星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

名古屋鑑定は7月25日(水)まで。東京鑑定は7月30日(月)より。 秋はホロスコープ講座も開催。札幌講座は、9月29日(土)、30日(日)。東京講座は、11月3日(土・祝)、4日(日)。大阪講座は、11月23日(金・祝)、24日(土)であります。 詳しくは、http://tsubobo.com/contact.html

本サイトは http://tsubobo.com ホロスコープを読もう、学ぼうというサイトです。

星占い

転職を考えている人へ

「私は何をしたら、成功できますか?」

 

なんて質問をされたりすることがある。

 

西洋占星術では、その人の好きなこと、関心の高いこと、性格などは分かったりするので、向いている仕事、いわゆる“適性”“適職”のようなものは分かるんだけど・・・何をしたら成功するかなんていうのは分からないのよ。

 

そうなってくると、“成功”って何?となるんだけど、まぁ、シンプルに考えて、成功というのは、おそらく“ビックマネー”を手に入れることを指しているんでしょうね。でもね、収入というのは、向いている、向いていないとか、才能というものも関係しているでしょうけど、・・・実際、収入はその人の才能ではなく、実は社会的要因の方が大きかったりするのよね。

 

例えば、生まれた時の星並びで、水星☿と金星♀が重なっていると、コミュニケーション(水星)に、華がある(金星)として、私は“おしゃべり星”と呼んでいる。

志村けん(1950220)、明石家さんま(195571)、江頭2:50(196571)、りゅうちぇる(1995929)(敬称略です。すみません。)は、このおしゃべり星を持っている。おしゃべり星を上手に仕事に活かして、収入に結び付けている人たちでしょう。

で、最初のお二人は億万長者だろうし、一般的に見れば、かなりの高所得者である。いわゆる成功者でしょう。

 

でね、よくよく考えてみる。

 

西洋占星術は2500年以上の歴史があるのだけれど、その歴史を振り返ってみて、おしゃべりや賑やかすのが上手という性質を活かして、かなり上位の高額所得者になれたのは、昭和以降の出来事だと思うのよ。

だってさ、人を賑やかにしてお金をもらえるっていうのは、芸人という仕事だろうけど、

江戸時代だったら、どのくらいの収入が得られたかしらね? さらに言えば、鎌倉時代だったら?

少なくとも、今の社会のように、高額所得者になることや社会的地位を持つことは不可能だったでしょう。

これは時代だけに言えることじゃなくて、地域でも言えるわよね。例えば、ブータン、ペルー、ミクロネシアといった国の田舎で生きていたら、どうかしら?とも考えれられるのよね。まぁ、ただのおしゃべり、面白い人として扱われておしまいかしらね。

まったく収入につながないことだって、ありうるわよね。

 

つまりね、収入は、その人の才能がお金を引き寄せるのはなく、社会がその才能を必要として、どれだけ報酬を与えるかという方にかかっているのよ。

 

たとえ才能があっても、その仕事に向いていても、その人の住んでいる社会環境の方が、より大きく影響されるということよ。

 

もっと顕著に見られるのは、音楽業界でしょうね。

大企業の社長より、売れっ子作曲家、作詞家の方が突出して収入を得るということがあるでしょ。こんなの現代の先進国だけで起こる現象よね。その社会においてもトップクラスの所得を得るミュージシャンが現れるなんて、人類の歴史上を見ても、20世紀後半ぐらいからかしらね。

 

何をすれば、成功できるかという質問は、あなたの才能の中で、現在の社会が最も多く報酬を出してくれそうなものを選ぶというのが答えとなるかしらね。そう考えるとさ、・・・無いかもしれないけど。

 

じゃ、仕事に何を求めるのか。何が得られるのか。

 

で、今回は、星占いをしていると、相談の上位にくる“働く”ということについて考えていくことにするわ。

で、転職をしたいなと考えている人、このブログを読んでいる人でも多くいらっしゃることでしょう。

まずはね、“仕事”そのものについて考えてもらいたい。頭の中で整理してもらいたいのよ。

 

少し前に「働き方の哲学」(村山昇 ディスカヴァー・トゥエンティワン)という本を読んだのね。かなり売れた本ですよ。図、グラフ、イラストを多く用いて、いろんな視点からとても分かりやすく“働く”ということについて解説してあってね。この本の中でも私が印象的なものの1つとして、一つの逸話が出ていたのよ。

 

中世のヨーロッパで、男たちがある建築現場でレンガ積みをしていた。

その男たちに“何をしているのか?”と問うと・・・

 

一人目の男性は、「レンガを積んでいるのさ」。

二人目の男性は、「お金を稼いでいるのさ」。

三人目の男性は、「歴史に残る大聖堂を作っているのさ」と答えた、と。

 

これは、仕事や労働に対して、3つの視点があることを示している。

一人目は仕事を、毎日の作業として捉えている。

二人目は、収入を得る手段として捉えている。

三人目は、社会への貢献、夢、理想として捉えている。

 

で、ここで、あなたの普段の仕事している時の姿を思い浮かべて頂き、同じ質問をしたい。

“あなたは何をしているのですか?”

 

で、その答えはどれに当てはまりますか? ①毎日の作業 ②お金を稼ぐこと ③社会への貢献

 

で、この本によれば、

①毎日の作業として捉えて仕事していれば、現状維持になりやすい。

②収入を意識すれば、“もっと稼ごう”という考えが湧くので、効率を良くしようと改善したりする。

③社会への貢献やその仕事に対する夢、将来性を持つことが、充実感、方向性を与え、その働く人の可能性を広げるという。

 

ただ、この「働き方の哲学」では、他にも働くということについて多く項目を使って、多面的に考えていてね。でも私は、この話を取り上げるだけなので、分かりやすくするため、私なりの解釈を付け加えさせてもらっていると思ってね。まぁ、3つの視点だけを都合よく拝借したとも言えるわね。

 

でね、このように仕事を3つのポイントで分けていくと、なんかやっぱり、③社会への貢献や夢、理想を持つべきだな、と思ってしまう。意識が高い系とも言えるかな。

 

でもね、私はできれば、3つとも満足できれば、幸せな仕事だと思うのよね。

この本では、“レンガ積み”が事例になっていたので、何となく、単調な“労働”、我慢して行う苦役というイメージになってしまうんだけど・・・確かにそういう仕事もあるでしょうね。

でもね、①作業そのものが好きな場合もあるのよね。

例えば、魚釣りが飽きないくらい好きな人が漁師さんになったら、単調な釣りという作業をしていても幸せな気分でいられるでしょう。電車が好きで仕方ない人が、電車の運転手になったら、その仕事に苦痛は無いでしょう。生理的にボルトを締めることが好きな人がいたら、ベルトコンベヤーの流れ作業で、ボルトを締めることも楽しくやれることでしょう。むしろ、やってみたら、作業そのものに楽しさを見い出すこともあるしね。

レンガ積みも、子供の頃のブロック遊びのように感じられる人は、楽しいことでしょうね。

これは結構、幸せなパターンだと思うんだけど・・・。

 

それでも、②お金を稼ぐこと、つまり収入が少なかったら、やっぱり転職を考えてしまう。

それどころか、世の中には、②収入のためだけに仕事を選んでいる人も多いんじゃないかしらね。

さらに、③社会的意義、夢、理想、将来性が無ければ、「このまま続けていていいのかしら?」という疑念も湧いてくる。

 

例えば、大企業で経理の仕事をしていて、毎日、他人が切ってきた領収書をひたすら朝から晩まで計算ソフトで処理している人は、どんな感じなのかしらね。これこそ、現代の“レンガ積み”かしら。

 

仕事の ①作業そのものが好きなことだったら、それはそれで幸せなわけですよ。

②お金を稼ぐことが満たされていて、高収入だったら、やっぱりそれはそれで幸せ。

でも、逆に③社会的意義、理想だけがあっても、満たされるかどうかは難しいわね。私の知り合いは、ホームレスの支援のNPOでボランティアとして働いているけど、なかなかね・・・むしろ、①、②が満たされている人より続けるのが難しいのではないかな。ここで“理想”という言葉も付け加えたのは、例えば、“将来、アイドルになる”という夢を持つような場合も入れたいからね。アイドルになりたいという気持ちだけで、毎日の下積みにどこまで耐えられるかしらね。下積みそのものが楽しいこともあるだろうけど・・・③が一番重要だとは、私は思えないわね。

 

つまりさ、①~③のどれかが満たされていないと、そこが仕事に対する不満になりやすいわけですよ。

 

今、転職を考えている人は、もう一度、①作業 ②収入 ③社会的意義・理想 の何が欠けているのか、見つめてみるといいわよ。

 

日本の社会の場合、さらに長時間労働による ④疲労度 といったものも入ってくるのよね。勤労時間が長く、帰りが遅くて、自分の時間どころか、睡眠時間すら無い。こうなると、①~③も大切だが、自分の心身も大切だからね。

日本人は、勤勉が美徳なのはいいが、今は、この美徳が害にもなりつつある。ついでに言うなら、職場の人間関係などの環境もこの④疲労度に入れたいわね。人間性に欠けた人が上司になっていると、どうしようもなく消耗するからね。

①~③と違い、これはマイナス要因だけどね。
 

で、仕事運をホロスコープ星占いで適性を鑑定する場合、1つの事例として、10ハウス金星♀というのがある。

10ハウスはキャリアや肩書、ステイタスなどを意味し、金星は趣味、快楽、レジャー、恋愛を意味するのよ。だから、10ハウスに金星がある人は、他人から見て、趣味のような仕事だったり、本人そのものが、仕事をしている感覚が無い仕事だったりするのよ。私が鑑定してきた中で見られた業種は、花屋、パン屋、獣医、イルカのトレーナー、アクセサリー作家、ピアノ調律師、消防士などね。

こんな話をすると、“10ハウス金星って、うらやましい”という声が聞かれるが、実は、上で言うところの②~④に関しては全く満足度が低いレベルだったりするのよ。

10ハウスの金星の人って・・・

例えば、お花屋さんて、女性なら、一度はやってみたいと思ったことのある仕事でしょう。

でも、実際にお花屋さんをやろうと現場を覗いてみたら、朝は早いし、重労働だし、スタッフの給料は安いし・・・普通の人なら、引っ込んでしまうような仕事環境なんだけど、10ハウス金星の人は、好きなことを仕事にすることを優先してしまうというだけのことなのよ。

だから②~④が犠牲になっている可能性があるわ。

 

こんなふうに仕事を①作業 ②収入 ③社会的意義・理想 ④疲労度 なんて分けて、話をさせてもらったけど・・・自分のことを考えると、複雑で、頭の中がぐるぐると回って、よく分かんない状態になっちゃうかしら?

 

でも、そんなもんよ。そんなに簡単に整理ができるわけない。

仕事とか、働くというのは、大切な話だからね、ついつい考え込んでしまう。

自分の実際の立ち位置を考えながら、仕事や働くということを理解するのは、そんなに簡単にできないわよ。

この類の現実的な話に大切なのは、understand(分かる)ではなく、realize(実感する)ことだと思うのよ。

だから、時間がかかるのよ。

 転職の図

転職を考えている人は、4項目を一度、ビジュアル化できるように、ノートなどに書き出してみるといいわ。

私はこれを“一人ブレスト(ブレーンストーミング)”と呼んでいるけどね。

そうすると、自分の仕事への満足と不満のバランスが見えてくるわ。


こんな風に書いてみるといいわって、感じで書き出してみたんだけど、皆さんはもっと具体的に書いた方がいいわね。
 

そんなわけで、①~④のバランスが崩れていると、転職したい気持ちが湧いてくる。

で、私は転職したいという相談者が来ると、話をよく聞き、①~④のどれに不満があるのかを見極めるようにしているのよね。

本人はただただ今の仕事の環境を変えたいと思っているようにだけど、よくよく分析していかないと、話がまとまらないのよ。本人が私のアドバイスに対しても、しっくりこないのよ。漠然としたままでは、“適当な問答”になってしまう。

 

で、①作業 ②収入 ③社会的意義・理想 ④疲労度 の何に対して不満なのかをまとめたところで・・・転職についての考え方もいろいろあるでしょうけど、せっかく私は星占い師なので、3つの視点で、アドバイスをしている。私は転職紹介会社のコーディネーターではないからね。そもそも相談者も星占いを求めてきているわけだし。

 

  1. 性格や適性

  2. 今後の運気

  3. 会社との相性

     

相談者の仕事に対する適性が低くても、これから、かなりの追い風が吹けば、“まぁ、やってみれば” と言う。本人もやりたいだろうし、チャンスが起こりやすい。それに失敗しても、別の方面に道が開けやすいからね。

一方、①の適性が高くても、この先の運気が逆風ならば、“3年待った方がいいよ” とかと言ったりする。星占いで読める運気は、天気予報のようなものだ。今、土砂降りの雨が降っているのが分かっているのに・・・わざわざそんな時に行くことはないでしょ。

あと、ついでに言うなら、会社との相性だわね。上司・同僚との相性も大切だけどね。人間関係など、環境的に居心地がいいのか、金運が上がるのかなどが分かったりする。

 

今、“このまま、この仕事を続けていいのか”といった悩みを持っている人は、焦らずゆっくりと、まずは自分の仕事をよく見つめて、分析してみてくださいな。

その先にしか、成功はないでしょ。

 

 

12ハウスの男

名古屋ホロスコープ講座に来て頂いている人は、なんとなく、受付の年配のおじさんのことが気になっているかもしれない。
いや、そんなことない。まったく意識したことがない???
まぁ、そんな感じで、軽んじてくれていいのですが、あの定年過ぎて、やることがなくて、家に閉じこもっていて、俺なんて“サンデー毎日”だよ、なんてぼやいているから、心優しい私がバイトの仕事を与えて、外に引き連れてあげた人でして。サンデー毎日というのは、毎日が日曜日という意味であります。熊のように身体が大きくて、妙に眼光が鋭くて、でもって、いつもうつむいている・・・まぁ、受付しているから、うつむいてますわな。
受講者の皆さんからは、“あの人、つぼぼさんの、・・・お知り合いか、なんかですか?”と不安そうに怪訝な表情で質問されたりしますが、そうなんですよ。
Sさんというんですけどね、残念ながら、実は私の25年くらい付き合いのある人なんですよ。

Sさんはもともと地方公務員だったんですけど、退職したのは5年ほど前でして。それからは、世の多くのご主人さん同様に、信楽焼きのたぬきの置物のように、家に鎮座、居座ってしまっていると。息子さんたちは独立していて、家族は、奥さんと拾ってきた猫。Sさん、年を取ってしまったから、朝早く目が覚めてしまう。まだ空が白みかける5、6時くらいには、パッと目が開いてしまうそうで。そこで、一人台所に行き、ゆで卵を作る。半熟卵を作ろうとするが、上手くいく日もあれば、そうでない日もある。でもって、そのゆで卵をほおばって、朝食を終えると、またベットに戻る。奥さんとは寝室は別々。奥さんは、毎朝、台所でゴソゴソ音がするから、大きなネズミか、大きなゴキブリでもいるのかしらと思っていたんだそうで。Sさんは自分の寝室に戻り、ベットに横になって、天井の木目の模様を眺め、またウトウトとひと眠りするという具合。
奥さんが仕事に出かけた後で、Sさんは再び目を覚まし、テレビのスイッチを入れる。
「今は便利なものだなぁ。テレビも、エアコンも、電灯もすべてリモコンでできるもんなぁ。」
つまり、一日中、ジャージのようなパジャマのままで、湿気のこもる生温かい布団の中で、ゴロゴロしていられるということですわ。隣の家の似たような年頃の男性とは仲が悪く、近所付き合いも無い。
楽しみは、BSで釣りと居酒屋の番組を見ること。家の中にいても、実際に行った気分になれるんですって。釣り好きのSさんは、ベットの中で、日本中の海や川での釣りを堪能できているそうだ。
そんな定年後の生活は退屈過ぎるだろうと、Sさん、最初は予想していたんだが、実際にやってみて、板についてくると、「これがなぁ、結構、心地いいんだよ。」 と馴染んでしまった。

でも、さすがにこのままでは体力が落ちて、将来、寝たきりになっちゃいけないと思い、スポーツジムに通った。65歳と言えば、今の時代、これといった病気もなく寝たきりになるには恥ずかしい。
Sさん、筋力トレーニングをするのだが、性根が怠けものだから、準備運動が面倒くさい。時間がもったいないとそのままトレーニングマシンを始めてしまったら、右足の神経を痛めてしまい、麻痺して動かなくなった。結局、昨年はほぼ寝たきり状態になったと。
“ああ、こんなことなら、始めから、普通に寝たきりになっておけばよかった、医者代がもったいねぇや。”とぼやきながら、1年経って、少しは動けるようになった。けど、用事も友達もいないSさんには、外に出かけることがない。
でもって、哀れみを感じて、心優しい私が声を掛けたというわけ。

で、やっと本題の星占いの話にするんですけどね。
このSさんは星が大変偏っていましてね、12ハウスに太陽☉、水星☿、火星♂、木星♃と4つも星が入っている。これはちょっと珍しい。まさに、ザ・12ハウス。
で、ついでに言うと、太陽☉と木星♃がおうし座♉、水星☿はおひつじ座♈、火星♂はふたご座♊。

12ハウスは、“秘密、人に言えないエリア”という意味と覚えておいてください。
12ハウス太陽☉の人の特徴は、分かりやすいところを言えば、秘密主義者。
太陽のあるハウスはその人が軸足を置くところなんですが、それが秘密の部屋にあるというのはどういうことかというと、他人にはあまり公表しない人。そして、もう一つの顔を持ちたがるということ。だから、会社員の人でも、ネットゲームの世界では、リーダーをやっていたりする。OLさんでも、夜、ホステスさんをやっていたりしてね。

どうしてそうなるのかというと、例えば、スーパーマンやスパイダーマンを思い起こしてもらいたい。スーパーマンの普段の姿は、クラーク・ケントという新聞記者ですよ。もしあなたがクラーク・ケントだとして、仕事でミスをして、上司にバカ、アホ、能無し、役立たずと罵倒されたとする。普通ならそんな全否定に、しゅんとしてしまうところなんだけれど、クラーク・ケントのあなたの心中は、・・・“そうは言っても、俺、スーパーマンだしぃ。” そんなんだから、上司の罵倒なんて何にも響かない。
つまりもう一つの顔を持つということは、その人にとって、心の逃げ場を作ることなんですね。12ハウス太陽の人はその傾向が強くなるというわけ。

で、Sさんはどうかというと、熊のような見かけによらず、実は、小説を書いている。プロじゃないから、小説家とまでは言わなくても、まぁ、“小説書き”ぐらいとまでは言えるでしょうな。

これは12ハウス水星☿ということも関係しているかもしれない。水星は、知性、情報、文章という意味でして。
人に見られないようなこっそりとした世界で、黙々と文章を書いているイメージですわな。

12ハウス木星♃は、人に言えないところ、秘密のエリアに財運、仕事運があるということ。風俗など、暗部のね、闇のね、大っぴらに人に言えないような仕事に携わっている人もいらっしゃる。
で、もう1つのパターンとして、副業、サイドビジネスで儲けていたりする人だったりする。ネットの転売なんかでもちゃんと利益を出していたりしてね。

Sさんは、小説を書いているのだが、文学賞の公募ものにいろいろ出してきて、これまでに得た賞金の総額は、な、なんと、1000万円を越えている。さすがに本業の方が収入は多いでしょうが、しっかり銭を稼いでしまう、玄人はだしの、副業的なアマチュアといったところなんですよ。

それでもって、Sさんのおうし座♉ 太陽☉というのは、所得、富、贅沢、快楽を求める傾向が出てくる。
またSさんのふたご座♊ 火星♂というのは、欲望、主張を、コミュニケーション、情報、文章でかなえようとするスタイルを持つ傾向が出てくる。
なるほど、小説で賞金稼ぎね。

私がSさんと知り合ったのは、私が大学を卒業したての社会人1年目の頃でして。
大学時代の中国人留学生の友人と、ある日中文化友好の新聞を名古屋で作ろうみたいなサークルに、ふと参加した時に紹介されたんですよ。
Sさんは気象庁に勤めていたのだが、ある小説の文学賞で大賞を獲って、賞金も200万円も手にし、いろんなところから“書かないか”というオファーがあって・・・だけど、書き貯めた作品が無く・・・先走って、気象庁を退職していましてね。そうはいっても、書くこと一本で生きていこうということも貫けず、結局、市役所の福祉課の非正規職員として、雑務の仕事に就いていた。雑務って、まぁ、具体的に言うと、老人施設で朝から晩まで皿洗いをしていたということですよ。

そんなSさんに、 “お前、面白いやつだな” ということで、私はSさんの家に月に一度くらいのペースで遊びに行くことになる。
私は、哲学科を大学で専攻していたような人間なので、実は小説にはまったく興味が無くてすね。けれども、Sさんの家には、本棚に“どうだ、俺は知識人だろう”と強くアピールするように、多くの本が並んでいましてね。Sさんは、そこから、私が好みそうな作品をいつもピックアップして数冊貸してくれたんですよ。
私が小説を面白がるようになってくると、今度はSさんに“小説を書いてみろ”と言われるようになり、短編なんかを書き出す。で、Sさんに読んでもらい・・・添削をしてもらう。ここの文体はどうとか、表現がどうとか、場面の描写がどうとか、人物像の描き方がどうとか、リズムがどうとか・・・。
で、私も地方の文学賞にも応募するようになり、3次選考ぐらいまでなら通るくらいの力を身に付けることができるようになったんですよ。ありがたいことに。でもね、私の場合は、同時に絵の方が入選、入賞して賞金を得るようになりましてね。海外にアートショーなどに出品する機会が出てきてたりして・・・絵の方が結構忙しくなってきたので、小説を書かなくなるんですけどね。
まぁ、こんな風に、ブログは書いてますが。

で、話が逸れましたが、話をSさんに戻すと、12ハウスに火星♂も入っている。
火星のあるハウスは、その人にとって、リングとなる場所を意味してまして。リングというのは、ボクシングとかレスリングとかのする試合の舞台ですよ。真剣勝負をする場所であるし、場合によってはケガをする場所という意味。
12ハウスに火星♂があると、陽の当たらない、闇の中など、人目につかない場所で闘うということになったりします。もしくは、12ハウス火星は戦い方、敵の攻撃がステルス、見えないやり方になったりするんですよ。根回しとか、密告とか、嫉妬とかに気を付けたい星並びですな。

で、Sさんは、とある市の公務員試験に受かり、市役所の福祉課で働くこととなる。まぁ、役所の中で、福祉課というのは、どちらかというと皆やりたがらない部署だそうで。生活保護とか、生活困窮者対策など、神経をすり減らすような仕事も多いですからね。
でも、12ハウス火星のSさんには、うってつけだったのかもしれないんですよね。世の中的に見て、暗部の仕事だからね。
1,2年、普通に福祉課で働いていると、そのうちに市役所の上の人に、Sさんが小説を書いている人間だということが伝わり、“そんな人間ならば、苦しんでいる人の気持ちがよく分かるだろう”ってんで、より専門性の高い児童相談所に勤務することとなる。

児童相談所というのは、家庭環境に問題があったりする場合にその子供を保護したりするところですよ。
近所の人から通報があって、虐待が行われている家庭に、児童相談所の職員が訪問しても何もすることできず、手をこまねいているうちに、子供が死亡するなんていうパターンのニュースがテレビでよく報じられたりしてるでしょ・・・その児童相談所ですよ。Sさんの仕事はそんなんだったんですよ。

ただSさんの場合は、そういった暗部の、闇の仕事の方が燃えるし、合っているのかもしれない。
12ハウスに火星♂と、仕事の木星♃まであって、“人に言えない仕事”っていうわけですからね。

Sさんからは濃い武勇伝を聞かされてますよ。
何度も同じマンションに訪れ、育児放棄した若い母親を説得し続けて、子供を保護したとか。
夫の暴力から逃れるため、ワンボックスカーで人目に触れない時間に訪れ、猛スピードで荷物を積み込み、母と子を載せて、深夜の高速をぶっ飛ばして、金沢の母子寮まで行ってしまうとか。家に居られないヤンチャな中学生十数人と施設で一緒に寝るとか。
“俺の子供をどこにやった” と怒鳴ってくる血の気の多いヤクザみたいな男相手に、立ち向かわなかんとか。
そんな風にこわもての男を相手にするにも・・・Sさんは、身体が大きいし、目つき悪いし、動揺しないし、ということで普通の職員、まぁ、運悪く人事異動でやってきただけの市の職員さんには、到底相手にできないような人ともぶつかれてしまう。
そんな大声でまくしたてる男を相手に、話が6,7時間に及ぶことはざらにあって・・・そうなると双方がともに疲れてきますわな。大声出し続けていますから。頭がぼーっとしてくる。
そんな時に、Sさん、決め技を放つ。

「あんたの心の中には、“淋しさ”という蛇がいるんだ。
その蛇がな、毎日の精一杯の生活に疲れて、どうしようもなく暴れたくなる時がある。それが自分の心に向かって牙をむくんだ。あんたはその痛みに耐えかねて、ついこう(手振り)拳を握って、暴力をしてしまうんだ。
・・・(じっと目を見て)俺には分かるんだよ。」

こんな、小説書きが適当に繕った言葉にも、 “分かってくれるのは、あんただけや”と、こわもての男はつい涙してしまうと。かつ丼なんか頼まなくても、十分に落とせてしまう。
他にも、子供のために、拳銃をどうしようかと相談にやってきたヤクザな父親から
「あんたはなんでこんな仕事をしているんだ?」という質問をされ、
「俺にも家族がいてな、ちっちゃな家が郊外に建てたんだよ。家族を養って、家のローンを払ってな。俺は中途で入っているから、給料安いんだ。後ろにいる若い課長さんたちとは違ってなぁ・・・。(苦笑)」と、周囲で関係者が話を聞いている場でも、腹を割って話し込んで、話に酔ってしまって・・・
で、そのヤクザな男性は、後日、拳銃を持って自首したと。
Sさん、そん時は、警察署からえらい感謝されたんですって。

こんなんだから、児童相談所という仕事においては、逸材のせいか、ピンチヒッターで全国の児童相談所に呼ばれたんだそうで。時に、“なじみ客”があって、横浜のやっぱり怖いタイプの男性は、Sさんを“ご指名”してきたそうだ。
「Sさんを出せ。Sさんが来たら、話してやる。」という具合。
で、全国各地へ出張したりしていて、本来ならば、エース的な存在になりそうなんですがね、・・・Sさんは、“ 大人嫌い系 ”だからね・・・職場での人間関係が悪く、汚れ仕事ばかり回ってきて・・・毎朝、児童相談所に出勤することを考えると半ばうつになっていたんですって。

12ハウスの説明を繰り返しますが、12ハウス火星♂というのは、密告とか、嫉妬とか、裏切りという意味もある。 “汝、背中から刺されないように注意しろ”との言われる星並びだ。

児童相談所という時に暴力的、破壊的な家庭環境の人たちを保護する仕事をしていましたが、Sさん自身が実はそういった家庭で育っている。
世に言う、複雑な家庭環境ってやつですよ。
Sさんは、小学校の頃、学級委員に選ばれたことがあるんですよ。これは、めでたい、自慢ですよ。
家でも、近所でも、“おお、Sくんが学級委員ね”って、珍しく褒められたりしてね。
ところがですよ。ある日学級会でね、同級生から家庭の内情を指摘されて、
“そういう家の子が、このクラスの学級委員をやるというのは、ふさわしくないと思います。”
という形で告発されてしまう。まだそういう時代だったんでしょうね。ついには議題に発展し、どんな家族か、家庭かが明らかにされてしまい・・・子供の世界というのは、生々しく残酷なもので・・・そんな弾劾裁判が行われ、多数決で学級委員を降ろされてしまう、という体験をしている。
あまりに惨めで、屈辱的で、今もトラウマになっているそうで。

このパターンもそうですが、12ハウス火星♂の戦いは、ステルスで、敵が見えない。正面から堂々とやってこない。密告、告発といった形だったりするわけですよ。

これは攻撃のされ方だけでなく・・・残念なことに、本人の戦い方も、同じように正面切っての方法でなかったりするんですよ。

Sさんは、児童相談所で働いていたんだけれど、ほんと大人しく働いていればいいものをね・・・子供たちや家族の保護の仕方に問題がある、このままは危険が大きくなると、外へ内部告発をしてしまったんですな。内部告発するような内容だから、細かくはここでは言えないんですけどね。

Sさんの火星♂はふたご座♊にある。欲望、主張を情報や文章で訴えようとするんですな。実は水星☿はおひつじ座♈にある。文章を書くことで情熱的になるという意味でして。
ふたご座♊の守護星は水星☿。おひつじ座♈の守護星は火星♂。お互いの守護星が、ふたご座♊火星♂、おひつじ座♈水星☿のように入れ替わって、相手の星座に位置することを、星占い用語でミューチュアル・レセプションという。早い話、よりその傾向が強くなってしまうということですよ。そもそもふたご座♊火星♂も、おひつじ座♈水星☿も性質は似てしまうから、・・・2倍になる感じ。
まぁ、Sさんはね、変なところで正義心が強く出て、損してしまうタイプなんでしょうけどね。

Sさんの児童相談所内の問題を内部告発した文章は、パソコンのワープロソフトで書かれていたんですけどね、
しかし、送った封筒がね・・・手書きだったのよ。
で、Sさんは、児童相談所の上司に呼ばれ、
“この封筒の字は、君のだよね?”
と他の手書きの文章と並べられ、上司、同僚たちに囲まれ、にじっと睨まれ、責められ、・・・ついには、大岡越前に出てくるおしらすの下人のように、観念したと。
普通は、役所の場合、定年退職しても、再雇用先の仕事を紹介してもらえるのだそうで。だけど、Sさんは、そんなことがあったもんだから、“オファーは無いね”と言われて、役所を蹴り出され、家でぼーっとBSの釣りと居酒屋の番組を見て過ごす、信楽焼きのたぬきのような生活になってしまったと。

ということで、Sさんは、“サンデー毎日”で、家の中でごろごろしているのだが、諦めもせず、小説の方は今も書き続けている。
つい先月は、ある地方文学賞で佳作を獲ったので、その授賞式に静岡県に行ってきた。普通から言えば、佳作獲るだけでもすごいっ!となるところだが、同じ地方文学賞で、昨年も佳作を獲っている。つまり2回連続ということ。
本人は嬉しくとも何ともない。むしろ口惜しい。ただ賞金の5万円をもらうために、交通費も出るので静岡県まで行っただけのことだと言って、むすっとしている。
小説の分野で、賞も獲っているが、佳作も結構、獲っている。9回も獲っている。最近は特に多い。
だから、周囲から“ 佳作の人 ”なんて呼ばれている。

でもね、神様はちゃんと見てますよ。
そんなSさんに注目する出版社も現れてね、数年前に、初めて本を出版したですよ。
“名古屋にこんな逸材が埋もれていたんですねぇ”って、“先生、先生”ってな感じでね。
自費出版ではないはなく、ちゃんと出版社の方から、お願いしますと頼まれているところなんかは、さすがSさんですよ。一途に頑張り尽くした人間には、拾う神様というか、拾う編集者も現れるということですよ。
これまでの公募に出した作品を集めたものでね。ハードカバーの本なんですよ。ずっしりと重いですよ。ほんとに。そしてちゃんと本屋さんの目立つところにも平積みで並べられたんだそうで。
でね、売れた冊数が!!!・・・たったの8冊。

その本の題名が、
『ちょっと寂しい』。
出版社や本屋さんは、 “ とっても寂しい  ”。

でも、滅入っていても仕方ない。Sさんの人生にはたっぷり時間があるので、小説を書き続けていて、今年も賞金目当てに地方文学賞を狙っている、らしい。
木っ端役人だったから、年金が普通に公務員をやっていた人よりかなり少ないって、よくぼやいてますからね。

名古屋ホロスコープ講座に出席されている方は、前を通られる時に、ちょっと気に掛かりましたら、まんじゅうでも供えて、手を合わせてやってくださいませ。

おやおや、いけない。
調子に乗って、ついついべらべらと話し過ぎちゃいましたね。
きっと、これも “ 密告 ” ですな。

麻生太郎氏は辞職するか?

今、森友学園への国有地文書改ざん問題で、安倍政権が揺れていてね・・・、で、どうなるのかなと思いながら、・・・安倍首相の星並びを見ても、そんなに悪くなっていないのよね。

でもね、麻生太郎財務大臣がね、あんまり良くないのよ。
ということで、今の麻生さんの運気をダブルチャートで見てみましょう。内円に麻生さんの生年月日、1940年9月21日を入れてみる。外側には、本日2018年3月18日ですね。こんなチャートになります。

簡単にホロスコープチャートの読み方を説明すると、星同士の角度(アスペクト)が、0、60、120度を形成すると吉角。90、180度は凶角になります。
詳しくは、http://tsubobo.com/Aspect.html
を参考にして下さいね。


麻生さん いらいらTスクエアここで短期的に注目したい点は、麻生さんの太陽☉、火星♂、海王星♆と現行の太陽☉、火星♂で、Tスクエアという凶角のアスペクトを作っているということですね。Tスクエアは180度凶角と90度凶角の組合わさった、強い複合凶角アスペクトであります。私は、海王星♆(感性)と火星♂(戦う)の凶角アスペクトを、“感情に火がつく”ということで、“いらいら星”と読んでいます。太陽☉は、その力を増幅させていると考えて下さいね。
太陽、火星の影響はせいぜい1、2週間ですから、ここんところはまぁ、感情のコントロールが難しくなっているでしょうね。




麻生さん 木星180度凶角中期的に見ると・・・、中期的というのは、ここ数ヶ月ということですが、麻生さんの木星♃、土星♄、天王星♅と、現行の木星♃が180度凶角になっているのですね。
私は、木星♃と土星♄が凶角になると、財運に計画性が無くなるという意味で、“お金貯まらない星”と呼んでいます。出費や損失などが出やすい時期となります。
木星♃と天王星♅(変化)が凶角になると、財運が悪い方に一変しやすいかったり、ぬか喜びになったりします。木星♃同士の180度凶角は、良くも悪くも仕事の環境が一変しやすくなります。
麻生さんはもともと木星♃、土星♄、天王星♅が重なって生まれていて、それ自体は財運のいい人なんですけどね、その凶角180度位置に、星が位置すると、カウンターを食らってしまうのですよね。
で、今年は木星♃がやってきていると。
木星は一周12年の星ですから、彼にとっては12年に一度の出来事ですがね。
3つの星が重なっている分、財運、仕事運の“凶角”影響はぐっと強くなる。
今、進退についても問われ続けているけど・・・あるかもですね。
たとえ、辞職しなくても、彼にとって、大きな損失が出るのでしょうね。木星♃は、今逆行中で、夏ごろには順行に戻るけれども、麻生さんの木星♃、土星♄、天王星♅の180度凶角位置はおよそ9月まで居座ることになります。それまで、財務大臣の椅子を守れるかしらね。

麻生さん カイトでもね、麻生さんは失うものがあっても、実は今、同時にカイトという特殊なアスペクトを形成しているのですよ。
麻生さんの太陽☉、火星♂、木星♃、土星♄、天王星♅、海王星♆と現行の冥王星♇が、グランドトラインの吉角を形成します。
グランドトラインというのは、正三角形の複合アスペクトで、星同士の角度が120度ずつ、3組できているというなかなかラッキーな星並びであります。
カイトというのは、英語で“凧”を意味します。グランドトラインの1つ(1つの角)の星に対し、180度を形成する星が、凧糸のように、グランドトラインを引き連れてくるという意味です。

つまり、180度凶角の作用はあるけれど、結果的に、グランドトラインという吉角を引き起こすということになります。で、その引き寄せるグランドトラインは、麻生さんの太陽☉、火星♂、木星♃、土星♄、天王星♅、海王星♆と現行の冥王星♇と、星が多いので、個々のアスペクトの説明を省かせてもらうとして・・・仕事運、財運、パワー、タフさをもたらすということですよ。

もし、麻生さんが財務大臣を辞職しても、彼は結果的には得るものが多く有りそうということですね。
安倍さんと政治的な取引でもするのかしら。

にしても、もうこれで“麻生さんの政治生命”は終わっちゃうんだろう。

なんて考えるのは、まだ甘い。
麻生さん 202009182年半後の2020年9月18日のダブルチャートを作ってみた。
麻生さんの太陽☉、火星♂、木星♃、土星♄、天王星♅、海王星♆と現行の木星♃、土星♄、冥王星♇がグランドトライン(正三角形)を形成するのだな。
木星♃と冥王星♇の吉角は、“ミリオネア星”といって、大きな喜び事や財運をもたらす。
木星♃と海王星♆の吉角は、“バブル星”と私は呼んで、浮かれたり、実力以上の評価を受けたりする。
木星♃と天王星♅の吉角は、棚からぼた餅運・・・・、このグランドトラインもまた星の数が多いから、いちいち説明するのが大変だわ。これはかなりのもんですよ。
木星♃も土星♄もおおよそこの位置付近で逆行したりするので、2020年の春以降はずっとこのグランドトラインが形成されている。

そうはいってもね、麻生さんは80歳になる年ですよ。
どんな大復活劇を成し遂げるのだろうね。

さて、そもそもこの森友学園問題の騒ぎを引き起こしているのは、アッキーこと、安倍昭恵さん。
正直、安倍さんの足を引っ張っているじゃんと思っている人は大勢いることだろう。
“アッキード事件”とか言われちゃってね。雑誌には「離婚か、(内閣)総辞職か」なんて書かれてね。

で、この安倍夫妻の相性を診てみる。
安倍夫妻相性 恋愛星相性鑑定は、内円と外円それぞれに人のチャートを入れる。今回は、内円に安倍晋三首相 1954年9月21日。外円に安倍昭恵さん 1962年6月10日を入れてダブルチャートを作成してみる。
するとね。安倍さんの金星♀に昭恵さんの木星♃、海王星♆が120度吉角に並ぶ。
また安倍さんの木星♃、天王星♅に昭恵さんの金星♀が0度吉角で並ぶ。
金星♀(愛情)と木星♃(拡大)の吉角は、“愛が膨らむ”という意味で、一番の愛情星とされる。
それが2つもあるからね。0度と120度で。
金星♀と天王星♅のアスペクトは、私は“一目惚れ星”と呼んでいて、文字通り、一目惚れを起こしやすい。
金星♀と海王星♆のアスペクトは、私は“色気星”と呼んでいる。色気を感じる相性なんだな。

安倍夫妻相性 エロ色気星そして、もう一つ。安倍さんの金星♀と、昭恵さんの火星♂と海王星が凶角180度に並んでいる。
金星♀はメスのマーク、火星♂はオスのマークの意味する通り、これは性的な引き付け力のあるアスペクトである。私は“エロ星”と呼んでいる。実はエロ星は、吉角より凶角の方が引き付け力が強い。凶角はもともと“害になるほど強く出過ぎる”という意味である。例えて言うなら、セックスはソフトがいいか、ハードがいいかという感じで、凶角の方が刺激的だったりする。
ここに先ほどの“色気星”も乗っていると。

つまりね、この2人の恋愛に関する相性は、めったにないかなりのラブラブな相性なんですね。
所詮は凶角なので、“害”になるほどかもしれないけど。
安倍夫妻相性 ラブラブカイト
で、もって、これに安倍さんの火星
♂、昭恵さんの火星♂、冥王星♇を加えると、カイトになる。
火星と冥王星のアスペクトは、“力が頂点”という意味で“パワフル星”と呼んでいる。権力も意味しているのかもしれない。

まぁ、愛がパワフルを引っ張ってくると。 

昭恵さん無しでは、安倍さんも今の地位を築けなかったかもね。 

国の経済、運気を読む

西洋占星術で国の経済や運気の上り下がりが読めるのか。

だってね、2500年以上の歴史がある西洋占星術ですよ。古代ローマ時代から考えて、国の形というか、制定みたいものがいろんなスタイルがあるわけですよ。何をもって、国とするか・・・ちょっとそんなもん、本当に読めるの?みたいな。
で、現在の日本の運気を読む場合には、戦後の日本国憲法の公布された 1946年11月3日 を日本の設立日とするという説があってね。文化の日の基になった日ですけど、これもまた不思議な感じなんですよ。なんで? みたいな。じゃ、試してみようかな。
実際にダブルチャートで、今の時期の 2018年3月1日 を作ってみると。
日本  20180301内側の円が日本の設立日(1946・11・3)ですね。ここでは内側だけ注目してもらって、そこから性質を診てみると・・・
太陽☉と木星♃が重なっていて、大らかで商売上手。
土星♄と冥王星♇が重なっていて、ハードワーカー。
でも、その太陽☉と木星♃、土星♄と冥王星♇が凶角90度で、お金に関しては、どんぶり勘定で、大判振る舞いをしがちかね。
水星☿、金星♀、火星♂が重なっているから、文化レベルは高そうだね。
まぁ、なんとなく性質は当たっているかな。



でも、まだ疑い深い私は、これで日本の経済や運気が占えるとは信じない。
こういう時は、過去の事例を当てはめて確認してみるということですね。

これが日本の運気を占うチャートならば、東日本大震災は悪く出ているはずである。で、日本人なら、忘れもしない日付 2011年3月11日を外側の円に入れてダブルチャートを作成してみる。


日本  20110311時期の運気は、内側の円と外側の円でできるアスペクト(角度)で読んでいく。簡単に言えば、60、120、0度は吉角。90、180度は凶角。吉角ができれば、良いし、凶角ができれば、良くないと。

で、この時は、日本の海王星♆に対して、外の木星♃、冥王星♇、土星♄でTスクエアができていたのですね。Tスクエアというのは、180度と90度のダブル凶角でできた複合アスペクトであります。木星♃が財運を意味するのでね、これは大きな損失がでやすい訳ですよ。

木星♃と土星♄の凶角を私は“お金貯まらない星”と呼んでいて、人間の場合でも出費が出やすい時期であります。木星♃と冥王星♇の凶角を私は“大判振る舞い星”と呼んでいて、無駄にお金や労力を使いがちになりやすい時期であります。
ほかにも、日本の水星☿、金星♀、火星♂に対して、外の海王星が90度凶角を形成している。海王星はメンタルに来るからね。4つの星って・・・星の数が多いね。

このブログを今回初めて入ってきた人は、この程度の説明をいきなりされても ちんぷんかんぷん になるでしょうから、興味を持った人は、
http://tsubobo.com/Aspect.html
を参照して下さいね。

でもさ、占い師って、偶然でありながら、都合のいい、説明しやすい事例を出して、“ほら、当たってるでしょ。私を信じなさい”とか、“誰もが震撼する驚愕の的中率!!!!”なんて言ったりするけど、1つぐらいじゃね、私は信じられない。

では、やたらと最近、バブル期を思い起こしたり、再来を期待したりする声が高まっているけど、日本のバブル期ってどうだったのよ。

日本  19861201ということで、外側に 1986年12月1日を入れて、チャートを作ってみる。

日本の景気拡大期は1986年12月から始まっているから、この日付にしてみたの。バブル景気って、プラザ合意というアメリカの都合で日本の円高がスタートしたことがきっかけなんだけどね。

見ると分かるのだけれど、日本の太陽☉、木星♃に、外の冥王星♇が重なっているのよね。
冥王星♇は1周240年以上のゆっくりとした星でね。前後数年間は重なっていた訳ですよ。
木星♃と冥王星♇の吉角を“ミリオネア星”というのだけれど、とっても財運はいいんですよ。
しかも、0度吉角。これ、2つの星のアスペクトでは最も強い吉角ですよ。さらに太陽☉がその力を増幅させている。
この時期に関しては、ちょうど外の木星♃も120度吉角にあると。これはリッチな星回りだわな。
でも、この外の冥王星♇の位置は、日本の土星♄、冥王星♇とは90度凶角の位置だから、金満だったけど、日本人は忙しかったんだろうね。私は土星♄、冥王星♇の凶角を“へろへろ星”って呼んでいるのよね。
冥王星♇は上にも書いたけど、1周240年以上だからね、この星並びの再来は・・・ずいぶん先だわね。まぁ、他にも財運のいい星並びはあるけど。

で、次に考えるのは、じゃ、バブル崩壊はどうだったの?

日本 19910301バブル景気の拡大は、1991年2月まで続いたので、1991年3月1月の星並びを外側に入れてみた。
日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇と外側の土星♄、木星♃がTスクエアを作っているのね。
木星♃(財運)と土星♄(堅実)の凶角は、上にも書いたけど、“お金貯まらない星”。凶角は、タロットカードの逆位置のように、逆の意味になるものもあって、土星♄の場合は、“堅実でなくなる”ということになる。時期の占いで、木星♃、土星♄の凶角位置ができると、出費が多くなる。この頃は、日本国内でいろんな損失があったんだろうね。



ダブルチャートに慣れてきて、星の動きが予測できるようになると、その後の日本の経済が読める。

日本  199803011998年3月1日を外側に入れてホロスコープを作ってみた。
特に何があった訳ではない。ホロスコープ上で言えば、日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇のTスクエア位置に天王星がやってきていて、その後、海王星♆がバトンタッチするように続いてやってくる。
天王星♅は1周84年。海王星♆は1周160年以上の星である。天王星♅で影響は2、3年。海王星♆で6年ほどである。合わせて影響は、8、9年といったところかな。
こうして見ると、1997年ごろから、2005年くらいまでは日本の経済はイマイチだったんだろうね。
バブル崩壊から合わせて、これがいわゆる日本の“失われた10年”とか、“失われた20年”とも言われるものになるのかな。

で、いつ、ぱっと回復したかというと、星並び的には、こんなんじゃないかな。
日本  201308012013年8月1日の星並びを外側に入れてみると、

日本の太陽☉、木星♃と、外側の海王星♆、木星♃、土星♄で、グランドトライン(正三角形)を形成している。グランドトラインというのは、120度吉角が3つで形成される強い吉角だ。
で、財運の木星♃が2つも入って、外側はゆっくりした星でできている。これは景気良くなるわな。
思い起こせば、2012年の終わりに第2次安倍政権ができて、2013年の株価はずいぶん上がったんだよね。
このくらいの星並びができないと・・・景気って、“気”の問題からね。バブル景気を味わった人たちには、それまでのじわじわした景気では、“回復”という感じにならなかったんじゃないかな。このくらいのインパクトがあって、はじめて“失われた20年”から脱却した気分になれたんだろうね。

ただね、気になるのは、この時、同時に日本の海王星♆、外側の木星♃、天王星♅、冥王星♇で、グランドクロス(十字架)ができている。180度凶角が、90度凶角で交わるという凶角の詰め合わせだ。天王星♅は“変化”、冥王星♇は破壊と再生を意味する。この2つのアスペクトを変革の星並びというのだけれど、経済の形がぐっと変革されたかもしれない。

吉角と凶角が同時に出来る場合、吉角の作用が最初に表に出てきて、後で振り返ってみると、伏線のように凶角の作用が出ていたことに気付いたりする。その時は埋もれていたりするのよ。
まだ私にはよく分かっていないけど、日本経済を浮かれさせたけど、悪い面も残しているかもね。


でもさ、ここまで過去のホロスコープチャートをいっぱい並べられてもね、都合のいいデータを並べて・・・悪徳金融商品とかって、こんな感じでだまされるんじゃないのって、思っちゃう。
まぁ、遊びだと割り切ってしまいましょう。所詮は“占い”ですから。

ついでにね、当たっているなら、アメリカの場合はどうよ、ってなる。
この方法が当たっているなら、アメリカ同時多発テロの911は出ているでしょう。

ということで、内側にアメリカの建国の1776年7月4日、外側に2001年9月11日を入れてダブルチャートを作成してみましょう。
アメリカ  20010911内側がアメリカの性質を表すことになるのだけれど、結構、星が偏っているね。金星♀と木星♃が重なっている。“人気星”だね。火星と海王星が凶角90度の軽い“イライラ星”だね。
2001年9月11日の運気を診ると、
アメリカの火星♂、天王星♅が、外側の土星♄、冥王星♇と180度凶角一直線上に並んでいる。
火星♂と冥王星♇は、暴力を意味し、天王星♅と冥王星♇は、不可抗力の変化を意味する。そこにこの年は、土星♄が重なってきた訳ですね。



なるほど、星にも出ているような気がする。



あ、そうだ、だとしたら、リーマンショックはどうなんだろう? と思ったりする。
で、2008年9月15日でダブルチャートを作ってみる。
アメリカ  リーマンショック 20080915
アメリカの太陽☉、土星♄と外の木星♃でTスクエア。“お金貯まらない星”の出費の出るTスクエアですね。あと、アメリカの火星♂、海王星♆と外の天王星♅でTスクエアだね。ダブルでTスクエアだもんね。ちょうどTスクエアができるポイント2つにゆっくりな星が来てしまっている。
今回話に出しているのが、歴史的な経済話の、期間が長いものばかりなので、足の速い(外の)水星☿、金星♀、火星♂は出していないのだけれど、この日に限っては、外の水星☿、金星♀、火星♂もTスクエア上にあるね。
アメリカ  ブラックマンデー 19871019


では、株価が暴落した例ならば、1987年のブラックマンデーはどうだったんだろう。
これはまた180度凶角が多いね。
アメリカの木星♃と外の海王星♆が180度凶角。木星♃と海王星♆の凶角を私は“どん底星”と呼んでいる。
アメリカの火星♂と外の土星♄が180度凶角。火星♂と土星♄の凶角を私は“我慢星”と呼んでいる。
アメリカの土星♄と外の木星♃が180度凶角。木星♃と土星♄の凶角は、“お金貯まらない星”。
Tスクエアはないけど、しんどい180度凶角がオンパレードしているね。


となると、さらに過去へさかのぼり、世界大恐慌のきっかけとなった1929年10月24日のニューヨーク市場の大暴落はどうだったんだろう。

アメリカ  恐慌 19291024こっちはTスクエアですね。
アメリカの火星♂、海王星♆と外の木星♃、土星♄がTスクエアという強い凶角を形成している。
海王星♆と土星♄の凶角を私は“いじめられ星”と呼んでいる。プレッシャー、重圧、苦痛を受けやすい時ですね。
つまり、“我慢星”“お金貯まらない星”“いじめられ星”でTスクエアができているということで、これはしんどいですわね。







過去を見てきた訳ですが、こうなると未来のことが知りたくなってくる。
日本、この先で経済を落ち込みそうな時っていつだろうね、ってね。

で、星の動きを推測してみると、だいたいこの辺りかな。
2021年ごろ。
で、適当に2021年3月1日を入れてダブルチャート作ってみた。内側は日本です。


日本  20210301この3月の段階で、日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇と外の天王星♅、土星♄でグランドクロス(十字架)を形成していますね。木星♃と2つの土星♄のTスクエアも含まれているグランドクロスと。
1、2月では、これに外の木星♃も入っているいった感じでしょうか。外の天王星
♅の位置を考えれば、1つのTスクエアはもう少し早くから影響は出てきているかも。
ここで、景気は悪くなるのかなぁ。オリンピック過ぎということね。
でも、オリンピック過ぎたら、土木建築業を中心に仕事が激減して、経済が落ち込むだろうなんてことは、よく言われているから、これも当たるのかな。逆に言えば、“星占いしなくても、分かっているよ”って言われそうな気がするけど・・・。
景気は良くなったり、悪くなったりを繰り返すからね。


なんだか、ここまでチャートを揃えられると、それらしく聞こえるけどね。どうでしょうね。
そもそも日本の設立日を 1946年11月3日 にするという根拠も曖昧だしね。

まぁ、遊び半分で、“おお、すげーっ、本当に星に出てる”っていう程度で見て下さい。
信じるか、信じないかはあなた次第。

いろんな国や会社で試して、遊んでみて下さいな。

失恋 おねえダンサー

東京で1日に何件か鑑定をしていると、たまにお客さんたちの都合が上手く調整できず、2、3時間空いてしまう事がある。そういった時は、銭湯にゆったりと浸かって時間を潰すなんてことをする。
銭湯に行ってみると、入口のところで目にするのだが、「東京銭湯 お遍路マップ」という地図がメインの冊子がある。昭和レトロの可愛らしいイラストの表紙のもので、お手頃価格の100円。それをちらちら見ると、まだ東京には銭湯がいっぱいあることが分かる。いっぱいあると言っても、偏りがあってね。港区はほとんど無いね。庶民メインの下町の方が多いわな。

上野駅周辺には数件の銭湯があって、値段もレンタルタオル付きで500円くらいだったりする。決して郊外のスーパー銭湯のように広々としてはいないし、古くからやっているところが多いから、改装していても、どこか古い柱が残っていたり、天井が昭和の風情を残していたり、トイレが不便だったりする。ロッカーのカギについている青色のゴムバンドが伸びいたりしてね。それを足首に引っ掛けて、湯船に浸かる。
カコンというプラスチックの洗面器の落ちる音が、湯煙の中に響いてきて、レンタルのくたびれたタオルを脇に置いて。
お店によっては、狭くても露天風呂まであったりしてね。すぐ隣りが高層のマンションで、決して広い空が拝めるわけではないが。そのマンションの住民が下を覗いたら、湯に浸かる私たちが見えるのではないかと思ったりもするが・・・そんなのを恥ずかしがるような柄でもないわな。

銭湯では、入れ墨の入っている方はお断りというのが当たり前だと思っていたが、上野辺りではそうではない。
膝下まで全身にびっしりと龍なんかが彫られている方もいらっしゃいましてね。そんな人が隣に入ってくるとぞくっとしたりするのだが・・・結構、愛想のいいじいさんだったりする。若い時は、ぶいぶい言わせていたのだろうなと思うのだが、そんな人も70歳くらいなると、怖いオーラなんて全くなく、感慨深い味わいをあったりする。

毎月26日は何の日か。
12月だから、クリスマスの翌日といったところだろうが、26日のいうのは、語呂合わせで“風呂”の日なのだ。
こんな日に銭湯に行くと、温泉の湯の華をたっぷりと入れてくれてね。真っ白で、いたずら半分に手を左右に振ると、お湯の匂いがぷんぷんして心地良い。
1時間くらい浸かって、風呂上がりに綿棒で耳掃除をしながら、冷たい炭酸水をぐっと飲むと、一気にリフレッシュする。

そんな風にひとっ風呂を浴びた後、リピーターさんのSくんの鑑定をしたのだな。
ダンサーをしている20代半ばの好青年のオネエで、上野の雰囲気が好きというので、上野の喫茶店で待ち合わせた。年末のせいか、店には私たち以外は誰もいなかった。深緑のビロード生地のソファー席で大の字に座ってさ。
彼は開口一番、

「もう僕、最悪なんですよ。今日は毒を吐きたいんですよ。」

銭湯でリフレッシュした後だから、どんと来いといった感じだが・・・いきなり重いな。
おかしいな。彼には今の時期、ダブルグランドトラインが出来始めている。一つは木星、土星、天王星で未来への地固めがあって、さらに棚からぼた餅運もある。もう一つは、月、木星、海王星のバブル星。気分が陽気になりやすい運気だ。まだ出てきていないのかな。
でも、もうすぐいいことあるから頑張りなよ、じゃあ。と突き放そうとするが、Sくんはしがみついてくる。

「そうなんですかぁ。今年後半は3回も警察のお世話になりましたよ。」

朝の電車の中で、同じ歳くらいの女性に足を踏まれてしまった。その後、Sくんのことをじっと睨んできたそうだ。さらにひじで押してきて・・・“このクソ女、僕が男と分かっていて、こんな攻撃してくるなんて”と思い、こちらも押し返して・・・とやっているうちにエスカレートして、怒鳴り合いの、つかみ合いのケンカになったそうだ。で、警察のお世話になったと。これが1回目。

そんなことがあったので、何があっても、無抵抗でいようと心に決めていたところ、夜、酔っぱらいのおっさんに、これまた電車の中で絡まれて。何を勘違いしたのか、おっさんがいきなり髪をつかんできて、“どっちが悪いか、警察に行って白黒はっきりさせようじゃねぇか”と耳元で大声を出され、おっさんは、Sくんの髪をつかんだまま、駅近くの交番へ行ったそうだ。Sくんはその歩く間、まったく無抵抗で髪を引っ張られたままだった。結果としては、もちろん、Sくんはまったくの白で・・・。これが2回目。

まぁ、3回目は省略させてもらうとして、何が悲しいって、20代半ばになって、3回も母親に警察へ迎えに来てもらったことだったそうだ。
何やってんだ、僕は。みたいな。

他にも、ダンスのレッスンをしている時に、ついカッとなって、お客さんに“あんたみたいな下手ブタは、やめちゃいなさいよ”と暴言を吐いたりして、仕事仲間からは、Sさんは頭の中のネジが外れてしまった、と思われているそうだ。

「ぼく、もう最低だらけなんですよ。」

Sくんが壊れた原因は・・・失恋、なんだな。
失恋でこんな風になるって、ダメ男のパターンだ。彼はオネエだけど。
突然、恋の神様が舞い降りてきたんだって。ずどーんとフォーリンラブ。週に2度ほどやってくる彼女に熱を上げた。彼女を鍛え上げて、いつか男女ペアでコンクールに出ようとまで考えてしまった。
彼女のために特別レッスンをするどころか、練習用のウエアをプレゼントしてあげたりした。
一緒に汗だくになって、熱心に手取り足取り練習をこなすも、周囲からは、彼女はどう見ても才能は無いように思われていたらしい。
実際、Sくんは彼女と組んで大会に出るも、大学生に負けてしまうほど散々な結果だったそうだ。

では、彼女がかわいい子かというと、周囲の人の目にはそう写ることはなく・・・なんでSくんがそこまで入れ込むのか、さっぱり分からない。私はスマホの写真を見せてもらったが、結構、かわいい子のように見えるのだが、この時はしっかり化粧もしていたのかな。
しかし、Sくんは最初に会った時から、“エンジェルが来た〜”と胸をドキドキさせたそうだ。

こうなってくると、どんな恋なのか気になる。まずはSくんと彼女の相性鑑定をする。ホロスコープの2重円でSくんと彼女を重ねる。
SくんのASC上に彼女の太陽が乗っている。Sくんから見て、朝日のようにきらきらと輝いて存在感があったことが分かるのだが、これだけではそこまで惚れ込む恋愛になるとは思えない。
で、目を凝らしてホロスコープを見ても、他に男女が惹き付け合うような星並びがなく・・・男女の性的な欲求を高める金星と火星のアスペクト:エロ星とか、金星と海王星のアスペクト:色気星とか、金星同士もアスペクトを作ってはいない。

実際、Sくんはオネエで、彼女に対してそういった男女の関係をそそられるような感情はあまりなかったそうだ。
恋愛にはいろんなパターンがある。SEXや色気だけが恋愛ではなく、おしゃべりが楽しいとか、一緒にいて気楽にいられるとか、茶飲み友達のように癒されるとか・・・Sくんと彼女の星並びにはそれらもなかったのだ。
では、どうしてSくんがそこまで彼女に入れ込んだのか?
考えあぐねていた。

Sくんのホロスコープは、月と海王星と天王星が一直線に並んでいる。月と海王星が180度凶角で、天王星が海王星に重なっている。天王星と海王星が重なっているのは、ゆとり世代の特徴だ。その海王星にドラゴンヘッドも乗っている。さらに太陽までタイトなアスペクトを作っている。
海王星、つまり“夢見る夢子”が強く働いている。海王星の意味するところは、“アリとキリギリス”で言えば、キリギリスの方だ。地に足が付いておらず、ふわふわと生きている。前衛的、エキセントリックを意味する天王星が加わるとさらにその傾向が強くなる。

「彼女よく “あなたは酔っている、ついていけない” と言われました。」

この言葉で私にひらめくものがあり、もしやと思い、もう一度、2人のホロスコープを見直すと、Sくんと彼女の2人の海王星は1度のずれもなく重なっていた。天王星も同じで、さらに彼女の月がそこに乗っていたのだ。夢見る夢子が強くなっている。年齢は違うのに、逆行などをして、偶然、2人の海王星、天王星がぴったりと乗っているのだ。

夢見る夢子を強くしてしまう相性だ。
星による相性というのは化学反応のようなものだからね。海王星の色合いがぐっと厚くなるというわけだ。

夢見る夢子現象がここまで“恋愛”にまで陥ってしまうのは、Sくんが海王星が強く出る人間だからであろう。
なるほど、夢見心地になる相性ね。これにSくんはハマってしまったわけだ。
海王星には他に幻想、妄想、陶酔、依存性、放浪、感性、直感、スピリチャルなどの意味がある。

Sくんは彼女と将来、結婚もしたいと本気で思っていたそうだ。
彼女が練習に来る前にシューズを磨いてあげたり、ご飯も何度もごちそうしたり。自分の貯金で彼女をダンス留学させたいとまで考えていた。

「ぼく、貢いでいたいんです。あれしろ、これしろって、命令されたいんですよねぇ。・・・それが嬉しかったんです。」

Sくんは、彼女にどん引きされていたようだ。
こんなに貢いでもらえるなら、私が彼女になってあげるわと手を挙げる女性も出てきそうだが、おそらくSくんが酔える相手というのは、ホロスコープ的に見て、かなりレアだと思う。

“海王星癖”とでも言うかな。海王星の強い人って、厄介なのよね。
海王星というのは、星占いの本を見ても、良い意味に書かれていないことが多い。そもそも凶星なのだ。
実際、海王星が強く出ると、現実感がなく、地に足が付いておらず、妄想癖や放浪癖があって、見るからに危なかっしい。危なかっしいというのは、“アリとキリギリス”のキリギリスのように、いつか行き倒れて、雪の中に埋もれてミイラになってしまうのではないかというような感じだ。本人は痛み無く眠るように死ねれば、それでいいと思っていたりする。
だから、星占いの本では海王星が強く出る人は悪い様に書かれるのだな。

でもね、海王星が強く出る人ってあなどれないよ。
ちょっと話が逸れるけど、鑑定していての私の意見なんだけどね、この平成の日本では、利益率が高い仕事をしている人が多いのよ。夢見る夢子というのは、その仕事が “夢” を売ることだったりするのよね。まぁ、実体のないものという意味よ。海王星って、感性という意味があるけど、アーティストもそうと言えるかもしれない。
夢ってね、車や電化製品と違って、仕入れや在庫が無いのよ。値段は言い値だったりする。というか、品質の善し悪し関係なく、値段の高い方がよく売れてしまう事さえある。
日本人は勤勉に“ものづくり”を尊重する民族だから、コツコツ励むのを好むだけれど、現代の工業製品って、グローバルレベルに戦わなきゃいけないから、常に価格競争が求められてしまっている状況にあるわけよ。それに対して、夢を売るってのは、価格面での競争原理が働きにくい。例えば、ゴルフでも釣りでもフィギュアでも、趣味の分野にはどんとお金を出す人がいるでしょ。そんな感じでね、だから、現代において、夢を売るってのは利益率がとてもいいビジネスだったりするわけよ。
彼のやっているダンサーっていう仕事もそうみたいで、

「ぼく、1日に3、4時間しか働いていないけど、同年のリーマンより稼いでいますから。」

とSくんはさらっと言ったりする。
先日、鑑定させてもらったスピリチュアルカウンセラーさんは、月に10日間しか鑑定しないけど、100万稼げるそうだ。お客さんをハイクラスの人たちに絞っていった結果だそうだ。でも、十数年も鑑定という同じ事の繰り返しに飽きてきたんだって。この人も、海王星の強い星並びだった。

ただ海王星の強い人たちは、夢を売る仕事ができるのだが、それらの仕事は、いわゆる“危なかっしい”匂いのする仕事なので、普通の人には就けない仕事だったりする。
Sくんの悩みの一つは、後輩がなかなか仕事に定着しない事だそうだ。後輩たちは、“この仕事を一生続ける自信が無い”と言うのだ。それで辞めて行ってしまうらしい。私には詳しくは分からないが、将来性の感じられない仕事なのだろう。
でも、海王星の強い人は、危なかっしくも、“夢”を売る仕事が、できてしまうのだ。その世界に馴染める、染まれる。
“夢”というと、聞こえが良いけど、世の中的には、“妄想” “怪しいもの”だったりするけどね。
Sくんは、ダンサーをする前は、ねずみ講ビジネスに関わっていたそうだ。
海王星の強く出ている人の有名なところでは、オウム真理教の麻原彰晃代表(1955・3・2)は海王星、天王星でグランドクロスを持っている。教祖になる前は、オリジナルの漢方薬を販売していて、薬事法違反で捕まっている。漢方薬も売り方によっては、利益率がかなり高いからね。新興宗教って、そもそも“夢”を売っているとも言えるでしょ。お金を集めるし。

世間体や安定を気にする人には、こういった仕事をするのは無理だろう。現実感を持っていない人間にしかできない。

そんな訳で、海王星の強い人は、楽してお金を儲ける仕事に就けたりするのだが、お金が目当てかというと、意外にそうでなかったりする。誰でも最初はお金が欲しいという感覚が出てくる。しかし、ある程度儲けられるようになると、冷めてしまうのだ。
彼らは酔いたいのだ。陶酔していたいのだ。浮かれていたいのだ。ふわふわしていたいのだ。
一見、お金には人を酔わせる力が宿っているかのように見えるが、いくらお金を集めても、心がきらめくとは限らない。海王星は精神世界を重んじる。海王星が強い人は、所有やステイタスへの欲求が少ないので、高級車に乗っても、自分に酔えるとは限らない。すると、お金を稼ぐ事にも疲れて飽きてしまうなんてことはよくある。モチベーションがすぐに落ちてしまう。ぜいたくな考え方だし、まったくキリギリスだ。本当はただ踊っていたいのだろう。

Sくんは、コンクールに出て、賞を獲りたいという気持ちがないそうだ。またチーフになるように薦められたが、それも断ったそうだ。そこが、他のダンサーと違う。だから、スタジオのオーナーともケンカしてしてしまったそうだ。

「いっそ野垂れ死にたい、って言ったら、オーナーに嫌われてしまって・・・。」

酔う、妄想、陶酔、依存、妄想。
そういったものに甘美な喜びを見出すSくんにとって、彼女は最高の悦びを与えてくれていたのかもしれない。

鑑定が終わっての、駅までの帰り道、Sくんは“まだ毒を吐きたいんです”ということで・・・続きをすることにして、近くのファーストフード店に入った。
4人席だったが、隣りのテーブルでは、自己啓発系の成功哲学を大きな声で話しているお兄さんがいた。向かい側に座った2人の女性が目を輝かせて聞き入っている。自分は本を出していて、それを読んでもらった人に、自分と同じ成功の道をたどって欲しいというような話だった。ポジティブ思考が成功を呼び寄せるというやつかな。年収は数千万円だそうだが・・・ほんまかいな。
聞くつもりはないが、お兄さんが胸を張って大きな声で話すので、つい耳に入ってきてしまう。

その隣りのテーブルで、私とSくんはまったくネガティブな話をしていた。
Sくんは、失恋ショックの混乱のせいか、秋に都内のマンションを買ってしまった。薦められたのだそうだ。
不動産投資のつもりもあったが、仲間から、そんなもの上がるはずもないと馬鹿にされているらしい。スタジオのオーナーとも仲が悪くなり、職場での居心地が悪く・・・そもそも失恋のダメージは、海より深く、濃い青色・・・。

「ぼくはどうなりたいのか、自分でもよく分からないんです。」

と弱音は続く。
もうここまで話していると、彼の特性がつかめてくる。
“君が欲しいのは、お金とか地位とか成功ではないんだよ。夢と陶酔と依存の中でふわふわ生きる事なんだよ。”
とアドバイスした。
すると、Sくんは憑き物が落ちたように目を輝かせて、

「そうなんです。ぼく、みんなに誉められて、ちやほやされていたいんです。で、誰かにすがっていたいんです。」

それでいいんじゃないの。

で、最初にも言ったけど、今さ、実力以上に評価されるグランドトラインと、未来への地固めができるグランドトラインの両方ができていて、ダブルグラントとラインというなかなか人生でも珍しいラッキーな時期が来ているのだよね。

「じゃ、こんなウジウジしていられないじゃないですか。」

そうだよ。もったいなんだよ。オネエでも女々(めめ)しくしていると、損するよ。
この時期に不動産を買ったという事は、そんなに将来、後悔するような物件じゃないよ。たぶん。


彼との話は23:00を過ぎてしまい、店を出た時に、彼はスマホを見て、終電を逃したことに気付く。
家は結構遠いようだ。購入した都内のマンションにはまだ引っ越しをしておらず、神奈川の実家に帰るそうだ。
“大丈夫かい?”って訊いたら、弱った顔をしながらも、“大丈夫ですよ。深夜バスもありますし、この辺りはサウナとかカプセルホテルもいっぱいありますし。”と小さく手を振りながら、年末の夜の上野の中を小走りに去っていった。

Sくん、君は世の中的にはサイテーのオネエだと思うけど、とっても人間臭くて、素敵なんだぞぉ~~~。
ずっとそのままの君でいてね。


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