬に100円入れている。自分が賭けている枠とは別に、彼女の馬におまけ気分で“入れている”のだ。賭けているのではない。そんなおっちゃんたちが多いから、自然と藤田菜七子さんのレース前の人気順位は高くなっている。
乗馬のセンスは良いとか、いろいろ言われる一方、なかなか実績を上げることができずにいたが、ここ最近、やっと力を発揮してきたようだ。ただ実力以上にデビューから紅一点の若い女性騎手の登場にメディアが集中した。3月にはホリプロとも契約し、騎手だけでなく、タレントとしての活動も始めた。

で、彼女のメディアでのブレイクと、星並びに現れているかというと・・・。

藤田菜七子さん
1997年8月9日
いつものように彼女のホロスコープを診てみよう。ホロスコープのソフトをお持ちでない人は、インターネット上のMy Astro Chart というサイトなどを利用してみましょう。
例えばMy Astro Chart では、
http://www.m-ac.com/double.php
の内円に彼女の生年月日を入れ、生まれ時間は分からないので、“適当に”12:00と入れて下さい。ハウスは無しです。生まれ時間が分からない時にハウスを作ると読み間違えます。
外円では、“適当に”2016年4月1日を入れてみてください。時間は同じく適当に12:00と入れて下さい。
そして、二重円を作成してください。

内円が彼女の性格などを表していて、私のアスペクト表で調べてもらえれば、いろいろと見えてくる。太陽と木星が180度凶角で、大ざっぱで自信過剰なところがあるでしょう。また火星と海王星が90度凶角、感情に火が付きやすいというところで、興奮しやすいことでしょう。私のアスペクト表にはまだ無いところで、金星にドラゴンヘッドが重なっていて、自分の好きなことを強く求める、人気運が強いとか、キロンが火星に重なっていて、身体を鍛えたがるとか健康に気を使うという点があるけれど、それは解説の機会があれば、また今度に。

で、今回注目したいのが、彼女の水星に、現行(外円)の木星が重なっているということ。
これは水星、つまり情報が、木星=膨らむ、利益になるということを表している。昔の星占いのテキストならば、情報が利になるということで、“耳よりな情報が入ってくる”という意味に解釈されていた。今もそういう意味はもちろんある。
でも、私が鑑定していると、最近は“メディアに取り上げられる”“メディアに登場する”という現象がよく起こっている。

彼女の水星位置と木星が重なったのは、昨年の10月頃からである。その後、現行の木星は今年の1月10日に逆行を始め、5月9日に順行に戻った。木星は振り子のような動きをして、おとめ座の10度~20度の間を行ったり来たりしたのだ。藤田菜七子さんの水星はおとめ座15度付近にあるので、現行の木星は3回重なることになる。しかもその間、彼女の水星とは影響範囲のほぼ5度以内に入っている。つまりずっと水星と木星の“情報が利になる”吉角効果が続くということである。今年の8月までは続く。

さらに彼女の金星もおとめ座20度付近にある。金星と現行の木星が重なる時は人気運が高まる時である。

さらにさらに、現在の冥王星が彼女の水星や金星の吉角120度位置にある。冥王星は頂点、莫大という意味がある。彼女の水星と現行の木星が重なった効果を頂点レベルに増大させる。

彼女の金星と、現行の冥王星も吉角120度を形成していて・・・。

まぁ、そんな華やかな星回りが水星・木星の吉角を相乗効果で増強させていることもあって、8月まではメディアでの人気はまだまだ上がっていくことだろう。

で、今回紹介したいのは、この水星と木星が0度で重なる時は、藤田菜七子さんの例ではないが、現在ではメディアに露出する可能性があるということだ。

私が鑑定した例で言えば、本人の水星と現行の木星が重なった時は、
・NPOの代表がテレビに活動が2度取り上げられた。その2度とも本人の水星と現行の木星が重なった時だった。(木星は年に一度は逆行するので、2、3回重なることはよくある。)
・勤めている会社の新聞広告に出た。女性も活躍できる職場ですといったニュアンスで、でかでかと新聞の半面くらいの大きな広告に笑顔の写真が載ったそうだ。
・自社テレビCMに出た。社内の女性が2人選抜されたのだが、その人一人に選ばれたそうだ。白い衣装をまとい、歌って、踊って、最後は乗り物に乗って、そのまま宙に舞い上がっていくというものであった。鑑定した時に、YouTubeにアップしてあるというので見てみたら、私があまりにインパクトがあるので、ごはんを食べながら愕然とした覚えのあるCMだった。

藤田菜七子さんでなくても、自分の水星と、現行の木星が重なる時はそういったメディアに出られるチャンスが訪れることがあるようなのだ。0度吉角が一番強力なので、現れやすいようだが、120度、60度、グランドトラインなんかでも起こるのかもしれない。

私はテレビの業界については多少詳しいので、テレビを例に話していこう。
テレビの放送に関わる者には3つの形がある。見る者、作る者、出る者だ。
良い番組が出来た時、最も恩恵を受けるのは、この中で“出る者”だ。その次に“作る者”。最後に“見る者”だろう。
芸能人なんかはもともと出演料というものがあるから、経済的に得られるものが大きい。

で、水星と木星の吉角が、“情報による利をもたらす”という力を発揮するならば、テレビ、ラジオ、新聞といったマスメディアの無かった時代は、“耳よりな情報が入ってくる”という受け身しか無かった。ところが、特に20世紀後半になってからは、“情報を発信する”側に立てることで、より大きなメリットが得られるようになったと考えるのはどうだろう。
水星と木星の吉角の現れ方も、時代とともに変わってきたということだ。

テレビがどれだけ多くの人にビックチャンスを与えてきたことか。有能な素人さんや無名な芸人さんを短期間にスターにのし上げてきた。古くは、欽ちゃんの司会を務めた「スター誕生」とか、「エンタの神さま」とか・・・数え上げたら、きりが無い。

さらにバブルが終わって、景気が低迷して・・・最近は、輝かしい才能が無くても、テレビ画面に出られるようになったような感があるんじゃないかな。敷居、ハードルがぐっと低くなったというか。

だが、これはメディア側の都合であろう。
今、テレビの制作費は低下する一方だ。となると、費用を抑える方法をいろいろと考える。
でも、視聴率は取りたい。取らねばならない。
一方、テレビ界にはおそらく一つの諦めがあるように思われる。“どうぜ昔のように視聴率20%越えを取るなんて無理だろう” 
こうなると“制作費に対して、そこそこ視聴率を取っていこう”という妥協的な考え方だ。効率的というべきかな。ヒットを狙うなんていう野望と賭けはやめて、70点くらいの成績を出して細く長く生き残ろうという発想なのだ。私にはそれが蔓延しているようにも思えるが、それだけテレビという産業が成熟した証拠なのであろう。
そうなると、さらに制作費を減らして、“費用対効果”で評価されることを考える。制作費は低いが、その割りに視聴率を取っているという認めれ方を選んでいくということだ。

今は、その傾向が強くなってきたというか、定着してしまった。新しい芸人がすぐに多くの番組のレポーターなどに多く採用されるのは、やはり出演料と視聴率との費用対効果によるものだろう。実力が安定していない分、視聴率が取れないとすぐに使い捨てされる。視聴率は分単位で出ているので、その出演者が画面で話している時に数字が取れているかどうかはすぐに判別されてしまうのだ。

マツコ・デラックスさんの番組なんかは、その道のエキスパートというか、オタクな一般の方がゲストになって、出演者2人で番組が進行している。しかもゴールデンタイムである。20年前には考えられなかったタイプの番組だ。そういった才能ある一般人を探すのは手間の掛ることであるが、それにも増して、費用対効果があるのだろう。もちろん、番組そのものの魅力は、話を上手に盛り上げるマツコさんの力に寄るところは大きい。

このような条件が揃ってきて、タレント性のある一般人でもテレビに出られる機会がぐっと増えたのだ。
一般の人でも、“出る人”“作る人”“見る人”の中で、“出る人”つまり発信する側になれる機会が増えてきたということだ。もちろん、一般の方でも“出る人”になることが、一番メリットが大きい。

そんなこともあって、水星と木星の吉角による“情報によってメリットがある”“情報によって大きくなる”という星の作用は、耳よりな話を受けるという情報の受け身から、情報を発信することでより大きな恩恵を受けるという方向に変化してきているのだろう。

人と“情報”というものとの接し方が変わったのだ。

時代や社会環境によって、星によって出てくる現象は変わっていく。
だから、星占い師のアドバイスの仕方も変わってくる。

そんな話をすると、今さら何をと思う人もいることだろう。
Twitter やYouTubeでは、とっくに誰でも情報を発信する側になっている。

まぁ、星占い師として言えることは、もしメディアを通じて何か発信したいことがあれば、自分の水星と現行の木星ができれば0度、そうでなければ、120度、60度の吉角を形成する時期を狙うことだ。
もしくは、自分の木星に対して、現行の水星が0度、120度、60度吉角を組む時。ただし、こちらの方は期間が数日と短いので、狙いにくい。

その時期になったら、ブログ、自分のサイト、Twitter、インスタグラムなどで積極的に発信していこう。返ってくる効果が大きくなっていることだろう。その発信したものが、より大きなメディアに取り上げられて、さらに広がっていくかもしれないし。

では、皆さん、水星の動きを利用し、情報戦で優位に立って、なりたい自分自身への実現にご活用してください。
健闘を祈るっ。

ちなみに今は、現行の水星と木星と冥王星が、グランドトライン、幸運の大三角形を形成していますから、情報が社会や人類に、財や利を与えるかもね。
また同時に、この3つの星のどれかに自分の星が重なっていたら、ほんま、自分を売り込むチャンスでっせ。


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