前回に続いて、グランドミューテーションのお話であります。

2020年は“トリプルグレートコンジャンクション”で、木星♃、土星♄、冥王星♇が重なっていたんじゃないの?と思うかもしれませんが、正確に言えば、3つの星がぴったり重なることはありません。実は2つずつです。遠目で見ると、3つ重なっているように見えるかもしれませんが・・・。

で、木星♃と土星♄がぴったり重なるのは1222AM3:203:21(日本時間)です。ぎりぎり、みずがめ座で起こります。みずがめ座に入って、およそ0.5度のところであります。

昨年の段階でね、2020年はトリプルグレートコンジャンクションで、星占い師たちは騒ぎ・・・今度は“グランドミューテーション”というもので煽るのか、と思われるかもしれませんが、それは仕方ない、天空の大イベントが偶然続いてしまったということで。

で、今回はグランドミューテーションのお話・・・グレートミューテーションとも呼ばれていますね。ネット上ではどちらもあって、そもそも200年に一度の現象ですから、まぁ、どっちでもいいですかね。意味としては“大いなる変化”。

じゃ、何が変化するのかというと、グレートコンジャンクション、つまり木星♃と土星♄が重なる場所の、星座のエレメントが変わる。

???

なんのこっちゃ。

こんな説明ではピンと来ませんわな。木星♃と土星♄は、20年に一度重なってきたんですが、ここ200年くらいは、ずっと、おうし座、おとめ座、やぎ座と、“土”のエレメントの星座で重なってきたんです。

へぇ~、知らんかった。そんな声が聞こえてきそう。

そりゃ、いくら星占い好きでも、そんなところまで気は行きません。今まで気づかなったのあなたは・・・まぁ、普通。で、この年末の1222日のグレートコンジャンクションからは、風星座で重なるようになるというのです。今回は、上に書いたように、みずがめ座。

そして、その時代のムードも “土” から “風” に変わるという・・・。

 

では、そのグランドミューテーションのしくみを解説していきましょう。

 

グランドミューテーション①ホロスコープ上で、木星♃と土星♄が重なることをグレートコンジャンクションと言います。ちなみに星はホロスープ上を逆時計回りするのですが、木星♃は一周およそ12年、土星♄は一周およそ30年であります。土星♄の方が、倍以上スピードがゆっくりで、木星♃と土星♄はおよそ20年ごとに重なる。

で、なぜか、そのグレートコンジャンクションは、同じエレメントの星座でおよそ200年間も起こるのですよ。だいたい10回ですね。で、これまで、およそ200年間、土星座(おうし座、おとめ座、やぎ座)で起こってきたのが、今度から風星座(ふたご座、てんびん座、みずがめ座)に変わる。

200年間、同じエレメントの星座で木星♃と土星♄が重なる

何だか、よく分からないが、宇宙って、やっぱり不思議な現象があるものだと妙に “神秘” 臭くなる。

では、どうしてそんな奇妙な偶然が起こるのか。

例えば、上のチャートように、今度の1222日にみずがめ座で木星♃と土星♄が重なる。

で、次にいつ重なるかを予想してみる。

グランドミューテーション②木星の方が、脚が速い。木星♃の方が当然、さっと先に行ってしまう。で、一度重なった後、次に重なる場所は?となると、木星♃が土星♄に一周の差をつけての後、いつ追いつくかが問題となる・・・
算数的に計算して、木星♃が1周と
3分の2周したところ、土星♄が3分の2周ところでちょうど一致する。
これがちょうど
20年後になる。








グランドミューテーション③

それは、元の位置から、およそ240度位置のところであります。

次回のグレートコンジャンクションは、2040103120:46。てんびん座で起きます。

ホロスコープ上、120度位置、240度位置は、同じエレメントの星座でしてね。

ということで、常に20年後、240度先となると、ずっと同じエレメントで、木星♃と土星♄は重なり続けるわけなんですよ。




グランドミューテーション④ですがね、実は木星♃の12年周期、土星♄の30年周期というのも、あくまで“およそ”でして、重なるのも20年ぴったりではないので、わずかな誤差が生じて、少しずつズレていく。

ですから、最初はそのエレメントの星座の最初の方の度数で重なるのですが・・・今回のみずがめ座0.5度のようにね・・・だけど、回数を重ねていくと、行ったり来たりしながら、どんどん度数が増えていって、おしまいの30度近くになってくる。そしてついにはみ出して、隣のエレメントの星座に行ってしまうと。

で、前回は“土”星座のおうし座でグレートコンジャンクションが起こっていたんですが、今回からはこんな具合で、“風”星座でグレートコンジャンクションが起こり続けることになるのですよ。

 

この変化は、ホロスコープでは計算上で理解できる現象なんですが、世界全体のムードも“土”から“風”に変わってしまうというのが、グランドミューテーション。

少し細かいことを補足するとね、1981年、つまり2回前のグレートコンジャンクションは、“風”星座のてんびん座で起こっていました。で、2000年のグレートコンジャンクションは“土”星座のおうし座で起こっていました。で、今回からは“風”星座のみずがめ座で起こります。

すでに1回は“風”星座で起こっていて、その後また“土”星座で起こって、で、今回は“風”星座と。感じとしては土、土、土、風、土、風、風、風みたいな。・・・過去、数百年のグレートコンジャンクションを見れば分かりますが、ミューテーションの起こる前後1,2回はエレメントが交差しているのですよ。世の変化はバシッと断絶するように変わっているのではなく、徐々に変化するというか、オーバーラップするというか、そんな感じで緩やかに変わっていくのですよね。

まぁ、なんてことはない、ホロスコープチャートで見れば、グレートコンジャンクションの起こる位置が、星座の端っこぐらいまで来てしまっているから、そんな行ったり来たりの誤差が起きているという感じでしょうね。

で、世の中の現象としても、1980年代に“風”星座を先取りしているということです。

1980年代からパソコンが普及し始めましたもんね。これらは風の時代の前兆というか、露払いというか、序章というか、準備運動というか、プレリュードというか、前座というか・・・いきなり変わると人間が付いていけないですからね。

繰り返しですが、

“風”星座とはどういうものか・・・ふたご座、てんびん座、みずがめ座です。

“土”星座とはどういうものか・・・おうし座、おとめ座、やぎ座です。

今までの土星座のムードとはどういうものかというと、“固定、地道、実用的、集中、積み上げる、堅実、重い”。

風星座のムードとは、“柔軟、身軽、平等、情報、フラット、拡散、軽い”といったところかな。

 

大量生産、大量消費、財産への執着なんかは土の星座のムードによるものかもしれない。でも、これから風星座に変わるからと言って、大量生産や科学が否定されるかというと、そうではなく、その上に、今度は風星座のムードが乗ってくると考えてもらいたい。過去の歴史を見ると、決しては、前に作られたものを破壊しているというようには見えないですからね。ただベクトル、方向性は変わるかな。そういう意味では、破壊はないが、否定はあるかも。

前の風時代は、800年前ですよ。1200年ごろ。日本だけじゃなく、世界にどんな時代の変化があったか・・・なかなか思いつかないですよね。

 

星占いに関して、特にネット上では、“こういう風に時代は大きく変わるよ”なんていう説は今までも何度もありました。特に天王星、海王星、冥王星といった遠くてゆっくりな星が星座を変わる時はいつも言われる。

冥王星が2008年ごろに、いて座から、やぎ座に変わる時も、これまでは10年以上、通信の時代だったけど、これからは地面に関わるもの、不動産とか資源の時代よ、なんて言われましたけど・・・まぁ、確かに一時は石油価格が上がって、ロシアが力を復活させたけど・・・でも、全体的には通信の時代が進んだような気がするのですがね。2018年に天王星がおうし座に移る時も大きなショックがあると・・・まぁ、あったような、無かったような。この手の話は、あんまり実感にできないなぁと思ったんですよね。

でも、前回も書いたけど、今年のコロナによる社会変化は大きくて・・・人がどんどん会わなくなっている。拡散している。コロナに関しては、感染するも治療するも、お金持ちも貧乏人も関係なく、“平等“ですしね。安倍首相の時代も終わりますしね・・・。まだ、当たるかどうか分からないけど、頭の片隅に置いてもらっても、損はしないかな、ぐらいに思っております。

でも、まぁ、通信、情報の時代はますます進んでいくというのは間違いないでしょうね。株価を見ると、半導体とか、IT系がぐんぐん上げているしね。コロナの影響でテレワークが浸透していくと、都心から地方に拡散していくでしょうしね。今までいろんな意味で集中し過ぎたといいますか。

 

MyCalendar2020A

で、このみずがめ座のグレートコンジャンクションについては、とても書き切れないので、

923日発売の「マイカレンダー2020年秋号」をご覧ください。

西洋占星術家のSayaさん、ジーニーさん、ルーシー・グリーンさんと私の4人で、今度のグレートコンジャンクションによる世の変化の注目ポイントを書きました。全16ページ。

今回のマイカレンダーはタロット占い特集みたいですけど、グレートコンジャンクションのこともね、目が離せないわけですよ。

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なんだ、結局、宣伝かよ。

そう、実は宣伝でした。