星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

名古屋鑑定は8月24日(木)からです。 東京ホロスコープ講座10月7日(土)、8日(日) 大阪ホロスコープ講座11月3日(金・祝)、5日(日)に開催決定! 詳しくは本サイトをご覧くださいませ。http://tsubobo.com/contact.html 「星占い師」で検索してもらっても、本サイトがトップに表示されるようになりました。ありがとうございます。

本サイトは http://tsubobo.com アスペクトから学べば、ホロスコープ星占いを楽しく実践的に習得できますよ、と言いたい。自分や他人の性格、運気の流れを読めるようになると、人生が楽になります。

占い

2018年、赤ちゃんを産むなら この日だ!

最初に事務報告ですが、4月29、30日の大阪ホロスコープ講座はすでに申込みがともに8人以上あり、予定の半分を越えました。思えば、前回の昨年11月はつい前日まで3人だったことを考えれば、えらい成長で、と言いますか、前回評判が良かったので・・・大阪の(おばちゃん?の)口コミ力は大したもんやで、と関心しつつ、感謝であります。
“つぼぼさんの星占いの講座は、そりゃ、おもろいし、分かりやすいし、ええで。だまされたと思うて、あんたもいっぺん行ってみぃ” って感じかしら。

先日、鑑定させてもらったのが、妊婦さんなんですよ。リピーターさんです。
1年以上前に鑑定させてもらって、予定通り結婚し、上手いこと授かったと。今年の夏に出産予定。で、彼女は、無痛分娩という、麻酔で痛みを和らげて出産する方法を選ぼうか悩んでいた。無痛分娩というのは、麻酔で痛みを10分の1ほどに抑えながら、陣痛促進剤を使って計画的に出産させる方法。出産の日が設定できる。出産の日を設定すると言っても、お腹の中の赤ちゃんが十分に育っていないといけないので、だいたい出産予定日近くになる。
で、彼女の場合は出産の日を病院側が提示してきた。
彼女は、その日がいいのか、もしくは自然分娩にして、出産予定日どおりにした方が良いのか、と悩んでいたのだ。
病院の提示した日は、出産予定日、いわゆる40週よりかなり早かった。そうなると、結構、生まれた時のホロスコープが違ってくるのね。
7月中旬が出産予定日なのだが、病院が提示してきた無痛分娩の計画出産日は、実はあまり良くない運気の日で・・・星占い上、やんちゃな子になってしまうのだな。元気に生まれてきてくれれば、それで良いのだろうが、この星並びの子は、ちょっと育てるのに苦労する。元気すぎるのだ。しかも、父親、つまり彼女の夫との相性が良くない。やんちゃな上に、プライドの高い夫とケンカしやすい相性になっている。火星♂×冥王星♇×太陽☉で凶角Tスクエアができてしまう。凶角腕力をぶつけうケンカになってしまうかも。
一方、自然分娩の予定日頃ならば、金星♀×木星♃が吉角120度で人気のある子になる。さらに水星☿×土星♄×天王星♅でグランドトラインも形成される。その水星にはドラゴンヘッドもくっ付いている。頭の良い子になるだろう。母、父とも相性は悪くない。特に母親とはエロ星(金星♀×火星♂の吉角)ができるので、乳離れが遅くなったり、大きくなっても一緒にお風呂に入っていたり、スキンシップを取りたがることだろう。
ただ自然分娩の場合、出産予定日が1週間ぐらいズレることはよくあるから、先に星占いをしておいても思い通りにはいかないかもしれないけどね。

なぜ、ここで具体的に7月の、その日付を出さないかというと、実際に、やがてその日に出産する人がいるだろうし、その人が私の “やんちゃんになる” と書いたことを気に障られるのが心配だから。自分の子供のことになると、みんな必死ですよ。姓名判断の画数なんか、“参考”どころか、“絶対”ですからね。この日に生まれたら、大変!なんて書いた日に生まれたと分かったら、相当気分害するだろうな、ということで日付の記載は控えさせてもらいます。

で、彼女は、無痛分娩を止めようと考えてくれたわけだが、・・・考えてみれば、病院の方がね、4ヶ月も先の話だから、日程調整をしてくれれば良いのだが、・・・実は私も小さい子供がいて、出産はそれほど遠くない過去だから実状を知っているのですよ。
今は、少子化のせいか、出産できる病院がぐっと減ってしまった。しかもどの地域でも人気のある病院に集中している。そんな具合だから、半年くらい前には申し込んでおかないと、入院する部屋の空きは無いのだ。またその人気の集中する病院というのは、当然のように個室で、ホテルのように清潔で広々としていて、食事がそこそこ美味しかったりする。そういった情報はSNSなどですぐに拡散してしまうから、余計に妊婦が集中する。人生で最も重要なイベントの1つですから、皆、頑張っちゃうのですよ。
そんな状況で、「無痛分娩の7月○日の予定を変えてもらえませんか。」なんて、とても言えない。それなりに理由がいるだろう。
“星占いで診たら、悪い日なので・・・” と言っても、病院側が承知してくれるかどうかわからない。
渋る看護師さんの顔が目に浮かぶ。ただのわがままと受け止められかねない。
もう一点、家族にどう話すかということだ。彼女は九州へ里帰り出産するのだが、母親などにも予定日を変えたい理由として “星占いで診たら、やんちゃな子が生まれそうなので” なんて言うのも・・・どうだろう? まぁ、母親の方がそういうことに熱心だったりすることもよくあるけど。まぁ、私の星占いがどこまで信じてもらえるかということもあるけどね。

かといって、自然分娩となると、無痛分娩に比べてはるかに激痛を伴うことになる。
いくら星占いで運気の問題とは言え、彼女にわざわざ激痛を伴わせるのは心苦しい。
結局のところ、最後に選ぶのは彼女なんだけどね。

こういった妊婦さんからの鑑定依頼は何度も受けてきた。
できれば、時間も指定して、上手いこと、木星♃、金星♀、太陽☉の星をMC(天頂)か、ASC(東の地平線)に持っていきたい。2度目の帝王切開の場合は、病院側と話し合いで時間を決めたりする。と言っても、極論を言えば、夜中の2時とかはできない。普通、病院は午前中に外来診察、午後に出産の手術という具合にスケジュールを組んでいるからね。だからせいぜい、午後から夕方にかけての時間でしか産むことができない。順番というものがあるので、予約した後で、都合良く時間変更するのは難しいものだが・・・でも、以前の鑑定したお客さんは、

「夫に立ち会ってもらうには、仕事の関係上、午後2時頃でないとできないのです!」

と病院側に訴えて、時間変更希望を押し通した。もちろん、夫の仕事の話は嘘である。
まぁ、それでも出産の時間が10分、20分ずれることは考えられるけどね。

そもそもすでに妊娠していたら、出産の日を選べるといっても、せいぜい前後1週間の幅だろう。
本当に良い日を狙いたいのだったら、最初から出産の日を狙って、“種付け”をすれば良いのだ。狙った日の8ヶ月前に“種付け”をするということ、でしょ?

そんなことあるのか、って?

実は4年半ほど前、まだ私はMIXIのコミュで、“2013年7月を狙って、みんな頑張れ~”って書き込んでいたことがある。
その時は、コミュの参加者たちと“分かりました! 頑張りまーす! (^O^)/” といった冗談のようなやりとりをしていた。

というのも、2013年7月の間はおよそ1ヶ月間に渡って、木星♃、土星♄、海王星♆のグランドトラインができるからだ。グランドトラインのことを私は、“幸運の大三角形”と呼んでいる。120度吉角が3つ組み合わさってできる正三角形の形だ。
グランドトラインは珍しくない。しかし、その構成しているものが、太陽☉、水星☿、金星♀あたりだと、1週間ぐらいしか持たない。でも、出産では1週間ぐらい前後にずれてしまうことがある。狙う“的”が狭いと外れる可能性が高くなるのだ。
しかし、木星のようにゆっくりの星ならば、1ヶ月間ぐらいは、グランドトラインが続く。“的が広い”のだ。しかも、木星♃(財運、拡大)、土星♄(堅実)、海王星♆(感情)といったなかなか幸運の実感度が高いグランドトラインである。
さらに、その前の6月にも、たとえ木星が到達していなくても、水星☿、金星♀、太陽☉がその地点を順番に通過し、グランドトラインのできる可能性の高かったのだ。図形の話は文章では、必要以上に難しく聞こえるので、まぁ、実際にホロスコープチャートを作ってみてくださいな。
例えば、以下のサイトのシングルチャートでね。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

当時は、こんなことを冗談半分で笑い話にしていたのであるが・・・

イギリス皇室のキャサリン妃は、2013年7月22日16:24(英国夏時間 UTC+1:00)にジョージ・アレクサンダー・ルイスを出産する。ロンドンの病院である。
イギリス皇室は西洋占星術をかなり用いているという話はよく聞くので、私たちが冗談で話していたことを本気で実行していたのかもしれない。だって、前年の2012年のロンドンオリンピックもね、あの年って、Tスクエア(凶角の詰め合わせ)が連続して多くできていたのに、オリンピック期間中は見事にそれを避けて日程を組んでいるものね。本人たちはその気でなくてもね、周囲がねぇ・・・妙に献立にすっぽん料理が多くなったとかね・・・。
ちなみにキャサリン妃は、麻酔や痛み止めは一切使わなかったという。キャサリン妃は、完全な自然分娩にこだわったそうだ。ということは、無痛分娩や帝王切開ではないので、時間までは操作しなかったということかな。ハウスに関しては諦めていたのかな。まぁ、10分単位で狙うのは難しいし。
実際にホロスコープチャートを作ってみれば分かるが、木星♃、土星♄、海王星♆どころか、その木星♃にぴったり火星♂まで乗っかって・・・つまり4つの星でグランドトラインができている。まぁ、水の星座でできているから、感性豊かな優しい王子になることだろう。

で、妊婦の相談者を鑑定していて思ったのは、先にそんな日程を知ることができればいいのになぁということで・・・そろそろ子作りを考えている人のために、特に良い2018年の出産日和を教えていきましょう。 “種付け”をしてから8ヶ月後を考えると、まぁ、このブログの日付からすると、現実には2018年になってしまうものね。
実は割に来年は陽気な子が生まれやすいのよ。木星♃×海王星♆の吉角120度が長くできているのね。合計すると半年間ぐらい。この木星♃×海王星♆吉角を私は、“バブル星”と呼んでいてね、海王星♆は感情、木星♃は拡大ということで、感情が大きくなりやすい=陽気になるということを意味している。で、実際、凹まない性格になりやすい。また実力以上に評価されやすい人になる。でも、気が大きい分、図々しかったり、大雑把だったりするけど。
ゆっくりとした進行の木星♃や海王星♆で120度吉角が出ているということは、あと1つ、120度位置に星があれば、グランドトライン“幸運の大三角形” になるということなのよ。
それがね・・・

・5月29日~6月5日: 金星♀×木星♃×海王星♆ = バブル人気星グランドトライン
 実力以上に人気のある子になるでしょう。

・6月18日~22日: 水星☿×木星♃×海王星♆ = バブルメディア運グランドトライン
 情報発信する力が群を抜いているでしょう。今だとテレビなどのメディアに縁のある人だろうけど、この子が大きくなる頃には、次世代のメディアだろうね。

・7月3日~11日: 太陽☉×木星♃×海王星♆ = バブル星グランドトライン
 かなり陽気なポジティブ思考で、よく実力以上に評価される子になるだろうね。
しかも、この時同時に 金星♀×土星♄×天王星♅ でもグランドトラインができている。癒し系で個性派の性質を持つだろうね。つまりW(ダブル)グランドトラインの子になるということだ。

正直、上の3つの時期とも1週間前後なので、決して2013年7月の時ほど的は広くない。
でも、オーブ(ズレ幅の許容範囲)を5度くらいと狭く見ているので、もう前後1,2日くらいはグランドトラインと見るだろうし、オーブを10度として見る星占い師なら、前後5日くらい広がるかもしれない。そうすると、5月終わりから7月半ばまで日にちが結構つながってしまうのよ。的は広いかな?

あまり専門的な話をすると、頭が痛くなるだろうから、スルーしてもらってもいいのだが、実は冥王星♇(権力、頂点)がカイトの位置にある。つまり、権力や地位のある人に引かれて、グランドトラインの力を発揮するということだ。
細かい話をすれば、グランドトラインはできるけど、エロ星や口ケンカ星(水星☿×火星♂の凶角)といった悪い星もできるけど、まぁ、それらを差し引いても、幸福感の高い子になるだろうね。

あと、気になる点は、親との相性だが・・・こればっかりは、個々にダブルチャートのホロスコープを作って2人を照らし合わせて鑑定していくしかない。本人が幸せでも、相性が悪いと、親は辛いかもね。

私の知り合いの中には、不妊治療に10年苦闘したり、欲しくても、どうしても子供ができなかった夫婦もいるから、本当は授かれるだけでも十分に幸せなことなんですけどね・・・。
そういう意味では、生まれる日まで計画的に考えていこうというのは、贅沢な悩みなのだろうね。        


煙の重さ

付き合いの長い友人がいて、でも、アラフィフになると、なかなか会えず、年に一度くらいしか顔を会わさないという人がいるものだろう。

Mさんとはかれこれ20年の付き合いになる。映像の編集マン、まぁ、平たく言えば、映像編集のスタッフ、オペレーター。もともとは仕事仲間だ。でも意外に共通の友人がおらず、というか、他に長く続く、深い付き合いをしている友人がおらず、もう何年になるか忘れてしまったが、“2人忘年会”というものを毎年行っている。何気に12月になると、メールでやりとりして、2人だけで忘年会をしているのだ。待ち合わせもいつも名古屋駅の西側だ。年の瀬の名古屋駅は、厚着したせわしい人たちの雑踏だ。

20年ほど前、彼はプロダクションの映像の編集マンで、私はTVディレクター。
で、編集マンというオペレーターとただスタッフ同士の関係かというと、NHKの番組制作の場合はそうではない。ディレクターは、プロデューサーの指示の下で番組を企画し、取材し、撮影し、その後、編集作業に入っていく。狭い編集室の中、編集マンと二人三脚で、“ああでもない、こうでもない”と無い知恵を絞り合って、撮影した映像を見ながら、番組の構成を再び作り直していく。ディレクターはナレーションを書きながら、内容を考えていくのだが、撮影が予想したよりも上手くいかず、映像に説得力が無い時は、深い反省とともに映像構成を練っていく。そしてまた、編集した映像にナレーションを当ててみて、がっかりしながら、“ダメだ、こりゃ”と頭を抱えるのだ。
編集室というのは、窓が無く、4畳半ぐらいの狭さだったりする。そんな部屋に2人が1週間ぐらい籠ったりする。だから、相性が悪い編集マンだと最悪で、逃げることもできず、ものすごく精神的に滅入り、憂鬱となる。だが、彼とは相性がとても良かった。
Mさんとの最初の仕事は、ほぼ2ヶ月間休日無しの缶詰状態で、毎日夜中の1時、2時は当たり前という日々が続いた。放送があるので、締め切りというものがあるが、“これでいいや”という妥協が無い世界なので、徹夜なんかも結構あった。
となると、編集マンとディレクターというのは、いわば戦火を共に乗り越えた “戦友” となってしまう。
ということで、彼とは20年の付き合いになった。

12月の中旬。今年の冬は刺すような寒さはなく、気の抜けた感じで、師走とは思えない。Mさんは、愛想のいい笑顔をいつもしている。丸っこい体型が、また一回り大きくなったような。
毎年のことだが、待ち合わせた後、適当に知ってるお店の候補を挙げて、気の向いたままのお店に行く。どこでもいいのだ。おっさん2人だ。駅裏の、安くて、気軽に飲めれば、それでいい。いつも平日の陽が沈むかどうかという時間に会う。夕方ぐらいのお酒が好きなのだ。人がまだあくせく働いている時間から飲み始めるお酒は美味しい。どうせ、2人とも世の忙しさからは浮いているし、お店は空いているし。

今の彼はフリーの編集マン。私は星占い師、とは言いつつ、今でも頼まれれば、簡単な映像の仕事もすることもある。
駅裏のまだできてここ数年の新しい居酒屋に入る。揚げ物の油の匂い。店内に流れているのは、懐かしい昭和の歌謡曲ばかりだ。なんやらロゴの入った、お揃いの黒いTシャツを来た若い女性が愛嬌を振りまきながら、でも急かすように注文を聞いてくる。
お酒を選ぶのが面倒なので、いつも私らは生ビールだ。で、メニューも選ぶのも面倒なので、適当にお品書きに“おすすめ”と書かれたままの、おでんとか串ものの、なんとか盛りとかいうのを注文してしまう。

お互い1年ぶりだから、“今、どんな調子?” みたいな会話から始まる。彼は50代後半になってしまった。私はアラフィフである。正直、新しい技術を学ぶにはしんどい年齢だ。映像編集の機器やソフトは年々進歩していく。カメラなんかも、最近は単焦点レンズが流行しているそうだ。単焦点レンズというのは、簡単に言ってしまえば、ピントが合うところが狭い分、周囲がぼけてカッコ良く写せるレンズのことだ。CMやドラマによく使われる。ところが、ピントが狭い分、操作が難しく、これまでのテレビカメラで育ったカメラマンは失敗ばかりするという。困ったものだ。
4Kだの、VRだの・・・40代までは時代に付いていく気力があったが、今は・・・。歳を取るというのは、体力が衰えることであるが、例えるなら、スマホの古いバッテリーのようだ。いっぱいに充電しても、あっと言う間に電池が底を付いてしまうのだ。あれ、もう無い? みたいな。
さらに老眼というものものある。朝起きた時に細かい字が読めない。本を読むにも、目が疲れるので、ついつい読書から遠ざかってしまう。だから、新しい知識を得ようという気力が落ちていくのだ。
私も動画のカメラは扱える。だが、薄暗い場所だと、カメラの細かいスイッチの類いがもう見えないのだ。お手上げというか、あきれるというか、諦めの境地。

で、この1年どんな仕事をしたか、楽しいことがあったか、なんかをまったりとMさんと話すのだ。
彼はバツイチの独身だ。子供はいない。フリーの身だけに収入は不安定ではあるが、稼いだお金は好きに使っている。新車を買ってまだ1年というのに、秋にプリウスを盗まれたという。一見不幸な話のようだが、保険が降りて、おかげで新型のプリウスが買えたのだ。でも、盗まれた旧型はドレスアップしてあって、なかなか気に入っていたようだ。得したのか損したのかよく分からん。新しいプリウスも慣れてくると、だんだんカッコ良く見えてきたが、どうもテールランプの形が中途半端でねぇ、みたいな。
彼とは気が合うので、そんなたらたらとした話でも十分に楽しい。安い居酒屋が心地良い関係なのだ。
ビールは進んで、彼は私の倍くらい飲んで、4杯目とかになっていた。
テーブルの上には、お互い遠慮し合って残ったおでんが冷めて・・・ぼってりしている。夕方に入って空いていたお店も、1、2時間経ち、ふと見回わすと真っ赤な顔したおじさんたちで混んでいた。がやがやと賑やかだ。電球の光に照らされる中、若いバイト店員が注文を威勢良く、聞き回っている。ジョッキの残りが3分の1ぐらいなって、“飲み物は?”と言われると、Mさんは反射的に“同じの”と、またビールを注文する。

Mさん、以前は “健康診断を受けると、どこどこが悪いから気を付けろ って言われるから、行かないですよ” なんて言っていた。でも今は、糖尿病の薬を飲んでいる。
映像の仕事は徹夜も多いし、独身男性が一人で暮らしていれば、野菜が少なく、脂っこいもの、塩分の多いものばかりになってしまう。健康は犠牲になってしまうのは、承知の上だ。体型も十分にま〜るい。だからと言って、居酒屋でビールを惜しむことはない。

2人忘年会で、これも恒例なのだが、私は彼の1年間を占っている。酔っている中での、余興のようなものだ。で、彼は昨年の2人忘年会で占った紙を持ち出し、どれがどんな具合で当たっていたかを教えてくれる。

「言われた通り、昨年より仕事は減ったねぇ。」

彼は腕がよく、いろいろアイデアを出してくる編集マンであるが、年齢的にあまり呼ばれなくなっているのかもしれない。
2017年には彼の生まれた時の月(=心)の180度凶角位置に、現行の土星(重圧)がやってくる。解釈すれば、重荷が彼のメンタルに掛かるということである。その後 2018年には、生まれた時の火星(=痛い)の180度凶角位置に、現行の土星が移動する。私は火星と土星のアスペクト(角度)を“我慢星”と呼んでいるが、凶角の場合は、“我慢させられる”感じとなる。
つまりMさんは、どうも来年、再来年と強くストレスが受けそうなのだ。
で、その辺りに心当たりが有るか、訊いてみると・・・
2016年、彼のお母さんは体調を崩して入院したそうなのだ。それで実家に帰ってみると、父親がいるのだが、軽い認知症なのだという。父親は、子供返りしてわがまま言い放題になっていた。認知症ではよくあることだ。手を付けられなくなっているそうだ。昔から、あまり仲が良くなかったそうだが。
“心の重荷”、“我慢させられる”というのは、Mさんの予想では、おそらく、来年、再来年はこの高齢になった親の世話や介護の問題が出てくるのだろうと。
ただもう一つ、2017年の10月ごろには人との別れなどが起こりやすい“疎遠星”や出費が多くなりやすい“お金貯まらない星”ができている。
これは何を意味するのだろう。いろんな可能性を考えてみても、それ以上話をしたくなくなる。再来年も“我慢星”ができているのだから、人が去った後も、しんどい思いは続くのだろう。彼に言わせれば、最悪なのは、母が亡くなって、父が一人残されるパターン。

映像や仕事の話をしている時のMさんより、この家の問題の話に変わってからの方が饒舌になっていた。声も大きくなった。酔いも回ってきたからかもしれない。

「昔から好きでない親父が、命令口調で “ああせい、こうせい” と偉そうに言ってくるんだよ。それがどうにも堪えられない。子供っぽくなっているから、どうにも手に付けらなくてね。」

特に頭を悩ませてはいても、なかなか人には話しにくい個人の問題というものはある。かと言って、人には知られたくない。自分からは言い出しにくい。本当は一番、人と話したいことなのだけれど、それを話すきっかけがつかめない・・・。ベールを被せたり、心の奥の箱に仕舞い込んだ自分の姿だ。
年齢とともに、そんな箱がいっぱい積み上がってくる。

でも、ホロスコープを見れば、そんな 箱の中の“見つけてもらいたい自分” というものがぼんやり浮かび上がる。

それは、その人が “本当は一番会話したい話”だ 。だから星占いは、カウンセリングの効果もあるのだろう。
歳を取れば取るほど、人生は複雑になっていって、自分のコントロールできる範囲がぐっと狭くなって、自分自身も活力が失っていって、流されていくことに諦めるしかないような感じになっていく。

彼はバツイチで、前から時々、その離婚を後悔しているところもあった。一緒にいる時は分からなかったが、別れてみると、“あれが良かったんだなぁ”とか・・・。
今ある姿は、生まれてからこれまでの人生の何千という選択と行動の結果で、・・・それを受け入れていくしかないから、仕方が無い。人生の残り時間も、可能性もどんどん減っていることも仕方ない。
多かれ少なかれ、皆、そうであろう。
人生のこれまでの何千という選択の中で、常に後悔の無いベストなものを選んでこられた人間なんて、ほんの一握りであろうからね。

彼は一人っ子で、兄弟はいない。働きながら、両親の看病と介護をするのは無理だろう。
私は認知症に関しても取材したことがあるので、一般の人より知識は有る。グループホームなどの施設はどこもいっぱいだし、施設によってサービスのレベルがピンキリなのだ。今はまだ要介護のレベルが低くくても、良い施設を早めに探しておいた方がいい。彼の両親は80代後半だから、正直言って、年金だけでそういった施設の料金が賄える。
・・・やがて、両親とも逝くであろう。・・・やがて、彼は一人になろう・・・その老後は?
そこまで考えるのはよそう。それまでにいい星並びもいくつかある。

もうお腹がいっぱいで、箸は止まっていた。ビールも泡の付いたジョッキがあるだけだ。

彼はテーブルの隅にあった、薄っぺらい鉄の灰皿を取り出した。

「1本だけ、吸ってもいいですか?」

彼はもともと煙草を吸う人間だ。だが、吸わない私に気を使って、吸わずにいる。いつもそうだ。私は、煙草の煙などまったく気にしていないのだが。
最近、銘柄を変えたそうだ。ちょっとは健康を気にするようになったかな。
火をつけて、深く吸い込んで頬が膨らむと、笑みが戻ってきた。
煙草の先をとんとんと灰皿に叩く。煙草のけむりが、騒々しい居酒屋の空気の中をすーっと昇って、まぎれていく。
口から吐く煙は、ため息のようでもあった。
唐突に、Mさんは言った。

「煙の重さって、どうやったら計れるか、知ってますか?」

黄色っぽい光に照らされた店内。数時間経った飲み会で、余興にしては難しい問題だ。
重さも何も、煙は上に上がっていってしまうではないか。計りに載せられない。重さとしてはマイナスなのだろうか。
煙の重さねぇ。
少し考えてはみるが、酔っている私にはどうにも考えがひらめかない。
分からないと、首を横に振った。

「煙草の 煙の重さ というのは、
 吸う前の煙草の重さから、
 吸った後の煙草の灰の重さを引けばいいんですよ。」

なるほどね。
どこかで得た知識であろうが、なかなか興味深い問題だ。
新品の煙草の重さを計って、燃え尽きた後の灰の重さを引き算する・・・。
灰皿に残った白い灰。
煙はまっすぐに、静かに昇り続けている。
彼の煙草はまだ火がついていて、・・・吸っている途中だ。

「この1本を吸い終わるまで待って下さいね。」

Mさんは笑った。

名古屋駅まで一緒に歩いていって、別れた。手を振る。彼はいつも笑顔だ。
できれば、1年後とは言わず、年に数回会いたいものだが、気付いたら、また1年経ってしまっているのだろう。
お互い、よい年になって欲しいものだ。

占いとスピリチュアル系にある 勘違い

「フォースとともにあらんことを」


と、いうのが最新作のスターウォーズでの合い言葉となり、フォースというスピリチュアル系のような特殊な能力が銀河を左右しているのであるが・・・、まったくあのスカイウォーカー一族というかDNAに、銀河全体がえらい振り回されていて、そもそもあの一族がいなければ、よっぽど銀河は平和だったのではないかという気にもなったりして。

小学生の頃に観たスターウォーズの世界観が見事に再現されていて、私は個人的にはエピソード1~3よりずっと気に入ってしまったのですけどね。

で、そんな超能力がやっぱり存在するような気持ちになってしまうし、あんな力が持てたらいいなという憧れを、鑑賞した人たちの心の中に生ませてしまったかもなぁとも思っているわけで。


でも一方、「しくじり先生」というテレビ番組では、辺見マリさんが洗脳されて、5億円も渡して、家庭が崩壊していってしまったことを涙ながらに懺悔していてね。

イタコとか、霊媒師とか、スピリチュアルカウンセラーとか、リーディングとか、ヒーラーとか、その手の仕事の名前はいろいろあるけれど、・・・その人たちが、“あなたのご先祖が○○と言っている”とお告げをしたということかな。高額なお金のかかるお祓いをしないと、不幸は断ち切れないとかね。

どちらにせよ、こういう事実が放送されると、やっぱりスピリチュアル系って、うさん臭いとなる。


で、私のように星占い師という世界にいると、結構、スピリチュアル系の仕事をしている人たちとも知り合ってしまい、見えてくるのですが、鑑定する方も、される方も“勘違い”というのがいっぱいあるわけですよ。


例えばですが、・・・ちょっと説明が長くなりますけどね。

私が専門としている西洋占星術のホロスコープだけれども、そこには私がホームページで紹介しているアスペクト式とは別に ハウス式というのがあるのですね。日本では西洋占星術の基本とされているものです。1から12までのハウス(室)が区切られていて、それぞれに所得、知識、家族、恋愛・趣味、仕事、遺産などの意味があるのです。太陽や水星、木星などの惑星がどのハウスに入っているかによって、その人の生活の中のどのような面が、どのように出てくるかを鑑定する方法なのです。家族の部屋(4ハウス)に、抑制の土星が入っていると、家庭で問題が起こりやすかったり、家の中で責任や義務が発生しやすい立場だったりという解釈の方法で、単に組み合わせればいいだけのシンプルな方法です。ただ、意味の幅が広過ぎて、何とでも解釈できてしまうとか、アバウトになってしまうということもあります。


で、私があるお客さんから、それまで頼りにしていたという星占い師さんの鑑定書を参考に見せてもらったことがあるのですよ。その星占い師さんが亡くなったということで、私のところに継いで鑑定して欲しいという依頼があったわけですが、そのお客さん曰く、ものすごくよく当たった人だと。

その鑑定書を見ると、「○○さんの財運は・・・・、○○さんの家庭運は・・・・、○○さんの恋愛運は・・・・」と、まぁ、ハウスの順番通りにそれぞれの運気が書いてあったから、星占いをしている私にはすぐに逆読みができたわけですよね。

で、そのお客さんは、

「これに書いてある通りなのよ、私って子供の頃から○○で、家庭も○○で、仕事面では○○で、夫婦の関係もずっと○○でね・・・・、本当によく当たっているのよね。」と。


ハウス式というのは、本来、生まれた時間が必要な鑑定方法なのですが、このお客さんは私より年配の方で、実は生まれた時間が分からない人だったのよね。

で、昔はそういう具合に生まれた時間が分からない時はどうしたかというと、その生まれた日の日の出の時間を入れるという方法があったのですよ。

日の出の時間だからだいたい午前4時から7時の間ということでしょうね。


で、ですよ。

もし、このお客さんが実家を整理していて、今後、自分の母子手帳がひょんなことから出て来たらどうなるか想像してみて下さい。


例えば、出生時間が午後3時だったりすると、ハウスなんて全く違ってくるわけですよ。恋愛のハウスにあった土星(抑制、責任の意味)が、社会的地位のハウスに移動してしまったりしてね。

次に、その段階で、ハウス式の鑑定書を書き直した時、このお客さんがどういう受け取るか、想像してみて下さい。


おそらくぅ、


「これはこれで当たっているわよねぇ~」


みたいなことになるのでしょうね。


何が言いたいかというと、占い好きな人、自分探しをしている人というのは、“自分には隠れている○○な面があった”というものを喜んで受け入れたりするのものなのですよ。ロマンチストだから、事実はどっちでもいいのかもしれない。そもそも星占いは、世間的にはその程度のものなのかもしれませんがね。

当たっているようにも聞こえるが、実はどってことない鑑定結果もあったりしてね。

友人関係の11ハウスに、快楽の金星が入っていたら、星占い師は、神妙な面持ちとまるでお告げのような重い口調で、


「あなた 友達と一緒にいると 楽しい でしょ?」


また労働の6ハウスに、神経質も意味する海王星が入っていたら、


「職場には ナーバスな面も ありそうね」


一瞬、お客さんは“その通りです!!”と驚いたように反応するかもしれませんが、・・・よく考えてみると、ほとんどの人が、誰だって友達と一緒にいると楽しいわなぁと思い当たるわけで、職場に神経が逆立つような問題が一度くらいはあるものである。

これは極論ですけどね。

ただ勘違いしてもらいたくないのは、ハウス式で出てくるもの全てがこういった類のものばかりではありませんが、鑑定する方も、受け取る方も、それ当たり前でしょ、とか、たいていの人に当てはまるでしょ、みたいなことを真顔でやりとりしていると、・・・滑稽になってしまいますよ。


もう一つ厄介なのは、自分の知らない隠れた一面が鑑定で出てきた場合、占い師が“あなたにはこういう面があるから頑張って”なんて言われると、励ましになることもある。でも、ただの勘違いや思い込みになってしまう可能性もある。

検証しようがないものね。


話は少し違うけれど、恥ずかしながら、私もミスしたことがある。

11月の大阪鑑定の時、あるお客さんに

“実は、あなた人気運があるから、対面するようなお仕事には強いですよ”

なんてアドバイスしたのだが、後になって、生年月日を間違えていたことに気付いたのだ。


この人には人気運は無かったのである。


その後、時間を頂戴し、電話鑑定で改めてさせてもらったのであるが・・・、でも本人は、“自分に実は人気運があるんだ”と思い込むことはなく、私の鑑定中もその人気運があるという言葉にはどうもしっくり来なかったというのだ。

いくら自分の知らない一面でも、何十年と生きていれば、それが当てはまるものなのかどうかはさすがに分かるというものである。占いを受ける時、その程度の冷静さは持っていて欲しいものですよ。生年月日を間違えた私が言うのもなんですが。(注:今はおかげで何度も確認するようになりました)

考えてみれば、40年以上生きていて、今だに“隠れた一面”が出てきていないなんて・・・、いつ出てくるのだろう。

それとも、その“隠れた一面”が出てこないまま、一生を終えるのだろうか。

そんな“隠れた一面”は要らないよね。


でも、自分探しをしている占い好きな人には、この手の思い込み、勘違いというものが当てはまってしまいやすいことは、西洋占星術に限らず、他の占いにも言えることなのでしょうね。


西洋占星術が持つ、東洋の占術との大きな違いの1つに、拡張性、膨張性とか肥大化というものがある。

現在の西洋占星術は、2500年以上昔にメソポタミア文明の中で生まれたのだけれど、・・・まぁ、星空なんていうのは、当然、世界中で見られたのですがね、その中で、未来予測のための道具に使おうとした文明があったと。

で、そこに何らかのメッセージを読み取ったわけですが、その材料として、星空の中に変化を見つけ出したわけです。その変化というのが、星の“逆行”というものです。北極星を中心に数千という星が大きなスケールで回っている。しかし、よく見ると、時々逆向きに動く星をあることを気づいたと・・・星占いをやっているとごく当たり前のことになっていますが、これに気づいた人って凄いと思いませんか。

流れ星のように、明らかなに他の星と違う速度で動いてくれれば分かりますが、惑星の逆行って、一日に1度の角度も無い訳ですよ。

今と違って、空気も澄んでいて、地上にはほとんど光が無い。

空には、天の川もあり、数千とかの星が満天の空を埋めている。

そんな中、友人に言うわけですよ。


「あのさぁ。・・・あの赤い星、昨日の夜より少し位置が違うよね?」

「・・・はぁっ?」


友人の反応はたぶんこんな感じだったでしょうね。

目を凝らしたことでしょう。赤い星と、・・・言い出した友人に対して。


そんな風に最初に言った人は、さぞ変わり者扱いされたことでしょう。

よっぽど暇な動物でない限り、星の逆行を見つけるなんて到底無理ですよ。

そんな先人たちが、苦労して逆行する星だけを抽出し、太陽と月を加えて、ホロスコープという天空の図を作ったわけです。

ホロスコープ占星術はギリシャ、ローマに渡り、さらに精度を高めていくのですが、だんだんと呪術の要素が混じり、同時にキリスト教が支配力を高める頃には、インチキ臭いものとして無視されていくのですね。

ところが、ルネッサンス期に、中東から他の文化とともに一旦アラビアに広がった占星術が戻ってきて、見事に甦ったと。ただその時、すでにアジアの星占いの要素も混じり込んでしまっていて、えらく混血化、雑種化していたというわけです。

そんな経緯があるから、西洋占星術には、統一性、関連性のない手法、つぎはぎ、派生ものなどなどが多い占術なのです。

さらに世界で最も普及している占術であるから、今でも、どんどん新説、新手法が唱えられていっては、一方で、当たっていなさそうなものは消えていくという激しい新陳代謝を繰り返しているのでありますよ。特にネット時代に入ってからは、常にもう世界中で好き勝手に新説、新手法を唱えられている。土星で株価の変化が分かるようになったとかね。そういうのはすぐに消えるけど。

だから、西洋占星術のすべての知識、技法を習得するなんて不可能な話なのです。


そこが、東洋の占術を大いに違う点の1つですね。東洋の占術は、そんな勝手に新手法を唱えるなんて、大先生にならない限り無理なわけですよ。がっちり固まっている。だから、形をほとんど変えること無く、完成度の高いまま維持されている。よって免許皆伝というか、その占術のあるレベルを達成したという修了試験みたいなものすら存在している。


ただ、0星学のような四柱推命を簡略化したもの、派生したものはありますよ。紫微斗数もそうだし。六星占術は、かなり0星学に似ている。細木数子さんは否定するかもしれませんが、偶然かも知れませんが、星を出すための最初の表もやり方も、同じですしね。ゲッターズ飯田さんの銀の~、金の~というのは、ほとんど六星占術の○星人のプラス、○星人のマイナスと同じですしね。


でも、総じて言えるのは、西洋占星術は、圧倒的に変化が多い。私の個人的な感想としては、いろんな手法があり過ぎて、むしろ使わないもの、捨てるものの方が多いくらいといった感じですよ。どんどん学んでいって、同時にどんどん捨てていく。使わないから、忘れるし。

英国の他、欧米には、西洋占星術の学会があって、新説とか新手法がどんどん提唱されているわけですよ。そんな中からアストロ・カート・グラフィとか優れた新しい手法が出てくるわけでね。フラワーエッセンスなんかも人気ですね。キロンという小惑星も最近は解釈されつつある。
皆さんが星占いと言えばで、思い出す、太陽星座占い、いわゆる12星座占いだって、本格的に普及したのはここ100年の話ですよ。女性雑誌の出現とともに、メディアにとって便利な12星座占いがいきなり表舞台に引っ張り出されたわけで、それまではほとんど知られていない超マイナーな手法で、隅っこの隅っこにいたわけですよ。12項目書くだけで、そこそこ当たっているから、まぁ、使い勝手が良かったと。

そもそも冥王星だって発見されてから100年も経っていないのに、西洋占星術では一軍のレギュラーメンバーになっている。例えば、東洋の占星術では、天王星、海王星、冥王星なんて新しい星は使われていないか、今だ“その他の星”扱いですからね。

すでに提唱された手法が多く存在していて、とても学びきることができない。一方、それらをすべて駆使すると矛盾だらけになるから、ほとんどを捨てなければならない。といった具合ですよ。拡張性が高く、常に膨張しているけれども、肥大化しているとも言えるのですね。


特に30年前より昔の、ホロスコープチャートを惑星の運行表の本で作っていた頃は、1つのチャートを作るのに1時間かかっていた。ところが、今はネットの無料サイトを使って、数秒でできるようになった。その辺りからさらに変化が加速し始めているわけですよ。数ヶ月後、数年後、もしくは過去のいついつのホロスコープが簡単にできるようになった。そのおかげで、実際の星並びと、個人の運勢、世相との関連性を簡単に検証できるようになった。だから余計に新説、新手法を出しやすくなった。ITの発達のおかげですね。周辺の環境の変化も西洋占星術は受けている。


そんな変化する西洋占星術では、その分、相談者の質問に対して答える手法も変わってきている。

例えば、相談者が


「 私は離婚するのでしょうか?」


 という質問をされた時、

星占い師が、


「あなたは水の星座に星が集まっているから、流されやすいのよね」


なんて答えたら、・・・結局、相談者は結局いつ、どうしたら良い分からず、唖然とするだけである。

でも、これは実際にあった話である。


今は、パソコンで簡単にホロスコープチャートが作れるのだから、将来のいつ頃、その可能性があるかは星並びで読み取れるのである。ただ、上にも書いたが30年以上前にホロスコープチャートがすぐに作れなかった時代のやり方のままでは、こういった情報を与えることができないのですよ。


西洋占星術界の20世紀最大の発見とも言われる アストロ・カート・グラフィの手法を使えば、その個人にとって運気の良い場所を見つけることができる。出生地ではなく、今いる場所でホロスコープチャートを作ることで、その場所での運気を読み取ろうという手法である。あくまで星占いなので可能性の話であるけれど。

なぜ、この発見がされたか。

答えは簡単である。20世紀以前は、人の移動がほとんど無かったからである。私たちの3,4世代前になると、海を一度も見ることなく一生を終えた人も多い。出生地イコール活躍する場所だったわけですよ。200年くらい前になれば、江戸に暮らす人の人生最大の旅は、お伊勢参りだったことだろう。しかも全員が行ったわけではない。講という地域のグループを作り、その代表の数名だけが詣でたのである。そんな江戸、つまり東京と三重県の伊勢の距離は、経度で言えば、わずか4度ほどである。オーブと呼ばれる西洋占星術上の誤差というか、許容範囲に十分入っている程度である。

つまり、20世紀に入って、戦争したり、海外旅行したり、留学したり、難民になったりする人が増え、場所が変わるとどう運気が変わるのかというデータが集まったところで、このアストロ・カート・グラフィが作られた。それをまた占星術学会の方でも検証することができて、新手法として認められて普及しているのである。今、トラベルマップとか、アストロマップとか、あなたのベストプレイス1000などといろんな名前でサイトが出ているが、基はこのアストロ・カート・グラフィの理論である。でも、それらのサイトは(日本語訳もあるが)皆、海外の英語圏のものである。

ちなみに、私個人的には西洋占星術上20世紀最大の変化は、ホロスコープ上の冥王星の登場だと思いますね。

冥王星の登場だけ見ても、もうわずか100年前とは西洋占星術の形、鑑定法は大きく変わっているということですよ。 


常に勉強し続けれなければ、置いてかれてしまうのが、西洋占星術の世界である。昔、勉強したからと言って、その知識と手法で先生ずらして、ふんぞり返っていられるような甘い業界ではないのである。


一方、そんな多種多様に数多く乱立する西洋占星術だから、自分にとって都合の良い技法だけを、都合良く受け入れる人もいますね。

例えば、こんな勝手なことを言う女性もいた。


「シナストリーやリリス、コンポジットという技法では、私と彼の相性は良くないんだけど、サビアン占いではものすごくいい感じなんです。サビアン占いって、よく当たりますよね。」


西洋占星術の相性占いもいろんな技法があって、その中で良い結果のものだけを信じるという素敵な方法でありますが、数撃てば当たるといった具合ですよね。よりによってそれがマイナーなやり方の場合、・・・どうでしょうね。まるでタロットカードで、自分の望む結果が出るまで、何度もカードを切るようなものですね。(タロットカードの場合、よく当たる人は、同じカードが出続けることはよくありますが。)



今回は長いから、この辺りで一旦休憩してね。



スピリチャルの世界でもね、怪しい世界があるわけでね。

冒頭に描いた、辺見マリさんが洗脳で5億円ものお金を出してしまったというけれど、どこまでが“信仰”で、どこまでが“洗脳”かなんて線引きはかなり難しいでしょう。幸福実現党が怪しくて、公明党がまともだなんてね、・・・判断する根拠は何?みたいな。

公明党の支持者の中には、周囲の人に公明党へ投票させると“功徳が積める”と信じている人もいますからね。この“功徳を積む”という言葉の本意までは訊いていませんが、天国へ行けるという意味でしょうかね?

公明党が悪いとは言いません。だって、今や、自民党の暴走に対して脅しが効くのは公明党ぐらいなものですからね。軽減税率の時もそうだったけど。

公明党の支持母体の創価学会は、信者からそれなりに財面で支えてもらっていると言うと聞こえは良いけど、お金を集めているわけですよ。創価学会用の数珠とかは結構、高価ですよ。


日本は、憲法で信仰の自由が認められているわけですから、・・・しかも現在、公明党は連立ながら、与党ですからね。その自由は守られていくのでしょう。


信仰も、心の救いのレベルならいいですが、人間は欲張りだから、より強力なご利益を求める。その中には、超人的なパワーを持とうというものもある訳ですね。どうもその辺りがごちゃごちゃになってくる。“覚醒”という言葉には、悟りを開くという意味があるのだけれど、スターウォーズでは、フォースの覚醒と、明らかに超能力を開花させることを意味している。


私の親父はかつて、密教の修験場で修行をしていたし、子供の頃、家にも先達さん(密教の先生みたいなもの)が毎月来ていたので、その世界は親しんでいるというか、見慣れている。先達といっても、ただの寺のツアーガイドではなく、深い山の中で荒行をした者たちである。今でも何人かの先達さんを知っているが、確かに彼らは不思議な能力を持っていたりする。占いもする。その辺りは、前に書いた「親父」というブログと内容が重複してしまうのでここで書くのは止めておきますね。

そんな知り合いの中に、一人に高野山で修行したという先達さんが名古屋の郊外に住んでいらっしゃる。

私が数年前、一宮市のマンションに引っ越す時に診てもらったことがある。

引っ越し先の間取り図を描けというので、紙に描いて渡した。すると、その先達さんは、手をその図の上にかざし、


「この家は問題無いな」


と告げた。

私は興味深くなったので、その時住んでいた家の間取りを渡してみた。先達さんは同じように、手の平を図の方に向け、


「この家のトイレと風呂場の辺りがびりびり来るな」


と語った。

当たっていたのだ。その時、住んでいた家は、トイレと風呂場の間の壁を通っている水道管から水漏れがしていたのだ。水道工事屋さんに修理を頼んだが、あまりに水漏れが少なく、聴診器では正確な位置が探れないというのだ。

それで、「もう少し水漏れが多くなるまで、待っとれや。この程度だったら、大したこと、あらへんで。」ということで放っておくしかない場所だったのだ。後に、水漏れが多くなったのだが、その湿気で床下の大半を腐らせて、リフォームせざるをえなくなったのである。


面白くなって来たので、子供の頃に住んでいた家の間取りなども見せると、その家で起こったことをピタリと当てたのであった。

その他にもこの先達さんは姓名判断をするのであるが、画数ではなく、名前を書いた紙に手をかざすというものだった。これも大まかではあるが、こちらがなるほどと思えるくらいには、性格を当てるのであった。

さらに、「こいつは気が強いな。俺が抑えておいてやるよ」と言って、その名前を書いた紙の上で、片方の手で拳を握り、もう片方の手を開いたままで、「えいっ」と両手を強く叩いたのであった。効き目があったかどうかはなかなか見分けできないのであったが。


この先達さんにお金をだまし取られることはない。

なぜなら、謝礼のお金を受け取らないからである。だから、金銭的な被害は起こりえないのである。でも、誰でも診るわけではない。最近は歳のせいか、初めての人は断っている。

この先達さんは祈祷もする。高野山からその祈祷の修行を修了したのか、許可なのかは分からないが、祈祷許可書加工修了証のようなものを見せてもらった。(写真参考:名前のところはぼかしてあります)年月をみれば、この先達の年齢がおおよそ想像つくだろう。

私は、他にも大峰山という東海地方の修験場の修行した先達さんを知っているが、やはり似たような形式の修了証のようなものを見せられた。結構、共通してるのね。あと、みんな、見せたがるのね。

何年も山で修行しているから、・・・それに皆が得られるものではないから、やっぱり自慢のものなんだろうね。


この先達さんが言っていたことであるが、あの世とか神の世界に触れる場合は、お金を取ってはならない。祓い方を知らずにいたずらに触れると痛い目に遭うぞと。

この先達さんは、何十年か前に奥さんが交通事故に遭い、脚が不自由になってしまった。その時に、“神も仏もあるものか”と信仰を一度捨ててしまったことがあるそうだ。でも、それも自分への試練と受け止め、再開したそうであるが・・・いつから無料で診るようになったかは聞いていない。そんな野暮なことは怖くて訊けない。


私は、15年以上昔にバリ島に行ったことがある。バックパッカーのような一人旅だった。私は単にジャングルの中にある棚田(ライステラス)を見に行ったわけであるが、宿も決めないふらふらとした旅では、いろんな人と出会うのが常である。一人旅は、良くも悪くも向こうから声を掛けて来てくれるものである。そこが面白いところなのであるが。

そんな中にニューヨークから来ていて東南アジアの舞台芸術を学んでいる男性がいた。その人の話では、バリ島はブラックマジック、ホワイトマジックという呪術の島なのだそうだ。嘘か本当かは確認できなかったが、欧米からの多くの若者は、この島に呪術習得のためにやってきているという。

その彼が、以前、友人に50ccのバイクを盗まれたことがあるという。仲良くしていたバリ人の男だったそうだ。ところが、その盗まれた直後に、右肩が異様に膨らみ出したという。痛みもあって、あまり動けなくなったそうだ。

別のバリ人の友人に紹介してもらい、呪術師に診てもらったところ、どこかの呪術師がブラックマジックを掛けたというのだ。それはバイクを取り戻しに来ないようにするためだという。ブラックマジックとは相手に呪いをかける術で、ホワイトマジックとはその呪いを解く術だ。

その男性は、ホワイトマジックで呪いから解放されると、みるみる右肩の膨らみと痛みは治っていったという。

で、その男性がお礼にお金を出そうとすると、呪術師には受け取らなかった。その呪術師が受け取ったのは、煙草一箱だったそうだ。

その呪術師曰く、お金をもらっては呪術の能力が失われるのだそうである。


私が知っているスピリチュアル・カウンセラーさんの中には、本当に身体を壊した人もいる。

スピリチュアルの能力がある可能性は、海王星と冥王星の角度である程度分かる。60度に近ければ近いほど、能力のある可能性が高い。59~61度以内ならば、何らかスイッチが入れば、あの世のものが見えるとか、聞こえるようになる人もいる。

しかし、上の先達さんが言っているように、祓い方が良くないと、身を壊すものなのだろう。最初にペットがやられるというパターンはよく聞く。もしくは一緒に暮らしている中で、身体の弱い人だろうか。

実際、私の周囲でスピリチュアル・カウンセラーで稼ぐようになっても、1、2年で辞めてしまう人も結構いたのだ。

祓うほかに、ブロックするという方法もあるらしい。でも、ブロックしたら、あの世のものたちとコミュニケーションが取れないじゃん、とも思うのであるが。


名古屋にいたスピリチュアル・カウンセラーの例であるが、どのくらい見抜くかというと、ある年配の女性がカウンセリングに来た時、会ったその途端に、その人に2人の娘さんがいて、その年の差が2年で、孫が3人といるという事実をヒントも無く、見ただけで当ててしまったのだ。


他にも、故人の話をしていて、「今度のお墓参りには、草餅とおはぎを持っていってあげてね。」とかをさらりと言う。

すると本当に相談者の亡くなった親が草餅とおはぎが大好物だったなんてことはよくあったのだ。


ただし、いつもそのレベルの能力を見せるかというとそうでもなかった。本人の言う、調子が悪い時はそうはいかなかったのだ。

また、あの世のものが見えても、まったく伝えることができない場合もあった。


そのスピリチュアル・カウンセラーが、若い女性に自分の恋愛の行方について尋ねられたことがあった。

ところがそのスピリチュアル・カウンセラーは、「男というのはね・・・」と持論の恋愛論を説教臭く、上目線で高圧的に語ったのだ。その姿はまるで細木数子さんのようでもあった。

カウンセリングが終わった後、私は違和感を持っていたので、


「相手は、君の助言を求めていたのではなく、先祖とかあの世のもののメッセージを聞きたくて来たのに、なぜあんなことを言うの?」


と尋ねた。

すると、そのスピリチャル・カウンセラーは、


「後ろに眼鏡をしたおじいさんっぽい人がいたのだけれどね、それでその人に、いろいろ訊いたのだけれど、まったく何も答えないよ。無口なじいさんなんだよね。」


だって。

何も言わない訳にもいかないので、自分の考えを喋ったというのだ。

わざわざ遠方から来てもらい、それなりに鑑定料を頂いている。確かに、“とくにありません”では済まされないわな。

相手にそんな隙を突かれないように、高圧的になったと。


このスピリチャル・カウンセラーの場合は、どのようにスイッチが入ったかというと、高校時代に事故に遭い、半年間、見えない、聞こえない、話せない、食べれない状態が続いたという。ただ重傷患者として、病院のベットで横になっていただけ・・・。

私も19歳の時に、盲腸で1週間入院したことがあるが、どうしようもなく退屈であった。新聞は隅から隅まで全部読んでも、十分に時間は余った。でも、彼の過ごした時間は、そんな入院とは比べものにならない。

もし、見えない、聞こえない、話せないなんて状態が半年間もあったら、その暗闇は100年くらいの年月に感じることだろう。

そんな闇の中で、彼はあまりに退屈なので、適当なキャラクターを思い浮かべて、遊んでいたというのだ。一人で“ごっこ”をしていたということだろう。キャラたちと会話をして遊んでいたと。

やがて半年して、やっと光が再び差し込んで来て、世界が見えるようになった。でも、勝手に思い浮かべていたと思っていたキャラクターたちは、彼が目を覚ました後も、浮遊していたり、特に人の背に憑いていたということだ。

で、そのキャラたちと話したことを、憑いている人たちに告げていたら、スピリチュアル・カウンセラーになったというわけである。


海王星と冥王星がジャスト60度前後の角度を持っていても、“スイッチ”が入らないと、スピリチャルな能力が出ないと上で書いたが、これがその“スイッチ”の一例である。仰々しい言葉で言うなら、“覚醒”と言ってもいいでしょうけど。


彼の場合、“仕事”を続けているうちにまずペットが病気になって亡くなった。そして彼本人がやがて原因不明の病気になってしまった。で、さすがに勘がいいので、気づき、スピリチュアル・カウンセリングを辞めてしまったのだ。


実は、星占い師の中にも、スピリチュアル能力が高く、人を一瞥しただけで、その人の性格や運気を見抜いている人もいる。

ぶっちゃけ話として聞いたのだが、そういう星占い師は “ホロスコープという道具使わずに、どんどん言っていくと、怪しまれる” ので、占っているふりをするのだそうだ。もしくは、調子が悪い時は、さすがに見ただけでは分からないので、占いを使うという具合である。

この類の西洋占星術師は、ホロスコープではとても言えないようなことを平気で言うのである。だから、私は見ていて気づいてしまったりするのであるが。


このスピリチャルの世界には、ヒーラーとか、レイキとか、リーディングとか、チャネリングとか似たようなものが多く存在する。

私が前に会った人の中には、「スピリチュアル・カウンセラーというと怪しく思われるから、ヒーラーと名乗っているの」という女性もいたが、一般的にはどちらも同じでしょ。それとも昔は違ったのかな。


冥王星と海王星の角度が60度に近く、たとえあの世のものが見える、聞こえるでなくても、スピリチャル能力の高い人の特徴として

・金縛りに遭う 遭った

・よく食べる or よく寝る

・どうしても入れない店がある どうしても通れない道がある

・不動産屋さんにお部屋を紹介してもらう時、物件のドアを開ける前に、断ってしまったことがある。

・真っ暗にすると眠れない。

・勘が良く、人の性格や考えていることが見透けてしまう。でも、それを周囲に言うと、浮いてしまうので言わない。しかし実際は当たっている。

・カーナビを使わなくても道に迷わない。むしろカーナビを使う方が渋滞にハマる。

・晴れ女、晴れ男である。

・ガラガラのお店に自分が入ったら、その後、いつもどんどんお客が入ってくる。

・子供の頃、コックリさんをやったら、指を離してもコインが動いた。以降、怖くて2度とやらなくなった。

・耳、目、鼻のうちどれかがすごく良い。例えば、ビルに取り付けられているネズミ除けの超音波が聞こえる。アロマの趣味がある。視力がとても良い。あと、敏感肌でもあったりする。

・沖縄に行くと、体調を崩す。

・子供の時、人がオレンジ色、黄色、赤色、青色、紫色などの光を放っているように見えていた。その頃は、皆見えると思っていた。

・リラクゼーションや鍼灸など、人の肌に触れる仕事をしている場合、お客さんによってはものすごくだるくなることがある。そのため、週に一度は神社などへ行ったり、大きな樹木に触れたりして、メンテナンスしている。もしくはヨガのポーズで頭のチャクラから放出している。

・逆に若い人と握手をすると、若さを吸い取れる。

・パニック障害になったことがある。なっている。


以上のことがある。私にはそんな能力はないので、上の項目は当てはまらないのであるが、あくまでこれまで鑑定してきた人たちから聞いたことである。チェックリストのようなものですね。


ただ~し。

このスピリチュアル系の世界の人たちにも “勘違い” の人たちも結構いるのですよ。 “なりきり” とか “思い込み”  “妄想” というべきかな。

そもそも人をだまそうとする詐欺師、確信犯のインチキ スピリチュアル・カウンセラーなら、悪人として分かりやすい。しかし、本人が自分にはスピリチュアル能力があると思い込んでいる場合は、実に厄介である。こちらも、ふんふんと話を一応聞くしかないのである。


例えば、相談者が既に父母を失っていて、それを彼らに話したとする。

すると、このタイプのスピリチュアルの人たちは、しばらく何かと交信したような間を取り、


「あなたのお父さん、お母さんは、あなたのやりたいことなら応援すると言ってるわ。」


なんて言葉を掛けてくる。

このレベルだとしたら、どうでしょうね。そりゃ、そんなことを言われたら、嬉しいわな。本当に苦悩している問題だったら、相談者の中には、「心が軽くなりました」と感謝の涙してお礼をするかもしれない。


それはそれで、スピリュアルではなかったとしても、励ましているので、カウンセリングとしての価値があります。世のため、人のためになっていて、それなりの雰囲気を装い、“スピリチュアル”と付けるだけで効果が倍増するなら、なお、結構である。

もちろん、これだけではそのカウンセラーが “自分はスピリチュアルの能力がある” と思い込んでいるのか、本当にあるのかは判断できないよね。


しかし、上に書いたような先達さんやスピリチュアル・カウンセラーが見抜いたレベルとは内容の深さが全然違う。


相手の持っている鞄を眺めて、


「この鞄がお客さんをお金持ちにする」と言っていますよ。


なんていうのはどうだろう。


想像力豊かな人なら、携帯電話を見ても、時計を見ても、宝石を見ても、何かを思い浮かべることはできるわな。自分の好き嫌いの感性も出てくるのも当然で、モノがディズニーのアニメのキャラクターのように何かを喋っているような想像は簡単にできる。


同時に、そこから出されたメッセージが、“頑張ってください” 程度のものだったら、本当に見分けがつかない。

ただ、スピリチュアル系を自称する人が、いつも そのお慰め程度の情報しか出さないとしたら、その人は、ただの “なりきり” “思い込み” の可能性はあるなと。お慰め程度というのは、誰にも言えるような言葉とか、すでにこちらが提示した情報から繕っただけのものという意味ね。


上に書いた、“自分探しをしている星占い好きの人たち”が、どんな性格判断も「私にはこんな一面が隠されているんだ」と受け入れているのと同様に、心の弱っている人は、要約してしまえば “頑張って下さい” でしかないメッセージにも数万円を払ってしまうほど、ありがたいものになってしまうということですよ。


かといって、突っ込んで、「先生、すみません。うちの親(鞄)、もっと具体的なメッセージを言ってませんか?」なんて質問するのも、いやらしいしね。相手は威厳のある大先生だし。


誰だって、何かを見たり、触ったりした時、何かを感じることはできるわな。

その感じるもの1つ1つが、気のせいなのか、本当にあの世のものからのメッセージなのかは、当の本人も検証できない。そういうお仕事をされている場合、本人は、そのすべてがあの世のものからのメッセージだと思い込んでいるでしょうけどね。


そんな“覚醒”するためのセミナーやセッションというものが、今、結構全国で開催されているしね。

開眼二日間コースとか、三日間コースとかいった具合である。


真言密教の修験者たちが何年も山の中で、冬の冷たい滝に打たれたりしても、手に入れられるかどうかという力が、都会の冷暖房の効いたお教室で2、3日で手に入るなんて、ずいぶんとお手軽になったものですよ。


レイキという手の平から不思議な力を出すスピリチュアル系もある。ヒーラーも同じようなことをする。この手のセミナーを出た人は、「手の平から熱が出るようになった」と覚醒した奇跡の体験を熱く語ったりする。

でも、自律神経訓練法を本で読んだことのある人間なら、リラックスして、副交感神経を働かせれば、手の平の温度が上がる事実は知っているでしょう。その温度を上げることは、誰でもできるとして、手の平の先にある人間に対して治癒能力があるかどうかは、???だよね。

私はその治癒能力は否定しない。だって、子供の頃から、先達さんが治しているのを目にしているのだから。でもね、セミナーを受けたすべての人が体得しているかどうかとなると、怪しいわな。

手の平が温かくなるのを感じて、“これはもしかして!!”と勘違いしている可能性はあるでしょ。


もちろん、元から潜在性が高かったら、そんな数日間のセミナーで覚醒してしまう人もいることだろう。こればっかりは否定しきれない。

ルーク・スカイウォーカーのようにフォースで物をで動かしてしまうほどの人も銀河系の中にはいるのかもしれない、というのと同じよね。



じゃ、もっと安心できるレベルとして、宗教家なら大丈夫か?
名古屋近郊に住む ある尼僧さんなんか、一人前になるための1年間の修行をまだしていないのね。まだ半人前なのよ。だから葬式なんかで一人でお経を読むことはできないけれど、ネットではしっかりお札とかお守りとかを販売しているからね。ご祈祷やお祓いまでしている。もちろん、有料ですよ。まぁ、いいか。

もっと大きい話するなら、日本の仏教のほとんどの宗派が、太平洋戦争中は、新聞社と同じように大々的に戦意発揚の手伝いをしていたのよ。各総本山では、触れられて欲しくない古傷ですよ。坊主たちは、敵を倒せ!打ちのめせ!と踊っていた。それに叱咤激励されて、多くの若者が銃を担いで戦場に出向いていったと。


なぜ、こんなブログを書いたかというと、

いい加減なスピリチュアル系に、だまされるような被害が減るように、お前の知っていることを皆に伝えて欲しいと、

乃木神社をお参りした日の夜に聞こえてきたのよね。


って言ったら、どう?




 
上のブログに関して、コメントが送られてきましたので、ご紹介します。



以前から、占いやスピリチャル好きで、神秘的な話しを信じる方です。
でも、今年3月頃に、無料占いをネットでやってもらい、途中からお金がかかる様になり、半分疑いながらもやっているうちに、41万円払いそこで詐欺にあっていたと判りました( ; ; )
信じるって時に悲しいですね‥
 きっと、同じことしたら騙されるかもしれませんね。
確か、auのサイトか何かで、広告がありまして。無料占いとあったんです。
以前に、他ので同じような事をしていたので、似た様なのかと最初は、軽い気持ちでした。
始めは、女の人が出てきて、悩みは何ですか?どうしたいみたいなところから、やりとり。相手の人が自己紹介で、昔最愛の息子を病気で亡くし、その時頼ったのが占いで、医者に宣告されたより長く生きてくれて、それをきっかけに鑑定師になった。やりとりの最初の頃は無料で途中からお金がかかる様になった。私は、3つの幸福が受け取れる事が約束されている。決して人に話してはいけません。
ネットバンクとかコンビニ支払いみたいなもので、入金していました。一人の鑑定師だったのに、途中から強力な助っ人らしき鑑定師が加わり、また途中からもう一人。仕事していて、当時体調が悪く、家の事もやらなければならないし、忙しいし、人に相談出来ないし、今ならもう直ぐ受け取れる。みたいにもう直ぐ終わる楽になれると、必死でした。体験談を聞かされたり、おかしいな‥と思う反面、最後迄やろうみたいに、すっかり騙されていました。
始めは、5000円位を入金していましたが、ポイントだとか、今ならポイントで10万円で20万円の鑑定が、とかあり、時間が今しか無いみたいに思わせられて、次第に感覚がおかしくなっていました。向こうも騙しのプロですから、こんなにあなたを思っていますよ、みたいにしてお金かかって大変でしょうから、特別あなただけ今から2時間無料とかもありました。次は、永久に鑑定師と相談出来る権利を受け取れる。と来ました。
その最後でその権利が受け取れなくおかしかったんです。そこまで来て、騙された!と気付いたんです。頭が真っ白でしたね。このことは、今年で区切りをつけたいです。家族にも友達にも本当の事は、言えませんでした。
書き込みした文章を読み返すと、なんか分かりにくい文章になっていましたね(~_~;)
簡単に言って、最初は無料。途中から有料。人に言うな。時間をおかず、早く行いなさい。信じて最後迄頑張って下さい。
そんな感じで、何度も繰り返し、コンビニに支払いに行って気付いたら、41万円。そこで騙されたと気付いた。です。


上の体験談の場合は、“鑑定師と相談できる権利” そのものが代金を払ったのに受け取れていないので、普通に詐欺ですね。洗脳よりも普通に分かりやすい犯罪ですね。ですが、よく見かけるスピリチュアル系のバナーから 、詐欺に引っ掛かったというものですが、皆さんも気をつけましょう。
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