星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

北海道の大地震では物心ともに被害を受け、ご傷心のことと存じます。 心よりお見舞い申し上げます。 参加予定者と連絡を取り、順調に生活が回復されていること、講座を強く楽しみにされていることが分かりました。 また会場も無事営業再開されておりますので、予定どおり開催していきます。 札幌講座は、9月29日(土)、30日(日)。東京講座は、11月3日(土・祝)、4日(日)。大阪講座は、11月23日(金・祝)、24日(土)であります。 詳しくは、http://tsubobo.com/contact.html

本サイトは http://tsubobo.com ホロスコープを読もう、学ぼうというサイトです。

占い

婚活に星占いを使いましょうよ。

西洋占星術では、多くのことが鑑定できるけれど、まぁ、相性鑑定は依頼が多いわけですよ。

相性鑑定の部類では、まぁ、職場の人間関係というものもあるけど・・・基本的には恋愛がやはり多い。

カップル、夫婦と相手が定まっている場合は、その相性での良い点、悪い点をじっくり挙げて、注意すべき点を伝えていけばいい。

でも、婚活中という人の場合は、とにかく鑑定候補となる相手が多い。

しかも、明らかに良くない場合は、さらっと流して深く突き詰めることもなく、別の候補の人へと話を進めていく。時間がもったいないですからね。

そもそも婚活って、 “ダメなら、次っ!”って感じでしょ。

 

で、婚活の話を聞くとね、まぁ、今はいろいろですよ。

婚活パーティーに参加して、5~20分くらい相手と話をすると、回転すし方式に、別の人にローテーションしていく・・・今は、他にもいろんな形があるようですが・・・上にも書いたように、婚活の現場では、“今回ダメでも、次のパーティーがあるさ” なんて感じで、結構、見切りも早いようで。機会が多くなると、そんな風に事務的で、軽い感じになるのでしょうね。

 

また一方で、年齢のことでは、相手の希望の年齢枠があって・・・40代になると、紹介される相手の質がガクンと落ちるのだそうで。(あくまでその人個人の感想です。)

で、逆に、その紹介される相手を見て、こんな人としか会うことができない私って・・・“今の私って、この程度の価値しかないのかしら” と気分が滅入るので、結婚相談所などには行かなくなったという人にも何人にも会ってきたわけでして。

それに、便利なサービスではあるけれど、金額が高くて、お財布にはダメージが大きいという話も聞くし。

 

プロフィール上では、相手のことを知っていて・・・何だか趣味も合いそう。

でも、いざ、会ってみると、引っ掛かるところない・・・。

 

で、私はですね、そんな話を聞く度に、星占いをある程度使ってしまえば、もっと無駄なくスムーズにマッチングができるのではないかと思うのですよ。

趣味とか、生活習慣とか、そういうので気が合う人を見つけていくのもいいですがね・・・それであまり上手くいくことがなく、もう婚活にうんざりしているようだったら、ホロスコープでの相性鑑定の技術も使ってみてはいいのではないかと。

ということで、今回はアドバイザー視点でホロスコープを活用することをお伝えしますね。

 

ただ最初に言っておきたいのは、“結婚ありき”とか、“結婚すべきですよ”という前提では、私はないのですよ。

ホロスコープを見れば分かるけど、一人が平気、一人好きというタイプの人もいるからね。さらに財力もあったら、まぁ、結婚を必要としない人もいるでしょうしね。

でも、婚活サイトや結婚相談所を利用している人は、結婚を望んでいる人ですし、それを自覚しているし、さらに言えば、まぁ、普通に生活の中で、出会いを待っていてはなかなか出会えない人なのでしょう。出会いを待っていたら、年取っちゃう。女性ばっかりの職場だったりするとそうなりますわな。

で、都合の良い日時に、出会いの数を増やすためにそういった婚活のサービスを利用している。

つまりね、効率を求めている ということでしょ。

効率よく出会いたいという考え方を持っているわけだし、ならば、さらにより効率よく相性の良い異性に出会うためには、星を読んでしまえばいいんではないですかと言いたいわけですよ。まぁ、星占いですから、参考にしかならないでしょうけど。

 

相性鑑定では、

・相手の生年月日で、その人の性格、運気を読むことができる。

・2重円を作ることで、自分とその人との相性を読むことができる。

 

ある程度、お付き合いのする相手の候補が絞られていけば、普通に相手との相性鑑定をすればいい。

だけれども、まだまったくノーマークの場合、

ホロスコープの2重円を読んでいけば、計算して相性のいい相手の生年月日を特定できるというわけ。数万人単位で登録者のある結婚相談所、婚活サイトの中には、その生年月日の人物をデータから探し出すことができるんじゃないかな。そんなサービスしていない? 相談員に言えば、紹介してくれないかな?

最初から相性の良さそうな相手と出会っていく機会を作っていく方が、むやみやたらに出会うより、確率がぐっと上がるというわけよ。無駄な時間が省ける。

 

婚活アドバイス例えば、燃えるような恋愛をしたいのだったら、自分と相手で、金星♀、火星♂、冥王星♇あたりでグランドトラインやTスクエアができる人を紹介してもらうといいだろう。金星♀と火星♂のアスペクト(私はこれを“エロ星”と呼んでいる)だけでも十分に引き付け力があるが、せっかく数万人の中からリクエストできるなら、3つ以上の星で作れられる複合アスペクトを利用したい。金星♀、火星♂のエロ星に、セックスを意味する冥王星♇を加えた複合アスペクトで、吉角より凶角の方が、引き付け力が強い。鑑定していても、この相性を持っているカップルの場合、かなり恋の炎が燃えるようで、駆け落ちレベルになったりする。鑑定した人の中には、普段はすごく真面目な男性が、この相手とだけは不倫に陥って、行為を楽しんだりする。“なぜか、この相手とだけはこうなってしまうんです”と話された人もいましたよ。まぁ、恋に陥りやすい相手ですよ。

 婚活アドバイス2財運を上げたいのだったら、自分のMC上に木星♃のある人とか、複合アスペクトでいうなら、木星♃、冥王星♇で吉角のアスペクトを作っている相手でしょう。木星♃、冥王星♇のアスペクトを“ミリオネア星”という。そのミリオネア星ができるだけでも“食うに困らない” 財運をもたらすというものだけど、これにもう一つの木星まで加わってグランドトラインが形成されれば、さらに強い財運をもたらしているようだ。なかなかこんな相手、普通では出会えないけどね。



婚活アドバイス3楽しい会話のあるカップルになりたいのだったら、水星☿、金星♀の吉角に加えて欲しいところだね。私はこの水星☿金星♀のアスペクトを“おしゃべり星”と呼んでいる。同性でも、この水星☿金星♀の、特に0度吉角があると、出会ってすぐに話が盛り上がり、親友になってしまうことがある。

相性にはいろんなパターンがあって、それらは私のアスペクトのサイトでも見ることができるし、講座でも実例を挙げて伝えている。ホロスコープの鑑定では、結婚相談所や婚活サイトの性格や条件のマッチングテストでは出てこない多面的な相性の形が出せるんだよね。

 

そんなふうに自分にとって良い相手のホロスコープの星の配置を思い浮かべることができても、その生年月日を見つけ出すには、星占い師としての腕前が必要となる。水星、金星、火星などのスピードを知っておき、だいたいの計算、目安を立てられるようにする必要がある。

 

1つの星座をそれぞれの星が通過する年月は、だいたいの目安として、

太陽は1ヶ月

水星も1ヶ月前後

金星も1ヶ月前後

火星は2ヶ月前後

木星は1年

土星は2年半~3年

天王星は7年前後

海王星は15年前後

冥王星は12~27年

 

だいたい何年後、何か月後には、この辺りにあるな、というのがイメージできるようになると、星の移動する場所の見当が付くようになるわけ。そうすると、自分の求める相手のホロスコープが何年何月何日ごろにできているかということが読めるようになる。

 

顔写真とプロフィールが目が回るほど羅列していて・・・“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”という感覚で、次から次へと接触していても、まったくピンと来ないようならば、ホロスコープから自分の望む相性の相手を、ある程度絞り込んでおいて会っていく方が、“当たる” 確率が上がるんじゃないかな。

 

パーティー形式では、そんなことがどこまでできるか分からないけどね。相手の生年月日を事前に知ることができれば、誰を狙っていけば、一番、いい感じになるかその可能性は分かる。そんな個人情報を教えてもらえるのかしら?

私が結婚相談所のスタッフだったら、確実にときめいて盛り上がる婚活パーティーを構成するんだけどなぁ、と思うこともあるが、男女10人ずつ参加だとしても、100通りの相性鑑定をしなければならなくなる。ちょっと多過ぎて、無理かな。

ホロスコープの相性を自動計算できるようになれば、可能なんだろうけどね。どこかの婚活サイトで作ってくれないかしら?

 

そうは言っても・・・そもそも、生年月日で選んだ相手とまず会おうとしても、相手がこちらのプロフィールや顔写真を見て、接触することに応えてくれるとは限らない。特に年齢が離れていたりするとね。

かなりよい相性ならば、会うことができれば、カップルになりやすいと思うのだが・・・初対面から、引き付け合うとは限らないしね。

いろいろ面倒な手続きがあるけれど、会ってみる価値のある人を割り出せると。

効率よく、合いそうな異性に出会えるようになると。

ホロスコープの読める人ならば、試してみてもいいんじゃないかな。

 

国の経済、運気を読む

西洋占星術で国の経済や運気の上り下がりが読めるのか。

だってね、2500年以上の歴史がある西洋占星術ですよ。古代ローマ時代から考えて、国の形というか、制定みたいものがいろんなスタイルがあるわけですよ。何をもって、国とするか・・・ちょっとそんなもん、本当に読めるの?みたいな。
で、現在の日本の運気を読む場合には、戦後の日本国憲法の公布された 1946年11月3日 を日本の設立日とするという説があってね。文化の日の基になった日ですけど、これもまた不思議な感じなんですよ。なんで? みたいな。じゃ、試してみようかな。
実際にダブルチャートで、今の時期の 2018年3月1日 を作ってみると。日本  20180301
内側の円が日本の設立日(1946・11・3)ですね。ここでは内側だけ注目してもらって、そこから性質を診てみると・・・
太陽☉と木星♃が重なっていて、大らかで商売上手。
土星♄と冥王星♇が重なっていて、ハードワーカー。
でも、その太陽☉と木星♃、土星♄と冥王星♇が凶角90度で、お金に関しては、どんぶり勘定で、大判振る舞いをしがちかね。
水星☿、金星♀、火星♂が重なっているから、文化レベルは高そうだね。
まぁ、なんとなく性質は当たっているかな。



でも、まだ疑い深い私は、これで日本の経済や運気が占えるとは信じない。
こういう時は、過去の事例を当てはめて確認してみるということですね。

これが日本の運気を占うチャートならば、東日本大震災は悪く出ているはずである。で、日本人なら、忘れもしない日付 2011年3月11日を外側の円に入れてダブルチャートを作成してみる。

日本  20110311
時期の運気は、内側の円と外側の円でできるアスペクト(角度)で読んでいく。簡単に言えば、60、120、0度は吉角。90、180度は凶角。吉角ができれば、良いし、凶角ができれば、良くないと。

で、この時は、日本の海王星♆に対して、外の木星♃、冥王星♇、土星♄でTスクエアができていたのですね。Tスクエアというのは、180度と90度のダブル凶角でできた複合アスペクトであります。木星♃が財運を意味するのでね、これは大きな損失がでやすい訳ですよ。

木星♃と土星♄の凶角を私は“お金貯まらない星”と呼んでいて、人間の場合でも出費が出やすい時期であります。木星♃と冥王星♇の凶角を私は“大判振る舞い星”と呼んでいて、無駄にお金や労力を使いがちになりやすい時期であります。
ほかにも、日本の水星☿、金星♀、火星♂に対して、外の海王星が90度凶角を形成している。海王星はメンタルに来るからね。4つの星って・・・星の数が多いね。

このブログを今回初めて入ってきた人は、この程度の説明をいきなりされても ちんぷんかんぷん になるでしょうから、興味を持った人は、
http://tsubobo.com/Aspect.html
を参照して下さいね。

でもさ、占い師って、偶然でありながら、都合のいい、説明しやすい事例を出して、“ほら、当たってるでしょ。私を信じなさい”とか、“誰もが震撼する驚愕の的中率!!!!”なんて言ったりするけど、1つぐらいじゃね、私は信じられない。

では、やたらと最近、バブル期を思い起こしたり、再来を期待したりする声が高まっているけど、日本のバブル期ってどうだったのよ。

日本  19861201ということで、外側に 1986年12月1日を入れて、チャートを作ってみる。

日本の景気拡大期は1986年12月から始まっているから、この日付にしてみたの。バブル景気って、プラザ合意というアメリカの都合で日本の円高がスタートしたことがきっかけなんだけどね。

見ると分かるのだけれど、日本の太陽☉、木星♃に、外の冥王星♇が重なっているのよね。
冥王星♇は1周240年以上のゆっくりとした星でね。前後数年間は重なっていた訳ですよ。
木星♃と冥王星♇の吉角を“ミリオネア星”というのだけれど、とっても財運はいいんですよ。
しかも、0度吉角。これ、2つの星のアスペクトでは最も強い吉角ですよ。さらに太陽☉がその力を増幅させている。
この時期に関しては、ちょうど外の木星♃も120度吉角にあると。これはリッチな星回りだわな。
でも、この外の冥王星♇の位置は、日本の土星♄、冥王星♇とは90度凶角の位置だから、金満だったけど、日本人は忙しかったんだろうね。私は土星♄、冥王星♇の凶角を“へろへろ星”って呼んでいるのよね。
冥王星♇は上にも書いたけど、1周240年以上だからね、この星並びの再来は・・・ずいぶん先だわね。まぁ、他にも財運のいい星並びはあるけど。

で、次に考えるのは、じゃ、バブル崩壊はどうだったの?

日本 19910301バブル景気の拡大は、1991年2月まで続いたので、1991年3月1月の星並びを外側に入れてみた。
日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇と外側の土星♄、木星♃がTスクエアを作っているのね。
木星♃(財運)と土星♄(堅実)の凶角は、上にも書いたけど、“お金貯まらない星”。凶角は、タロットカードの逆位置のように、逆の意味になるものもあって、土星♄の場合は、“堅実でなくなる”ということになる。時期の占いで、木星♃、土星♄の凶角位置ができると、出費が多くなる。この頃は、日本国内でいろんな損失があったんだろうね。



ダブルチャートに慣れてきて、星の動きが予測できるようになると、その後の日本の経済が読める。
日本  19980301
1998年3月1日を外側に入れてホロスコープを作ってみた。
特に何があった訳ではない。ホロスコープ上で言えば、日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇のTスクエア位置に天王星がやってきていて、その後、海王星♆がバトンタッチするように続いてやってくる。
天王星♅は1周84年。海王星♆は1周160年以上の星である。天王星♅で影響は2、3年。海王星♆で6年ほどである。合わせて影響は、8、9年といったところかな。
こうして見ると、1997年ごろから、2005年くらいまでは日本の経済はイマイチだったんだろうね。
バブル崩壊から合わせて、これがいわゆる日本の“失われた10年”とか、“失われた20年”とも言われるものになるのかな。

で、いつ、ぱっと回復したかというと、星並び的には、こんなんじゃないかな。日本  20130801
2013年8月1日の星並びを外側に入れてみると、

日本の太陽☉、木星♃と、外側の海王星♆、木星♃、土星♄で、グランドトライン(正三角形)を形成している。グランドトラインというのは、120度吉角が3つで形成される強い吉角だ。
で、財運の木星♃が2つも入って、外側はゆっくりした星でできている。これは景気良くなるわな。
思い起こせば、2012年の終わりに第2次安倍政権ができて、2013年の株価はずいぶん上がったんだよね。
このくらいの星並びができないと・・・景気って、“気”の問題からね。バブル景気を味わった人たちには、それまでのじわじわした景気では、“回復”という感じにならなかったんじゃないかな。このくらいのインパクトがあって、はじめて“失われた20年”から脱却した気分になれたんだろうね。

ただね、気になるのは、この時、同時に日本の海王星♆、外側の木星♃、天王星♅、冥王星♇で、グランドクロス(十字架)ができている。180度凶角が、90度凶角で交わるという凶角の詰め合わせだ。天王星♅は“変化”、冥王星♇は破壊と再生を意味する。この2つのアスペクトを変革の星並びというのだけれど、経済の形がぐっと変革されたかもしれない。

吉角と凶角が同時に出来る場合、吉角の作用が最初に表に出てきて、後で振り返ってみると、伏線のように凶角の作用が出ていたことに気付いたりする。その時は埋もれていたりするのよ。
まだ私にはよく分かっていないけど、日本経済を浮かれさせたけど、悪い面も残しているかもね。


でもさ、ここまで過去のホロスコープチャートをいっぱい並べられてもね、都合のいいデータを並べて・・・悪徳金融商品とかって、こんな感じでだまされるんじゃないのって、思っちゃう。
まぁ、遊びだと割り切ってしまいましょう。所詮は“占い”ですから。

ついでにね、当たっているなら、アメリカの場合はどうよ、ってなる。
この方法が当たっているなら、アメリカ同時多発テロの911は出ているでしょう。

ということで、内側にアメリカの建国の1776年7月4日、外側に2001年9月11日を入れてダブルチャートを作成してみましょう。アメリカ  20010911
内側がアメリカの性質を表すことになるのだけれど、結構、星が偏っているね。金星♀と木星♃が重なっている。“人気星”だね。火星と海王星が凶角90度の軽い“イライラ星”だね。
2001年9月11日の運気を診ると、
アメリカの火星♂、天王星♅が、外側の土星♄、冥王星♇と180度凶角一直線上に並んでいる。
火星♂と冥王星♇は、暴力を意味し、天王星♅と冥王星♇は、不可抗力の変化を意味する。そこにこの年は、土星♄が重なってきた訳ですね。



なるほど、星にも出ているような気がする。



あ、そうだ、だとしたら、リーマンショックはどうなんだろう? と思ったりする。
で、2008年9月15日でダブルチャートを作ってみる。アメリカ  リーマンショック 20080915

アメリカの太陽☉、土星♄と外の木星♃でTスクエア。“お金貯まらない星”の出費の出るTスクエアですね。あと、アメリカの火星♂、海王星♆と外の天王星♅でTスクエアだね。ダブルでTスクエアだもんね。ちょうどTスクエアができるポイント2つにゆっくりな星が来てしまっている。
今回話に出しているのが、歴史的な経済話の、期間が長いものばかりなので、足の速い(外の)水星☿、金星♀、火星♂は出していないのだけれど、この日に限っては、外の水星☿、金星♀、火星♂もTスクエア上にあるね。アメリカ  ブラックマンデー 19871019



では、株価が暴落した例ならば、1987年のブラックマンデーはどうだったんだろう。
これはまた180度凶角が多いね。
アメリカの木星♃と外の海王星♆が180度凶角。木星♃と海王星♆の凶角を私は“どん底星”と呼んでいる。
アメリカの火星♂と外の土星♄が180度凶角。火星♂と土星♄の凶角を私は“我慢星”と呼んでいる。
アメリカの土星♄と外の木星♃が180度凶角。木星♃と土星♄の凶角は、“お金貯まらない星”。
Tスクエアはないけど、しんどい180度凶角がオンパレードしているね。


となると、さらに過去へさかのぼり、世界大恐慌のきっかけとなった1929年10月24日のニューヨーク市場の大暴落はどうだったんだろう。
アメリカ  恐慌 19291024
こっちはTスクエアですね。
アメリカの火星♂、海王星♆と外の木星♃、土星♄がTスクエアという強い凶角を形成している。
海王星♆と土星♄の凶角を私は“いじめられ星”と呼んでいる。プレッシャー、重圧、苦痛を受けやすい時ですね。
つまり、“我慢星”“お金貯まらない星”“いじめられ星”でTスクエアができているということで、これはしんどいですわね。







過去を見てきた訳ですが、こうなると未来のことが知りたくなってくる。
日本、この先で経済を落ち込みそうな時っていつだろうね、ってね。

で、星の動きを推測してみると、だいたいこの辺りかな。
2021年ごろ。
で、適当に2021年3月1日を入れてダブルチャート作ってみた。内側は日本です。

日本  20210301
この3月の段階で、日本の太陽☉、木星♃、土星♄、冥王星♇と外の天王星♅、土星♄でグランドクロス(十字架)を形成していますね。木星♃と2つの土星♄のTスクエアも含まれているグランドクロスと。
1、2月では、これに外の木星♃も入っているいった感じでしょうか。外の天王星
♅の位置を考えれば、1つのTスクエアはもう少し早くから影響は出てきているかも。
ここで、景気は悪くなるのかなぁ。オリンピック過ぎということね。
でも、オリンピック過ぎたら、土木建築業を中心に仕事が激減して、経済が落ち込むだろうなんてことは、よく言われているから、これも当たるのかな。逆に言えば、“星占いしなくても、分かっているよ”って言われそうな気がするけど・・・。
景気は良くなったり、悪くなったりを繰り返すからね。


なんだか、ここまでチャートを揃えられると、それらしく聞こえるけどね。どうでしょうね。
そもそも日本の設立日を 1946年11月3日 にするという根拠も曖昧だしね。

まぁ、遊び半分で、“おお、すげーっ、本当に星に出てる”っていう程度で見て下さい。
信じるか、信じないかはあなた次第。

いろんな国や会社で試して、遊んでみて下さいな。

LINEの占い師 やりません?

なんやかんや東京、大阪、名古屋でのホロスコープ講座は人気で、これまでに数百人の人に受講してもらっていましてね。

で、つい最近、LINEトーク占いのコンテンツに携わる方から、メールが来て、

・・・HPを拝見しましてしっかりしたポリシーをお持ちでとても親身な鑑定やセミナーをされてる印象を感じました。・・・

まぁ、最初のこの辺りのお世辞は、挨拶のようなもので、本心かどうか分からないが、要は

先生の生徒さまにも空き時間を利用してLINEのチャット・電話占いにご参加いただきたいと思いましてメール致しました。

と。
良く受け止めれば、結構、私は信用されているのかと気分良くしつつ・・・本当のところは、単に、LINEトーク占いの先生を募集しているので、“親身なセミナーをされてる”私に紹介して欲しいということなのよ。

私は東京、大阪では集中講座として半年に一度、2日間で4講座を行っている。この4講座では、基本となる西洋占星術のしくみを教えている。
ここで少し話は逸れるけど、
時々、訊かれるのが、私の“講座を受ければ、プロになれるのですか?”という質問だけど、答えは NO なのよ。

そもそも、“プロ”の星占い師になる基準なんてないのよね。
“プロ”の星占い師って、な〜に? ってことよ。

西洋占星術は、2500年の歴史があるのだけれど、その経緯の特徴から、全体を仕切る大先生がいないのよ。
その辺りの話は長くなるから、今回は話さないけど、大先生がいないということは、免許皆伝する人がいないというわけ。

よく通信講座なんかに、“西洋占星術の資格が得られる”なんていうのがあるけど、その資格を出している協会そのものに権威も業績もまったく無かったりする。そこが、東洋の占術と大きく違うところね。東洋の占術は、華道、茶道のように古くから、かたくなにピラミッド構造を作ってきた組織だから、ちゃんと権威者がいて、ある程度、全体を仕切っている。一方、西洋占星術では、○○協会というものがあっても、実際、いわゆるよく知られている雑誌に出てくるような有名な先生がまったく所属していなかったりする。

西洋占星術の世界では絶対的な組織が無いから、逆に言えば、誰でも適当に西洋占星術ホロスコープ協会なんていうものを作って、“西洋占星術マスター”なんていう資格作って、山ほど大量発行しても、業界の大先生に叱られることがないわけよ。ただ、その分、その発行した資格に社会的な信用はまったく無いだろうけどね。

西洋占星術って、そもそも自由だから発達したところがあって、組織というものが似合わない・・・
“群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門の知識と叩き上げのスキルだけが彼女の武器・・・”みたいな。

まぁ、そんな意味で、西洋占星術の世界においては、今のところ、団体、協会、組織、企業が作る資格にほとんど重みはなく、プロになるための条件となっているものはないですね。

では、何がプロかどうかという境目になるか?

西洋占星術って、ホロスコープが読めれば、まぁ、プロとしてやってるんですよ。ただね、お客さんが、判断しているところがある。その判断基準っていうのが・・・。

前にね、お客さんが私に話したのよね。
“私、昔、鑑定してもらった星占い師さんは、横に西洋占星術の分厚い本を開きながら、やってましたよ。”
その語り口調に、“本を見ながらの人は、ちょっと不安だった”というようなニュアンスが入っていたわけ。
つまりね、“この人はベテランではないな”という見られ方すると。
だからね、お客さんから信頼を得るためには、本を見ながらというのは、どうもダメみたい。

私も始めた頃は不安だったから、常に本を横に置いていたけどね。もう今はだいたい頭の中に入っているけど。
考えてみれば、分からないものを知ったかぶりして答えられるよりは、ちゃんと本で調べてもらった方がいいと思うけどね。
でも、お客さんがそう思うんじゃ、仕方ないわな。ただの印象の問題かな。

そんな感じでね、単純に本を見なくても、知識が頭の中に入っているというのが、プロっぽいわけですよ。

ホロスコープを読むのには、覚える知識が多いんだけど、ホロスコープチャートの構造は、星の配置がポイントで、
①星がどの星座に入っているか
②星がどのハウスに入っているか
③星同士のアスペクト
が大きな要素となる。

①は10個の星が、12星座のどこかにあるということなので、120通り
②は10個の星が、12ハウスのどこかにあるということなので、120通り
③は10個の星同士の組み合わせなので、50通り

つまり計290通りである。290通りの項目は最低でも言えるようにならなければならない。

290個の項目を覚えるのは、なかなか難しいですよ。

さらにサビアンなんか、360個あるからね。これを覚えている人って、かなりレアだと思うわ。サビアンを扱う人はさすがに本かネットを使っているんじゃない?
他にも、MC、ASC、ICやら、覚えておいた方がいい項目がいっぱいある。

“よし、じゃプロになるために、全部、暗記してやるぞー”って気合いを入れてもね・・・覚えられるわけないのよ。
上の①②③って、基本だから、西洋占星術の本にはちゃんと並べて書かれている。これを覚えようとなんて、無理だと思うのよ。言ってみれば、これらは辞書なのよ。
例えばさ、英単語を覚えるのに、辞書のAから順番に、辞書を凝視して覚える人なんていないでしょ。
そんなふうに丸暗記しようとするから、頭がパンクして“西洋占星術って、覚えられない”って、本を投げ飛ばして、挫折するわけよ。
じゃ、英単語はどう覚えるかというと・・・普通は英文の中に出てきて、覚えるでしょ。ほかにも、音楽とか、映画とか、旅行とか。覚えるためにはね、そう “場面” が必要なのよ。

星×星座、星×ハウス、星のアスペクトも、本を眺めて、黙々と覚えようとするよりも、やっぱり実占した方が覚えられるのですよ。
私の同僚のAさんは、火星と水星が凶角で、口が悪いなぁ。
父親は、8ハウス木星で、遺産もらっているなぁ。
幼なじみのBさんはさそり座金星で、どこかセクシーな魅力を持っていたな。
なんてね。
Aさん、父親、Bさんといった “像” と一緒に、アスペクトや星×ハウス、星×星座が覚えられていく。

でさ、電話鑑定とか、LINE鑑定って、何がいいって・・・・これらの項目を、頭の中に覚えていなくてもできるわけよ。
相手が目の前にいないから、分からない時は、本やネットを調べながら鑑定することができる。
お客さんには姿が見えないから、上に書いたような“本を見ながら鑑定する人っで大丈夫かしら?”なんて思われることも無い。

実際、私はよく電話鑑定をする星占い師さんに出会うと、
“いやぁ〜、つぼぼさんのサイトにはいつもお世話になってます。いつもホームページを見ながらやらせてもらっています”
なんて挨拶をされることがよくある。

LINE鑑定も、電話鑑定と同じことで、本やネットで資料を見ながら、お客さんとそれらしく話をすることができる。
で、そんな姿を見せない鑑定をしているうちに、星×星座、星×ハウス、星のアスペクトも覚えられていくのでしょうね。
こういう言い方をするのは、不謹慎だけど、経験値を増やす、いい練習の場になるというわけ。

私のホロスコープ講座を4つ受講(計12時間)された方ならば、ホロスコープのしくみ、読み方は教えましたので、表を見ながらならば、鑑定できるのはないかな。
実際、セミプロ、プロデビューされた方も大勢いらっしゃるようですし。
ここで言う、“セミ”というのは、ある程度、本やネットを見ないと鑑定に自信がないという意味ですね。

そもそも4つの講座は初級編なんだけど、なぜ中級編をやらないかというと、実際に世の中でプロとして西洋占星術の鑑定をしている人の多くが、星×星座、星×ハウス、星のアスペクトという、基本知識だけで鑑定しているというのがほとんどなのですよ。中には星×星座だけで、鑑定している人もいる。

だけどね、実際に鑑定してみると分かるけど、需要のほとんどは、
・この先どうなるのか?
・彼との相性は?

そりゃ、そうでしょ、って、このブログを読んでいる人は当たり前に思うでしょうね。
となると、ダブルチャートでアスペクトをするしかなんですよね。だから、アスペクトの読み方をマスターしないとね。
やっぱりほとんどのお客さんに満足してもらえないんじゃないかなと。だから、私は4講座のうち、2講座をアスペクトに費やしていると。

で、私は、希望者をLINEの星占い師として紹介しようと思うですが、
・私の条件として、私のホロスコープ講座を4つとも受講した人。さすがにね、4つ受けてくれた人でないと、私も推薦できませんよ。

そして、採用側が提示してきた条件として、
【LINEトーク占いご参加の条件】
○鑑定歴1年以上(個人でもおつとめでも大丈夫です)
○パソコンをお持ちの先生(タブレットは不可です)
○電話鑑定希望の先生は電話鑑定のご実績、チャット鑑定希望の先生は下記のタイピ
ングチェックでB以上が必要となります。
https://www.e-typing.ne.jp/roma/check/


でね、“鑑定歴1年以上” や “電話鑑定の経験”と言われてもなぁと思って、担当者に上の条件を質問してみると、鑑定歴1年というのは、ビジネスでなくても、プライベートでもいいそうです。毎日でなくてもいい、となると・・・1年前から鑑定していたら、誰でも当てはまるわけですよ。電話鑑定も同じく、有料でなくても、無料でもいいそうです。となると、友人、知り合いでもいいということだよね。
ぐっとハードルが低くなって、門が広くなったような気がする。

私はこの業界にいるから、実は、LINEで占い師をやっている人、数人と話をしたことがあるのよね。
なかなかね、お気軽に相談しやすいから、どうも私のやっている鑑定とは違うようで。私の場合、電話、スカイプ鑑定もしているけど、お問い合わせのページのフォームに記入してもらって、日時を決めて・・・と手間が多いから、鑑定希望の人も、“占ってもらおうかどうしようか、1ヶ月悩みました”なんて人も結構いる。

LINE占いは、ふわったした気分で、ポチッとボタンを押すだけでつながるから、結構、お客さんが気分でお手軽に入ってくるようだ。
私が聞いた分には、多いのは恋愛で、“彼は私のことをどう思っているのでしょうか?”の類いだそうだ。

でもね、ふわっと、ポチッとくるから、・・・気に入らないことを言われると・・・ぶちっと切られるそうだ。

あんまりはっきり言わない方がいいみたい。
となると、“彼はあなたのことにあまり興味がないかもしれない可能性は無いわけではありませんが、悲観するほど、小さいとも思われません。頑張りましょう!!” なんていう、オブラートに何重にも包み込んだ言い方をすれば・・・よく分かんなくて、お客さんも切りにくいかな。

いろいろ聞くとね、LINE占い側も、“常に○○○人の占い師が待機しています” みたいなことを広告で打っておきたいので、とりあえず占い師の数を確保をしておきたいという状況が透けて見えるわけですよ。ちょっとした人材不足感?

そうは言っても、LINEのようなネットの企業が、一般の方の占いビジネスへの敷居を低くしてくれて、お客さんを呼び込んでくれれば、占い師もどんどんデビューしやすくなってね。
星占い師は、経験値を積めるし・・・。

「参加するかどうかはわからないけど、条件や現在の状況など聞いてみたい」迷われてる方や話だけでも聞いてみたいという方でも全然大丈夫ですので、少しでも興味を持たれた先生が
いらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。

と、あちらの担当者さんもおっしゃっているので、私の講座を4つとも受けた人で、とりあえず興味のある人は、受講の時にやりとりした私のメールアドレスに送って下さいな。







2018年、赤ちゃんを産むなら この日だ!

最初に事務報告ですが、4月29、30日の大阪ホロスコープ講座はすでに申込みがともに8人以上あり、予定の半分を越えました。思えば、前回の昨年11月はつい前日まで3人だったことを考えれば、えらい成長で、と言いますか、前回評判が良かったので・・・大阪の(おばちゃん?の)口コミ力は大したもんやで、と関心しつつ、感謝であります。
“つぼぼさんの星占いの講座は、そりゃ、おもろいし、分かりやすいし、ええで。だまされたと思うて、あんたもいっぺん行ってみぃ” って感じかしら。

先日、鑑定させてもらったのが、妊婦さんなんですよ。リピーターさんです。
1年以上前に鑑定させてもらって、予定通り結婚し、上手いこと授かったと。今年の夏に出産予定。で、彼女は、無痛分娩という、麻酔で痛みを和らげて出産する方法を選ぼうか悩んでいた。無痛分娩というのは、麻酔で痛みを10分の1ほどに抑えながら、陣痛促進剤を使って計画的に出産させる方法。出産の日が設定できる。出産の日を設定すると言っても、お腹の中の赤ちゃんが十分に育っていないといけないので、だいたい出産予定日近くになる。
で、彼女の場合は出産の日を病院側が提示してきた。
彼女は、その日がいいのか、もしくは自然分娩にして、出産予定日どおりにした方が良いのか、と悩んでいたのだ。
病院の提示した日は、出産予定日、いわゆる40週よりかなり早かった。そうなると、結構、生まれた時のホロスコープが違ってくるのね。
7月中旬が出産予定日なのだが、病院が提示してきた無痛分娩の計画出産日は、実はあまり良くない運気の日で・・・星占い上、やんちゃな子になってしまうのだな。元気に生まれてきてくれれば、それで良いのだろうが、この星並びの子は、ちょっと育てるのに苦労する。元気すぎるのだ。しかも、父親、つまり彼女の夫との相性が良くない。やんちゃな上に、プライドの高い夫とケンカしやすい相性になっている。火星♂×冥王星♇×太陽☉で凶角Tスクエアができてしまう。凶角腕力をぶつけうケンカになってしまうかも。
一方、自然分娩の予定日頃ならば、金星♀×木星♃が吉角120度で人気のある子になる。さらに水星☿×土星♄×天王星♅でグランドトラインも形成される。その水星にはドラゴンヘッドもくっ付いている。頭の良い子になるだろう。母、父とも相性は悪くない。特に母親とはエロ星(金星♀×火星♂の吉角)ができるので、乳離れが遅くなったり、大きくなっても一緒にお風呂に入っていたり、スキンシップを取りたがることだろう。
ただ自然分娩の場合、出産予定日が1週間ぐらいズレることはよくあるから、先に星占いをしておいても思い通りにはいかないかもしれないけどね。

なぜ、ここで具体的に7月の、その日付を出さないかというと、実際に、やがてその日に出産する人がいるだろうし、その人が私の “やんちゃんになる” と書いたことを気に障られるのが心配だから。自分の子供のことになると、みんな必死ですよ。姓名判断の画数なんか、“参考”どころか、“絶対”ですからね。この日に生まれたら、大変!なんて書いた日に生まれたと分かったら、相当気分害するだろうな、ということで日付の記載は控えさせてもらいます。

で、彼女は、無痛分娩を止めようと考えてくれたわけだが、・・・考えてみれば、病院の方がね、4ヶ月も先の話だから、日程調整をしてくれれば良いのだが、・・・実は私も小さい子供がいて、出産はそれほど遠くない過去だから実状を知っているのですよ。
今は、少子化のせいか、出産できる病院がぐっと減ってしまった。しかもどの地域でも人気のある病院に集中している。そんな具合だから、半年くらい前には申し込んでおかないと、入院する部屋の空きは無いのだ。またその人気の集中する病院というのは、当然のように個室で、ホテルのように清潔で広々としていて、食事がそこそこ美味しかったりする。そういった情報はSNSなどですぐに拡散してしまうから、余計に妊婦が集中する。人生で最も重要なイベントの1つですから、皆、頑張っちゃうのですよ。
そんな状況で、「無痛分娩の7月○日の予定を変えてもらえませんか。」なんて、とても言えない。それなりに理由がいるだろう。
“星占いで診たら、悪い日なので・・・” と言っても、病院側が承知してくれるかどうかわからない。
渋る看護師さんの顔が目に浮かぶ。ただのわがままと受け止められかねない。
もう一点、家族にどう話すかということだ。彼女は九州へ里帰り出産するのだが、母親などにも予定日を変えたい理由として “星占いで診たら、やんちゃな子が生まれそうなので” なんて言うのも・・・どうだろう? まぁ、母親の方がそういうことに熱心だったりすることもよくあるけど。まぁ、私の星占いがどこまで信じてもらえるかということもあるけどね。

かといって、自然分娩となると、無痛分娩に比べてはるかに激痛を伴うことになる。
いくら星占いで運気の問題とは言え、彼女にわざわざ激痛を伴わせるのは心苦しい。
結局のところ、最後に選ぶのは彼女なんだけどね。

こういった妊婦さんからの鑑定依頼は何度も受けてきた。
できれば、時間も指定して、上手いこと、木星♃、金星♀、太陽☉の星をMC(天頂)か、ASC(東の地平線)に持っていきたい。2度目の帝王切開の場合は、病院側と話し合いで時間を決めたりする。と言っても、極論を言えば、夜中の2時とかはできない。普通、病院は午前中に外来診察、午後に出産の手術という具合にスケジュールを組んでいるからね。だからせいぜい、午後から夕方にかけての時間でしか産むことができない。順番というものがあるので、予約した後で、都合良く時間変更するのは難しいものだが・・・でも、以前の鑑定したお客さんは、

「夫に立ち会ってもらうには、仕事の関係上、午後2時頃でないとできないのです!」

と病院側に訴えて、時間変更希望を押し通した。もちろん、夫の仕事の話は嘘である。
まぁ、それでも出産の時間が10分、20分ずれることは考えられるけどね。

そもそもすでに妊娠していたら、出産の日を選べるといっても、せいぜい前後1週間の幅だろう。
本当に良い日を狙いたいのだったら、最初から出産の日を狙って、“種付け”をすれば良いのだ。狙った日の8ヶ月前に“種付け”をするということ、でしょ?

そんなことあるのか、って?

実は4年半ほど前、まだ私はMIXIのコミュで、“2013年7月を狙って、みんな頑張れ~”って書き込んでいたことがある。
その時は、コミュの参加者たちと“分かりました! 頑張りまーす! (^O^)/” といった冗談のようなやりとりをしていた。

というのも、2013年7月の間はおよそ1ヶ月間に渡って、木星♃、土星♄、海王星♆のグランドトラインができるからだ。グランドトラインのことを私は、“幸運の大三角形”と呼んでいる。120度吉角が3つ組み合わさってできる正三角形の形だ。
グランドトラインは珍しくない。しかし、その構成しているものが、太陽☉、水星☿、金星♀あたりだと、1週間ぐらいしか持たない。でも、出産では1週間ぐらい前後にずれてしまうことがある。狙う“的”が狭いと外れる可能性が高くなるのだ。
しかし、木星のようにゆっくりの星ならば、1ヶ月間ぐらいは、グランドトラインが続く。“的が広い”のだ。しかも、木星♃(財運、拡大)、土星♄(堅実)、海王星♆(感情)といったなかなか幸運の実感度が高いグランドトラインである。
さらに、その前の6月にも、たとえ木星が到達していなくても、水星☿、金星♀、太陽☉がその地点を順番に通過し、グランドトラインのできる可能性の高かったのだ。図形の話は文章では、必要以上に難しく聞こえるので、まぁ、実際にホロスコープチャートを作ってみてくださいな。
例えば、以下のサイトのシングルチャートでね。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php

当時は、こんなことを冗談半分で笑い話にしていたのであるが・・・

イギリス皇室のキャサリン妃は、2013年7月22日16:24(英国夏時間 UTC+1:00)にジョージ・アレクサンダー・ルイスを出産する。ロンドンの病院である。
イギリス皇室は西洋占星術をかなり用いているという話はよく聞くので、私たちが冗談で話していたことを本気で実行していたのかもしれない。だって、前年の2012年のロンドンオリンピックもね、あの年って、Tスクエア(凶角の詰め合わせ)が連続して多くできていたのに、オリンピック期間中は見事にそれを避けて日程を組んでいるものね。本人たちはその気でなくてもね、周囲がねぇ・・・妙に献立にすっぽん料理が多くなったとかね・・・。
ちなみにキャサリン妃は、麻酔や痛み止めは一切使わなかったという。キャサリン妃は、完全な自然分娩にこだわったそうだ。ということは、無痛分娩や帝王切開ではないので、時間までは操作しなかったということかな。ハウスに関しては諦めていたのかな。まぁ、10分単位で狙うのは難しいし。
実際にホロスコープチャートを作ってみれば分かるが、木星♃、土星♄、海王星♆どころか、その木星♃にぴったり火星♂まで乗っかって・・・つまり4つの星でグランドトラインができている。まぁ、水の星座でできているから、感性豊かな優しい王子になることだろう。

で、妊婦の相談者を鑑定していて思ったのは、先にそんな日程を知ることができればいいのになぁということで・・・そろそろ子作りを考えている人のために、特に良い2018年の出産日和を教えていきましょう。 “種付け”をしてから8ヶ月後を考えると、まぁ、このブログの日付からすると、現実には2018年になってしまうものね。
実は割に来年は陽気な子が生まれやすいのよ。木星♃×海王星♆の吉角120度が長くできているのね。合計すると半年間ぐらい。この木星♃×海王星♆吉角を私は、“バブル星”と呼んでいてね、海王星♆は感情、木星♃は拡大ということで、感情が大きくなりやすい=陽気になるということを意味している。で、実際、凹まない性格になりやすい。また実力以上に評価されやすい人になる。でも、気が大きい分、図々しかったり、大雑把だったりするけど。
ゆっくりとした進行の木星♃や海王星♆で120度吉角が出ているということは、あと1つ、120度位置に星があれば、グランドトライン“幸運の大三角形” になるということなのよ。
それがね・・・

・5月29日~6月5日: 金星♀×木星♃×海王星♆ = バブル人気星グランドトライン
 実力以上に人気のある子になるでしょう。

・6月18日~22日: 水星☿×木星♃×海王星♆ = バブルメディア運グランドトライン
 情報発信する力が群を抜いているでしょう。今だとテレビなどのメディアに縁のある人だろうけど、この子が大きくなる頃には、次世代のメディアだろうね。

・7月3日~11日: 太陽☉×木星♃×海王星♆ = バブル星グランドトライン
 かなり陽気なポジティブ思考で、よく実力以上に評価される子になるだろうね。
しかも、この時同時に 金星♀×土星♄×天王星♅ でもグランドトラインができている。癒し系で個性派の性質を持つだろうね。つまりW(ダブル)グランドトラインの子になるということだ。

正直、上の3つの時期とも1週間前後なので、決して2013年7月の時ほど的は広くない。
でも、オーブ(ズレ幅の許容範囲)を5度くらいと狭く見ているので、もう前後1,2日くらいはグランドトラインと見るだろうし、オーブを10度として見る星占い師なら、前後5日くらい広がるかもしれない。そうすると、5月終わりから7月半ばまで日にちが結構つながってしまうのよ。的は広いかな?

あまり専門的な話をすると、頭が痛くなるだろうから、スルーしてもらってもいいのだが、実は冥王星♇(権力、頂点)がカイトの位置にある。つまり、権力や地位のある人に引かれて、グランドトラインの力を発揮するということだ。
細かい話をすれば、グランドトラインはできるけど、エロ星や口ケンカ星(水星☿×火星♂の凶角)といった悪い星もできるけど、まぁ、それらを差し引いても、幸福感の高い子になるだろうね。

あと、気になる点は、親との相性だが・・・こればっかりは、個々にダブルチャートのホロスコープを作って2人を照らし合わせて鑑定していくしかない。本人が幸せでも、相性が悪いと、親は辛いかもね。

私の知り合いの中には、不妊治療に10年苦闘したり、欲しくても、どうしても子供ができなかった夫婦もいるから、本当は授かれるだけでも十分に幸せなことなんですけどね・・・。
そういう意味では、生まれる日まで計画的に考えていこうというのは、贅沢な悩みなのだろうね。        


煙の重さ

付き合いの長い友人がいて、でも、アラフィフになると、なかなか会えず、年に一度くらいしか顔を会わさないという人がいるものだろう。

Mさんとはかれこれ20年の付き合いになる。映像の編集マン、まぁ、平たく言えば、映像編集のスタッフ、オペレーター。もともとは仕事仲間だ。でも意外に共通の友人がおらず、というか、他に長く続く、深い付き合いをしている友人がおらず、もう何年になるか忘れてしまったが、“2人忘年会”というものを毎年行っている。何気に12月になると、メールでやりとりして、2人だけで忘年会をしているのだ。待ち合わせもいつも名古屋駅の西側だ。年の瀬の名古屋駅は、厚着したせわしい人たちの雑踏だ。

20年ほど前、彼はプロダクションの映像の編集マンで、私はTVディレクター。
で、編集マンというオペレーターとただスタッフ同士の関係かというと、NHKの番組制作の場合はそうではない。ディレクターは、プロデューサーの指示の下で番組を企画し、取材し、撮影し、その後、編集作業に入っていく。狭い編集室の中、編集マンと二人三脚で、“ああでもない、こうでもない”と無い知恵を絞り合って、撮影した映像を見ながら、番組の構成を再び作り直していく。ディレクターはナレーションを書きながら、内容を考えていくのだが、撮影が予想したよりも上手くいかず、映像に説得力が無い時は、深い反省とともに映像構成を練っていく。そしてまた、編集した映像にナレーションを当ててみて、がっかりしながら、“ダメだ、こりゃ”と頭を抱えるのだ。
編集室というのは、窓が無く、4畳半ぐらいの狭さだったりする。そんな部屋に2人が1週間ぐらい籠ったりする。だから、相性が悪い編集マンだと最悪で、逃げることもできず、ものすごく精神的に滅入り、憂鬱となる。だが、彼とは相性がとても良かった。
Mさんとの最初の仕事は、ほぼ2ヶ月間休日無しの缶詰状態で、毎日夜中の1時、2時は当たり前という日々が続いた。放送があるので、締め切りというものがあるが、“これでいいや”という妥協が無い世界なので、徹夜なんかも結構あった。
となると、編集マンとディレクターというのは、いわば戦火を共に乗り越えた “戦友” となってしまう。
ということで、彼とは20年の付き合いになった。

12月の中旬。今年の冬は刺すような寒さはなく、気の抜けた感じで、師走とは思えない。Mさんは、愛想のいい笑顔をいつもしている。丸っこい体型が、また一回り大きくなったような。
毎年のことだが、待ち合わせた後、適当に知ってるお店の候補を挙げて、気の向いたままのお店に行く。どこでもいいのだ。おっさん2人だ。駅裏の、安くて、気軽に飲めれば、それでいい。いつも平日の陽が沈むかどうかという時間に会う。夕方ぐらいのお酒が好きなのだ。人がまだあくせく働いている時間から飲み始めるお酒は美味しい。どうせ、2人とも世の忙しさからは浮いているし、お店は空いているし。

今の彼はフリーの編集マン。私は星占い師、とは言いつつ、今でも頼まれれば、簡単な映像の仕事もすることもある。
駅裏のまだできてここ数年の新しい居酒屋に入る。揚げ物の油の匂い。店内に流れているのは、懐かしい昭和の歌謡曲ばかりだ。なんやらロゴの入った、お揃いの黒いTシャツを来た若い女性が愛嬌を振りまきながら、でも急かすように注文を聞いてくる。
お酒を選ぶのが面倒なので、いつも私らは生ビールだ。で、メニューも選ぶのも面倒なので、適当にお品書きに“おすすめ”と書かれたままの、おでんとか串ものの、なんとか盛りとかいうのを注文してしまう。

お互い1年ぶりだから、“今、どんな調子?” みたいな会話から始まる。彼は50代後半になってしまった。私はアラフィフである。正直、新しい技術を学ぶにはしんどい年齢だ。映像編集の機器やソフトは年々進歩していく。カメラなんかも、最近は単焦点レンズが流行しているそうだ。単焦点レンズというのは、簡単に言ってしまえば、ピントが合うところが狭い分、周囲がぼけてカッコ良く写せるレンズのことだ。CMやドラマによく使われる。ところが、ピントが狭い分、操作が難しく、これまでのテレビカメラで育ったカメラマンは失敗ばかりするという。困ったものだ。
4Kだの、VRだの・・・40代までは時代に付いていく気力があったが、今は・・・。歳を取るというのは、体力が衰えることであるが、例えるなら、スマホの古いバッテリーのようだ。いっぱいに充電しても、あっと言う間に電池が底を付いてしまうのだ。あれ、もう無い? みたいな。
さらに老眼というものものある。朝起きた時に細かい字が読めない。本を読むにも、目が疲れるので、ついつい読書から遠ざかってしまう。だから、新しい知識を得ようという気力が落ちていくのだ。
私も動画のカメラは扱える。だが、薄暗い場所だと、カメラの細かいスイッチの類いがもう見えないのだ。お手上げというか、あきれるというか、諦めの境地。

で、この1年どんな仕事をしたか、楽しいことがあったか、なんかをまったりとMさんと話すのだ。
彼はバツイチの独身だ。子供はいない。フリーの身だけに収入は不安定ではあるが、稼いだお金は好きに使っている。新車を買ってまだ1年というのに、秋にプリウスを盗まれたという。一見不幸な話のようだが、保険が降りて、おかげで新型のプリウスが買えたのだ。でも、盗まれた旧型はドレスアップしてあって、なかなか気に入っていたようだ。得したのか損したのかよく分からん。新しいプリウスも慣れてくると、だんだんカッコ良く見えてきたが、どうもテールランプの形が中途半端でねぇ、みたいな。
彼とは気が合うので、そんなたらたらとした話でも十分に楽しい。安い居酒屋が心地良い関係なのだ。
ビールは進んで、彼は私の倍くらい飲んで、4杯目とかになっていた。
テーブルの上には、お互い遠慮し合って残ったおでんが冷めて・・・ぼってりしている。夕方に入って空いていたお店も、1、2時間経ち、ふと見回わすと真っ赤な顔したおじさんたちで混んでいた。がやがやと賑やかだ。電球の光に照らされる中、若いバイト店員が注文を威勢良く、聞き回っている。ジョッキの残りが3分の1ぐらいなって、“飲み物は?”と言われると、Mさんは反射的に“同じの”と、またビールを注文する。

Mさん、以前は “健康診断を受けると、どこどこが悪いから気を付けろ って言われるから、行かないですよ” なんて言っていた。でも今は、糖尿病の薬を飲んでいる。
映像の仕事は徹夜も多いし、独身男性が一人で暮らしていれば、野菜が少なく、脂っこいもの、塩分の多いものばかりになってしまう。健康は犠牲になってしまうのは、承知の上だ。体型も十分にま〜るい。だからと言って、居酒屋でビールを惜しむことはない。

2人忘年会で、これも恒例なのだが、私は彼の1年間を占っている。酔っている中での、余興のようなものだ。で、彼は昨年の2人忘年会で占った紙を持ち出し、どれがどんな具合で当たっていたかを教えてくれる。

「言われた通り、昨年より仕事は減ったねぇ。」

彼は腕がよく、いろいろアイデアを出してくる編集マンであるが、年齢的にあまり呼ばれなくなっているのかもしれない。
2017年には彼の生まれた時の月(=心)の180度凶角位置に、現行の土星(重圧)がやってくる。解釈すれば、重荷が彼のメンタルに掛かるということである。その後 2018年には、生まれた時の火星(=痛い)の180度凶角位置に、現行の土星が移動する。私は火星と土星のアスペクト(角度)を“我慢星”と呼んでいるが、凶角の場合は、“我慢させられる”感じとなる。
つまりMさんは、どうも来年、再来年と強くストレスが受けそうなのだ。
で、その辺りに心当たりが有るか、訊いてみると・・・
2016年、彼のお母さんは体調を崩して入院したそうなのだ。それで実家に帰ってみると、父親がいるのだが、軽い認知症なのだという。父親は、子供返りしてわがまま言い放題になっていた。認知症ではよくあることだ。手を付けられなくなっているそうだ。昔から、あまり仲が良くなかったそうだが。
“心の重荷”、“我慢させられる”というのは、Mさんの予想では、おそらく、来年、再来年はこの高齢になった親の世話や介護の問題が出てくるのだろうと。
ただもう一つ、2017年の10月ごろには人との別れなどが起こりやすい“疎遠星”や出費が多くなりやすい“お金貯まらない星”ができている。
これは何を意味するのだろう。いろんな可能性を考えてみても、それ以上話をしたくなくなる。再来年も“我慢星”ができているのだから、人が去った後も、しんどい思いは続くのだろう。彼に言わせれば、最悪なのは、母が亡くなって、父が一人残されるパターン。

映像や仕事の話をしている時のMさんより、この家の問題の話に変わってからの方が饒舌になっていた。声も大きくなった。酔いも回ってきたからかもしれない。

「昔から好きでない親父が、命令口調で “ああせい、こうせい” と偉そうに言ってくるんだよ。それがどうにも堪えられない。子供っぽくなっているから、どうにも手に付けらなくてね。」

特に頭を悩ませてはいても、なかなか人には話しにくい個人の問題というものはある。かと言って、人には知られたくない。自分からは言い出しにくい。本当は一番、人と話したいことなのだけれど、それを話すきっかけがつかめない・・・。ベールを被せたり、心の奥の箱に仕舞い込んだ自分の姿だ。
年齢とともに、そんな箱がいっぱい積み上がってくる。

でも、ホロスコープを見れば、そんな 箱の中の“見つけてもらいたい自分” というものがぼんやり浮かび上がる。

それは、その人が “本当は一番会話したい話”だ 。だから星占いは、カウンセリングの効果もあるのだろう。
歳を取れば取るほど、人生は複雑になっていって、自分のコントロールできる範囲がぐっと狭くなって、自分自身も活力が失っていって、流されていくことに諦めるしかないような感じになっていく。

彼はバツイチで、前から時々、その離婚を後悔しているところもあった。一緒にいる時は分からなかったが、別れてみると、“あれが良かったんだなぁ”とか・・・。
今ある姿は、生まれてからこれまでの人生の何千という選択と行動の結果で、・・・それを受け入れていくしかないから、仕方が無い。人生の残り時間も、可能性もどんどん減っていることも仕方ない。
多かれ少なかれ、皆、そうであろう。
人生のこれまでの何千という選択の中で、常に後悔の無いベストなものを選んでこられた人間なんて、ほんの一握りであろうからね。

彼は一人っ子で、兄弟はいない。働きながら、両親の看病と介護をするのは無理だろう。
私は認知症に関しても取材したことがあるので、一般の人より知識は有る。グループホームなどの施設はどこもいっぱいだし、施設によってサービスのレベルがピンキリなのだ。今はまだ要介護のレベルが低くくても、良い施設を早めに探しておいた方がいい。彼の両親は80代後半だから、正直言って、年金だけでそういった施設の料金が賄える。
・・・やがて、両親とも逝くであろう。・・・やがて、彼は一人になろう・・・その老後は?
そこまで考えるのはよそう。それまでにいい星並びもいくつかある。

もうお腹がいっぱいで、箸は止まっていた。ビールも泡の付いたジョッキがあるだけだ。

彼はテーブルの隅にあった、薄っぺらい鉄の灰皿を取り出した。

「1本だけ、吸ってもいいですか?」

彼はもともと煙草を吸う人間だ。だが、吸わない私に気を使って、吸わずにいる。いつもそうだ。私は、煙草の煙などまったく気にしていないのだが。
最近、銘柄を変えたそうだ。ちょっとは健康を気にするようになったかな。
火をつけて、深く吸い込んで頬が膨らむと、笑みが戻ってきた。
煙草の先をとんとんと灰皿に叩く。煙草のけむりが、騒々しい居酒屋の空気の中をすーっと昇って、まぎれていく。
口から吐く煙は、ため息のようでもあった。
唐突に、Mさんは言った。

「煙の重さって、どうやったら計れるか、知ってますか?」

黄色っぽい光に照らされた店内。数時間経った飲み会で、余興にしては難しい問題だ。
重さも何も、煙は上に上がっていってしまうではないか。計りに載せられない。重さとしてはマイナスなのだろうか。
煙の重さねぇ。
少し考えてはみるが、酔っている私にはどうにも考えがひらめかない。
分からないと、首を横に振った。

「煙草の 煙の重さ というのは、
 吸う前の煙草の重さから、
 吸った後の煙草の灰の重さを引けばいいんですよ。」

なるほどね。
どこかで得た知識であろうが、なかなか興味深い問題だ。
新品の煙草の重さを計って、燃え尽きた後の灰の重さを引き算する・・・。
灰皿に残った白い灰。
煙はまっすぐに、静かに昇り続けている。
彼の煙草はまだ火がついていて、・・・吸っている途中だ。

「この1本を吸い終わるまで待って下さいね。」

Mさんは笑った。

名古屋駅まで一緒に歩いていって、別れた。手を振る。彼はいつも笑顔だ。
できれば、1年後とは言わず、年に数回会いたいものだが、気付いたら、また1年経ってしまっているのだろう。
お互い、よい年になって欲しいものだ。

プロフィール

つぼぼ