グランドトラインを、私は分かりやすくするために“幸運の大三角形”なんて呼んだりしているわ。
だって、一般の人には、グランドトラインとか、Tスクエアとかいっても、それが良いものなのか、悪いものなのかすら、分からないからね。だから“幸運の~”なんて言い換えたりしている。
3つの星が、正三角形を形成する。つまり120度吉角が3つも集まってできているというわけよ。で、120度角のことをトラインというのだけれど、これが3つ集まっているから、グランドトライン。吉角の詰め合わせセットと覚えておいてね。
平たく言えば、とってもいいアスペクトなわけよ。
これはどの星というわけでなく、角度、アスペクトの名前なのよ。
これが個人の性質や、その時期の運気だけじゃなく、相性にも出てくるのよ。

今までいくつかの2つの星の組み合わせによるアスペクトを紹介してきたけど・・・。
エロいとか、おしゃべりとか・・・実際試してみたら、本当だったって?
けど、それも、偶然じゃないかって?
まぁ、そうかもしれない。占いだからね。
でも、グランドトラインぐらいになると、結構、力が強いから実感できる度合いが違うのよね。星占いで出てくる現象というのは、エロいとかお金持ちとか言っても、どこからがエロいのか、お金持ちなのか絶対的な線引きがない。ネパールでのお金持ちと、ニューヨークでのお金持ちでは全然違うしね。つまり基準が個々人の主観ということよ。
でも、グランドトラインくらいなると、違うんじゃないかなって~
というわけで、あんたにも分かりやすく、流行ものを例に出して紹介してあげるわ。

普段から~♪ メイクしない君が~♪ うす化粧した朝~♪

どう? 私の歌声。 そう連続テレビ小説の「とと姉ちゃん」よ。
このドラマのモデルとなったのが、「暮しの手帳」。でその社長 大橋鎭子(しずこ)さんと編集長の花森安治さん。実在する方のお名前よ。
で、この2人の生年月日が、

大橋鎭子さん 1920年 3月 10日
花森安治さん 1911年10月25日

で、この2人で、ダブルチャートでホロスコープを作ってみて。
例えば、以下のサイトなどでダブルチャートを作ることができるわ。
http://www.m-ac.com/double.php
内円に大橋さん、外円に花森さん。時間は分からないから、適当に12:00を入れてみて。ハウス無しね。
個々の性質を診た時に、2人に共通しているのは、木星♃と海王星♆の吉角、バブル星をそれぞれ持っていることよ。大橋さんは0度、花森さんは120度。2人とも陽気で、前向きな人だったんでしょうね。実力以上に評価されることもあったろうし。

大橋さんは、水星☿にキロンという小惑星が重なっているわ。知的欲求の高い人ね。その水星が、冥王星♇とは90度凶角を持っているわ。オタクね。興味を持ったことはとことん探究したんでしょうね。また水星☿が木星♃&海王星♆が120度吉角に位置していて、マスコミ、出版は適職よね。でも、土星♄と天王星(個性)♅が180度凶角で、世間から見れば、変人だったことでしょう。

一方、花森さんは、水星☿と太陽☉が重なり、冥王星♇と120度吉角を持っているわ。学者か、かなりオタクか。
海王星♆と天王星♅が凶角180度で・・・天才とは呼ばれているものの、個性、センスが行き過ぎて、混乱の域だったでしょうね。だって、女性の視点を得るために、おかっぱ頭で、スカートまで履いていたんですからね。でも、木星♃と土星♄が凶角180度で、お金の貯まらないタイプね。お金に関して、計画性がないというタイプよ。ざるってこと。この構成からいくと、花森さんて、ほんと超オタクだったんでしょうね。お金も惜しまず、探求心にために使ったのでしょう。

まぁ、こんなぐらいに、この2人はそれぞれ才能は持っていたんだけど・・・
陽気な 変人とオタクといった感じかしら。

で、2人に一緒になると、新たにどんな星、アスペクトができるかというと、注目すべきは、
大橋さんの天王星♅と、花森さんの水星☿・太陽☉、冥王星♇で、グランドトライン。
これはオタク性にアイデアマンという要素を持つことになるわ。企画力は抜群ね。
大橋さんの太陽☉と、花森さんの木星♃、海王星♆(バブル星)で、グラントトライン。
バブル星は、実力以上に評価され、浮かれる出来事が起こりやすくなるわ。もともと二人ともバブル星を持っているけど、グランドトラインはさらにパワーアップしたものよ。

つまりダブル グランドトラインなのよ。

大橋さんと、花森さんはそれぞれ個性的で、才能のある人であるから、活躍はできたことでしょう。
でもね、この相性、2つもグランドトラインができるなんてね、そりゃ、無敵のコンビよ。
まさに、ドラゴンボールのフュージョンであり、超人バロム1(ワン)なのよ。
(参考:超人バロム1のオープング、エンディング曲 https://youtu.be/WkTYLb8oNfE )

よく先生や経営者が朝礼や、はたまた にわか仕込みのおじさんが結婚式のスピーチで、“1+1=2以上に、3にも、4にもなるよう頑張ってもらいたい”というけどね、実際には難しいわけよ。体験済みでしょ。
でも、ホロスコープを見れば、そうなる相性が分かる訳よ。

「暮しの手帳」は最盛期には発行部数が100万部を越していた。国民的雑誌となった、70年続くロングセラー誌となっている。
そんな大成功に持っていくには、いくら個々が優れていても無理かもね。

つまりね。
相性鑑定というのは、一種の “ 開運術 ” なのよ。
大橋さん、花森さんはもともと特殊な人たちだからぁ~、って思うかもしれないけど・・・、朝ドラで眺めていると、2人とも優秀そうに見えるしね。
個々はどってこない凡人、もしくは劣等感しか持てないような人間であっても、2人のホロスコープを組み合わせれば、とてつもなく凄い星並びができたりするのよ。
2人で組めば、100人力、1000人力となるようなミラクルな相性というものがあるのよ。

もう一組例を出すと、CoCo壱番屋創業者の宗次徳二さん(1948年10月14日)と、奥さんの直美さん(1950年4月18日)。この2人の相性もダブルチャートで診てごらんなさいよ。
グランドセクスタイル(六芒星とも呼ばれる)ができているわよ。グランドトラインを越えるスーパー スペシャル エクセレントコングラチュレ―ションなアスペクトよ。正六角形。60度というか、120度というか、カイトというか、まぁ、正六角形になれば、吉角の豪華詰め合わせセットになるわけよ。
宗次徳二さんの子供時代の苦労話はよくテレビなんかでも取り上げられて、有名よね。
生後まもなく孤児院に預けられ、その後、養子になるのだけれど、養父がとんでもなくギャンブル好きで・・・4畳半の部屋にはお金が無いため、電気も水道もなく、ろうそくで明かりを灯し、雑草を食べていたという。そのうちに廃屋を転々とするようになり、パチンコ店で玉を拾ったり、タバコの吸い殻を集めたり、・・・それを怠ったりすると、養父から虐待を受けたそうよ。彼の楽しみは、そんな養父がお正月に買ってきてくれる2つのリンゴと、ラジオから流れるクラシック音楽だったそうよ。だから今は音楽ホールの運営に力を入れているのよね。
でもね、社会人になって、不動産会社の職場で偶然、OLだった直美さんと出会い・・・喫茶店を開き、やがてカレーハウスに展開していくと。
そして、人生の快進撃が始まったのよ。
いい奥さんもらったわねぇ、って。 違うわよ。
直美さんのホロスコープを見れば分かるけど、普通の女性よ。ちなみに快楽ざる星(金星♀×土星♄の凶角180度)を持っているわ。この2人は本当にただの凡人なのよ。ただね、2人揃うと、グランドセクスタイルができるのよ。超人バロムワンなのよ。で、ギネス世界記録で、“最も大きいカレーレストランのチェーン”に認定された現在のCoCo壱番屋が完成するわけよ。

まぁ、でもね、正直、ダブルグランドトライン も グランドセクスタイル も早々できない星並びよ。
上のようなことを書くと、
“私と彼はグランドトラインがいくつできていますかぁ~~?”
なんて鑑定やってくるチャラい女子がいそうだけど、まず、めったに、おそらく、ほとんど、まったく、できない星並びだからね。グランドトライン1つがせいぜいよ。
世界中にいる35億人の男性、一人一人を探っていけば、そこまですれば、グランドセクスタイルもいるだろうけどねぇ~。

あらあら、話が大きく脱線してしまったわね。話を戻すわ。
「暮しの手帳」の大橋さんと花森さんの2人に、男女の恋愛関係は芽生えたかというと・・・それが無いのよ。
エロ星とか、恋愛星(金星×木星吉角)、一目惚れ星(金星×天王星)といった恋愛に関わるアスペクトがまったく無いのよね。
そう恋愛感情は、この2人には湧かないのよね。

で、大橋さん、花森さんにあるのは、大橋さんの土星♄に、花森さんの火星♂が凶角90度になっている。これは、我慢、辛抱させられるアスペクトよ。大橋さんが、花森さんに痛みを感じ、花森さんが大橋さんに責任を感じていた。90度だから、それほどしんどくはないけどね。
あと、大橋さんの太陽☉と花森さんの金星♀が凶角180度になっているわ。太陽と金星は、家族のような関係になってしまう。180度は甘え過ぎたり、自信過剰になったりする。

つまりね、大橋さんと花森さんは、兄妹か、父娘だったということよ。
長女だったために父親代わりとして“ とと姉ちゃん ”になっていた大橋さん。
お叱りを受けたりして痛みを与えられるけど、自分にとって、大いに甘えられる父か、兄をやっと見つけたということなのよ。
こちらの方が彼女にとって、大事なことだったかもね。

ホロスコープでできる2人の相性鑑定というのは、単に“ 気が合う ”とか、“ 欠点を補い合う ”とか、“ 支え合う ”という次元でなく、“ 運気がどう変わってしまうのか ”ということを分かってもらえたかしら。

レッスン5はここまでと。

どう、恋をする気になった?

素敵な人を見つければ、より未来が拓けそうな気がしてきたって?

ふふっ。
でも、そう、甘くもないのよ。
だって、2人の星は、10個と10個で、合わせて20個。 吉角も増えれば、当然、凶角も増える可能性も同じくある。
でしょ。
では、そろそろマイナス面を出す星並びも教えていきましょうかね。
いい話ばっかりしてきたからね、そろそろ苦い話もねぇ。
次回は、2人でいると、口論になってしまう“ 口ゲンカ星 ”を教えてあげるわ。