7ハウスというと、よく“結婚のハウス”なんて本に書かれていて、あら、私、結婚の部屋に星が一つも無いから、結婚運が無いんだわ、どうしましょ、なんていう人がいる。

7ハウスを単純に結婚と考えるのは、・・・それ、早合点なのよ。

まぁ、結婚も意味するけど・・・どうして、“結婚”というかというと、

よくハウスを見てもらいたんだけど、1ハウスの向かいにあるのが、7ハウス。

1ハウスが“自分”を意味するのに対し、7ハウスは“相手”という意味なのよ。自分と向かい合っているということね。

7ハウスはもともと、相手を征する、制するという意味なのよ。

そうコントロールとか、思い通りに動かすというイメージかな。

相手を征するというと、勝負ごと、剣と剣を交えて、相手をぶさっと斬ってね、うりゃ!って、決着を付けるみたいな。

でも、そんないちいち相手を動かすのに、剣で勝負するような物騒なことはしていられない。

で、どういうことかというと、相手と交渉して、契約するということを意味する。

ハンコを押させるとか、サインをさせるとかね。相手に「うん」と言わせるということだと理解してもらって。

そうやって、相手を征する、制する、コントロールすると。

言ってみれば、“結婚”というのは、契約みたいなものなのよ。


で、7ハウスにある星を見れば、その人がどうやって、相手をコントロールしようとするか、つまり交渉手段が分かったりするのよ。

水星があれば、情報戦や知略、人脈、コミュニケーション、話術をもって、相手に「うん」と言わせようとする。

火星があれば、ストレートに、情熱的に訴えて、押して押して、相手に「うん」と言わせようとする。

金星があれば、甘えたり、おだてたり、プレゼントなんかで、相手に「うん」と言わせようとする。接待ゴルフなんかで仕事の契約を取ろうとする人もこれかしらね。

土星があれば、地道に、時間をかけて、粘って交渉するとかね。(でも、土星が7ハウスだと、交渉そのものが苦手になるかな。)


なるほど、なるほど、と理解してもらったところで、火星と水星など2つ以上の星があるとどうなるかを想像みる・・・それは、いろいろな交渉術を持つことになる。

火星と金星があれば、強く押したかと思えば、急に甘えたりしてね。

さらに水星があれば、人脈を使ったり、話術、知略が優れていたりする。

実際、鑑定して、7ハウスに星の多い人の中には、弁護士だったり、腕利き営業マンだったりすることもよくある。


ここまで話すとなんとなく理解してもらえると思うのだけれど、7ハウスにいい星があると、交渉力がアップしてぇ・・・7ハウスは“結婚運”というより、“結婚力”があるということなのよね。


よくある質問に、恋愛の5ハウスと、結婚の7ハウスでは、どっちが大事ですか? ってね。

どっちが大事って、そもそも、結婚が一番人生で大事とは思わないけど・・・


5ハウスと関係なく、7ハウスを見るということは、恋愛が下手でも、結婚はできるということなのよ。


そりゃ、そうでしょ。

恋愛下手でも、例えば、

“もう私たち、付き合って半年よね。ご両親にももう気に入られているし、友人は皆、私たちが一緒になると思ってるし、会社の総務にももうじき苗字が変わるかもしれないから、なんて伝えてあるしぃ・・・。今週末は2人で住む部屋を見に行く?”

なんて、完全に相手を囲い込んで、追い込んで、決着をつければいいのよ。

相手に「うん」と言わせれば、成立するのよ。

ハンコさえ押させれば・・・結婚って、そういうことでしょ。


やっぱり交渉術を多く持っている人の方が、結婚力は強いわよね。

だから7ハウスに星が多い人は、比較的、結婚できやすいかな。

5ハウスに星が多くて、恋愛上手、遊び上手だったとしても、決定力が無いと、結婚は遠いかもね。

サッカーワールドカップのイメージかしら。


もう一つ、7ハウスは“パートナー”という意味もある。

自分と向かい合う人、対峙する人、ということで、相棒、パートナーね。

だから、パートナーの像とも言われる。


7ハウスの最も強く出てくるところが、ディセンダント(DSC)という線なのよね。陽が沈む西の地平線のこと。そこに星があれば、その人の好きな異性のタイプが分かったりする。


で、7ハウスにある星は、デェセンダントほどではないが、パートナーの像ということなので、

水星ならば、頭のいい人か、おしゃべりな人、好奇心旺盛な人。

金星ならば、かっこいい人、おしゃれな人、アーティスト。

火星ならば、男らしい人、野性的な人、チャレンジャー。

木星ならば、お金持ち、エレガントな人、海外通な人、外国人、優しい人。

土星ならば、真面目な人、堅実な人、硬い人。

天王星ならば、個性的な人、変わった人。

海王星ならば、アーティストか、夢見る夢子、地に足の着いていない人。

冥王星ならば、権力者、圧のある人、カリスマ性のある人。


ちなみに太陽のある人は、パートナーの像がリーダータイプの存在感のある人となる。

月ならば、家庭的な人、癒しのタイプかな。


でも、太陽があるハウスはその人が最も人生の軸足を置くところであるので、パートナー、配偶者に結構奉仕してしまうというか、力を入れてしまうのだな。で、パートナー、配偶者、彼氏なんかが“命”とまでは言わないけど、大切な存在になって、いないと虚しくなってしまう。

月のあるハウスは、その人の心が行ってしまうところで、癒されたり、心配したりして、いつも気がいってしまうことになる。7ハウスに月があれば、夫や彼氏のことをいつも気にする人、考えてしまう人になってしまうかも。

そういうことで、太陽と月が7ハウスにあれば、パートナー、つまり夫や彼氏の存在を必要とする可能性が高いので、結婚していないとかなり淋しい思いをするかな。

そういう意味では、7ハウスに太陽や月があれば、結婚しやすいかな。


ということで、まぁ、7ハウスは、なんとなく、結婚のハウスということかな。