時代が変わったわね。
「令和」。
何が感慨深いかというと、
自分は“昭和”生まれで、元号では、2つ前になってしまったということ。
子供の頃、おばあちゃんが“明治”生まれで、それがすっげー昔のことのように思われて、先生に話すと驚かれたりしてね。昭和生まれの者にとって、明治は2つ前の元号だったのよね。
で、ついに自分がそうなってしまったと。
すっげー昔の人。
ああ~~、私は~~、すっげー  むかし~~の人~~~♪。

自分と同じ世代の人たちを鑑定することはよくある。
いわゆるアラフィフである。老眼で近くが見えないのは当たり前。五十肩で、私の場合は、後ろに腕を回すと、“痛いっ”となったりね。
もうね、疲れているんだけど、疲れていることを許されないって感じなのよ。
今の日本はさ、人生の先輩方(高齢者)が多いから、“まだ若い”なんて言われたりしてね。
50代前半って、終戦後までの日本の平均寿命だから、いつ死んでいてもおかしくないじゃん、だから、許してって、感じ。
枯れているんだか、背伸びしているんだが分からないお年頃なんだけど、天のいたずらか、恋をしてしまうこともあるのよ。

九州に住むNさんは、もう何十年前に結婚したのか分からないくらい、子供も大きくなって、普通に働いていて、今は介護の仕事をされているようで。
ところが、どうにも施設の所長さんのことが気になって、気になって、どうにも仕事が手につかなくなったと。
相手のことが頭から離れず、ずっと彼のことをポーっと見とれているから・・・なんて、乙女なものじゃないのよね。
自分以外に親しげに所長さんと話す女性の職員がいると、どうにもイライラして・・・つまり同僚なんだけどね、女わね、嫉妬してこそ、炎がぼうっと燃える生き物なのよ。
その同僚にはね、この所長さんは家族のことも含めて、何でも相談しているんだって。
それをね、またお昼ご飯を食べている時に、Nさんに話すらしいのよ。
顔には出ないように押し殺しているけど、Nさんの心には、めらめらと嫉妬の炎が燃え上がるわけよ。
“どうして私ではなく、彼女に話しているのよ” なんて腹が立って仕方がない。完全にNさんの気持ちは空回り気味になっている。
恋の争いなのかというと、そうでもなく、同僚の彼女の方は、所長さんには関心が無くて・・・というのも所長さんね、ハゲなのよ。
Nさんも、所長さんもアラフィフでね。同僚の彼女の方はちょっと若いかな。
まぁ、アラフィフの男なら、ハゲもいるわよ。
ちなみに私は、ハゲでも表面が脂っぽいのは・・・無理よね。触れないわ。

でも、所長さん、ついでにデブなのよ。
Nさん、本当はハゲで、デブな男はこれまでは完全に“圏外”だったそうで。
さらに、Nさんはメガネを掛けている男性も好みではないそうだけど、所長さんはメガネを掛けている。メガネといっても、老眼用のハズキルーペなんて、しゃれたものじゃないわよ。普通に厚めの遠近両用のメガネ。

メガネは別にして、ハゲで、デブのさえない、真面目なところだけが取り柄の男性を、Nさんがそんな風に恋心を抱いているなんて、周囲は誰も思っていないからね。

何より、本人が不思議でしょうがない。
でね、自分でもなんでこんな気持ちになるのかな、ということで、私のところへ、スカイプで相談してきたわけよ。
最初に相談を受けたのは、昨年の大みそかだったわ。
そして2度目は、桜の咲く、春になってからね。

2人の星を見てみるとね。内側がNさんで、外側が所長さん。年齢がバレるといけないから、必要のない星は消してあるわよ。

アラフィフの恋
まずNさんの火星♂と彼の金星♀が180度凶角になっていて、強いエロ星を形成している。火星♂と金星♀のマークを見れば分かるけど、オスとメスの関係なのよ。
その180度凶角に対し、Nさんの太陽☉&木星♃、所長さんの月☽がTスクエアを形成している。太陽☉と月☽は大きな星だから、影響力が強いのよ。太陽☉は男性、月☽は女性を意味しているから、それが重なっているだけでも、恋愛になりやすいところがあるかもね。
で、それらがTスクエアを形成しているから、かなり強いエロ星ということなる。

もう一組、エロ星があってですね、Nさんの金星♀と所長さんの火星♂が凶角90度位置ある。それに所長さんの冥王星♇が重なっている。冥王星♇には、“徹底的”という意味がある。金星♀、火星♂、冥王星♇の複合アスペクト(アスペクトとは星同士の角度)は、私は“変態エロ星”と名付けたのであるが、かなり引き付け力が強い。以前のブログで、変態エロ星を紹介したけど・・・で、その後も変態エロ星のカップルをいくつか鑑定したけど、必ずしも“変態”ではなかったわね。ちょっとネーミングに失敗したかなと思うけど、まぁ、“徹底的なエロ星”ということで、熱い熱い思いが湧きやすい星並びなのよ。

さらに、Nさんの金星♀と所長さんの土星♄が180度凶角の位置にある。
土星♄には“計画的”という意味があるのだけれど、アスペクトが凶角の場合は、タロットカードのように、逆の意味になるものもある。ここでは“計画性が無い”“ブレーキが効かない”という意味になる。
つまり快楽(金星)にブレーキが効かないということ。で、私はこの金星♀と土星♄の凶角アスペクトを“快楽ざる星”と呼んでいる。
この快楽ざる星ができると、注意し合うことが無く、楽なのよ。
実は、脇が甘くなって、互いに誘惑に弱くなり、アヴァンチュールしやすい、浮気しやすい関係になるのよ。

その他にも、弱い影響のところで、Nさんの金星♀と所長さんの金星♀が吉角120度というのもあるけど、まぁ、細かいのを説明しだすときりがないから、ここで話すのはやめておくわ。

所長さん自身はどんな人かというと、金星♀と土星♄が吉角60度で・・・オクテさんか、遊び下手か、古いもの好きかな。まぁ、他の星を見ても、モテるタイプではないわね。

で、Nさんに訊いてみると、やっぱり、いわゆる人気のあるタイプではないそうで。

介護の現場は大変だからね、所長さんも大変なのよ。女性ばかりの職場だそうで、気も使うでしょうしね。
何かの職場の宴席でね、飲んだ後で、みんな帰ろうとした時、所長さんが伸びをして、その後の気だるい背中が・・・Nさんのハマるポイントだったそうで。
もともと男の、ちょっと疲れた背中に弱かったのだけれど、所長さんの背中がそれだったというのよ。
Nさん、ビビッと来てね。
以来、惚れてしまったと。

まぁ、星を見る分には、すごく惹かれる相手だったんでしょうね。

ハゲでも、デブでも、メガネでも・・・そんなものは、一瞬見せた、男の背中で越えてしまうのよ。

以来、どんどん気持ちは高まっていき・・・。
恋心で胸がときめくなんてね、しばらく無かったって当たり前ですよ。
アラフィフですもの。

子供のことやら、親のことやら、家族のことで、“生活に追われている”わけですよ。
気力も、体力も落ちて、恋なんていっても、若い時のような華やかさやアクティブさはない。そもそもときめくことが少ない。

今の夫は、工事現場で重機を扱うような腕っぷしの強い人なんだけど、昔、ひどい男と付き合っている時に、さらうようにして助けてくれた人なのよね。そんな恩を忘れてはいないし・・・。

で、Nさんも所長さんにも、家庭があってね、そんな簡単に壊すわけにもいかないしね。
そんなことは十分に分かっている。

20代の男女で、この相性の星並びがあったら、“どうぞ ご自由に”って感じよね。
駆け落ちレベルの恋の炎の燃え方ですからね、恋愛を十分に満喫できることでしょう。

でも、Nさんはそうもいかない。
なんで、ハゲ、デブ、メガネなのに、惹かれてしまうのかは、星を見て納得してもらえたが、私もだから、“進みなさい”なんて簡単には言えないわよね。
そんなこと分かっているから、Nさんも苦しんでいるわけで。

仕事があまりに手につかないから、職場を去ろうかとしたけど、所長さんには“辞めないで欲しい”と強く頼まれる。
所長さんがNさんに好意があって、そう言ってるのか。
それとも、介護の現場は慢性的に人手不足だから、所長さんは引き留めているのか・・・実はよく分からない。
まぁ、これだけの星並びならば、向こうも気がある可能性はあるけどね。

あんまり仕事が手につかないから、昔取った資格のおかげで転職できそうなんだけど・・・
そう、彼女の太陽☉と木星♃の上に、現行の木星が今年は乗っていてね、物事がスタートしやすいチャンスが訪れやすいのよね。
転職にもいい時期なんじゃない。

でもね、所長さんの星を見ると、今年、来年はハードワークになるのよね。特に今年はかなり強く出ている。
それをNさんに伝えると、

「私、所長さんを支えたいんです。」


Nさんが恋心を伝えることは無いんじゃないかな。
で、転職するか、この施設で所長とともに働くかは・・・私にも分からないな。

Nさんの選択だからね。