コムアイというのは、「水曜日のカンパネラ」という音楽グループのヴォーカルのことですよ。

私のこのブログは若い人から高齢の方まで幅広く、“星占いに興味がある”という人たちに読んでもらっているので、・・・この手の説明はどこまですればいいのかが難しい。若い人たちなら、そんなの知っているよ、となるし、テレビや日本の若者音楽に興味の無い人にとっては、誰ですか、それ?となる。あんまり詳しく説明すると、野暮ったくなるしね。

で、まぁ、こんな音楽よ。





歌詞は上手く解説できないが、いい感じで“適当”なのよね。“テキトー”と表記する方が正しいかしら。それでも、語感、言葉の感触が心地よく、それがヒップホップの曲で流れるように入ってくる。言葉の意味そのものは重視されていない。それでいいという割り切りと勢いがある。冗談の効いたノリのいい歌詞が印象深いものを与える。この曲の場合、曲もいいけど、映像もいいからね。

このコムアイという若い女性は、現役の慶応大学の学生ということでも注目を受けているが、その奇抜なライブのスタイルも人の心を惹きつけているらしい。


で、このコムアイというのが、1992年 7月22日生まれ。
ここで、またホロスコープチャートを作ってみましょう。
どんなソフト、アプリでもよいですが、ここではとりあえずMy Astro Chart というサイトをご紹介しておきましょう。
シングルチャートで、彼女の特徴を診てみましょう。生まれ時間は分からないので、12:00としましょう。(生まれ時間が分からないので、ハウスは作れないということであります。)
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php


水星と土星が凶角180度位置で、ルールや決め事、常識をあまり重視しない考え方をする。そういったものを踏みにじる、踏みにじることができるという意味。また金星に、キロンが重なっている。これは、遊び、快楽、恋愛、ファッション、アートなどに常に不足感があり、飢えてしまうという面が出てくる。たとえ十分に足りていても。さらに誤差(オーブ)を広めに取れば、金星が土星の180度凶角位置とも診られますので、“快楽ざる星”。自分の好むことに快楽の方面に関しては、ブレーキ、抑制が効かない。自分に甘くなる。なんてね。


でもまぁ、今回、注目したい点は、海王星と天王星の0度吉角、つまり重なっているという点。海王星は感性、感覚を意味し、天王星は変化、ひらめき、個性、自由奔放、わがままなどを意味する。
その2つの星が重なっていて、飛び抜けたセンスを意味する。

天王星は周期84年、海王星は165年。つまり、重なっている時期は長い。

コムアイだけじゃない。およそ1991~1996年生まれの人は天王星と海王星がほぼ重なっている。
有名どころでは、きゃりーぱみゅぱみゅがいる。1993年 1月29日生まれ。実際、2人は気の合う友人同士だそうだ。ホロスコープチャートを作ってみると分かるが、きゃりーは、天王星と海王星がより誤差(オーブ)無く重なっているしね。

土星より遠い惑星をトランスサタニアンというが、天王星と海王星の他には、冥王星がある。1周248年である。


前にブログで「'64~’66年生まれが踊り出している」で書いたけど、1964年~1966年生まれは、天王星と冥王星が重なっている。天王星は変化、個性など、冥王星は破壊と再生、頂点という意味がある。この2つが重なると“変革”の星並びとなる。古いものを壊し、新しいものを求める人たちとなる。それ故、権威に対しアンチな世代でもあるのよね。

この世代が生まれた時代は、ベトナム戦争に対する反戦運動で世界中の若者たちが立ち上がり始めた頃。ヒッピーが生まれ始めた頃よ。そして中学生の頃は、全国で校内暴力が最も吹き荒れた時代というわけ。ちょうど「スクールウォーズ」が放送されていた。彼らは同時代の学生だった。そして社会に出る頃には、日本はバブル景気となっていた。テレビCMで“24時間戦えますか”なんてフレーズが流れていた時代。エネルギッシュ、パワフル、アグレッシブだ。さすが、天王星と冥王星が重なっているだけのことはある。この世代が大きな流れの1つを作ってきたというわけ。


一方、天王星と海王星が重なる この1991年~1996年生まれの世代は、生まれた時には、ちょうどバブル景気がはじけていた。“バブルが終わって、僕らは育ったぁ~♪ バブルを知らずに僕らは育ったぁ~♪ ”という感じ。そして小学生に入るころにはゆとり教育が行われる。いわゆる“ゆとり世代”。ゆとり教育は、第1次安倍政権の2007年に見直されるまで続いた。1992、1993年生まれの人ならば、中学を卒業する頃ね。つまり、ゆとり教育をどっぷり浸かった世代というわけ。というか、まるで彼らのような人間を作るために、ゆとり教育があったかのよう。海王星は、感性の星であり、幻想の星であり、夢見る夢子さんの星であり、地に足のついていない宙に浮いている人たちの星である。そこが、“革新”の世代と大きく異なる点であるが、やはり、この世代が大きな流れの1つを作っていくかもしれないと思ったりするわけよ。


私は、ずっと前からこの1990年世代が、1960年世代と同じくらいに特殊性があって、世の中の雰囲気を変えてしまうのではないかと予想していたけど、そろそろこの浮世だった感性の世代が社会に本格的に出てくる年齢になってしまったのよね。感性が際立った世代で、他の世代より個性的で文化面で変化をもたらすかもしれない。もう私のようなおじさん、おばさん世代には理解できないが、センスが優れているのかもしれない。天王星と海王星が次に重なるのは、2160年代生まれの人たちとなる。実に約150年後のこと。その間のカルチャーに大きな影響を残していくということかしら。まだそれは分からない。なぜなら、まだ彼は世に出始めたばかりだからね。


しかしながら・・・今の世の中では、一般的には“ゆとり世代”という言葉は、どちらかというとマイナス面的な使われ方しているよね。いつの時代も、理解できない新しい世代がやってくると、“新人類”なんて言葉を掲げたりするものだからね。なかなか受け入れらないものなのでしょう。感性的でふわふわした世代?だからね。


でも、どうだろうね。


話を少しそらさせてもらうわ。
私は、ずっと前にある仕事の打ち合わせで、園芸研究家とたわいない雑談していたことがあるのよ。それが今も印象的でね。


「最も進化している植物って何だか知っていますか?」


その園芸研究家は、けったいな質問をしてきたのよ。
高校時代くらいに針葉樹あたりが進化した植物だと習った覚えがあるんだけど・・・。


「ラン(蘭)の花ですよ。」


植物たちがどのように育ち、樹林が発達していくのかというと・・・。
最初、どの地表には砂か岩しかないと。そこへ、砂地や岩場でも育つような、小さいけれどもタフな植物が入り込む。そしてそれらがやがて繁栄していくと、枯れたものが積り、地表に水分の保たれた土の表層ができてくる。そうなると、普通の草が生えるようになる。やがて、土がさらに厚くなると、低木が茂るようになる。徐々に背の高い植物になっていき、ブナやカシ、シイなどの広葉樹が育つようになる。
さらに樹木同士が密集し、森になっていく。温かい地域なら、密林となっていくだろう。寒い地方ならば、太陽の光をより効率よく使う植物、杉などの針葉樹が支配していく。
その後は、植物は高さ、大きさ競争になる。背の高いものが太陽光をより得られるからである。高さ数十メートルなんていう争いを繰り広げることになる。


となると、最も進化した植物は、太く、大きな杉の木辺りではないかと思うのだけれど・・・。

その園芸研究家は、ランの花だというのよ。


その先生曰く、すでに地表で、森ができそうなところは大きな植物たちに支配され、・・・大きな木を見れば分かるが、その樹木自身も上の方にしか葉っぱがない。

地面には光が届かず、あまり草などは育たなくなっていく。

上に届くものたちだけが光を独占して、中間が無くなり、下の方は木々が出現するまでの勢いは見る影もなくなる。光を得られるものたちはずいぶんと上にあり、下の草たちは見上げるしかない。もう太陽の光の明るさも温かさも忘れてしまっていることだろう。


そんな中で、次世代の植物はどう考えたかというと、・・・もう地面に根を張ることを諦めたというのよ。ランは、着生植物。着生植物とは大きな木の幹や表面に根を張り、育ち続ける。このような生活形態に進化したのよね。

ランは様々に姿形を変えていく。植物全体の種類のおよそ10%がラン科の植物。多いわよ。その種類が多い訳は、樹に宿るランは種を風で飛ばし、花粉の運搬を虫たちに頼る。その虫を呼び寄せるために、自己主張の強い派手な花を次々に編み出していくというのよ。だから交配しても、いろんな花に変化しやすく、アジアの輸出産業や趣味の園芸家にもてはやされる。

地に根を張ることを諦めたランの花。それだけでない、ランは大きさ、高さ競争をすることは止め、太陽光を取り合う競争も諦めた。手の届かない高さのところまで伸びて、光を得ようなんてことは考えない。
その代わりに、より美しくなることに精を出しているということなのよ。そういう環境が揃っていたし、そうならざるをえなかったのよ。


その園芸研究家は、さらに付け足して、こんなことを言ったわ。


「その姿は私たちの社会に似てると思いませんか?」


なるほど。
人間の社会も、商工業の段階になると、初めは小さな工場、商店から始まる。やがて、どの分野にも覇者が出てきて、国内どころかグローバルという名の下に、大きさ競争をし始める。より独占しようとする。
この平成日本で、今さら、造船業や自動車、食品、化学、建設会社を始めようと若者はあまりいないだろうね。すでに大きな大木たちが支配してしまっている。その分野で大きさ、高さ競争をしても勝てそうにない。手を伸ばさなくても、光が当たるところまで届かないことは十分に分かっている。


地に根を張ることを諦めて、既存の大きな勢力との競争を避ける。木漏れ日がほどほどにしかやってこない世界で、花の姿形を変えて、自己主張し楽しむ。


そういう意味では、私たちはすでに “ ランの花の時代 ” になっているのかもしれないわよね。
“進化”というかどうかは判断が難しいところけど。

どうかしら。
私はそんな世界観も頭の片隅にあるので、海王星が強く出てくる世代に対して悲観しているわけではないのよ。特に天王星と海王星が重なっているこの1991年~1996年生まれの世代は、それより前の世代にとっては扱いも理解もしにくい世代となるでしょうね。私もあまり接することはないけど、苦手かもしれない。だが、彼らのような者が、主流となって社会を次の段階に持っていく可能性はあると受けとめているのよ。産業というか、時代感覚というか・・・。

では、この世代は今どうなっているのか?
例として、コムアイさんので、1992年 7月22日生まれでダブルチャート(二重円)のホロスコープチャートを作ってみましょう。現在の運気を診るのよ。
上と同じく、生まれ時間は分からないので、12:00とするわ。ハウスは作りません。
外円は2016年3月の適当な日にしてください。
http://www.m-ac.com/pages/doubleset_j.php


面白いことに、今、天王星と海王星が重なっているところで、現行の冥王星まで重なっている。1991年~1996年生まれの人たちは多くがこの形になっていると思うわ。天王星、海王星、冥王星が並んでいる。なんというレアな星並びかしら。つまり群を抜くセンスが、さらに8年間くらいは強くなっているということよ。

さらにコムアイさんに関して言えば、おとめ座に木星があり、天王星、海王星、冥王星と吉角120度位置を形成している。さらにさらに今年の8月までは、現行の木星が彼女の木星と重なっている。
冥王星、天王星、海王星、木星、木星が吉角120度位置に並んでいるのよ。この形は昨年の10月頃から形成されている。彼女はその頃辺りから、一気に人気と注目が急上昇したのでしょうね。


でもね、2018年10月ぐらいの彼女の運気を診てもらうと分かるのだけれど、彼女の木星と、現行の海王星が凶角180度になっている。彼女は今、上手に上昇気流に乗ったのでしょう。でも、同時に彼女を滅入らせるものがここ数年のうちにやってくる。失うものもあるということよ。


それは、それで、ランの花っぽいというところよね。

ランの花は育てるのが難しい。

直射日光に弱い。寒いのも苦手。温室育ちである。

水が足りないのは当然いけないが、毎日水を与えていると、根腐れしてしまう。あらあら。

でも、上手に手入れすると、胡蝶蘭なんかは50年以上持つというからね。

一旦、花が咲くと、他の花より長く咲いているからね。 

長く楽しんでいられるという意味かな。


ランの花に例える寓話はどうだったかしら?

この世代を理解するには、色彩感覚が豊かで、生い茂る密林の空気の感触のある話の方が合っているように思えたからなのよね。

海王星チックでしょ。