近くの観音様にお参りに行ったら、今年はコロナ禍のため、豆まき行事は無しとポスターに書いてあった。豆まき行事には、観光バスが来るようなお寺で、節分にはテキヤさんも並んで賑やかなのだが、今年は無いのかとややショックを受けていた。屋台に出る味噌の串カツがおいしいんだよねぇ。

で、同じポスターに、“今年の節分は22日”というところが強調されていた。

節分って、23日でしょ、と思うかもしれないけれど・・・若い人は知らないでしょうが、私が子供の頃は、ときどき24日だった頃もあったんですよ。

じゃ、節分って、誰がどうやって、日にちが決めているのかと、疑問が湧く。

で、解説しますと、まず節分は立春の前日ということが定められている。まぁ、言ってみれば、立春を元日と例えるなら、大みそかのような、立春をクリスマスと例えるなら、イブのような・・・。

で、その立春の方が、ある法則による日程で決められているのです。

実は、これ、黄道上の太陽の位置です。春分の日から315度の位置。といっても何だかよくイメージが湧かないでしょ。で、このサイトは星占いのブログなので、ホロスコープ上で説明しましょう。

 

ホロスコープを作成する時に、時間設定をしなかったり、“ハウス無し”を選択すると、たいがい12星座は下のような配置になります。太陽はホロスコープを1年かけて1周します。言ってみれば、太陽を時計の針に見立てれば、1年かけて1周する時計のようなもので、ただし、太陽はホロスコープ上を逆時計回りですけどね。

節分①で、この配置では、いて座とやぎ座の境目が一番上に来るようになっていて、ここに太陽がある時が“冬至”です。北半球では1年で最も昼間が短い日となります。うお座とおひつじ座の境目が“春分の日”となります。ホロスコープ上では、“春分点”とも言いますね。で、この配置の時に、一番下が“夏至”。一番右が“秋分の日”となるわけです。この中で、春分点が12星座のスタートラインとなっているわけです。ですから、よく星座の始まりが22日あたりという中途半端な日にちなのは、春分の日が22日あたりだからなんですね。そこから1ヶ月ずつ、12星座を並べているから。

春分点、夏至、秋分点、冬至は、きれいにホロスコープを4分割するように90度ずつ並んでいます。

 

節分②で、さらに、春分点、夏至、秋分点、冬至のそれぞれの中間位置に太陽が来た日にちを、立夏、立秋、立冬、立春と決めているのです。ちょうどきれいにホロスコープを8等分しています。ということで、ホロスコープ上で言うなら、みずがめ座15度ぴったりに太陽が位置した時が立春と定められているのです。

で、今年は23日が立春になるのです。で、その前日の22日が節分ということなのですね。

ちなみに30年以上、ある意味偶然23日が節分、24日が立春でいれたわけですが、どうにもわずかな時間的な誤差が積もり積もって、とうとう1日繰り上げなければならない時代に入ったということであります。

ちなみにみずがめ座15度ぴったりに太陽が位置するのは、232358分~59分の間です。ここが立春です。あとちょっとで、24日が立春だったのにぃ~。わずか1分少々のことで、ぎりぎり23日を立春にし、前日の22日を節分とすることになったのです。

今年から30年以上もの間は、うるう年の翌年は、22日節分、23日が立春となります。なぜうるう年の翌年かというと、うるう年で2月末に1日多い分、1年が366日になるので、1日上手く巻き戻るというわけです。で、またそこから、わずかな時間的誤差が積もり、うるう年の翌々年には再び23日節分、24日が立春となります。

 

こんな風に暦はできているのですが、ちなみにこのブログを書いている220日は“大寒”。

誰がどう決めたかって?

まぁ、気象庁の人たちが、会議室で、“この辺りが一年でもっとも「おおさむ~」だから、大寒にしよう”と親父ギャグを言いながら決めたのではなく、また啓蟄(けいちつ)は、やはり“この辺りで、カエルが冬眠から覚めて穴から出てくるんじゃね?”なんて言いながら、暦を決めているわけではないのですよ。

節分③大寒は、立春からちょうど300度の位置に太陽が来る日。ホロスコープ上では、みずがめ座0度。

啓蟄は、同じく345度の位置に太陽が来る日。ホロスコープ上では、うお座15度。

同じように大暑は120度の位置に太陽が来る日。ホロスコープ上では、しし座0度。

などなどご覧のように暦は太陽の黄道上の位置できちんと定められているのであります。

本当はホロスコープ15度置きに何らかの暦の名称があるのだけれど、ちょっと全部書くと読みづらくなるので、図は少し省いております。

 

お子さんに、“なぜ今年は節分が22日なの?”と質問されたら、ホロスコープを描いて、説明してあげましょう。