星占い師 つぼぼのホロスコープ星占い ブログ部

東京鑑定は10月20日(金)までです。名古屋鑑定は10月24日(火)~30日(月)です。 大阪鑑定は11月1日(水)~6日(月)です。大阪ホロスコープ講座11月3日(金・祝)、5日(日)に開催します。 詳しくは本サイトをご覧くださいませ。http://tsubobo.com/contact.html 「星占い師」で検索してもらっても、本サイトがトップに表示されるようになりました。ありがとうございます。

本サイトは http://tsubobo.com アスペクトから学べば、ホロスコープ星占いを楽しく実践的に習得できますよ、と言いたい。自分や他人の性格、運気の流れを読めるようになると、人生が楽になります。

2015年12月

占いとスピリチュアル系にある 勘違い

「フォースとともにあらんことを」


と、いうのが最新作のスターウォーズでの合い言葉となり、フォースというスピリチュアル系のような特殊な能力が銀河を左右しているのであるが・・・、まったくあのスカイウォーカー一族というかDNAに、銀河全体がえらい振り回されていて、そもそもあの一族がいなければ、よっぽど銀河は平和だったのではないかという気にもなったりして。

小学生の頃に観たスターウォーズの世界観が見事に再現されていて、私は個人的にはエピソード1~3よりずっと気に入ってしまったのですけどね。

で、そんな超能力がやっぱり存在するような気持ちになってしまうし、あんな力が持てたらいいなという憧れを、鑑賞した人たちの心の中に生ませてしまったかもなぁとも思っているわけで。


でも一方、「しくじり先生」というテレビ番組では、辺見マリさんが洗脳されて、5億円も渡して、家庭が崩壊していってしまったことを涙ながらに懺悔していてね。

イタコとか、霊媒師とか、スピリチュアルカウンセラーとか、リーディングとか、ヒーラーとか、その手の仕事の名前はいろいろあるけれど、・・・その人たちが、“あなたのご先祖が○○と言っている”とお告げをしたということかな。高額なお金のかかるお祓いをしないと、不幸は断ち切れないとかね。

どちらにせよ、こういう事実が放送されると、やっぱりスピリチュアル系って、うさん臭いとなる。


で、私のように星占い師という世界にいると、結構、スピリチュアル系の仕事をしている人たちとも知り合ってしまい、見えてくるのですが、鑑定する方も、される方も“勘違い”というのがいっぱいあるわけですよ。


例えばですが、・・・ちょっと説明が長くなりますけどね。

私が専門としている西洋占星術のホロスコープだけれども、そこには私がホームページで紹介しているアスペクト式とは別に ハウス式というのがあるのですね。日本では西洋占星術の基本とされているものです。1から12までのハウス(室)が区切られていて、それぞれに所得、知識、家族、恋愛・趣味、仕事、遺産などの意味があるのです。太陽や水星、木星などの惑星がどのハウスに入っているかによって、その人の生活の中のどのような面が、どのように出てくるかを鑑定する方法なのです。家族の部屋(4ハウス)に、抑制の土星が入っていると、家庭で問題が起こりやすかったり、家の中で責任や義務が発生しやすい立場だったりという解釈の方法で、単に組み合わせればいいだけのシンプルな方法です。ただ、意味の幅が広過ぎて、何とでも解釈できてしまうとか、アバウトになってしまうということもあります。


で、私があるお客さんから、それまで頼りにしていたという星占い師さんの鑑定書を参考に見せてもらったことがあるのですよ。その星占い師さんが亡くなったということで、私のところに継いで鑑定して欲しいという依頼があったわけですが、そのお客さん曰く、ものすごくよく当たった人だと。

その鑑定書を見ると、「○○さんの財運は・・・・、○○さんの家庭運は・・・・、○○さんの恋愛運は・・・・」と、まぁ、ハウスの順番通りにそれぞれの運気が書いてあったから、星占いをしている私にはすぐに逆読みができたわけですよね。

で、そのお客さんは、

「これに書いてある通りなのよ、私って子供の頃から○○で、家庭も○○で、仕事面では○○で、夫婦の関係もずっと○○でね・・・・、本当によく当たっているのよね。」と。


ハウス式というのは、本来、生まれた時間が必要な鑑定方法なのですが、このお客さんは私より年配の方で、実は生まれた時間が分からない人だったのよね。

で、昔はそういう具合に生まれた時間が分からない時はどうしたかというと、その生まれた日の日の出の時間を入れるという方法があったのですよ。

日の出の時間だからだいたい午前4時から7時の間ということでしょうね。


で、ですよ。

もし、このお客さんが実家を整理していて、今後、自分の母子手帳がひょんなことから出て来たらどうなるか想像してみて下さい。


例えば、出生時間が午後3時だったりすると、ハウスなんて全く違ってくるわけですよ。恋愛のハウスにあった土星(抑制、責任の意味)が、社会的地位のハウスに移動してしまったりしてね。

次に、その段階で、ハウス式の鑑定書を書き直した時、このお客さんがどういう受け取るか、想像してみて下さい。


おそらくぅ、


「これはこれで当たっているわよねぇ~」


みたいなことになるのでしょうね。


何が言いたいかというと、占い好きな人、自分探しをしている人というのは、“自分には隠れている○○な面があった”というものを喜んで受け入れたりするのものなのですよ。ロマンチストだから、事実はどっちでもいいのかもしれない。そもそも星占いは、世間的にはその程度のものなのかもしれませんがね。

当たっているようにも聞こえるが、実はどってことない鑑定結果もあったりしてね。

友人関係の11ハウスに、快楽の金星が入っていたら、星占い師は、神妙な面持ちとまるでお告げのような重い口調で、


「あなた 友達と一緒にいると 楽しい でしょ?」


また労働の6ハウスに、神経質も意味する海王星が入っていたら、


「職場には ナーバスな面も ありそうね」


一瞬、お客さんは“その通りです!!”と驚いたように反応するかもしれませんが、・・・よく考えてみると、ほとんどの人が、誰だって友達と一緒にいると楽しいわなぁと思い当たるわけで、職場に神経が逆立つような問題が一度くらいはあるものである。

これは極論ですけどね。

ただ勘違いしてもらいたくないのは、ハウス式で出てくるもの全てがこういった類のものばかりではありませんが、鑑定する方も、受け取る方も、それ当たり前でしょ、とか、たいていの人に当てはまるでしょ、みたいなことを真顔でやりとりしていると、・・・滑稽になってしまいますよ。


もう一つ厄介なのは、自分の知らない隠れた一面が鑑定で出てきた場合、占い師が“あなたにはこういう面があるから頑張って”なんて言われると、励ましになることもある。でも、ただの勘違いや思い込みになってしまう可能性もある。

検証しようがないものね。


話は少し違うけれど、恥ずかしながら、私もミスしたことがある。

11月の大阪鑑定の時、あるお客さんに

“実は、あなた人気運があるから、対面するようなお仕事には強いですよ”

なんてアドバイスしたのだが、後になって、生年月日を間違えていたことに気付いたのだ。


この人には人気運は無かったのである。


その後、時間を頂戴し、電話鑑定で改めてさせてもらったのであるが・・・、でも本人は、“自分に実は人気運があるんだ”と思い込むことはなく、私の鑑定中もその人気運があるという言葉にはどうもしっくり来なかったというのだ。

いくら自分の知らない一面でも、何十年と生きていれば、それが当てはまるものなのかどうかはさすがに分かるというものである。占いを受ける時、その程度の冷静さは持っていて欲しいものですよ。生年月日を間違えた私が言うのもなんですが。(注:今はおかげで何度も確認するようになりました)

考えてみれば、40年以上生きていて、今だに“隠れた一面”が出てきていないなんて・・・、いつ出てくるのだろう。

それとも、その“隠れた一面”が出てこないまま、一生を終えるのだろうか。

そんな“隠れた一面”は要らないよね。


でも、自分探しをしている占い好きな人には、この手の思い込み、勘違いというものが当てはまってしまいやすいことは、西洋占星術に限らず、他の占いにも言えることなのでしょうね。


西洋占星術が持つ、東洋の占術との大きな違いの1つに、拡張性、膨張性とか肥大化というものがある。

現在の西洋占星術は、2500年以上昔にメソポタミア文明の中で生まれたのだけれど、・・・まぁ、星空なんていうのは、当然、世界中で見られたのですがね、その中で、未来予測のための道具に使おうとした文明があったと。

で、そこに何らかのメッセージを読み取ったわけですが、その材料として、星空の中に変化を見つけ出したわけです。その変化というのが、星の“逆行”というものです。北極星を中心に数千という星が大きなスケールで回っている。しかし、よく見ると、時々逆向きに動く星をあることを気づいたと・・・星占いをやっているとごく当たり前のことになっていますが、これに気づいた人って凄いと思いませんか。

流れ星のように、明らかなに他の星と違う速度で動いてくれれば分かりますが、惑星の逆行って、一日に1度の角度も無い訳ですよ。

今と違って、空気も澄んでいて、地上にはほとんど光が無い。

空には、天の川もあり、数千とかの星が満天の空を埋めている。

そんな中、友人に言うわけですよ。


「あのさぁ。・・・あの赤い星、昨日の夜より少し位置が違うよね?」

「・・・はぁっ?」


友人の反応はたぶんこんな感じだったでしょうね。

目を凝らしたことでしょう。赤い星と、・・・言い出した友人に対して。


そんな風に最初に言った人は、さぞ変わり者扱いされたことでしょう。

よっぽど暇な動物でない限り、星の逆行を見つけるなんて到底無理ですよ。

そんな先人たちが、苦労して逆行する星だけを抽出し、太陽と月を加えて、ホロスコープという天空の図を作ったわけです。

ホロスコープ占星術はギリシャ、ローマに渡り、さらに精度を高めていくのですが、だんだんと呪術の要素が混じり、同時にキリスト教が支配力を高める頃には、インチキ臭いものとして無視されていくのですね。

ところが、ルネッサンス期に、中東から他の文化とともに一旦アラビアに広がった占星術が戻ってきて、見事に甦ったと。ただその時、すでにアジアの星占いの要素も混じり込んでしまっていて、えらく混血化、雑種化していたというわけです。

そんな経緯があるから、西洋占星術には、統一性、関連性のない手法、つぎはぎ、派生ものなどなどが多い占術なのです。

さらに世界で最も普及している占術であるから、今でも、どんどん新説、新手法が唱えられていっては、一方で、当たっていなさそうなものは消えていくという激しい新陳代謝を繰り返しているのでありますよ。特にネット時代に入ってからは、常にもう世界中で好き勝手に新説、新手法を唱えられている。土星で株価の変化が分かるようになったとかね。そういうのはすぐに消えるけど。

だから、西洋占星術のすべての知識、技法を習得するなんて不可能な話なのです。


そこが、東洋の占術を大いに違う点の1つですね。東洋の占術は、そんな勝手に新手法を唱えるなんて、大先生にならない限り無理なわけですよ。がっちり固まっている。だから、形をほとんど変えること無く、完成度の高いまま維持されている。よって免許皆伝というか、その占術のあるレベルを達成したという修了試験みたいなものすら存在している。


ただ、0星学のような四柱推命を簡略化したもの、派生したものはありますよ。紫微斗数もそうだし。六星占術は、かなり0星学に似ている。細木数子さんは否定するかもしれませんが、偶然かも知れませんが、星を出すための最初の表もやり方も、同じですしね。ゲッターズ飯田さんの銀の~、金の~というのは、ほとんど六星占術の○星人のプラス、○星人のマイナスと同じですしね。


でも、総じて言えるのは、西洋占星術は、圧倒的に変化が多い。私の個人的な感想としては、いろんな手法があり過ぎて、むしろ使わないもの、捨てるものの方が多いくらいといった感じですよ。どんどん学んでいって、同時にどんどん捨てていく。使わないから、忘れるし。

英国の他、欧米には、西洋占星術の学会があって、新説とか新手法がどんどん提唱されているわけですよ。そんな中からアストロ・カート・グラフィとか優れた新しい手法が出てくるわけでね。フラワーエッセンスなんかも人気ですね。キロンという小惑星も最近は解釈されつつある。
皆さんが星占いと言えばで、思い出す、太陽星座占い、いわゆる12星座占いだって、本格的に普及したのはここ100年の話ですよ。女性雑誌の出現とともに、メディアにとって便利な12星座占いがいきなり表舞台に引っ張り出されたわけで、それまではほとんど知られていない超マイナーな手法で、隅っこの隅っこにいたわけですよ。12項目書くだけで、そこそこ当たっているから、まぁ、使い勝手が良かったと。

そもそも冥王星だって発見されてから100年も経っていないのに、西洋占星術では一軍のレギュラーメンバーになっている。例えば、東洋の占星術では、天王星、海王星、冥王星なんて新しい星は使われていないか、今だ“その他の星”扱いですからね。

すでに提唱された手法が多く存在していて、とても学びきることができない。一方、それらをすべて駆使すると矛盾だらけになるから、ほとんどを捨てなければならない。といった具合ですよ。拡張性が高く、常に膨張しているけれども、肥大化しているとも言えるのですね。


特に30年前より昔の、ホロスコープチャートを惑星の運行表の本で作っていた頃は、1つのチャートを作るのに1時間かかっていた。ところが、今はネットの無料サイトを使って、数秒でできるようになった。その辺りからさらに変化が加速し始めているわけですよ。数ヶ月後、数年後、もしくは過去のいついつのホロスコープが簡単にできるようになった。そのおかげで、実際の星並びと、個人の運勢、世相との関連性を簡単に検証できるようになった。だから余計に新説、新手法を出しやすくなった。ITの発達のおかげですね。周辺の環境の変化も西洋占星術は受けている。


そんな変化する西洋占星術では、その分、相談者の質問に対して答える手法も変わってきている。

例えば、相談者が


「 私は離婚するのでしょうか?」


 という質問をされた時、

星占い師が、


「あなたは水の星座に星が集まっているから、流されやすいのよね」


なんて答えたら、・・・結局、相談者は結局いつ、どうしたら良い分からず、唖然とするだけである。

でも、これは実際にあった話である。


今は、パソコンで簡単にホロスコープチャートが作れるのだから、将来のいつ頃、その可能性があるかは星並びで読み取れるのである。ただ、上にも書いたが30年以上前にホロスコープチャートがすぐに作れなかった時代のやり方のままでは、こういった情報を与えることができないのですよ。


西洋占星術界の20世紀最大の発見とも言われる アストロ・カート・グラフィの手法を使えば、その個人にとって運気の良い場所を見つけることができる。出生地ではなく、今いる場所でホロスコープチャートを作ることで、その場所での運気を読み取ろうという手法である。あくまで星占いなので可能性の話であるけれど。

なぜ、この発見がされたか。

答えは簡単である。20世紀以前は、人の移動がほとんど無かったからである。私たちの3,4世代前になると、海を一度も見ることなく一生を終えた人も多い。出生地イコール活躍する場所だったわけですよ。200年くらい前になれば、江戸に暮らす人の人生最大の旅は、お伊勢参りだったことだろう。しかも全員が行ったわけではない。講という地域のグループを作り、その代表の数名だけが詣でたのである。そんな江戸、つまり東京と三重県の伊勢の距離は、経度で言えば、わずか4度ほどである。オーブと呼ばれる西洋占星術上の誤差というか、許容範囲に十分入っている程度である。

つまり、20世紀に入って、戦争したり、海外旅行したり、留学したり、難民になったりする人が増え、場所が変わるとどう運気が変わるのかというデータが集まったところで、このアストロ・カート・グラフィが作られた。それをまた占星術学会の方でも検証することができて、新手法として認められて普及しているのである。今、トラベルマップとか、アストロマップとか、あなたのベストプレイス1000などといろんな名前でサイトが出ているが、基はこのアストロ・カート・グラフィの理論である。でも、それらのサイトは(日本語訳もあるが)皆、海外の英語圏のものである。

ちなみに、私個人的には西洋占星術上20世紀最大の変化は、ホロスコープ上の冥王星の登場だと思いますね。

冥王星の登場だけ見ても、もうわずか100年前とは西洋占星術の形、鑑定法は大きく変わっているということですよ。 


常に勉強し続けれなければ、置いてかれてしまうのが、西洋占星術の世界である。昔、勉強したからと言って、その知識と手法で先生ずらして、ふんぞり返っていられるような甘い業界ではないのである。


一方、そんな多種多様に数多く乱立する西洋占星術だから、自分にとって都合の良い技法だけを、都合良く受け入れる人もいますね。

例えば、こんな勝手なことを言う女性もいた。


「シナストリーやリリス、コンポジットという技法では、私と彼の相性は良くないんだけど、サビアン占いではものすごくいい感じなんです。サビアン占いって、よく当たりますよね。」


西洋占星術の相性占いもいろんな技法があって、その中で良い結果のものだけを信じるという素敵な方法でありますが、数撃てば当たるといった具合ですよね。よりによってそれがマイナーなやり方の場合、・・・どうでしょうね。まるでタロットカードで、自分の望む結果が出るまで、何度もカードを切るようなものですね。(タロットカードの場合、よく当たる人は、同じカードが出続けることはよくありますが。)



今回は長いから、この辺りで一旦休憩してね。



スピリチャルの世界でもね、怪しい世界があるわけでね。

冒頭に描いた、辺見マリさんが洗脳で5億円ものお金を出してしまったというけれど、どこまでが“信仰”で、どこまでが“洗脳”かなんて線引きはかなり難しいでしょう。幸福実現党が怪しくて、公明党がまともだなんてね、・・・判断する根拠は何?みたいな。

公明党の支持者の中には、周囲の人に公明党へ投票させると“功徳が積める”と信じている人もいますからね。この“功徳を積む”という言葉の本意までは訊いていませんが、天国へ行けるという意味でしょうかね?

公明党が悪いとは言いません。だって、今や、自民党の暴走に対して脅しが効くのは公明党ぐらいなものですからね。軽減税率の時もそうだったけど。

公明党の支持母体の創価学会は、信者からそれなりに財面で支えてもらっていると言うと聞こえは良いけど、お金を集めているわけですよ。創価学会用の数珠とかは結構、高価ですよ。


日本は、憲法で信仰の自由が認められているわけですから、・・・しかも現在、公明党は連立ながら、与党ですからね。その自由は守られていくのでしょう。


信仰も、心の救いのレベルならいいですが、人間は欲張りだから、より強力なご利益を求める。その中には、超人的なパワーを持とうというものもある訳ですね。どうもその辺りがごちゃごちゃになってくる。“覚醒”という言葉には、悟りを開くという意味があるのだけれど、スターウォーズでは、フォースの覚醒と、明らかに超能力を開花させることを意味している。


私の親父はかつて、密教の修験場で修行をしていたし、子供の頃、家にも先達さん(密教の先生みたいなもの)が毎月来ていたので、その世界は親しんでいるというか、見慣れている。先達といっても、ただの寺のツアーガイドではなく、深い山の中で荒行をした者たちである。今でも何人かの先達さんを知っているが、確かに彼らは不思議な能力を持っていたりする。占いもする。その辺りは、前に書いた「親父」というブログと内容が重複してしまうのでここで書くのは止めておきますね。

そんな知り合いの中に、一人に高野山で修行したという先達さんが名古屋の郊外に住んでいらっしゃる。

私が数年前、一宮市のマンションに引っ越す時に診てもらったことがある。

引っ越し先の間取り図を描けというので、紙に描いて渡した。すると、その先達さんは、手をその図の上にかざし、


「この家は問題無いな」


と告げた。

私は興味深くなったので、その時住んでいた家の間取りを渡してみた。先達さんは同じように、手の平を図の方に向け、


「この家のトイレと風呂場の辺りがびりびり来るな」


と語った。

当たっていたのだ。その時、住んでいた家は、トイレと風呂場の間の壁を通っている水道管から水漏れがしていたのだ。水道工事屋さんに修理を頼んだが、あまりに水漏れが少なく、聴診器では正確な位置が探れないというのだ。

それで、「もう少し水漏れが多くなるまで、待っとれや。この程度だったら、大したこと、あらへんで。」ということで放っておくしかない場所だったのだ。後に、水漏れが多くなったのだが、その湿気で床下の大半を腐らせて、リフォームせざるをえなくなったのである。


面白くなって来たので、子供の頃に住んでいた家の間取りなども見せると、その家で起こったことをピタリと当てたのであった。

その他にもこの先達さんは姓名判断をするのであるが、画数ではなく、名前を書いた紙に手をかざすというものだった。これも大まかではあるが、こちらがなるほどと思えるくらいには、性格を当てるのであった。

さらに、「こいつは気が強いな。俺が抑えておいてやるよ」と言って、その名前を書いた紙の上で、片方の手で拳を握り、もう片方の手を開いたままで、「えいっ」と両手を強く叩いたのであった。効き目があったかどうかはなかなか見分けできないのであったが。


この先達さんにお金をだまし取られることはない。

なぜなら、謝礼のお金を受け取らないからである。だから、金銭的な被害は起こりえないのである。でも、誰でも診るわけではない。最近は歳のせいか、初めての人は断っている。

この先達さんは祈祷もする。高野山からその祈祷の修行を修了したのか、許可なのかは分からないが、祈祷許可書加工修了証のようなものを見せてもらった。(写真参考:名前のところはぼかしてあります)年月をみれば、この先達の年齢がおおよそ想像つくだろう。

私は、他にも大峰山という東海地方の修験場の修行した先達さんを知っているが、やはり似たような形式の修了証のようなものを見せられた。結構、共通してるのね。あと、みんな、見せたがるのね。

何年も山で修行しているから、・・・それに皆が得られるものではないから、やっぱり自慢のものなんだろうね。


この先達さんが言っていたことであるが、あの世とか神の世界に触れる場合は、お金を取ってはならない。祓い方を知らずにいたずらに触れると痛い目に遭うぞと。

この先達さんは、何十年か前に奥さんが交通事故に遭い、脚が不自由になってしまった。その時に、“神も仏もあるものか”と信仰を一度捨ててしまったことがあるそうだ。でも、それも自分への試練と受け止め、再開したそうであるが・・・いつから無料で診るようになったかは聞いていない。そんな野暮なことは怖くて訊けない。


私は、15年以上昔にバリ島に行ったことがある。バックパッカーのような一人旅だった。私は単にジャングルの中にある棚田(ライステラス)を見に行ったわけであるが、宿も決めないふらふらとした旅では、いろんな人と出会うのが常である。一人旅は、良くも悪くも向こうから声を掛けて来てくれるものである。そこが面白いところなのであるが。

そんな中にニューヨークから来ていて東南アジアの舞台芸術を学んでいる男性がいた。その人の話では、バリ島はブラックマジック、ホワイトマジックという呪術の島なのだそうだ。嘘か本当かは確認できなかったが、欧米からの多くの若者は、この島に呪術習得のためにやってきているという。

その彼が、以前、友人に50ccのバイクを盗まれたことがあるという。仲良くしていたバリ人の男だったそうだ。ところが、その盗まれた直後に、右肩が異様に膨らみ出したという。痛みもあって、あまり動けなくなったそうだ。

別のバリ人の友人に紹介してもらい、呪術師に診てもらったところ、どこかの呪術師がブラックマジックを掛けたというのだ。それはバイクを取り戻しに来ないようにするためだという。ブラックマジックとは相手に呪いをかける術で、ホワイトマジックとはその呪いを解く術だ。

その男性は、ホワイトマジックで呪いから解放されると、みるみる右肩の膨らみと痛みは治っていったという。

で、その男性がお礼にお金を出そうとすると、呪術師には受け取らなかった。その呪術師が受け取ったのは、煙草一箱だったそうだ。

その呪術師曰く、お金をもらっては呪術の能力が失われるのだそうである。


私が知っているスピリチュアル・カウンセラーさんの中には、本当に身体を壊した人もいる。

スピリチュアルの能力がある可能性は、海王星と冥王星の角度である程度分かる。60度に近ければ近いほど、能力のある可能性が高い。59~61度以内ならば、何らかスイッチが入れば、あの世のものが見えるとか、聞こえるようになる人もいる。

しかし、上の先達さんが言っているように、祓い方が良くないと、身を壊すものなのだろう。最初にペットがやられるというパターンはよく聞く。もしくは一緒に暮らしている中で、身体の弱い人だろうか。

実際、私の周囲でスピリチュアル・カウンセラーで稼ぐようになっても、1、2年で辞めてしまう人も結構いたのだ。

祓うほかに、ブロックするという方法もあるらしい。でも、ブロックしたら、あの世のものたちとコミュニケーションが取れないじゃん、とも思うのであるが。


名古屋にいたスピリチュアル・カウンセラーの例であるが、どのくらい見抜くかというと、ある年配の女性がカウンセリングに来た時、会ったその途端に、その人に2人の娘さんがいて、その年の差が2年で、孫が3人といるという事実をヒントも無く、見ただけで当ててしまったのだ。


他にも、故人の話をしていて、「今度のお墓参りには、草餅とおはぎを持っていってあげてね。」とかをさらりと言う。

すると本当に相談者の亡くなった親が草餅とおはぎが大好物だったなんてことはよくあったのだ。


ただし、いつもそのレベルの能力を見せるかというとそうでもなかった。本人の言う、調子が悪い時はそうはいかなかったのだ。

また、あの世のものが見えても、まったく伝えることができない場合もあった。


そのスピリチュアル・カウンセラーが、若い女性に自分の恋愛の行方について尋ねられたことがあった。

ところがそのスピリチュアル・カウンセラーは、「男というのはね・・・」と持論の恋愛論を説教臭く、上目線で高圧的に語ったのだ。その姿はまるで細木数子さんのようでもあった。

カウンセリングが終わった後、私は違和感を持っていたので、


「相手は、君の助言を求めていたのではなく、先祖とかあの世のもののメッセージを聞きたくて来たのに、なぜあんなことを言うの?」


と尋ねた。

すると、そのスピリチャル・カウンセラーは、


「後ろに眼鏡をしたおじいさんっぽい人がいたのだけれどね、それでその人に、いろいろ訊いたのだけれど、まったく何も答えないよ。無口なじいさんなんだよね。」


だって。

何も言わない訳にもいかないので、自分の考えを喋ったというのだ。

わざわざ遠方から来てもらい、それなりに鑑定料を頂いている。確かに、“とくにありません”では済まされないわな。

相手にそんな隙を突かれないように、高圧的になったと。


このスピリチャル・カウンセラーの場合は、どのようにスイッチが入ったかというと、高校時代に事故に遭い、半年間、見えない、聞こえない、話せない、食べれない状態が続いたという。ただ重傷患者として、病院のベットで横になっていただけ・・・。

私も19歳の時に、盲腸で1週間入院したことがあるが、どうしようもなく退屈であった。新聞は隅から隅まで全部読んでも、十分に時間は余った。でも、彼の過ごした時間は、そんな入院とは比べものにならない。

もし、見えない、聞こえない、話せないなんて状態が半年間もあったら、その暗闇は100年くらいの年月に感じることだろう。

そんな闇の中で、彼はあまりに退屈なので、適当なキャラクターを思い浮かべて、遊んでいたというのだ。一人で“ごっこ”をしていたということだろう。キャラたちと会話をして遊んでいたと。

やがて半年して、やっと光が再び差し込んで来て、世界が見えるようになった。でも、勝手に思い浮かべていたと思っていたキャラクターたちは、彼が目を覚ました後も、浮遊していたり、特に人の背に憑いていたということだ。

で、そのキャラたちと話したことを、憑いている人たちに告げていたら、スピリチュアル・カウンセラーになったというわけである。


海王星と冥王星がジャスト60度前後の角度を持っていても、“スイッチ”が入らないと、スピリチャルな能力が出ないと上で書いたが、これがその“スイッチ”の一例である。仰々しい言葉で言うなら、“覚醒”と言ってもいいでしょうけど。


彼の場合、“仕事”を続けているうちにまずペットが病気になって亡くなった。そして彼本人がやがて原因不明の病気になってしまった。で、さすがに勘がいいので、気づき、スピリチュアル・カウンセリングを辞めてしまったのだ。


実は、星占い師の中にも、スピリチュアル能力が高く、人を一瞥しただけで、その人の性格や運気を見抜いている人もいる。

ぶっちゃけ話として聞いたのだが、そういう星占い師は “ホロスコープという道具使わずに、どんどん言っていくと、怪しまれる” ので、占っているふりをするのだそうだ。もしくは、調子が悪い時は、さすがに見ただけでは分からないので、占いを使うという具合である。

この類の西洋占星術師は、ホロスコープではとても言えないようなことを平気で言うのである。だから、私は見ていて気づいてしまったりするのであるが。


このスピリチャルの世界には、ヒーラーとか、レイキとか、リーディングとか、チャネリングとか似たようなものが多く存在する。

私が前に会った人の中には、「スピリチュアル・カウンセラーというと怪しく思われるから、ヒーラーと名乗っているの」という女性もいたが、一般的にはどちらも同じでしょ。それとも昔は違ったのかな。


冥王星と海王星の角度が60度に近く、たとえあの世のものが見える、聞こえるでなくても、スピリチャル能力の高い人の特徴として

・金縛りに遭う 遭った

・よく食べる or よく寝る

・どうしても入れない店がある どうしても通れない道がある

・不動産屋さんにお部屋を紹介してもらう時、物件のドアを開ける前に、断ってしまったことがある。

・真っ暗にすると眠れない。

・勘が良く、人の性格や考えていることが見透けてしまう。でも、それを周囲に言うと、浮いてしまうので言わない。しかし実際は当たっている。

・カーナビを使わなくても道に迷わない。むしろカーナビを使う方が渋滞にハマる。

・晴れ女、晴れ男である。

・ガラガラのお店に自分が入ったら、その後、いつもどんどんお客が入ってくる。

・子供の頃、コックリさんをやったら、指を離してもコインが動いた。以降、怖くて2度とやらなくなった。

・耳、目、鼻のうちどれかがすごく良い。例えば、ビルに取り付けられているネズミ除けの超音波が聞こえる。アロマの趣味がある。視力がとても良い。あと、敏感肌でもあったりする。

・沖縄に行くと、体調を崩す。

・子供の時、人がオレンジ色、黄色、赤色、青色、紫色などの光を放っているように見えていた。その頃は、皆見えると思っていた。

・リラクゼーションや鍼灸など、人の肌に触れる仕事をしている場合、お客さんによってはものすごくだるくなることがある。そのため、週に一度は神社などへ行ったり、大きな樹木に触れたりして、メンテナンスしている。もしくはヨガのポーズで頭のチャクラから放出している。

・逆に若い人と握手をすると、若さを吸い取れる。

・パニック障害になったことがある。なっている。


以上のことがある。私にはそんな能力はないので、上の項目は当てはまらないのであるが、あくまでこれまで鑑定してきた人たちから聞いたことである。チェックリストのようなものですね。


ただ~し。

このスピリチュアル系の世界の人たちにも “勘違い” の人たちも結構いるのですよ。 “なりきり” とか “思い込み”  “妄想” というべきかな。

そもそも人をだまそうとする詐欺師、確信犯のインチキ スピリチュアル・カウンセラーなら、悪人として分かりやすい。しかし、本人が自分にはスピリチュアル能力があると思い込んでいる場合は、実に厄介である。こちらも、ふんふんと話を一応聞くしかないのである。


例えば、相談者が既に父母を失っていて、それを彼らに話したとする。

すると、このタイプのスピリチュアルの人たちは、しばらく何かと交信したような間を取り、


「あなたのお父さん、お母さんは、あなたのやりたいことなら応援すると言ってるわ。」


なんて言葉を掛けてくる。

このレベルだとしたら、どうでしょうね。そりゃ、そんなことを言われたら、嬉しいわな。本当に苦悩している問題だったら、相談者の中には、「心が軽くなりました」と感謝の涙してお礼をするかもしれない。


それはそれで、スピリュアルではなかったとしても、励ましているので、カウンセリングとしての価値があります。世のため、人のためになっていて、それなりの雰囲気を装い、“スピリチュアル”と付けるだけで効果が倍増するなら、なお、結構である。

もちろん、これだけではそのカウンセラーが “自分はスピリチュアルの能力がある” と思い込んでいるのか、本当にあるのかは判断できないよね。


しかし、上に書いたような先達さんやスピリチュアル・カウンセラーが見抜いたレベルとは内容の深さが全然違う。


相手の持っている鞄を眺めて、


「この鞄がお客さんをお金持ちにする」と言っていますよ。


なんていうのはどうだろう。


想像力豊かな人なら、携帯電話を見ても、時計を見ても、宝石を見ても、何かを思い浮かべることはできるわな。自分の好き嫌いの感性も出てくるのも当然で、モノがディズニーのアニメのキャラクターのように何かを喋っているような想像は簡単にできる。


同時に、そこから出されたメッセージが、“頑張ってください” 程度のものだったら、本当に見分けがつかない。

ただ、スピリチュアル系を自称する人が、いつも そのお慰め程度の情報しか出さないとしたら、その人は、ただの “なりきり” “思い込み” の可能性はあるなと。お慰め程度というのは、誰にも言えるような言葉とか、すでにこちらが提示した情報から繕っただけのものという意味ね。


上に書いた、“自分探しをしている星占い好きの人たち”が、どんな性格判断も「私にはこんな一面が隠されているんだ」と受け入れているのと同様に、心の弱っている人は、要約してしまえば “頑張って下さい” でしかないメッセージにも数万円を払ってしまうほど、ありがたいものになってしまうということですよ。


かといって、突っ込んで、「先生、すみません。うちの親(鞄)、もっと具体的なメッセージを言ってませんか?」なんて質問するのも、いやらしいしね。相手は威厳のある大先生だし。


誰だって、何かを見たり、触ったりした時、何かを感じることはできるわな。

その感じるもの1つ1つが、気のせいなのか、本当にあの世のものからのメッセージなのかは、当の本人も検証できない。そういうお仕事をされている場合、本人は、そのすべてがあの世のものからのメッセージだと思い込んでいるでしょうけどね。


そんな“覚醒”するためのセミナーやセッションというものが、今、結構全国で開催されているしね。

開眼二日間コースとか、三日間コースとかいった具合である。


真言密教の修験者たちが何年も山の中で、冬の冷たい滝に打たれたりしても、手に入れられるかどうかという力が、都会の冷暖房の効いたお教室で2、3日で手に入るなんて、ずいぶんとお手軽になったものですよ。


レイキという手の平から不思議な力を出すスピリチュアル系もある。ヒーラーも同じようなことをする。この手のセミナーを出た人は、「手の平から熱が出るようになった」と覚醒した奇跡の体験を熱く語ったりする。

でも、自律神経訓練法を本で読んだことのある人間なら、リラックスして、副交感神経を働かせれば、手の平の温度が上がる事実は知っているでしょう。その温度を上げることは、誰でもできるとして、手の平の先にある人間に対して治癒能力があるかどうかは、???だよね。

私はその治癒能力は否定しない。だって、子供の頃から、先達さんが治しているのを目にしているのだから。でもね、セミナーを受けたすべての人が体得しているかどうかとなると、怪しいわな。

手の平が温かくなるのを感じて、“これはもしかして!!”と勘違いしている可能性はあるでしょ。


もちろん、元から潜在性が高かったら、そんな数日間のセミナーで覚醒してしまう人もいることだろう。こればっかりは否定しきれない。

ルーク・スカイウォーカーのようにフォースで物をで動かしてしまうほどの人も銀河系の中にはいるのかもしれない、というのと同じよね。



じゃ、もっと安心できるレベルとして、宗教家なら大丈夫か?
名古屋近郊に住む ある尼僧さんなんか、一人前になるための1年間の修行をまだしていないのね。まだ半人前なのよ。だから葬式なんかで一人でお経を読むことはできないけれど、ネットではしっかりお札とかお守りとかを販売しているからね。ご祈祷やお祓いまでしている。もちろん、有料ですよ。まぁ、いいか。

もっと大きい話するなら、日本の仏教のほとんどの宗派が、太平洋戦争中は、新聞社と同じように大々的に戦意発揚の手伝いをしていたのよ。各総本山では、触れられて欲しくない古傷ですよ。坊主たちは、敵を倒せ!打ちのめせ!と踊っていた。それに叱咤激励されて、多くの若者が銃を担いで戦場に出向いていったと。


なぜ、こんなブログを書いたかというと、

いい加減なスピリチュアル系に、だまされるような被害が減るように、お前の知っていることを皆に伝えて欲しいと、

乃木神社をお参りした日の夜に聞こえてきたのよね。


って言ったら、どう?




 
上のブログに関して、コメントが送られてきましたので、ご紹介します。



以前から、占いやスピリチャル好きで、神秘的な話しを信じる方です。
でも、今年3月頃に、無料占いをネットでやってもらい、途中からお金がかかる様になり、半分疑いながらもやっているうちに、41万円払いそこで詐欺にあっていたと判りました( ; ; )
信じるって時に悲しいですね‥
 きっと、同じことしたら騙されるかもしれませんね。
確か、auのサイトか何かで、広告がありまして。無料占いとあったんです。
以前に、他ので同じような事をしていたので、似た様なのかと最初は、軽い気持ちでした。
始めは、女の人が出てきて、悩みは何ですか?どうしたいみたいなところから、やりとり。相手の人が自己紹介で、昔最愛の息子を病気で亡くし、その時頼ったのが占いで、医者に宣告されたより長く生きてくれて、それをきっかけに鑑定師になった。やりとりの最初の頃は無料で途中からお金がかかる様になった。私は、3つの幸福が受け取れる事が約束されている。決して人に話してはいけません。
ネットバンクとかコンビニ支払いみたいなもので、入金していました。一人の鑑定師だったのに、途中から強力な助っ人らしき鑑定師が加わり、また途中からもう一人。仕事していて、当時体調が悪く、家の事もやらなければならないし、忙しいし、人に相談出来ないし、今ならもう直ぐ受け取れる。みたいにもう直ぐ終わる楽になれると、必死でした。体験談を聞かされたり、おかしいな‥と思う反面、最後迄やろうみたいに、すっかり騙されていました。
始めは、5000円位を入金していましたが、ポイントだとか、今ならポイントで10万円で20万円の鑑定が、とかあり、時間が今しか無いみたいに思わせられて、次第に感覚がおかしくなっていました。向こうも騙しのプロですから、こんなにあなたを思っていますよ、みたいにしてお金かかって大変でしょうから、特別あなただけ今から2時間無料とかもありました。次は、永久に鑑定師と相談出来る権利を受け取れる。と来ました。
その最後でその権利が受け取れなくおかしかったんです。そこまで来て、騙された!と気付いたんです。頭が真っ白でしたね。このことは、今年で区切りをつけたいです。家族にも友達にも本当の事は、言えませんでした。
書き込みした文章を読み返すと、なんか分かりにくい文章になっていましたね(~_~;)
簡単に言って、最初は無料。途中から有料。人に言うな。時間をおかず、早く行いなさい。信じて最後迄頑張って下さい。
そんな感じで、何度も繰り返し、コンビニに支払いに行って気付いたら、41万円。そこで騙されたと気付いた。です。


上の体験談の場合は、“鑑定師と相談できる権利” そのものが代金を払ったのに受け取れていないので、普通に詐欺ですね。洗脳よりも普通に分かりやすい犯罪ですね。ですが、よく見かけるスピリチュアル系のバナーから 、詐欺に引っ掛かったというものですが、皆さんも気をつけましょう。

リサイクル

名古屋、東京、大阪と、鑑定を求める人たちがいるので、特に今年の後半、私は移動し続けた。

この3つの都市に言えることは、再開発が進んでいて、大きなビルが立ち並んでいることである。東京に関しては言うまでもない。私の地元名古屋でも名古屋駅周辺は高層ビルの建設ラッシュである。

大阪へ行った時、梅田駅北側のグランフロントを見た時、やはり大阪の底力を感じさせられた。一気にあれほどどっしりといかつい姿の大きなビルを何棟も建ててしまっている。大阪の人の話では、人の流れが梅田駅南側から北側に移っていっているらしい。

スクラップ&ビルドの再開発でどんどん新陳代謝され、さらに膨れ上がっている都市はまるで生き物のようである。まぶしくて、エネルギーが旺盛で、目を離していると置いていかれるくらいである。

 

しかし、日本全体で見れば、そんな上手くいっている街は珍しいのである。多くの地方都市は、バブルが崩壊してから、駅前の風景がまったく変わっていないところが多い。90年代までは、バブル中の計画を実行したので、なんとか再開発したけれど、つまりここ20年近く風景が変わっていない街が圧倒的に多いのである。20年以上となると、バブルの時ですら、相手にされなかった街ということである。ビルに入っているお店が変わったというところはあるだろうけど、改装した後の方が、むしろ寂しくなったというところもある。猫があくびしながら昼寝をしているような街である。

 

私の住んでいる愛知県西部でもそんな風に置いていかれた地方都市はたくさんあって、でも、そこで生まれ育った者は、愛着があるので何とかしようと息を吹き返させたいと思うのである。

 

私の知り合いの浅井さんは、その街で育ち、その街の高校を出て、その街の市役所を勤め上げた人であった。

長く環境課で仕事をしたので、今、流行の環境問題には特に詳しい人間である。現場肌の人で、いつも作業服で、ポケットには軍手が入っているという身なりである。環境問題のことで疑問が湧けば、詳しく説明してくれるどころか、熱弁になって止まらない人なのだ。まだ東日本大震災が起こる前に、「核のごみ処分問題」のシンポジウム、ワークショップを行っていた人でもある。一方で、労組でも中心的な立場を担っていたせいか、市役所内ではそれほど出世しなかったようである。市役所に行っても、いつも仕事で外を出歩いていたため、どこまでが仕事なのか、自分の興味本位なのか境界の見えない人であった。

 

その浅井さんが突然、2011年、市役所を早期退職した。

そしてその年の春に行われた市長選挙に出馬したのである。この時の市長選は、市議会議員選挙も兼ねていた。浅井さんは、地元でも環境関係の市民活動を先頭に立って活動していたので、知名度はそれなりあって、市議会議員選挙に出るのではないかという噂はあった。おそらく市議会議員なら楽勝で当選していたことだろう。しかし、市役所勤めが長く、議会の活動も眺めてきた浅井さんにとって、地域を変えるには、トップに立つしかないと考えていたのだろう。

 

私はその市に住む人間ではなかったので、選挙権はなく、ただ陰で応援するしかなかった。

その結果は、現職市長に対し、1万7千票 対 1万票で負けたのだった。この投票数を見れば、いかに小さな街の話かが想像できるだろう。それにしてもだ。たった2週間でここまで善戦できたのだから、大したものである。

 

しかし、浅井さんは自分が負けるだろうことは踏んでいた。実は彼は4年後の、次の選挙を視野に入れていたのだ。予行練習であり、予告でもある。でなければ、2週間前に出馬宣言して、家族すらも驚かすような無謀なことはしないである。

私はなるほどと感心した。当たり前と言えば、当たり前なのだが。

 

浅井さんの生年月日は、1952724日。辰年生まれ。

 

私には私なりの計算があった。辰年生まれの夏前生まれの者は、2015年秋から2016年夏にかけて、生まれた時の木星、現行の木星、冥王星による幸運の大三角形、グランドトラインが出来上がる。木星と冥王星のアスペクトというミリオネアともビリオネアとも言われる仕事運、財運の大きな星並びである。このレベルの星並びは早々できるものではない。一生の中でもトップ5に入るであろう仕事運の好調期である。しかも1年弱もの間続くのである。

当てはまる人もいるであろうから、もう少し詳しく書き上げると、
1940年7~9月ごろ、1952年7~9月ごろ、1964年6~8月ごろ、1976年5~7月ごろ、1988年5~6月ごろ、2000年5~6月ごろ、2012年4~5月ごろの生まれとなる。

 

つまり浅井さんは、2011年の次に市長選、つまり2015年には、ミリオネアの幸運の大三角形が出来上がる直前に選挙を迎えることになる。これは市長選に勝って、ばりばりと仕事をするということを意味していると予想するのが当然であろう。

 

浅井さん本人には伝えていない。星占い師は、頼まれてもいないことは伝えるとは限らないから。

 

浅井さんはその後、環境のアドバイザーなどの仕事をしていて、あっちこっちに飛んで歩いていたが、ある資源回収業者に提案して、ちょっと変わったカフェを開いた。その店長に就いたのだ。

空き缶や古新聞、段ボール、家電、古着など不要品回収所であるが、カフェが併設しているというユニークなものであった。カフェを伴うことで、一般の人にリサイクルに関心を持ってもらいやすくするという狙いだ。しかも資源、資源ごみなどとも呼ばれるものであるが、それらを現金で一般の方から購入するというものだ。もしくは、スタンプ制になっていて、スタンプを貯めると、併設のカフェで使える。無料回収しますよ、というのはよくある。しかし、一般の家庭を相手に、現金で不要品を購入するというのは、国内どころか、OECD加盟国レベルで見ても珍しいものだそうだ。途上国では、資源を一般の人からも現金で購入するそうだが。古新聞などをわずかな金額ではあるが、購入してもらえるというのは、一般の人にはまだ慣れないものであって、開店当初は苦戦したようだが、黒字になるのにはそれほど年月はかからなかった。

 

ただカフェの方は利益が出ないそうだ。仕方ない。名古屋ではモーニングサービスという、豪華なおまけが付く喫茶店の慣習がある。朝11:00ぐらいまでにコーヒーなどを頼むと、普通にトーストとゆで卵が付いてくる。客寄せのためにモーニングサービス競争は激化していき、サラダ、ゼリーどころか、郊外に行けば、小倉アントースト、サンドウィッチ、ホットドック、揚げパン、アイスクリーム、おにぎり、茶わん蒸し、味噌汁、雑炊・・・と、突っ込みどころ満載にメニューに幅が広がっている。そもそもモーニングサービスを一日中やっているお店も結構ある。しかし、このモーニングサービスに経費が掛かり過ぎて、郊外の喫茶店ほど、経営には苦戦を強いられている。そこで、思い切って、改装とともにモーニングサービスを止めてしまうお店もあるが、間もなく閉店しまう結果となる。

 

浅井さんのカフェでも、トーストとゆで卵とバナナが付いてくる。ドリンクがコーヒーで300円台である。このモーニングサービスが夕方5時まで行われている。周囲が田んぼだらけという地域にしては珍しく、Wifiフリーで、電源が各席に用意されていて充電し放題である。幼児が遊べる小さなキッズスペースもある。そういった先進性も浅井さんは持っている。

人気はあっても利益はなかなか出せず、資源回収の方で経営を補っているが、それでも、カフェの方も常連客がしっかり根付き始めていた。

 

そんな中、2013年の暮れに市長が突然、辞職を言い出したのだった。

敵対して当選した市長が任期の途中で辞めて、選挙が予定よりも早くなったということだ。

私は、浅井さんに呼ばれ、急な対策を練ることになった。もちろん、浅井さんは立候補を公言した。私が相談されたのは、主に広報面である。ネットでの広報をどうするかということであった。

選挙は2014年となった。2015年のつもりであったので、1年早くなったということである。

星占いでの読みでも、1年早くなったということは、・・・ベストとは言えない。

 

さっそく知り合いのホームページ制作会社に、連絡をした。知り合い価格で通常の3分の1で作ってもらうように交渉した。その他、FaceBookなどを活用することにした。まだあの頃は、今と違って、FaceBookにも信用と人気と勢いがあった。問題は、内容の決定である。つまり、自分がしたい選挙、市政の方針などである。これらをいかにコンパクトにまとめて、分かりやすくするかである。方向性が無ければ、ホームページは作れない。ただ、頑張りますだけでは、内容がスカスカで、せっかくホームページを作っても意味が無いのである。

自分の住んでいる街を良くしたいということで、改善したい点など、考えればいくらでも出てくる。とりあえずは、公約として掲げるものをピックアップしなければならない。すべてを挙げていては、多過ぎて、伝わらなくなるからだ。

中心となったのは、農業振興事業のために売れなくなった農業用地を売れるようにするためと、駅前の再開発、中学生までの医療費無料などという方向になった。

 

この地域の大きな問題の1つに、田んぼが売れないというものがある。それは、買い手が無くて、売れないという意味ではなく、灌漑や水路の工事に国や地方がお金、つまり税金を掛けたため、農業以外の目的に使ってはならないというものである。農業振興のために税金を使ったのに、すぐに宅地にされては税金を払っている国民に申し訳が立たないからである。そのため、何十年間は田畑として使うしかないのである。言ってみれば、農業振興策に塩漬けされているのである。

しかし、実際にはその工事でより潤っているのは、農家ではなく、土建業者だったりする。

でも、この拘束に困るのは、農家の人たちである。たださえ、後継者不足で悩んでいるのに、宅地にできない田畑など買ってくれる者はいない。かと言って、耕作放棄地にしておけば税金の問題も出てくる。結局、オペと呼ばれる外部業者に耕作をお願いすることになる。

そんな土地が高速道路の出入口近くの価値ある地域に広がっていて、ただ指をくわえているばかりでは、街そのものが萎びていく一方である。

 

浅井さんは選挙活動説明会やワークショップを盛んに行った。スタイルは上下ともいつもの作業服である。市役所時代からの自分の制服と決めているのだろう。退職してからは、グレーから白色に変わったのであるが。

選挙事務所には、夜中に農家のおじいさんがやってきて、「田んぼを売れるようにしてくれるって、本当け?」と訊きにくる人もいた。それほど、この地域に住む農家の人たちにとっては重要な問題なのだ。

浅井さんは特区申請など、いくつかの方法を案じていたようだ。地域によって違うだろうが、発展を妨げているものは何かという洞察力が必要だ。ブレークスルーするために破る障壁は何か。その考えには必ず関心を寄せてくれる者がいる。

 

この選挙では立候補者は4人だが、本命の敵は元市議会議員。相手はとにかくどんな団体にでも頭を下げまくるという手に出てきた。

もう一つは、アベノミクスで勢いづいていた自民党の推薦をお願いすることであった。結局、推薦を得られたかどうかを覚えていないが、人気のある国会議員に応援演説に来てもらっている。実はテレビに出るような知名度のある女性国会議員は、100万円も出せば、どんな僻地にでも、応援演説に行くという噂を聞いている。普段はテレビに出ておいて顔を売っておき、いざ、地方で選挙があると、選挙演説を一緒に壇上に登ってするのである。まるで、ピークを過ぎたお笑い芸人の地方営業のようなものである。

 

何より手強いのは、地元の○○議員さんを味方に付けたことである。この議員は、選挙告示前に浅井さんのところにもやってきて、地域をどう変えていくかを話し合って行ったそうだ。なんてことはない、自分の配下になるかどうかを値踏みしていたのだ。周辺の市町村長はまるで組合を作っているかのように、互いに応援し合っている。そのドン(首領)的な存在になっているのが、その議員なのだ。合併の時などは、調整役になっていたのだろう。例えば、3町が合併して市になるような場合は、その3人の町長たちに、君は新市長で、君は○○君がもうすぐ県議会議員を辞めるから、その空いた席に就いてもらい、君はもう高齢だから、どこかの協会の会長になってもらい・・・という具合である。

だから一斉に周囲の市町村長は相手方の候補者の応援者になった。

 

一方で、郊外の地域は市長、町長になるにも、ある一定のコースがある。お決まりのパターンは、まずは地元のJC、青年会議所、つまり地元の経営者の集まりに所属する。地元の活性化のためにボランティア活動などをしているが、おそらく飲み会の方が多いのではないだろうか。外車自慢だったり・・・。PTA会長などの活動を併せて行い、まずは市町村議会議員になる。自分の票を確実に集めておくのだ。団体票である。青年会議所も自分たちの代表であるから、自分たちにとって都合の良い市政を行ってもらえるし、そもそも飲み友達になっているので、会社の人間や知り合いも併せて応援する。それらが手堅い団体票となっていくのである。

 

つまりは田舎というのは、一部のまとまった票を持つ強固なグループが強く自分たちのためになるように政策が進められてしまうのだ。そんなんだから、保守的になって、小さくまとまって、気が付いた時には時代に取り残されているという状況になってしまう。


浅井さんは、昔いた労働組合など頼むことができるのだが、それはしなかった。

組織に頼むということは、引き換えにその組織の意向も市政の中に取り込むというのを暗黙に約束するようなものだからである。それでは、自分がやる意味がないという。支援する団体が違うだけで、政治のやり方が一緒では街は変わらないと考えたのである。

浅井さんを支援する人の中には、私が○○市の市議会議員をたった1ヶ月で当選させてやったと豪語する人もいた。つまり団体票を集める術をよく知っているということであろう。その人は、浅井さんのやり方にあきれていた。確かにいくら良い理想と実行力があっても、市長に当選しなければ、ただの絵に描いた餅である。


自民党の支持も受け、団体票も固めてきた相手に向かっていくこととなり、・・・向こうの陣営にしてみれば、勝つべくして勝つという空気感であったろう。


そして、選挙は始まった。出陣式の朝の様子である。

古い一軒家を事務所として借りていた。

 



1週間後、浅井さんは二度目の市長選の挑戦にも破れたのである。

 

私はネット上では善戦した。というより、実は相手の候補は自分が市長選に出るということすら、ホームページ上に出していなかったのだ。ネットに疎いタイプである。

こちらの陣営はホームページどころか、FaceBookも、一般の方の意見も書き込めるブログ型のサイトも用意していた。そのため、選挙当日には「○○市長選挙」と検索すると、トップページの全てを浅井さん関係で支配していたのだ。スマホを使いこなす一般の人は、市長選挙に出掛けようとしてネットで検索したら、浅井さんの名前しか出てこなかったと印象を持ったことだろう。

 

ネットという空中戦では勝ったが、握手や票固めという地上戦に負けたのである。かくの如く、団体票の力は岩盤の如く強固であった。

まだ地方では、それほどネットでの選挙の力は及んでいなかったのだ。

この地方の停滞は続くこととなるのであろう。支援者の中には、新聞社の解説委員もいたが、こんな選挙で負けるなんて、この街は死んでいると捨て台詞をはいて、事務所を後にしていた。

ボランティアで参加した私にもいい勉強になった。地方活性化なんて簡単にいうが、いかに難しいものかを肌で感じることができた。街起こしがドラマで描かれたりするが、都会に住んでいる限り、この重い錆びた鉄の閉塞感は理解できないだろう。

 

浅井さんからはホームページを作るに当たり、ユニークな注文があった。

毎日、どれだけ選挙にお金を使っているか、誰でも分かるように公開できるシステムにして欲しいというのだ。透明性を与える面白いアイデアである。そのため収支が一目で分かるようにした。お弁当代やお茶の葉代レベルまで随時公開していった。彼は、選挙はそれほどお金を掛かなくてもできることを証明してみたかったのだ。

 

一方でその収支を見ていると面白いことが起こった。彼の考えに賛同し、匿名で寄付、献金が多く寄せられるようになったのだ。だから選挙運動の途中から黒字とはいかないまでも、トントンくらいになっていった。

世の中には、負けそうな候補者にも数十万円をポンと出す人もいるものなのだ。

 

ボランティアで参加していた私も得るものはなかったかというと、そうでもなかった。

私はその頃、某ローカル民放局で政治経済討論番組の統括ディレクターをしていた。人脈の広い浅井さんには、出演する議員や学者などの情報、動きなどを教えてもらっていた。情報提供をしてもらっていたので、・・・借りは十分に返してもらったといった具合だ。

 

浅井さんの星回り的に2015年だったら、選挙に勝ったかもしれない。

秋以降に冥王星、木星、木星というミリオネアな幸運の大三角形ができていたわけだから。

 

では、実際の2015年秋に浅井さんはどうなったかというと・・・。

 

不要品回収、資源買取のカフェの事業が急に広がり始めたのである。

同じ形態のカフェをやりたいという申し出がいくつか出てきて、フランチャイズを考えているという。私はそこでも相談されることとなった。

 

カフェをやっていても、浅井さんはトレードマークの白い作業服を着ている。もちろん、汚れの無い清潔なものである。

いつもまったりとしているお店だ。ご高齢の方は新聞を広げている。

私が店に行った時には、もう西日が差し込んでいた。

夕方5時には閉店してしまうがその後も浅井さんと話し込んでいた。

浅井さんの知り合いの中はフランチャイズのしくみに詳しく、薦めてくれる人がいるという。3年間やってきたノウハウを売っていけばいいというのだ。しかし、どうにもフランチャイズという言葉には抵抗があるらしい。フランチャイズというのは、ロイヤリティーという体裁のいいピンハネがある。さすがはお堅い、元労組の偉いさん。

 

一般の家庭からの資源回収業者は、その上に回収したものを納める大手の回収業者がある。その大手の回収業者に対し、発言力を高めるためには、回収量を増やしていくしかない。

発言力を高めたいのは、大手の回収業者に、集めた資源を取りに来てもらう回数を増やしたいからである。不要品回収を郊外で行う場合は広いスペースを確保できるので、不自由はしないが、都市部で行う場合は溜めておくスペースの確保が難しく、頻繁に取りに来てもらわねば困るからである。

 

フライチャイズが嫌ならば、連帯すればいいじゃないですか。

横に仲間を作っていくと。ただし、ノウハウが無いと、回収業には入りにくいだから、誰でも簡単な研修ですぐにマスターできるようにする工夫はあると思いますよ。

 

2015年10月17日に岐阜県の南濃町に2号店がオープンした。
フランチャイズという形態にはしなかった。

資源買取のコンビニを作りたいという、浅井さんの思いがどう形になったかは分からないが、このお店は元々コンビニのお店だったらしい。今、コンビニは飽和状態で、どこのコンビニも経営は四苦八苦である。そんなヘロヘロになっているコンビニ店からの問い合わせが、今、浅井さんのところに結構来ているらしいのだ。

 

辰年夏前に生まれた人たちの、木星、木星、冥王星のミリオネアな幸運の大三角形は2016年の8月ごろまで続く。実際、浅井さんの仲間の資源買取のカフェは愛知県内でもう数店がオープンする計画も進んでいる。

 

浅井さんの店自身、地元に根付いてきたのか、この12月は嬉しい悲鳴を上げているようだ。大掃除の季節はこれまでも、混雑していたが、今年はさらに大繁盛しているらしい。資源回収で、わずかだが現金で買い取るという珍しい取り組みが根付いてきたのだ。

最近、浅井さんが熱心に話していたのは、羽毛布団のリサイクルである。

羽毛のリサイクル工場を見学してきて、布団の羽毛というのは、高品質のダウンジャケットなどとして蘇るそうなのである。新品に劣らないくらいの品質になるそうだ。そういう話をしている浅井さんの目はキラキラしている。それで最近は羽毛布団の回収に力を入れているそうだが、なかなか集まらないそうだ。そりゃ、そうだわな。羽毛布団って温かいものね、なかなか手放せないでしょ。

カフェのお客の数も一日に200人近くなってきている。以前の倍以上だ。

 


人は思い通りにならない時、短期的にはがっかりと落ち込むことがある。

けれども、数年後になって思い返した時、あれはあれで良かったのだと受け入れられるようになっていたりする。

 

運気が良いとか、悪いとかで一喜一憂というのは視野の狭いもので、実は本人の決意とか覚悟みたいなもの方が大切だったりする。

結果が悪いと分かっていても、進みたい方向に進まなければならないこともある。

ただ星占いは、どう悪いのかとか、いつ回復するのかなどを教えてくれるから、助かるのだ。優れた参謀である。

 

一方がダメになっても、別の方面で息を吹き返して、輝いたりする。

生活していると、そんなんばっかりじゃんね。


livedoor プロフィール