私は基本的にメールの鑑定はしないのよね。不倫とか、かなりナーバスな問題になってくると、とても文字では伝えきれないからさ。だから、内容を訊いて、シンプルな問題の時しか受け付けないようにしているんだけど。

でも、新潟県にお住まいの方から、どうしても名古屋へは行かないのでというので。
それはそうよね。いくらなんでも遠いわな。日帰りは無理だし。
内容は、ある女性から、20代の息子さんのことが心配なので、診て欲しいと。
どんな状態か、性格とかを診るくらいなら、あまり言葉による誤謬も少ないから、引き受けたんだけど。

相談のメールは、
“主な相談ごととしては、息子の就職についてです。専門学校を卒業後アルバイトで生計をたてて4年になります。アルバイトでも正社員でもどちらでも、彼が日々幸せに暮らしているならそれでいいとは思っていますが、暮らしぶりを見ているとそうは思えなくて…早くきちんとした仕事に就いて欲しいと思っています。そのためにも良いアドバイスを頂けたらと思うのです。”
 
息子さんとは離れて暮らしているみたい。

その息子さんの生年月日は1989年11月28日。
ホロスコープを見てもらえるかしら?
 http://www.m-ac.com/index_j.html

シングルチャートを診ると、この男性は、生まれついてのどん底星(木星と海王星が凶角180°)に、さらに試練の土星が加わっている。何か、かなり重い試練を人生で背負わされているわね。
冥王星・火星と海王星&土星が吉角60度。スピリチュアル相(冥王星と海王星が吉角60°)もあるけど、・・・もう一つの冥王星と火星が重なり、土星が吉角ということは、本当によく働く人だわ。自分の限界に挑戦するほど、よく働くはず。ワークホリックかも。そして、海王星(感情)と土星(抑制)が重なっているので、表情をあまり表に出さない性格。我慢強いはず。
人生を通じて、重く影響するような試練を持っているけれど、タフで、よく働いて、我慢強くて弱音を吐かない。

それが息子さんの人間像。

ダブルチャートで診ると、息子さんの冥王星と現行の木星が9月頃、吉角120度を形成するので、何らかのチャンスがあるかもしれない。力はそれほど強くないけれど。

“彼には、生まれつき右の手に大きなあざがあります。手の甲全体が、青黒くなっているのです。
あざのことなんて気にしないように元気で明るい子にと育てて来ました。そうとはいっても就職出来ないのはあざのせいもあるのかなと…病院に行ってみようかと言っても、本人は「気にしてないから大丈夫」と言うばかり…。
アルバイトはなんの仕事であっても一生懸命取り組んでいるようですが、要領が悪いのか欲がないのか、最低生活出来たらいいくらいの感じなのです。
この間、1年半ぶりに帰ってときは妹たちより細い?そんな体型だし、靴に穴が開いていました。
見てる私のほうがツライ (>_<)  帰っておいでと言っても、・・・「帰る」とは絶対に言いません。”
 
どん底星+試練の土星は、手のあざのことだったのね。
幼い頃から、右手はいつもポケットに入れて隠すようにしていたね、きっと。
このことでかなり精神的に凹まされる思いをずっとしてきた。
でも、一方で、それが生まれつきのどん底星の人特有の打たれ強さを持たせたはず。おそらく、お金の無いことくらいは平気。この星並びで20代なら、そのくらいのことには堪えられるようになっているでしょう。もしくは金銭に関しては守りが固くなっているので、お金が底をつくなんてことはないと思うのだけれど・・・。

どん底星+試練の土星。
凶角は出過ぎてしまって、その人生をしばしば悲しいものにするのだけれど、それらを乗り越えるとかなりの“強運”を持つ人間となる。
辛いことに対する耐性が強く付いてしまう。ただし・・・途中で、折れなければね。
だから、創業社長なんかは、結構、強い凶角を持っている。甘ちゃんじゃ、ダメなのよ。事を成し遂げる人はね。

この息子さんは、土星、太陽、冥王星&火星が30°と弱いけれども吉角で並んでいる。冥王星は今もだけど、土星も昔はさそり座の守護星で、運気上は似たような働きをするのだけれど、ほんと“我慢の子”で、じっくり目標に進むタイプなのよね。粘り強い。

ただし、ダブルチャートで診ると、今(2013年7月下旬)まさに、現行の冥王星、天王星、木星による魔のTの字に、本人の木星、海王星、土星が組み込まれようとしている。
つまり5つの星による魔のTの字ができる。
これは、一生に数度しかないような滅入る出来事が起こる星並び。

マイナス作用が強過ぎる。

何も起こらないはずはないと言える。この8月はかなりやられるんじゃないかな。
さすがに、我慢強い息子さんでも、精神的に大ダメージを受けることでしょう。
でも、この子は、耐え続けるんだろうなぁ。耐えられるかな?

だから、私はメールの主に、“息子さんがお盆に帰ってきたら、お小遣いをあげてやってください”とアドバイスしたのよ。

この5つの星による、しかも木星より外側の大きな力を持つ星ばかりの魔のTの字だから、経済的なダメージもあるだろうから・・・。

でも、そういうんじゃなくて・・・。

この息子さんは、おそらく、どんなに辛くても、お母さんの前では弱音を吐かないんだな。
辛抱強さが板についてしまっているから。
それが分かっているから、この星回りを見ていて、・・・余計に辛いね。
でも、今度はさすがに心が折れるかもしれない。星の力が強過ぎる。
だから、心の支えが必要になるんだな。

この息子さんは、お母さんからお金をもらっても、使わないかもしれない。
きっと、貧しいことには平気だから。

大事なのは、遠くからでも見守っている人がいるということを伝えること。
弱音を吐いたところで、どうにもならない辛い時期というのは誰にもあるからね。
それを誰にも言わずに一人で抱え込んでいたら、もっとしんどくなる。
でも、分かってくれている存在がいたら、どれだけ嬉しいことか。
語りたくなければ、語らなくてもいいけど、分かっているのよ。こっちはね。

長い目で見れば、彼は大丈夫。
這い上がれる力を備えている。すっげータフ。
打たれて、打たれて、どんどん強くなるタイプ。

まぁ、誰だって、同じで・・・打たれて強くなるんだけどね。

木刀で何発も叩かれたように、ボロボロになって、“自分は底の底にいる”と開き直った時に、たいてい、いい方向に改善していくんだよね。そんな気しない?

なぜ、こんな話をしたかというと、実は昨日、個人鑑定にした男性も、思春期の長女のことが心配でいらっしゃったのよね。
最近、夏休みのためか、多いんだ。
自分の子供は、将来、どんな人生を送るのかとか。

親は誰だって、子供のことがいつも心配なんだよね。

だから自分より、子供の星を診て欲しいという親はいっぱいいるんだよね。


そういえば、私も収入が無くて、お金に困っていた時に、親がこそっと数万円くれたことがあったなぁ。

どうして親って、子供が困っているのが分かるのかなぁ。